Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

8月の和小物たち

2013-08-26 23:31:56 | 着物
8月に入ってからの暑さにはさすがに体が参っていましたが、ここ数日はずいぶん
涼しくなってきて、湿度も低くカラッとした過ごしやすい日が続いていますね

週間予報では週末から最高気温が30度を切る日が続くようですので、秋の気配が
少しずつ近づいてきてくれているのでしょうか

暑い8月でしたが、今月も和装時に活躍してくれた和小物達を、仕舞う前に撮影
しました。


8月の豆簪は、一輪の薄紫色の朝顔を模したものです。祇園の「金竹堂」さん製。
帯に挟む扇子は先月と同じく薄や桔梗や萩の秋草柄で浅草の「文扇堂」さん製。
懐中時計に付ける根付は、涼しげな尾ひれが美しい赤い金魚。


手拭いは生成り地に赤い金魚と水草がリズミカルに描かれた、濱文様シリーズ。
小風呂敷は波紋と金魚が描かれた涼しげなもので、同じく濱文様シリーズです。
ハンカチも水色地に赤や黒の金魚と水草が描かれたもので、今月は金魚だらけ。
懐紙は骨組みだけの団扇に、桔梗やアザミなど秋草が描かれた秋らしいもの。
一筆箋は花筏に撫子柄・ほおずき柄の2種類です。

また来年活躍してくれる時期まで、きれいにして大切に仕舞っておきます


ヤフーオークションに出品しました

2013-08-25 23:30:45 | ドールドレス
ヤフーオークションに、幼SD(Leeke兼用)サイズのロマンティックドレスを2着
出品しました。宜しければ是非ご覧下さいませ

オークション出品ページへは、ドールサイト「†Maria Callas†」のトップページ
右側の「Auction」からお入りください

†Maria Callas†




まず1品目。
明るいミントグリーンのサテン生地を使って、幼SDサイズのパーティードレスを
お仕立てしました。子供らしさを強調するような、ハイウエストのドレスです。

上半身はシンプルなスクエアネックをベースに、生地と色を合わせた可愛らしい
お花のモチーフレースでアクセントを。さりげないビーズ使いが、花に溜まった
朝露のようにキラキラと光ります。

袖は二段切り替え。上段はふんわりとしたパフスリーブにし、下段は子供らしく
ゆったりとしたストレートラインにしつつ、袖全体に薔薇柄のチュールレースを
ふんだんに重ね、袖口はそのレースの続きになっています。

ウェストにつけたお花のコサージュは少し黄緑がかったミルク色の薔薇を使い、
生地の色になじみながらもアクセントを添えています。また、後ろに付けている
大きなリボンコサージュは、場所を変えて色々な使い方ができますよ。

スカートは三段切り替え。ふんわり綺麗に広がるAラインのシルエットにして、
袖にも使ったものと同じ薔薇柄の白いチュールレースを全体にたっぷりと使い、
幼SDサイズながらも豪華な仕上がりを目指しました。

ボンネットのツバ部分には硬くならないよう柔らかな芯を何重にも入れてあり、
ハリのある仕上がりです。色々な角度から見たときのラインを考慮して、過去に
何度も何度も型紙を作り直して、やっと出来上がった形です。形だけではなく、
ドレスに使ったレースとのバランスも考えて作り上げました。

生地自体がとっても明るく爽やかな色合いなので、生地の邪魔をしないように、
白い透け感あるチュールレースを中心に合わせました。デザインはシンプルでも
レース使いがとても豪華なので、このサイズではなかなか見られない、華やかな
仕上がりのドレスになりました。

幼SDサイズでこういうタイプのドレスはあまり見かけないと思います。サイズが
小さい上にサテン生地は縫うときにほつれやすく扱いが難しいため、それなりの
技術がないと作ることができないからです。

もちろん、このサイズでも一切手を抜かずに、裏側の処理までSDサイズと同様に
きちんとしてありますのでご安心くださいませ。




そして2品目。
艶のある真っ白なサテン地をベースにまるで「いちごみるく」のような色合いの
チュールレースを使って、幼SDサイズのパーティードレスをお仕立てしました。
子供らしさを強調するような、ハイウエストのドレスです。

