株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(7.29.08)

2008-07-28 16:43:26 | 明日のモニタリング銘柄
明日のモニタリング銘柄です。

1.6727ワコム
 明日29日が第一四半期決算ですので、今日の下げが何なのか少々気にはなりますが、昨年7月も直前までに213Kまで押されていて、決算後268Kまで上昇。だから今年もとは言えないかも知れませんが、まあ、押され過ぎのところもありますので、明日の風任せで。そうは言っても決算を跨ぐのはチョイとリスキーですね。困った。また、名うてのトリッキーな動きをする株です。筆者は苦手ですね。

2.5541大平洋金属
 ようやく立ち直りの気配。あまり聞いたことがないマッコリーとやらが630円まで目標価格を引き下げ、ほぼそれ近辺に落ちてきました。今日の651円で打ち止めとなるか?

3.5310東洋炭素
 色々とレーティングに振り回されております。22日以降は強気のレーティングで上げてきましたが、これは証券会社の罠だったのではと思わせるような、ここ2日の下げです。業績を下方修正してからは5000円割れまで行った株ですので、自律反発狙いの動きとレーティングが同期しているかの少々怪しい動きです。それにしても、証券会社が勝手にレーティングを上げたり下げたりしながら、同じ会社の自己売買部門が、部署は別とはいえ売買に走るという構図は、どうもインサイダー臭いと思うのですが、格付評価機関の胡散臭さがここにも。。。

4.1895大成ロテック
 三晃金属がまたまた賑わっているようですが、こちらもヒートアイランド対策の本命とうたわれた株です。その名もクールロード。ここまで着実に高値を押し上げてきております。規模は小さいながらも4623アサヒペンも高値を再度追う勢いです。これも屋根の遮熱材で脚光を浴びている株。三晃金属のように仕手化すると、とんでもなく舞い上がると思います。

5.9020東日本旅客鉄道
 今日は寄り付きから思いの外高く始まってしまったため、その後失速。こういうパターンはいけません。押しに押されて800Kを割り込むようだと面白い。明日、そういう動きを辿るのかどうか?

以上です。

ダウが下げた時は、上記では4番目に書いた銘柄や、例の三晃金属など、今日強気で上げた株が(大きく)押された時が買い目となります。
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市場概況(7.28.08)

2008-07-28 15:31:51 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説

結局、後場は不発弾に終わった7月28日(月)の市場概況です。赤字部は29日朝更新

・日経先物:OSC53%(+1%)7月16日の36%から切り返し中。
・日経平均:OSC52%(-4%)7月16日の32%から切り返し中。
・TOPIX:OSC48%(-2%)7月16日の29%から切り返し中。
・マザーズ指数:OSC57%(+3%)7月22日の35%から切り返し中。
・ヘラクレス指数:OSC50%(-2%)7月22日の32%から切り返し中。
・国債先物:OSC41%(+4%)3銭高。7月24日の36%から切り返し中。
・日経先物イーブニングセッション:13340円(大証終値比-10円)
・シカゴCME日経先物:13270円(大証終値比-80円)更新
・NYダウ:11131ドル(-240ドル)OSC42%(-13%)7月23日の68%から下落中。更新
・ドル円:107.45円(42銭の円高)OSC63%(-3%)7月25日の66%をピークに下落開始か。更新

冴えない1日でしたね。後場はチョイ上げると見せての、一段下がったところでの揉み合いに終始。先週金曜日の後場の値動きの平行移動でした。国債先物もほぼヨコヨコの膠着状態でした。

こうした日は、上値を追うことも最早ままならず、少し顕著に押されたところで待ち受け、小反発で薄利を得るという、せこい戦法しかありませんでした。そのやり方で3878巴川製紙所を少し売買したのみ。

後は待ち受け続けるも時間切れ。2時半過ぎからのエントリーは余程のことがない限りしないルールにしております。

今晩のNYダウは24日までの3連騰の上げ疲れが先週末に見え始めております。住宅公社救済の法案が上院を通過したというニュースは、さほど上げ材料にはならないでしょう。OSCも-4%の52%となり反落傾向です。ここはNYダウも一旦小さなピークを打ったと見ております。今晩は50ドル-100ドル程度下げて終了するのではないでしょうか。

-------29日朝のコメント-------

めぼしいイベントもなかったNYダウが、最初は数10ドルの下落で踏みとどまっていたのに、最後は200ドルを超える急落です。原油はわずかしか上げておりません。それもナイジェリアのパイプラインが攻撃されたニュースに反応した程度。本来ならもっと上げて然るべきところですが、ドル安の進み具合がまだまだ緩やかですので、下落基調の原油が大きく反発する素地がまだないということだと思います。

