おはようございます。昨晩のパシュート女子チームの金メダルにまだ興奮さめやらず。
さて、2月7日に訪ねた都美の”ブリューゲル展/画家一族150年の系譜”について。そろそろ記事にしておかねば、ますます忘却の彼方に(汗)。ピーテル・ブリューゲル1世を祖として子、孫、ひ孫までの一族が画業を継いだ。まるで、我が国でいえば、狩野一族みたい。西美の常設展でブリューゲル一族の作品を見ることはあったが、こんなにたくさん一度に見たのはもちろんはじめて。
まず、ブリューゲル一族の家系から。ピーテル一世から子、孫、ひ孫まで9名(ちらしより)
そして、それぞれの出展作。
ピーテル一世
ピーテル二世
ヤン・ブリューゲル
ヤン・ブリューゲル二世
アブラハム・ブリューゲル
ヤン・ファン・ケッセル一世
ピーター・ブリューゲルというと、農民たちの生活を画題としたものや雪景色などの風景画を思い出すが、長男のピーテル2世は、父の作品を忠実に模倣して、世間に広めた。一方、次男のヤン1世は、父の自然観察を継承しながらも、また、花のブリューゲルとも呼ばれ、多くの傑作を残した。さらに、孫世代、ひ孫世代へと画風はいろいろな形で引き継がれていく。
本展は、ブリューゲル一族9人のそろい踏み、約100点もの展示となる。そのほとんどが、プライベートコレクションで日本初公開とのことだ。そして、うれしいことに、第6章/静物画の興隆と第7章/農民たちの踊りが期間限定で写真撮影可能だった。ここだけでも、本展の雰囲気を十分、伝えられと思う。それでは、第6章から入ってみましょう。
ヤン・ブリューゲル一世と二世 机上の花瓶に入ったチューリップと薔薇
ヤン・ブリューゲル2世フランス・フランケン2世 彫刻と鍍金の施された花瓶に入った花束
アブラハム ブリューゲル 果物と東洋風の鳥
アブラハム・ブリューゲル 果物の静物がある風景
ヤン・ファン・ケッセル一世 蝶、カマキリ、コウモリの習作
そして、7章の農民たちの踊りへ。
ピーテル・ブリューゲル一世 春(下絵)
ピーテル・ブリューゲル二世 聖霊降臨祭の花嫁
ピーテル・ブリューゲル2世 野外での婚礼の踊り
マールテン・ファン・クレーフェ 農民の婚礼6点連作
ピーター・ブリューゲル二世 バグパイプ奏者と旅人のいる風景
ピーター・ブリューゲル二世 七つの慈悲の行い
とても楽しい展覧会でした。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!