蟹江敬三さんが亡くなった。
ついこの間、ドラマ『下町ボブスレー』で頑固かつ情に厚い親父さんを演じていた蟹江さんを観たばかりなのに。あまりに突然で・・・
蟹江さんといえば、私にとっては鬼平犯科帳での密偵「小房の粂八」それ以上の役はない。
ちょうど録画しておいた2時間スペシャルドラマ鬼平犯科帳『山吹屋お勝』を観て、蟹江敬三さんを偲んだ。
時代劇つながりで。『神谷玄次郎捕物控』
数々の藤沢作品の中で、『彫師伊之助捕物覚え』と並んでの大好きな作品。
原作読んでいるときのどうにも止まらないどきどきハラハラ感。
それでいて早く先を読み進めたい、いやざわざわする感じが何とも胸を締め付けるので、1回この辺で止めときたいと思わせる不思議な作品で。
藤沢さんが生きていらしたらぜひともこの2作品のシリーズを続けていただきたかった、と残念でならない。
それゆえ、作品には思い入れ深し。
ただ単に自堕落な同心が捕り物に置いては凄腕を発揮し、というだけならそれ相応に面白く見ていられるのだが、反面、父親の役目に絡んで母と妹が殺された謎を解こうとしているといったわけありの男のニヒルな面を玄次郎役者がもっと出してくれたらなあと欲張る。
でもでも、セットといい同心の黒紋付羽織に着流し姿といい、江戸はかくあっただろうと満足満足してそちらに力点入れて観ている。
藤沢作品繋がりでこれまた録画で 映画『小川の辺』を観る。
大げさな表情も言動もなく淡々と進んでいくストーリーは好みだが、それにしても藩命で妹の夫を討たなければならなかった心情がもう少しじっくりと描かれれば深みが増すのにと思った。
そしてその妹役明らかなミスキャスト。
武家に生まれた娘であり武士の妻でありの品がどこにもない、興ざめのひと言でばっさり。
それにしても山形のロケ風景の素晴らしさ。
山々だったり小川の辺だったり画面いっぱいの圧倒的な緑が日本の原風景を表していて。
エンドロールの四季折々の写真もアルバムを観ているようで、これだけでもリピートしたくなるほど。
まだある。
『『珈琲屋の人々』
「一杯の珈琲が人生を変えることもある」なんて・・・
これは木村多江さん出ているから観ているが、1話目でうとうとしながらのながら見だから分け分からずの2話視聴。美山加恋ちゃんおっきくなったなあなんて。わけあり同士のつながりがもたらす話をま、わけ分からずともいっかとのんびり観ている。
『サイレント・プア』
深田恭子ちゃん相変わらずかわいいなあと観ている。
かわいいなあだけじゃなく、結構今の社会の抱えている問題点をえぐりだしていて見応えがある。からね。
で、もうひとつ
『THELONGGOOOBYE』
浅野忠信さん、初めて。どれどれ観ようかなと予定している。
そんなわけで、このところ我が家のテレビ大活躍よ。
ま、娘は婿さんに「実家はNHKとSMAPしか観ていません」ってメールしてたみたいだけど。
2,3日前は別の植物で見かけたけれど。
昨夕はセントーレアに羽を休めていたのを確認。
朝出かけるときは気が付かず、帰って来たらじっと止まって。
あれま、君はどうしたのだい?家に帰らなかったのか?
雨の中、そこにお泊りしていたのかい?冷たかったろうに。
我が家に遊びに来てもいいのだけれど、そろそろお帰りになったら?
と、よくよく見れば。
左側の羽が上から折れている。
おいで、と手を出せば来る。来られても困る、困ったね。
これじゃあどこも飛んでいけないや。ずっと来客のまま、今夜も居座るのかしら。
昨日の舞岡公園、カントウタンポポ花盛り。
タンポポはなぜか郷愁を誘う、子供のころの気分に帰る。はああ。
そこへ。
この方たちがやってきて、お楽しみなのかお仕事なのか。せっせせっせと励んでいたのよ。
あれ?君の名は?ひょっとして?・・・かい?