上半身は中央部分を切り替えて中央のパネル部分にレースをはめ込み、レースの
形を生かしたハート型のような胸元を作りました。その周りを背中側まで同色の
レースで囲み、さりげないアクセントを加えるようビーズワークを施しました。

袖は三段切り替えです。上段はふんわりしたパフスリーブに、中段は子供らしく
ゆったりとしたストレートラインにしつつチュールレースを重ねました。袖口も
同色の別タイプのレースを使い、ふんわりと仕上げています。

ウェストにつけたお花のコサージュは、全体に使っているチュールレースと同じ
色合いの、八重の小さな薔薇を選びました。生地の色になじみつつ可愛らしさを
強調してくれています。また、腰に付けているピンク色のサテンを使った大きな
リボンサージュは、場所を変えて色々な使い方ができますよ。

スカートは三段切り替え。ふんわり綺麗に広がるAラインのシルエットにして、
同色で柄の違う2種類のチュールレースをたっぷりと重ね、レースのリズミカルな
ラインで全体に動きをつけてみました。

ボンネットのツバ部分には硬くならないよう柔らかな芯を何重にも入れてあり、
ハリのある仕上がりです。色々な角度から見たときのラインを考慮して、過去に
何度も何度も型紙を作り直して、やっと出来上がった形です。形だけではなく、
ドレスに使ったレースとのバランスも考えて作り上げました。

ベースには真っ白なサテン地を使っていますが、ほとんどの部分にいちごみるく
のような色合いのレースを重ねているため、白いドレスには見えません。白でも
なくピンクでもなく、淡く霞がかったような甘い雰囲気が、少女の可愛らしさを
引き立ててくれるドレスです。

このドレスは同色のレースをこれだけの種類集めるのにとても苦労しましたが、
こうしてレースが揃わなければ作ることができないドレスですのでかなり貴重な
一着と言えます。

幼SDサイズでこういうタイプのドレスはあまり見かけないと思います。サイズが
小さい上にサテン生地は縫うときにほつれやすく扱いが難しいため、それなりの
技術がないと作ることができないからです。

もちろん、このサイズでも一切手を抜かずに、裏側の処理までSDサイズと同様に
きちんとしてありますのでご安心くださいませ。



†Maria Callas†のドレスは繊細な生地を使っておりますが、どなたにも扱いやすい
よう、着替えの際に負荷のかかり易い身頃部分には全て裏地を付けて縫い上げ、
強度を加えております。

また裏を返して見て頂いても綺麗なように、縫い糸や生地の処理などは、人間の
お洋服と変わらないような作りになっております。

全て手作りの1点物であり、基本的に全く同じものを作ることはありません。同じ
パターンで作られた量産品とは違い、一点一点生地とレースを並べて悩みながら
時間を掛けて製作しています。

もしお気に召して頂けましたなら、その「出会い」をどうぞお見逃しなきよう、
こだわり抜いて作った上質なドレスを是非一度お手にとってみてください


ゆっくりブランチ / 【セレモニードレス作り】《デザイン決め&生地選び》 / ドールドレスの生地選び

2013-08-25 23:29:09 | 日記
今朝はとても涼しかったのでつい寝過ごしてしまって、急いでブランチの準備を
始めました。夫がお仕事に遅れたら大変です...


というわけで今朝はとっても簡単メニュー。焼いたバゲットにガーリックハーブ
風味のクリームチーズを塗り、その上にトースターで焼いたプチトマトを載せた
ブルスケッタをメインにし、昨夜のカポナータ、スクランブルエッグ、オリーブ
オイルでじっくり焼いたサツマイモと人参、ヨーグルト、梨を添えて。

夫を見送ったあとは私もすぐに身支度を整えて、母と一緒におでかけしました


もうすぐ生まれる赤ちゃんのために母がセレモニードレスを作ってくれるので、
今日はその材料を買いにでかけることになっていたのです。ドレスのデザインは
ベビー服の本を見たり、百貨店のベビー用品売り場でドレスをを見てイメージを
だいたい固めておきました


