Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

先日、「美しいキモノ」と「きものサロン」が発売されました

2013-08-23 23:22:23 | 日記
数日前ではありますが、私の3ヶ月に一度の楽しみの着物雑誌が発売されました。
「美しいキモノ」と「きものサロン」です。きものサロンは年2回の発刊になって
しまったため、2誌揃って発売される時期はとても嬉しいです


「美しいキモノ」の表紙は、岩下志麻さん。最近では比較的若い方が表紙を飾る
ことが多かったので、なんだか新鮮な気分でした。さすがは女優さん、華やかで
明るい色合いの訪問着をお召しですが、ご本人のオーラでしっかり着こなして
いらっしゃいました。とても良くお似合いです

春に新歌舞伎座が開場したことで、今回は歌舞伎観劇にふさわしい装いの特集が
組まれていました。役者さんやその日の演目にちなんだ柄のお着物で観劇をする
というのはとても粋で、役者さんにとっても嬉しいことだと思います


しばらく訪問着や華やかな小紋を購入し続けてきたので、最近では付下げに注目
している私ですが、その特集のなかで素敵な付下げを見つけました。濃い地色に
すっきりとした色使いで合わせ貝が描かれているものです。

地色はこっくりとした京紫に、これよりはもう少し数を減らした合わせ貝と波を
組み合わせたすっきりした付下げだったら、もっと素敵だなぁと思います


和の伝統芸能を観劇する際の特集では、こちらの明るめの黄緑地に、華文が描か
れている付下げが目を引きました。華文はあまり好きな図案ではないのですが、
こうした綺麗な色にすっきりとした柄の付下げは、印象に残りづらくて帯次第で
使いまわしがきくような気がします


京都・花街の芸舞妓さんを特集しているコーナーでは、お茶屋の「つる居」から
新しい舞妓さんが店出しをした時の写真が掲載されていました。数年前にお会い
したときにはご自身が出たての舞妓さんだった紗矢佳さんが、こうして何人もの
妹を持つことになるなんて、月日の経つのは早いものです

新しく店出しした舞妓さんは「紗千穂」さん。丸顔の可愛らしい舞妓さんです。
目鼻立ちが整っているので、数年後お顔が少しすっきりしてくるころにはとても
美人な舞妓さんになっているでしょうね


店出しの約一ヶ月前から始まる見習いさん期間(おねえさんたちについて一緒に
お座敷を回る期間)には、「半だら」と呼ばれる格好になります。一見は普通の
舞妓さんのような姿ですが、振袖の袂もだらりの帯も舞妓さんよりは短くなって
いるので、ひと目で見習いさんだとわかる姿です

こちらの紫地の御所解柄の振袖がとても可愛かったです。柄に使われている色が
若々しくはっきりとした色合いなので、10代ならではの可愛さが引き立つような
装いですね

私も娘の七歳のお祝いにはこういった柄の小紋を振袖に仕立ててあげたいな~と
思っているので、今のうちから「千總」さんにお願いをして反物を探してもらう
つもりでいます


「美しいキモノ」は今年で創刊60周年を迎えたということで、記念製作の着物や
帯の特集が組まれていました。

そのなかで一番気になったのはこちらの「おか善」さん製作の華やかな訪問着。
明るい鶸色に大きめにアレンジされた御所解き柄が描かれていて、柄の大きさや
色使いがなんとなく現代的な雰囲気も感じる素敵な着物です

綺麗な地色の着物に古典柄、そして唐織の袋帯という組み合わせは、まさに私の
好みにぴったりでした。おか善さんは芸舞妓さんの衣装も手掛けられているお店
ですので、私はやはりそういった系統の着物に目が行くのですね


七五三の特集ページでは可愛らしいお嬢さんたちが振袖姿を披露していて、私も
数年後の七五三に向けて、イメージを膨らませていました。お宮参りから三歳の
お祝いまでは既に衣装が手元にあるので(私が着た着物を譲る予定でいます)、
気合が入るのはやはり七歳ですね

三歳のお祝いも髪飾りや小物は可愛い物を買ってあげたいと思っています。私が
三歳の時には髪が多かったので日本髪を結えたそうですが、夫も髪が多いので、
おそらく娘も三歳になる頃には日本髪を結えることでしょうね。髪の量を見て、
祇園の幾岡屋さんあたりに簪をお願いしたいと思います


「きものサロン」の表紙は壇れいさん。美しくて可愛らしく清楚でおちゃめで、
大好きな女優さんです。こんな40代を目指したいですよね


掲載されていた中で気になったのは、女優・羽田美智子さんがお召しのこちらの
訪問着です。かなり若々しい色使いなのですが、女優さんならではの美しさで、
しっかりと着こなしていらっしゃいます

こういう可愛らしいピンクの礼装は持っていないので、こうした地色の付下げを
作ってもらうのも良いかなと思います。


女優・藤村志保さんがお召しになっていたこちらの訪問着もとても素敵でした。
青紫系の地色で裾濃になっていて、そこに扇面や献上花が描かれた華やかなもの
でしたが、色使いのバランスがとても良くてお似合いでした

私は裾ぼかしの着物はあまり好きではなかったのですが、同系色の裾濃なら良い
かもしれません。ひとつ勉強になりました。


注目している付下げでは、こちらの方がお召しのすっきりとした小付けの着物が
気になりました。淡い地色に淡い色使いで、ほんの少し柄が描かれているだけの
着物ですが、だからこそ控えめで使いやすそうです


今度公庄工房様にお願いしようと考えている付下げに一番イメージが近いのは、
こちらの着物でしょうか。淡い地色に優しい色使いで破れ七宝が表現されている
もので、これなら子供の行事にもお茶会にも向きそうですね


付下げは何枚かを続けて作ってもらうつもりでいますので、2枚目にはこのような
すっきりしながらも少し華やかなものも良いかもしれません。こうして吉祥柄の
付下げを何枚か作ったら、贅沢に季節の花だけをあしらった付下げの製作に入り
たいなぁと思います。いったいいつになることやら...

こうしてゆっくり寛ぎながら着物雑誌を見ている時間はとても幸せです。出産を
してからしばらくは着る機会が以前より少なくなってしまいますが、出来るだけ
早く毎週のように着られるようになりたいものです