野のタンポポ 道端のシロバナタンポポ
目が覚めて階下に降りてもちゅっぱちゃんの気配がしません。
静かです、物寂しくなるほどです。春の憂い。(大げさか?!)あっ、でも少しほんと。
舞岡公園に憂いうめていただこうと出かけました。久しぶり。
薄曇りの空の下、たらたら歩く。ぶらぶら歩く。
憂いうまったかって?空模様同様微妙。
でもでも、柔らかな緑は心静まります、癒やされます、ものすごく好きです。
薄暗い林を抜けるとヤマブキの鮮やかな黄色い花が道案内。
モミジの丘に向かいます。
そこからばらの丘へ。オオシマザクラが名残りの花を。辺りは花吹雪。
東門を入って耕作体験田んぼのわき道をゆるゆる歩きます。
小谷戸の里は終わりに近づいた枝垂れ桜とこいのぼりが同居。
さらに。さくらなみ池と宮田池の小道へ。
ちょうど園児たちが大きなリュックを背負って遠足。
「スミレだよ」なんてかわいい声。
池ではサギが見張り番。子供たちは静かにそっと見守っているの。
帰りは田んぼのすぐわきの道。
歩く人も少なく静かな春の朝でした。
春を歩く
もっと長たらしく *シラー・カンパニュラータ って名前なのね。
ところが、今は違う名称みたい。もう、知らんわ!の世界。いくら私が偏屈でもシラーはシラーでいいの。
蜜柑の木の下
で、植物図鑑の中に、
おススメ度70%
丈夫で花も美しいのですが、花後にはだらしない葉があるだけの姿になります
とあったからおかしくて、もう笑ってしまった。ほんとその通り。
わがやではほとんど雑草扱いよ。
「こんなところに出なくていいの。そんなにたくさん葉っぱ繁らせなくていいの」
と怒りにまかせて引っこ抜いているわけ。
それでも性懲りもなくあちらこちらから)^o^(出して。いい!っつうの。
その割に日陰や庭の淋しい場所や木の下に「お前、ここに行くか」と結構移植したりして。
勝手なこと。
ま、そこそこ重宝しているわけよ。
なんたって丈夫なんだから。そして青花のシラーが次に控えているのよ。これも増える予感大。
1か月前は、寝る、泣く、飲むの3パターンしかできなかったちゅっぱちゃん。
今回は、寝る、泣く、飲む、ひとり遊びの4パターン行動に成長。いやあ、その変化にびっくりの毎日。
ひとり遊びの間。
あやせば笑う、にっこり笑う、手足振って大喜びまでする。
首を左右に振ってあちこち眺めまわす。
あーだの、ふーだののひとり言。
もちろん、ちゅっぱちゅっぱで音を立てて握りこぶしを吸っている。
長い時で、40分くらいそうやって遊んでいる。
4・11 8時
11時
13時
が、それは突然、何の前触れもなく。
急にアソウ口になったと思った途端、ギャーワアーギャーとそりゃあ天地が引っくり返るかのような声で泣き叫ぶ。
どこにスイッチが入るとそうなるのかと大人3人して首を捻るわけ。
寝ながら手足突っ張るやら振り回すやらして泣き叫んでいるからね。
「たがいてやったら?」
えーっ!私の中のどこにスイッチが入ったのか突然の佐渡弁。
家でもたいてい佐渡弁使っているけれど、「たがく」なんて言葉、まさかのまさかよ。
今までだってそんな場面たくさんあったのにね。
ふつうに「抱っこしたら?」って言ってたのにね。
奥底に眠っていた「たがいてやれ」 あれまあ。
もちろん。
ちゅっぱちゃん、たがいてやると「わたちの願いがかなった」とばかりに泣き止む(時もある)。
先月佐渡に帰った時、叔母の家に行って用足しした後、叔母が、
「あかはどうしてる?」
と聞いてきたときもかなりびっくりしたけれど。
だってね、ふつうは「赤ちゃん」とか「赤ん坊」とか言うでしょ。
それが「あか」だものね。
そういえば「あか」も使っていたな、とかすかに記憶がよみがえってきたわ。
はあああ。我ながらのびっくり×2。
いいお天気です。まったりのんびり・・・
我が家の庭も冬の閑散とした荒地から花咲く豊かな(ほんとか?)庭へと変身しつつあります。
ちょこっと顔を出している方たち紹介。
ワスレナグサ 2種
ファセリナ 昨年の成功に気をよくして今年は3株
セントーレア お気に入りに入るか実験中のミヤマハナシノブ
地面を覆うほどどんどん増えるはずなのに・・・2年目のロベリア
黙っていても、抜いても抜いても増えていく *シラユキゲシと*ラミウム
そして
*ヒトリシズカもう見られません
居間から庭を眺めていた夫が、
「花って青いのが多いな」
と言うから、
「そりゃあ私が好きだからよ」
と言うと、
「スミレだってツユクサだってその辺に咲いてても青いぞ」
と反論してきた。ったく。
我が家にも自慢の白と黄色の花があるのです。
行儀が悪くて暴れるのでなかなか始末に負えないのですが、私のどんな狼藉にも耐えて早春から楽しませてくれるのですから、仇やおろそかにはできません。はい。
まずは紹介。
白はなんといっても*利休梅。
2階からの眺め 道路からの眺め 下の緑は黄色のモッコウバラ
透き通ったような白が魅力的。
利休梅の根元にはシロヤマブキ。これから次々と咲き始めます。
さらにコンクリート壁に枝垂れて*雲南黄梅 の黄色い花
今年はなぜか*花海棠がひとつも咲かなくて泣きましたが、白い花黄色い花が楽しませてくれています。
そして、次には*ジューンベリーが蕾を膨らませて控えていますからね。