まず最初に買ったのはベースとなる生地です。赤ちゃんの肌に触れるものなので
なるべく良い素材を...と思って、オーガニックコットンを選びました。生成り・
白・ベビーピンクの3色があったのですがやはりセレモニードレスと言えば白です
よね。白といっても、柔らかなオフホワイトの綿ローン生地です


次にベースのドレスに重ねて着るオーバードレスの生地を選びます。これは上に
羽織るものなので生地は好きなもので良いのですが、手触りのとっても柔らかな
シフォンジョーゼットにしました。こちらも色はオフホワイトです

左側の透け感の強いストライプ織りの生地も気になったのですが、ベビー用には
少し主張が強すぎる気がしたので、私はオーソドックスな無地を選びました


セレモニードレス用の生地を選んだところで疲れてしまったので、近くのカフェ
に入ってランチをすることに。私はハンバーグのセットをオーダーしました。
ランチをしながらどんな最終的にデザインにするのかなどを話し合って、午後は
ドレスに合うレース探しをすることになりました。


セレモニードレスは生地の色に合わせたオフホワイトのレースを中心に合わせる
ことになったのですが、赤ちゃんの服なので柔らかな雰囲気のチュールレースで
統一するつもりです。チュールレースを見ていたらドールドレス用にも買いたく
なってしまって、ついついたくさん買ってしまいました


せっかくなのでドールドレス用の生地類も買って帰ることにしました。ちょうど
YUWAのコットン生地がたくさん出ていたので、そのなかから厳選して7種類を
購入しました。コットン生地はまだ作っていない在庫が数種あるので、これらは
これから1年ほどかけて作っていくつもりでいます


12月のドルパに向けて、ロマンティックドレス用の生地も購入しました。すでに
数着作ったものがありますのでこれらの生地を全て使うわけではないのですが、
このなかからいくつかの生地を選んで、ドルパ用に製作を始める予定です

赤ちゃん用のセレモニードレス作りが終わったら、ドルパに向けた製作が始まる
ようですが、ドルパはブースが狭くて、私も最初の設営のお手伝いしか出来ない
ので、いつもよりもドレスの数は減らすことになりそうです

セレモニードレスもドールドレスも、どんなものが出来上がるのか楽しみです


九十九里日帰り旅行 / スガハラガラスの食器をそろえました / おうちごはん(イタリア料理教室の復習)

2013-08-24 23:25:45 | 旅行
以前から夫と一緒に行きたいと言っていた場所があり、出産する前には行こうと
思って、今日は朝から九十九里までおでかけしてきました


高速を走っていたら、途中からとっても珍しい光景に出会いました。目の前には
黒いアルファロメオ・ジュリエッタ、我が家の赤いアルファロメオ147を挟んで、
後ろにも赤いアルファロメオという、アルファロメオが3台続いてしばらく走って
いたのです。麻布あたりでは良く出会うのですが、普段あまりすれ違う車種でも
ないので、はたから見たらオーナーズクラブのイベントのようだったかも


高速を走って九十九里まで行って、たどり着いた目的地は「スガハラガラス」の
工房兼ショップでした。スガハラガラス(sghr)はその手作りの技術の確かさと
高いデザイン性から、国内外での評価を得ているガラス専門の会社です

取り扱っている膨大なシリーズの製品すべてがガラス職人によるハンドメイド。
そのため同じシリーズのものでも1点1点に違いがあって、機械で作られた量産品
とは違うあたたかみを感じることができます



こちらは工場に併設されたショップということもあり、広い店内に全ての製品が
揃っています。様々なシリーズが出ていますがこうして一度に見ることができる
のはここだけなので、一度来て見たかったのです


ガラス食器を使ったテーブルコーディネートなども展示されていました。sghrの
製品はとてもデザインが良く、今まで食べに行った一流レストランなどでも良く
使われていましたので、ガラスウェアを買うならここで、と決めていました


