Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

イタリア料理教室《手打ちパスタ編・6月》

2013-06-20 23:40:48 | イタリア料理
今日はイタリア料理教室の日でした。仕事をしながらでは毎週だと負担になって
しいまいますが、今はまだ隔週なので、毎回楽しく通っています

やはりお教室が自宅から近いというのが一番良いポイントですね。ほかのお稽古
ごとはお稽古場に着くまでに30分以上かかるので…こちらのお教室は自宅から
で7分程度で着くので、夜のレッスンでも気軽に通うことができます

初回は基本のイタリアンを、2回目にはシチリア料理を教えていただきましたが、
今回はちょっとレベルの高い、手打ちパスタのコースを受講します


今日もまずはレシピを見ながらお料理の説明を受けました。夏らしく彩り豊かな
メニューを揃えてくださったようで、出来上がりが楽しみです


手打ちパスタのコースなので、まずはパスタ生地を捏ねるところから始めます。
今日は生地にトマトペーストを練りこみオレンジ色の綺麗なパスタを作ります。
強力粉・卵・トマトペースト・オリーブオイルを混ぜ合わせ、しっかりまとまる
ように捏ねてから、丸めてラップをして冷蔵庫でしばらく寝かせます

パスタ生地を寝かせている間に、プリモのパスタソースを作ります。パスタは
「Tagliatelle di pomodoro al ragu bianco」。パスタがオレンジ色なので、
その色に映えるよう、トマトを使わないソース作りです。




玉葱・セロリ・人参をプロセッサーで粗めのみじん切りにして、フライパンで
炒めます。別のフライパンで挽き肉の表面に焼き色を付けて、焼き色が付いたら
全体をほぐして火を通し、野菜と混ぜます。


フライパンに白ワインを入れてアルコールを飛ばしてから、野菜やお肉と一緒に
お鍋に入れて、水・ローズマリー・タイムを加えて1時間弱煮込みます。最後に
塩コショウで味を調えたら、ソースの出来上がりです


ソースを煮込む間に前菜の「Insalata di roso con zafferano」を作ります。お米
を使ったサラダなのですが、日本ではあまり馴染みがないですよね。イタリアで
初めて食べたのですが、とても美味しくて気に入っている一品です

夏の食欲がない時期などに、バランスよく栄養を取れる万能メニューだそうで、
今日は玉葱・パプリカ・いんげん・オリーブ・ハム・チーズなどを使って彩りの
綺麗な夏らしい前菜に仕上げます。

サフランを使ってお米を黄色くするのですが、それが夏らしくてとっても綺麗。
イタリアでも白いお米のまま使うのが主流だそうですが、見た目が綺麗だと食欲
も湧いてきますよね



玉葱はみじん切りに、それ以外の材料を角切りにしておきます。鍋にサフランと
お水を入れて沸騰させると、お水がとても綺麗な黄色に変わります。そこに塩と
お米を入れて10分強茹でたら、お米をザルにあげて冷蔵庫で冷やします。

お米は、イタリアだとサラダ用のお米が売っているのですが、日本では手に入り
づらいので、無ければ普通の家庭で使うお米で良いそうです。その場合には茹で
加減で粘り気が出ないように注意することが必要だとか


お米が冷えたら、角切りにしたお野菜などと混ぜて、ワインビネガーとオリーブ
オイルで味を調えます。出来上がったらセルクルを使って器に盛り付けて完成


次はメインであるセコンドを作ります。セコンドは「Fracassea di pollo」です。
最後に卵黄で仕上げるのが特徴のお料理で、今日は添えにマッシュルームを使い
ますが、春ならグリーンピースなど季節のお野菜を使っても良いそうですよ