今日の東京市場は昨日まで元気が良かった銘柄を狙うのが本筋。それも下げきったのを見極めての買いですね。しかしこれがまた難しいものです。

但し、金融と自動車それに通信の下げがNYダウの下げの張本人ですので、これらのセグメントはチョイと避けた方が良いかと思います。また、比較的軽微なマイナスやプラスで始まる銘柄は寄り天の可能性が強いのでこれらも忌避した方が良さそうです。
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銘柄別心理状態

2008-07-28 11:42:38 | 株に出会う
前場終わりに出かけましたので、ブログの更新が遅くなりました。

今日はいつもながらの反省です。モニタリング銘柄は結構特買いスタートが多かったようですが、その寄り付きに買えば良いというものではないことはご承知の通りです。

特買い=買い意欲旺盛=高値掴みはしたくない=落ちるを少し待とう、こういった心理状態になる筈です。

3878巴川製紙所は特買い始まりでした。片や4997日本農薬は寄り付き前の気配値が良くなく、それでも+1円で控えめに始まりました。

日本農薬はテクニカル面からはいつ反発に転じてもおかしくはないポジションでした。一方巴川は高値を今日は窺うのかどうかが試される上昇株。

後者は、本当に今日も高値を追うのかどうかは、特買いスタートで一応安心感を与え、その後は、先週買った方々の利確の動きが何処で止まるかが焦点でした。結果は、前日の分足の節目の値段を割らずに299円までの下落で済んだことから、その後は前日高値を抜くタイミングの305円からは一気に上に持って行っております。

日本農薬の方は、控えめに始まって、最初の押し目でも前日の安値の804円を、9時16分までに下回らなかったことから、その後は834円までの上昇を見せました。しかし、ここからは戻り売りの圧力に押されて前場終了段階では前日同値で冴えません。

この違いは、やはり寄り付きの雰囲気でかなり決まっているものと思います。

特買いなら押し目待ちで一気に上に持っていく勢い。普通に始まる押されすぎの銘柄は、ある程度上がったところからのやれやれ売りの攻勢に晒される、といった違いですね。

しかし、これは後講釈です。

この銘柄毎の心理状態の違いを踏まえて、注意深く待ち受け場所を設定することが、今日も出来ておりませんでした。

一旦、上空に浮遊した後は、フィフティ・フィフティの勝率となります。また、日本農薬のような銘柄が落ちるのを拾っても、今日の勢いそのものが既に削がれておりますので、大きく取るのは困難です。

こうした参加者の心理状態を読みながら、最初の押し目で如何に上手にエントリーするかを、これはいつまで経っても難しいものですが、何とかものにする以外にありません。

ところで、深夜の2時頃の丑三つ時に、我が家から100メートルと離れていない家が全焼。沢山の消防車のサイレンで目を覚まし、図らずも野次馬になってしまったために、その後の寝付きが悪く今日はコンディションが良くありませんでした。

しかしこれは単なる言い訳。。。本当の馬が聞いたらやはり怒るでしょう。そこで矛先を変えて。。。

クイズ:この世で最も清廉なる公務員は誰?

答え:消防士です。

理由:誰も事前に賄賂を贈ってまでして、いち早く消火活動をしてもらう気にならないから。

おまけ:この際、あのホリエモンをボランティアでもいいから、最寄りの消防署に放り込んで精神を叩き直すべし。

後日談:ひょんなことで、ホリエモンが殉死してしまうと、裁判が頓挫し損害請求訴訟も頓挫しかねないので、やっぱり六本木ヒルズで長生きして貰った方が良い。
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明日のモニタリング銘柄(7.28.08)

2008-07-27 08:30:42 | 明日のモニタリング銘柄
NYダウは21ドルの小幅高。シカゴCMEの日経先物は+155円の13515円です。ダウに比べて高めでの終了です。ナスダックの影響もあるでしょうが、明日は13500円近辺を上げの目安として考えたいと思います。

いよいよ7月最終週で暑さもたけなわ。蝉が今日も活発に明け方から鳴いております。明日は、この蝉のように木に食らいついて、たっぷりと樹液を吸い込みたいものです。(また、欲が皮が突っ張ってきた。)

明日のモニタリング銘柄です。

1.5713住友金属鉱山
 激しく売られてついに1336円は、1昨年の11月20日の1337円以来。CRB指数が不調なのと、このところの金の小調整も響いております。明日は、この1336円が抵抗線となるのかどうか?