数時間をかけて夫と選んだのは普段自分たちが使うための食器がメインですが、
来客用の食器もいくつか購入しました。ほかにも欲しいものがたくさんあったの
ですが、今日買ったものだけでもそれなりの量だったので、また次の機会に


まず普段使いに選んだのは、spolaシリーズの直径18cmのもの。こちらは国内外の
レストランなどでも絶大な支持を受けているシリーズです。ガラスが二重構造に
なっているのですが、型を一切使わず、職人の勘と経験でこの形を作るのだそう
です。こんな複雑な構造を型無しで作るのは驚きですね

こんなにモダンなデザインなのにその発表はなんと30年前に遡るのだそうです。
購入するときにはお願いした数の倍近い在庫を持ってきてくださり、ひとつずつ
形を確認して好きなものを選ばせてくださいました。

オールハンドメイドのために1点1点深さや口径が違うので、こうして自分の目で
選べるのは嬉しいです。私達はなるべく深さのあるものを選びました

この器なら、冷たいスープやサラダやパスタなどに良く合いそうです


こちらも普段使いのもので、loreシリーズです。片側が立ち上がっているフラット
タイプのお皿なのですが、薄くて軽く、モノグラムのようなデザインが施されて
います。こちらは前菜やおつまみを置いたりするのに便利ですね


ガラス製のサラダボウルが欲しいと思い購入したのはcoliseoシリーズ。ちょうど
両手に収まるものを選びました。シンプルで実用的なデザインがお気に入り


今まで持っていなかったので、カトラリーレストも購入しました。まるで琥珀の
ような金色のような色合いで、光の加減で美しく輝く三角形をしています


フラワーベースとして購入したのはaraシリーズです。細心の注意を払いながら、
ガラスを細長く伸ばした器です。花を一輪寝かせて飾ったりグリーンを飾ったり
するのにとても良さそう

lore、カトラリーレスト、araについては「タン」という色合いを選んでいます。


そしてこちらは来客用のコップに選んだgenシリーズ。下は薄いコバルトブルー、
上はクリアのグラデーションになっていて、コップのそこにある球形が飲み物を
注ぐと消える面白いデザインです。アイスコーヒー、アイスティー、冷茶など、
何にでも合いそうですね


普段使いのコップに選んだのはspessoシリーズ。綺麗なブルーが印象的で重厚な
雰囲気のあるシンプルなグラスです。箱根のオーベルジュに行った際にお水用の
グラスにこういう青いグラスが使われていて、とっても素敵だったので同じ色を
探しました。

オーベルジュでは足つきグラスでしたが普段使いは足がないほうが便利なので、
シンプルな形のものを

欲しかったものを揃えることができて満足したところでお腹が減ってきたので、
併設されている「sghrカフェ」にお邪魔しました



店内は白と明るい茶色で統一されたナチュラルな雰囲気です。カフェで使われて
いる食器はもちろん全てsghrの製品。


私はサルシッチャのトマトソースのパスタをオーダーしました。サルシッチャが
スパイシーでとても美味しかったです。セットでついてきたミネストローネ用の
器が二重構造になっていて、持っても熱くないのでびっくりしました


食後にはティラミスを頂き少しまったりして過ごしました。店内にはたくさんの
が置いてあって、デザインにこだわった他社の製品などの情報を見ることが
できました。その中には私達が今まで購入したものもいくつも掲載されていて、
少しずつ気に入るものを集めてきて良かったなぁと思いました




食事の後はsghrから程近い場所にある九十九里の海へ行ってみました。薄曇りの
お天気でしたが、ビーチにはたくさんの親子連れやカップルたちが遊びに来て
いました。子供たちが夢中で遊ぶ様子はとても可愛らしかったです


