今日から3泊4日、京都&伊勢志摩旅行の始まりです。前半となる京都一日目は、
京都の滞在よりも移動が中心となりましたが、時間に余裕を持った行動が出来た
ので、体への負担がとても軽く済んだと思います
朝はゆっくりめに起きてお化粧や朝食を済ませて、10時近くになってから自宅を
出発しました。いつもは東京駅から新幹線に乗っていましたが、最寄り駅からの
利便性を考えて、今後は品川から乗ることにしました
品川からのぞみに乗って、一路京都を目指します。いつもなら朝の出発が早い
ので車内で眠ってしまうのですが、今朝はゆっくり眠れたので、車内では本を
読んだり昼食をとったりして過ごしました
いつも旅行の朝はおにぎりを持って行くことにしています。どこかで買っても
良いのですが、やはり旅の始まりは手作りのもののほうが旅情が増すというか、
テンションが上がるというか(笑)今日は炊き込みご飯のおにぎりと唐揚げと
甘い卵焼きです。夫の朝食にも同じものを用意しました
車内で読んでいたのは、武澤秀一著「伊勢神宮の謎を解く」です。お伊勢参りに
行く前に伊勢神宮の成り立ちを知っておこうと思って手にした本です。もともと
日本の神々の系譜などには興味があったのですが、この本では大和王権が作り
出した現代の神について様々に検証されていて、興味深い内容でした
京都についてからは祇園に移動し宿泊するホテルへチェックインをすませます。
今回全ての荷物はホテルに向けて送っていたので、荷物を受け取って、ひと休み
してから浴衣に着替えました。三味線も無事届いていてひと安心です
夕方からの下浚い(リハーサル)では服装が指定されていて、女性は夏の着物か
流派の浴衣着用となっていましたので、私は流派の浴衣で参加することに
こちらの浴衣は去年の夏に、流派の浴衣浚いに出演したときに誂えたものです。
伝統芸能の流派の浴衣は、いかにもという柄のものが多いのですが、こちらは
普段に着ても違和感がない柄なので気に入っています
同じ柄で紺と青の2色があって迷ったのですが、私の肌には青地が似合うと言って
くれた方がいたのでそちらにしましたが、結果大正解でした
浴衣は明るい青地に、芝草と流派の紋である花菱が白で染め抜かれたものです。
帯は桃色地の紗献上の名古屋帯。くすみのない綺麗な色合いがお気に入りです。
帯揚げはオフホワイトの絽地に、赤で大きめの桔梗が絞りで表現された輪出し。
帯締めは白地に赤いポイント柄の入った夏用の組紐。
着替えを済ませて三味線を持って、徒歩で四条通へ向かいます。ハードケースに
入れてあるので三味線は重いのですが、ホテルから四条通まで徒歩数分なので、
近場のホテルにして本当によかったです
下浚いは5時からなので、それまでの時間でお買い物をしようと思っていました。
まずは四条通を下って、「よーじや」さんでお買い物。春の京都旅行では口紅を
購入したので、今回は、いつも使っているフェイスパウダーの詰め替え用を購入
しました。薄づきですが夕方までしっかり持ってくれるので、お気に入りです
そして四条通を少し上がり、「幾岡屋」さんへ。こちらでは簪を2種類購入しま
した。紫陽花の簪はひとつ持っているのですが、それよりも可愛らしい色使いの
ものが新しく出たので、つい手にとってしまいました
もう一つはお正月用の簪。こちらは糸巻き、松、梅がバラで販売されていたもの
なのですが、お店の方にお願いして、組み合わせてお正月用の豆簪として作って
頂きましたので、これ一つしか存在しない、私だけの組み合わせです
四条通から少しはずれて、「祇園屋」さんへ。こちらは、芸舞妓さんがお化粧に
使う道具類をそろえているお店ですが、私は和装の時のヘアセットで使っている
鬢つけ油を購入しました。今使っているものは少し固めなので、柔らかいものが
欲しかったのです。これでヘアセットも少しラクになるかな
他のものも色々見ていたら欲しくなってしまったのですが、とっても可愛らしい
貝に入れられた紅が売っていたので購入しました。貝の中に京紅が塗ってあり、
これを紅筆でとって唇に塗ります。お土産にも良さそうですね
最後に四条通へ戻って、「井澤屋」さんへ。井澤屋さんでは、夏用の帯揚げと帯
締めを購入しました。夏の輪出しは赤い絞りのものしかもっていなかったので、
白地に濃い目のピンク色の絞りを選びました。帯締めはいつも気に入って使って
いるものの色違いで、帯揚げに合わせて白地にピンクを。
お買い物がすべて終わったところで、井澤屋さんの斜向かいにある南座へ移動。
明日の本番ではこんな伝統ある舞台に立てるだなんて、まるで夢のようですね
すでに明日の看板が掛けられていて、いよいよなんだという実感が湧きます。
私が出演する「元禄花見踊」は200名による合奏で人数が多いので、普段はロビー