一口大にした鶏もも肉に塩コショウをしてから小麦粉をまぶし、マッシュルーム
も食べやすい大きさにカット。玉葱・パセリ・タイムをみじん切りにします。



鶏肉を皮目からフライパンに入れて焼いて、両面が焼けたら取り出します。出た
油をいったん捨ててからバターを入れ、玉葱とマッシュルームを炒めます。


そのフライパンに鶏肉を戻し、白ワインを加えアルコールを飛ばしてから、水を
加えてアルミホイルで落し蓋をし、20分ほど煮込みます。


煮込んでいる間に、手打ちパスタの仕上げをします。こちらのパスタマシーンを
使って、先ほど捏ねた生地を伸ばしていきます。手動なので大量生産には向いて
いないのですが、調節がしやすくとても使いやすそうで、このマシーンが欲しく
なってしまいました。これ1台で色々な種類のパスタが出来るそうです


手で2cmほどの厚さに伸ばした生地をパスタマシーンに通していきます。目盛を
調節する事で少しずつ薄くしていけるので、毎回目盛を変えながら薄くしていき
途中で折りたたんだりしながら、打ち粉をしつつちょうど良い幅に仕上げます。



薄くなったらカット用刃を装着し、今度はそこに通していきます。すると面白い
ようにするするとカットされた生地が出てきて、私は大興奮してしまいました


最後にデュラムセモリナ粉を振って、生パスタの完成です。初めて作る手打ちの
パスタ、とっても綺麗な仕上がりに感動しました


このパスタを塩水で2分ほど茹でたら、煮込んでいたパスタソースと一緒に絡め、
仕上げにパルミジャーノチーズを入れて乳化させたら完成です


そして最後は、セコンドの鶏肉を仕上げます。卵黄に刻んだハーブ類を混ぜて
レモン汁を加えたら、煮込んでいた鶏肉のフライパンに入れてよく絡ませます。
この時は卵黄が固まらないように火を止めて余熱で。よく絡んだら完成。

早速それぞれをお皿に盛り付けて、試食タイムに移ります


前菜の黄色いお米のサラダ。今回は日本米で作ったので多少の粘り気がありまし
たが、イタリアのサラダ用のお米で作るとサラサラとした仕上がりになります。
ビネガーの酸味と野菜の甘みで、パクパク食べられる冷たくて美味しい一品


パスタは白いラグーソースのトマト入りタリアテッレ。タリアテッレとは、今日
作ったきしめんのように平たいパスタのことです。とてもシンプルな味のラグー
ソースがよく絡み、生パスタのモチモチ感があって、見た目も綺麗なパスタ


メインはチキンのフリカッセーア。じっくり煮込んだ鶏はとても柔らかくなって
いて、卵黄とレモン汁の合わさったソースはコクがあるのに軽めで、と~っても
美味しい一皿でした。チキンのレパートリーが増えて嬉しいです。このソースで
パスタを作っても美味しそうなので、夏のうちに挑戦してみたいです。

今日のお料理は前菜~セコンドまでどれも彩り豊かでとても綺麗なものばかり。
夏の午後の日差しによく映えそうな、元気の出る色合いでした


食後には色々なお話をしながらティータイムを楽しみました。秋に先生と一緒に
シチリア巡りをする企画があるそうで、先生が修行をしていたシチリアの二つ星
レストランのシェフに教えてもらう料理教室や、シチリア島巡りが盛り込まれて
いるそうです。出産がなければ是非行きたいところでしたが、残念…

数年して子供が飛行機に乗れるようになったら、またイタリアへ行きたいです


今日作ったお料理も、夫に試食してもらおうと思って全品お持ち帰りしました。
いつもは持ち帰りのパックのまま出していたので、少し反省して、お皿に盛って
用意してみました

今日のお料理もとても喜んで食べてくれて良かったです。また近々復習もかねて
二人で作ってみようと思います

今日で手打ちパスタの魅力にハマってしまって「パスタマシーンが欲しい」と
言ってみたら「じゃあ買おうか~」と夫が言ってくれたので、我が家にも近い
うちにパスタマシーンが導入されることになりそうです

パスタは成形したあとに冷凍ができるので、時間のある時にたくさん作って冷凍
しておけば、いつでも生パスタが楽しめますね。パンやケーキだけでなく粉物は
出来る限り手作りしていきたいです