私達は水着を持ってきていなかったので波打ち際をしばらく歩くだけでしたが、
それでも裸足の足を水に浸けるだけでもとても気持ちよいものですね


九十九里浜と言うだけあってどこまであるいてもずっと海岸なので、ある程度の
距離で引き返して帰ることにしました。疲れないよう、早めに帰らなければ

帰宅してから夫はジムへ。私はその間にお風呂に入ったりお夕飯の準備をしたり
それぞれに過ごし、8時ごろになってからディナーを開始しました


早速購入したガラス食器を使いテーブルセッティングをしました。カトラリーは
こうしてカトラリーレストがあったほうが、ランチョンマットが汚れる可能性が
少なくなって良いですね。青いお水用のグラスの色もとても良く映えています


今夜のメニューはイタリア料理教室の復習です。手に入る食材の関係で、複数の
コースが混ざったメニューになりましたが…前菜はオレンジのカポナータを。
多めに作って翌日も食べたかったので、お教室で習ったようにナスは入れません
でした。これなら色が変わる心配もありません。coliseoシリーズの器に盛って


パスタは桃とトマトとミントのカッペリーニ。私がフルーツの中で桃が一番好き
なので、夏場は常に冷蔵庫に桃があります。その桃を使ったディナーメニューが
勉強出来るなんてとっても嬉しいです。spolaシリーズの器に盛ってみましたが、
まるでレストランでのディナーみたい


メインはイワシのベッカフィーコ。1ヶ月前に習ったものでずっと作りたかったの
ですが、タイミングが合わずなかなかイワシが手に入らなかったので、今日まで
お預けでした。こちらは、以前買ってしばらく寝かせておいたルクルーゼのミニ
オーバルココットに盛って

お気に入りの器で習ったばかりのお料理を楽しむディナータイムは、私も夫も
本当にリラックスできる時間です。特に夫はこの時間がとても楽しみなようで、
「一番大切にしている時間」と言っていました。お家で過ごす時間を楽しんで
もらえたら嬉しいです

リラックスしすぎて2人とも眠くなってしまったので、今夜は早めに寝ます


先日、「美しいキモノ」と「きものサロン」が発売されました

2013-08-23 23:22:23 | 日記
数日前ではありますが、私の3ヶ月に一度の楽しみの着物雑誌が発売されました。
「美しいキモノ」と「きものサロン」です。きものサロンは年2回の発刊になって
しまったため、2誌揃って発売される時期はとても嬉しいです


「美しいキモノ」の表紙は、岩下志麻さん。最近では比較的若い方が表紙を飾る
ことが多かったので、なんだか新鮮な気分でした。さすがは女優さん、華やかで
明るい色合いの訪問着をお召しですが、ご本人のオーラでしっかり着こなして
いらっしゃいました。とても良くお似合いです

春に新歌舞伎座が開場したことで、今回は歌舞伎観劇にふさわしい装いの特集が
組まれていました。役者さんやその日の演目にちなんだ柄のお着物で観劇をする
というのはとても粋で、役者さんにとっても嬉しいことだと思います


しばらく訪問着や華やかな小紋を購入し続けてきたので、最近では付下げに注目
している私ですが、その特集のなかで素敵な付下げを見つけました。濃い地色に
すっきりとした色使いで合わせ貝が描かれているものです。

地色はこっくりとした京紫に、これよりはもう少し数を減らした合わせ貝と波を
組み合わせたすっきりした付下げだったら、もっと素敵だなぁと思います


和の伝統芸能を観劇する際の特集では、こちらの明るめの黄緑地に、華文が描か
れている付下げが目を引きました。華文はあまり好きな図案ではないのですが、
こうした綺麗な色にすっきりとした柄の付下げは、印象に残りづらくて帯次第で
使いまわしがきくような気がします


京都・花街の芸舞妓さんを特集しているコーナーでは、お茶屋の「つる居」から
新しい舞妓さんが店出しをした時の写真が掲載されていました。数年前にお会い
したときにはご自身が出たての舞妓さんだった紗矢佳さんが、こうして何人もの
妹を持つことになるなんて、月日の経つのは早いものです

新しく店出しした舞妓さんは「紗千穂」さん。丸顔の可愛らしい舞妓さんです。
目鼻立ちが整っているので、数年後お顔が少しすっきりしてくるころにはとても
美人な舞妓さんになっているでしょうね


