Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

イタリア料理教室《クイックレッスン編・8月》

2013-08-29 23:59:24 | イタリア料理
一昨日に引き続き、今日もイタリア料理の教室へ行ってきました。週に2回も通う
ことができるなんて、やはり自宅から近いお教室というのはとても便利ですね


今日は初めて受講するクイックレッスンのコースでした。いつものレッスンでは
アンティパスト(前菜)・プリモ(パスタ)・セコンド(メイン)からなる3つの
メニューを教えて頂きますが、こちらのクイックレッスンでは2品になり、パスタ
以外の1品はメインであったり前菜的なものであったりと、月によって異なります

基本的には、1時間以内で調理・試食を終えられる忙しい人向けのコースになって
いますので、メニューの内容も、あまり手のかかるものは出てきません。忙しい
平日の夜もちょっと素敵なイタリアンを食べたいという人にぴったりのレッスン
だと思います

いつもどおり一通りの手順の説明を受けてから、調理スタート。


まずはパスタの準備から始めます。パスタは「Capellini alla puttanesca freddi」。
プッタネスカといえば以前に習ったことがあり、自宅でも何度も作っているもの
ですが、今回はその冷製ソース版

イタリアには冷製パスタは存在しないはずなのですが、この冷たいプッタネスカ
ソースはあるらしいのです。というのもこのソースはパスタに限らずお肉やお魚
料理に合わせても美味しいので、夏のメイン料理に使うソースになっているのだ
とか。例外としてナポリ地方ではショートパスタにこのソースをあわせることは
あるそうです


温かいプッタネスカはトマト缶を使いましたが、冷製ソースはよりフレッシュな
感じを出すためプチトマトを使います。イタリアではチェリートマトを使うそう
なのですが、自宅では大きめのミニトマトで代用するのが良さそうです

ミニトマトは1/6にカットして、塩を一振りしておきます。しばらくしてトマトの
皮が柔らかくなったら粗いみじん切りにしたオリーブ・ケッパー・アンチョビ、
そしてみじん切りにしたニンニクを合わせてから、トマトの種を外して少しだけ
潰すように水気を出していきます。塩コショウとオリーブオイルで味を整えたら
ソースの完成です

もしも彩りを添えたい場合には、みじん切りにしたイタリアンパセリを混ぜても
良いそうですよ



次はメインの準備に入ります。メインは「Pollo al limone」。夏らしく、レモンを
使った鶏肉料理です。鳥もも肉に塩コショウをし、皮側に小麦粉をまぶします。


フライパンにオリーブオイルをたっぷり入れ、丸ごとのニンニクを入れて弱火で
じっくりと加熱しオイルにニンニクの香りを移していきます。しっかりと香りが
出たら皮目を下にして鶏肉を入れ、弱火のままでじっくりソテーします。

このお料理では皮をパリッとさせつつお肉は柔らかく仕上げたいので、強い火は
避けて弱火でじっくりと皮を揚げ焼きの状態にしつつ、皮がきつね色になったら
裏返します。


裏返したらすぐに白ワインを入れてアルコールを飛ばして、水を少し加えてから
2分程度焼きます。こうすることでお肉側がフライパンに触れる時間を少なくして
お肉が硬くなるのを防ぎます


お肉側にも火が通ったところで、火を止めて仕上げにレモンを絞って、焼き汁を
乳化させてソースにします。これでメイン料理の完成です


茹でたカッペリーニを氷水に入れて引き締め、しっかり冷やしたらザルを使って
水気をギュッと絞ります。


作っておいたパスタソースと冷えたカッペリーニを混ぜて、最後に塩コショウで
味を調えたらパスタも完成となります

ここまでで調理時間は30分ほど。とても早くてびっくりしました。これなら仕事
から帰ってきてからでも充分に2品作ることができますね

いよいよお待ちかねの試食タイムです


パスタは冷製プッタネスカのカッペリーニ。温かいカッペリーニと比べてだいぶ
イメージが違い、フレッシュなトマトの爽やかさと軽さが感じられる、夏らしい
パスタになっていました


メインはチキンのレモンソテー。皮はパリパリお肉はふんわり、レモンの効いた
ソースが良く合う一品でした。このレモンソースは豚肉や白身のお魚にも良く
合うそうで、夏ならスズキやヒラメがオススメのようです


食後はいつものティータイム。私はいまはアルコール類が飲めないので、いつも
食後に紅茶を頂いていますが、飲める場合には、紅茶の代わりにお料理を頂き
ながらメインに合わせて白か赤のワインを出して頂けます。早くワインが飲める
ようになりたいものです...

今日のレッスンは短時間の調理で素敵なイタリアンを楽しめるものだったので、
また来月もこのコースを受講してみたいと思います