まるで豚足

「すごいな～、君の足。ブログにアップしたら？」夫が言う。

　確かに夕方近くになると、私に足は膨れあがる。血が下へ流れる為か、まるで私の好きな「豚足」みたい！コラーゲンたっぷりの。

　昨日は近所の外科へ、その後の経過を見せに行った。

「よう、腫れてますな～」ドクターは言う。

　骨がずれていないか、もう一度何枚かレントゲン写真を撮った。
拡大された足の親指の写真を見ると、縦にも二か所亀裂が入っている。

「粉砕骨折ですなぁ。骨がくだけとる。痛そうですな～。」と、こともなげに言わはる。

　ほんと、写真でみると実に痛そう。

「結構長くかかりますで～」と、ドクターは続ける～。

え～っ右足だし、車も運転できないよ～。

　あ～ぁ、今更ながら自分のどんくささを恨む・・・。

　タイからは連日留学生の事で、彼女のママから国際電話がかかってくる。携帯電話の件や、その他トラブル続きで。

　タイのママは心配の余り、電話の向こうで大泣きしはるし・・・。

　メールのやりとりも大変だ。

加えて、ホストファミリーにも電話してくれとか頼まれるし・・・。

　「よかったな～。君、仕事行ってたら、とても対処できへんで」

　え～のか、悪いのか・・・。ほんま、疲れるわ。

　でも、今回のトラブルでよ～く分かった。

　完璧な英語を話すことが、決して大切ではないと。相手を思いやる気持ちがあれば、必ず伝わるのだと。

　電話の向こうで泣きじゃくるママを慰める為、伝わるかどうかわからなかったけどジョークを言った。

　ママは少し気分がほぐれたみたいで、電話の向こうで軽く笑ってくれた。

　やっぱり、すべてにおいてハートが優先するよね。