店出しの約一ヶ月前から始まる見習いさん期間(おねえさんたちについて一緒に
お座敷を回る期間)には、「半だら」と呼ばれる格好になります。一見は普通の
舞妓さんのような姿ですが、振袖の袂もだらりの帯も舞妓さんよりは短くなって
いるので、ひと目で見習いさんだとわかる姿です

こちらの紫地の御所解柄の振袖がとても可愛かったです。柄に使われている色が
若々しくはっきりとした色合いなので、10代ならではの可愛さが引き立つような
装いですね

私も娘の七歳のお祝いにはこういった柄の小紋を振袖に仕立ててあげたいな~と
思っているので、今のうちから「千總」さんにお願いをして反物を探してもらう
つもりでいます


「美しいキモノ」は今年で創刊60周年を迎えたということで、記念製作の着物や
帯の特集が組まれていました。

そのなかで一番気になったのはこちらの「おか善」さん製作の華やかな訪問着。
明るい鶸色に大きめにアレンジされた御所解き柄が描かれていて、柄の大きさや
色使いがなんとなく現代的な雰囲気も感じる素敵な着物です

綺麗な地色の着物に古典柄、そして唐織の袋帯という組み合わせは、まさに私の
好みにぴったりでした。おか善さんは芸舞妓さんの衣装も手掛けられているお店
ですので、私はやはりそういった系統の着物に目が行くのですね


七五三の特集ページでは可愛らしいお嬢さんたちが振袖姿を披露していて、私も
数年後の七五三に向けて、イメージを膨らませていました。お宮参りから三歳の
お祝いまでは既に衣装が手元にあるので(私が着た着物を譲る予定でいます)、
気合が入るのはやはり七歳ですね

三歳のお祝いも髪飾りや小物は可愛い物を買ってあげたいと思っています。私が
三歳の時には髪が多かったので日本髪を結えたそうですが、夫も髪が多いので、
おそらく娘も三歳になる頃には日本髪を結えることでしょうね。髪の量を見て、
祇園の幾岡屋さんあたりに簪をお願いしたいと思います


「きものサロン」の表紙は壇れいさん。美しくて可愛らしく清楚でおちゃめで、
大好きな女優さんです。こんな40代を目指したいですよね


掲載されていた中で気になったのは、女優・羽田美智子さんがお召しのこちらの
訪問着です。かなり若々しい色使いなのですが、女優さんならではの美しさで、
しっかりと着こなしていらっしゃいます

こういう可愛らしいピンクの礼装は持っていないので、こうした地色の付下げを
作ってもらうのも良いかなと思います。


女優・藤村志保さんがお召しになっていたこちらの訪問着もとても素敵でした。
青紫系の地色で裾濃になっていて、そこに扇面や献上花が描かれた華やかなもの
でしたが、色使いのバランスがとても良くてお似合いでした

私は裾ぼかしの着物はあまり好きではなかったのですが、同系色の裾濃なら良い
かもしれません。ひとつ勉強になりました。


注目している付下げでは、こちらの方がお召しのすっきりとした小付けの着物が
気になりました。淡い地色に淡い色使いで、ほんの少し柄が描かれているだけの
着物ですが、だからこそ控えめで使いやすそうです


今度公庄工房様にお願いしようと考えている付下げに一番イメージが近いのは、
こちらの着物でしょうか。淡い地色に優しい色使いで破れ七宝が表現されている
もので、これなら子供の行事にもお茶会にも向きそうですね


付下げは何枚かを続けて作ってもらうつもりでいますので、2枚目にはこのような
すっきりしながらも少し華やかなものも良いかもしれません。こうして吉祥柄の
付下げを何枚か作ったら、贅沢に季節の花だけをあしらった付下げの製作に入り
たいなぁと思います。いったいいつになることやら...

こうしてゆっくり寛ぎながら着物雑誌を見ている時間はとても幸せです。出産を
してからしばらくは着る機会が以前より少なくなってしまいますが、出来るだけ
早く毎週のように着られるようになりたいものです