として使われている場所が出演者用の楽屋になっていました。1時間半前には楽屋
に入り、下浚いまで練習をして待っていました。
下浚いは舞台にあがって本番さながらに行われました。南座の舞台上から客席を
眺めるなんて、もう二度とない機会なので、とても貴重な経験でした。
自分がタテ(主役)で弾くときとは全く勝手が違い、初めての合奏という事で、
他の方々の音に惑わされないようにするのが大変でした。何事もやってみないと
わからないことが多いものですね
下浚いが終わってから、同門のお弟子さんと、流派の浴衣会などでお知り合いに
なった別のお師匠さん門下のお名取さん方数名と、お夕飯をご一緒させて頂く
ことになりました
明日の舞台もあるので軽めに済ませようということで、南座からほど近い場所に
ある芸舞妓さん御用達のお店「おかる」へ。こちらはうどん屋さんなのですが、
芸舞妓さんがお座敷のあとに寄ったり、置屋へ出前をお願いしたりしています。
芸舞妓さん御用達とあって、店内には芸舞妓さんの団扇が飾られていました。
80年以上前に祇園の芸妓さんが開いた甘味処が始まりなのだとか
こちらが「おかる」名物肉カレーうどん。辛さに弱い私にとっては結構辛さが
あったのですが、カレーを割ったお出汁がとても美味しくて、コシの無い柔らか
な京うどんと良く合っていて美味しかったです
この肉カレーうどんは、祇園の芸舞妓さんのお声を取り入れて作られた一品で、
一度食べてみたいと思っていたので、念願が叶って大満足です
食後に何か甘いものでも、ということになり、四条通の「都路里」さんへ移動。
こちらの店舗はいつも観光客で列ができていますが、夜に行ったせいか待たずに
入ることができました。入口の脇にある茶筅の壁飾りがとても面白いです。
私は祇園店期間限定の「おりひめ」というパフェを頂きました。抹茶のかき氷・
苺クリーム・塩アイス・抹茶アイス・バニラアイス等を組み合わせたもので、
ボリューム満点で美味しかったです
今日は普段着物や浴衣姿でご一緒した皆様ですが、私以外はお名取さんなので、
明日は皆様黒紋付の正装で舞台に立たれます。芸妓さん風に結った髪に黒紋付の
姿はかっこいいでしょうね
明日は朝早くから起きて身支度をするので、食事のあとは早めにホテルに戻って
お風呂に入ったり明日の着物の準備をしたりと過ごしました。
明日はいよいよ本番。頑張ります
京都の滞在よりも移動が中心となりましたが、時間に余裕を持った行動が出来た
ので、体への負担がとても軽く済んだと思います
朝はゆっくりめに起きてお化粧や朝食を済ませて、10時近くになってから自宅を
出発しました。いつもは東京駅から新幹線に乗っていましたが、最寄り駅からの
利便性を考えて、今後は品川から乗ることにしました
品川からのぞみに乗って、一路京都を目指します。いつもなら朝の出発が早い
ので車内で眠ってしまうのですが、今朝はゆっくり眠れたので、車内では本を
読んだり昼食をとったりして過ごしました
いつも旅行の朝はおにぎりを持って行くことにしています。どこかで買っても
良いのですが、やはり旅の始まりは手作りのもののほうが旅情が増すというか、
テンションが上がるというか(笑)今日は炊き込みご飯のおにぎりと唐揚げと
甘い卵焼きです。夫の朝食にも同じものを用意しました
車内で読んでいたのは、武澤秀一著「伊勢神宮の謎を解く」です。お伊勢参りに
行く前に伊勢神宮の成り立ちを知っておこうと思って手にした本です。もともと
日本の神々の系譜などには興味があったのですが、この本では大和王権が作り
出した現代の神について様々に検証されていて、興味深い内容でした
京都についてからは祇園に移動し宿泊するホテルへチェックインをすませます。
今回全ての荷物はホテルに向けて送っていたので、荷物を受け取って、ひと休み
してから浴衣に着替えました。三味線も無事届いていてひと安心です
夕方からの下浚い(リハーサル)では服装が指定されていて、女性は夏の着物か
流派の浴衣着用となっていましたので、私は流派の浴衣で参加することに
こちらの浴衣は去年の夏に、流派の浴衣浚いに出演したときに誂えたものです。
伝統芸能の流派の浴衣は、いかにもという柄のものが多いのですが、こちらは
普段に着ても違和感がない柄なので気に入っています
同じ柄で紺と青の2色があって迷ったのですが、私の肌には青地が似合うと言って
くれた方がいたのでそちらにしましたが、結果大正解でした
浴衣は明るい青地に、芝草と流派の紋である花菱が白で染め抜かれたものです。
帯は桃色地の紗献上の名古屋帯。くすみのない綺麗な色合いがお気に入りです。
帯揚げはオフホワイトの絽地に、赤で大きめの桔梗が絞りで表現された輪出し。
帯締めは白地に赤いポイント柄の入った夏用の組紐。
着替えを済ませて三味線を持って、徒歩で四条通へ向かいます。ハードケースに
入れてあるので三味線は重いのですが、ホテルから四条通まで徒歩数分なので、
近場のホテルにして本当によかったです
下浚いは5時からなので、それまでの時間でお買い物をしようと思っていました。
まずは四条通を下って、「よーじや」さんでお買い物。春の京都旅行では口紅を
購入したので、今回は、いつも使っているフェイスパウダーの詰め替え用を購入
しました。薄づきですが夕方までしっかり持ってくれるので、お気に入りです
そして四条通を少し上がり、「幾岡屋」さんへ。こちらでは簪を2種類購入しま
した。紫陽花の簪はひとつ持っているのですが、それよりも可愛らしい色使いの
ものが新しく出たので、つい手にとってしまいました
もう一つはお正月用の簪。こちらは糸巻き、松、梅がバラで販売されていたもの
なのですが、お店の方にお願いして、組み合わせてお正月用の豆簪として作って
頂きましたので、これ一つしか存在しない、私だけの組み合わせです
四条通から少しはずれて、「祇園屋」さんへ。こちらは、芸舞妓さんがお化粧に
使う道具類をそろえているお店ですが、私は和装の時のヘアセットで使っている
鬢つけ油を購入しました。今使っているものは少し固めなので、柔らかいものが
欲しかったのです。これでヘアセットも少しラクになるかな
他のものも色々見ていたら欲しくなってしまったのですが、とっても可愛らしい
貝に入れられた紅が売っていたので購入しました。貝の中に京紅が塗ってあり、
これを紅筆でとって唇に塗ります。お土産にも良さそうですね
最後に四条通へ戻って、「井澤屋」さんへ。井澤屋さんでは、夏用の帯揚げと帯
締めを購入しました。夏の輪出しは赤い絞りのものしかもっていなかったので、
白地に濃い目のピンク色の絞りを選びました。帯締めはいつも気に入って使って
いるものの色違いで、帯揚げに合わせて白地にピンクを。
お買い物がすべて終わったところで、井澤屋さんの斜向かいにある南座へ移動。
明日の本番ではこんな伝統ある舞台に立てるだなんて、まるで夢のようですね
すでに明日の看板が掛けられていて、いよいよなんだという実感が湧きます。
私が出演する「元禄花見踊」は200名による合奏で人数が多いので、普段はロビー
として使われている場所が出演者用の楽屋になっていました。1時間半前には楽屋
に入り、下浚いまで練習をして待っていました。
下浚いは舞台にあがって本番さながらに行われました。南座の舞台上から客席を
眺めるなんて、もう二度とない機会なので、とても貴重な経験でした。
自分がタテ(主役)で弾くときとは全く勝手が違い、初めての合奏という事で、
他の方々の音に惑わされないようにするのが大変でした。何事もやってみないと
わからないことが多いものですね
下浚いが終わってから、同門のお弟子さんと、流派の浴衣会などでお知り合いに
なった別のお師匠さん門下のお名取さん方数名と、お夕飯をご一緒させて頂く
ことになりました
明日の舞台もあるので軽めに済ませようということで、南座からほど近い場所に
ある芸舞妓さん御用達のお店「おかる」へ。こちらはうどん屋さんなのですが、
芸舞妓さんがお座敷のあとに寄ったり、置屋へ出前をお願いしたりしています。
芸舞妓さん御用達とあって、店内には芸舞妓さんの団扇が飾られていました。
80年以上前に祇園の芸妓さんが開いた甘味処が始まりなのだとか
こちらが「おかる」名物肉カレーうどん。辛さに弱い私にとっては結構辛さが
あったのですが、カレーを割ったお出汁がとても美味しくて、コシの無い柔らか
な京うどんと良く合っていて美味しかったです
この肉カレーうどんは、祇園の芸舞妓さんのお声を取り入れて作られた一品で、
一度食べてみたいと思っていたので、念願が叶って大満足です
食後に何か甘いものでも、ということになり、四条通の「都路里」さんへ移動。
こちらの店舗はいつも観光客で列ができていますが、夜に行ったせいか待たずに
入ることができました。入口の脇にある茶筅の壁飾りがとても面白いです。
私は祇園店期間限定の「おりひめ」というパフェを頂きました。抹茶のかき氷・
苺クリーム・塩アイス・抹茶アイス・バニラアイス等を組み合わせたもので、
ボリューム満点で美味しかったです
今日は普段着物や浴衣姿でご一緒した皆様ですが、私以外はお名取さんなので、
明日は皆様黒紋付の正装で舞台に立たれます。芸妓さん風に結った髪に黒紋付の
姿はかっこいいでしょうね
明日は朝早くから起きて身支度をするので、食事のあとは早めにホテルに戻って
お風呂に入ったり明日の着物の準備をしたりと過ごしました。
明日はいよいよ本番。頑張ります