なお、7月29日が第一四半期決算です。会社予想、コンセンサス予想ともに、昨年実績から大きく下振れしているのが、このところの株価調整になっているのかと。

2.4314ダヴィンチホールディングス
 不動産の強烈な逆風でこの株も辛酸をなめ続けております。それでも節目節目では押されすぎたところからの反発をしております。上げる時のパターンはやはり、下げ止まりを確認できたのかどうか。その意味で明日は注目。

3.9020東日本旅客鉄道
 いよいよ煮詰まりつつあります。指数値は申し分なく落ちてはおりますが、まだ大方の落下予想地点の800K前後に到達しておりません。明日のポイントはやり812K前後です。そのまま817Kを超えてすんなりと上昇する場合もあるので、大型株とはいえ目が離せません。

4.8058三菱商事
 商社株が住友金属鉱山のような資源株と同様に、世界経済減速の見通しが強まるにつれ売り込まれております。三井物産はいちはやく脱出気配。これはまだ押されすぎております。7月31日の第一四半期決算待ちか?

5.3878巴川製紙所
 最後に電池関連でもある仕手株を。金曜日は再度出来高を伴い10日高値平均値に近いところで終了。ここから320円あたりまでは、スカスカの状態。しかしトナー専業世界首位の会社が、とんでもない喧噪に巻き込まれたものです。今期はやっと赤字脱出できるかどうかの会社です。長いお付き合いをする株では毛頭ありません。かといって、遊び半分で近寄ると思わぬ病に伏せることもありますので注意。
しかし、巴川といえば1917年設立の老舗。明日は一発、渾身の巴投げが決まるか、それとも仕手株の悲哀を味わいオケラ街道を行くのか。

以上です。

エスタブリッシュメント株から、逆境の不動産株、そして赤字の老舗仕手株まで、結構幅広い銘柄が集まりました。共通項は「落ち目株」です。そして、カタカナ名のダヴィンチを除けば、「歴史ある古参株」です。

最後に、欲を掻きすぎて、これらの株達と一緒に、明日が落ち目の日とならないよう祈りを捧げておきます。
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リバウンドがしやすいタイプ

2008-07-26 14:36:09 | 株に出会う
木曜日の夜、NYダウは200ドル超の下落でした。当然、金曜日の日本の株式市場も下落モードで始まりましたが、その後の結果は、大きく分けて次の3つのパターンに分かれました。

1.寄り底タイプ(寄り付きの若干の下落から、ほぼ右肩上がりの上昇)
2.寄り天タイプ(寄り付きから、ほぼ右肩下がりの下落)
3.そこそこタイプ(寄り付き値段を挟んでのボックストレンドに終始)

1の寄り底タイプとは、どういう条件を備えていたのでしょう。これをきちんと総括しないことには、今後も同様なケースが発生した時に、何を寄り付きで買って良いのか分かりません。

そこで、日中足を手がかりに、この3つのパターンにあてはまる銘柄の、前日までの動きの特徴を把握するのが今日の目的です。

=寄り底タイプの定義=

 寄り付きが底値で、その後引けに前日比でOSCを落とさずに、ほぼ高値圏で終わっている銘柄とします。

・3859シナジーマーケティング(-5.1%での始まり)
 前日高値引け、昇り基調(OSC2連続上昇)。

・2432DeNA(-2.6%での始まり)
 前日ほぼ高値引け、昇り基調(OSC2連続上昇)、前日出来高急増。

・6363酉島製作所(-1.4%での始まり)
 昇り基調(OSC3日連続上昇)。

・4503アステラス製薬(-1.2%での始まり)
 前日高値引け、昇り基調(OSC2日連続上昇)、底値脱出過程。


200銘柄を超える監視銘柄からたった4件です。

寄り底となった以上の銘柄に共通することは、前日高値引けであること、OSCが昇り基調にあること、そして出来高急増銘柄ということになります。

しかし、事はそう簡単ではありません。例えば、金融銘柄の8315三井住友FGは、出来高急増ではありませんが、残りの2つの条件は満たしておりました。8306三菱UFJも同じです。(みずほFGは前日押されての終了でした。)

従って、その日の業種別の人気度を最優先する必要があります。木曜日のダウの下げはアメリカの金融不安再燃でしたので、日本の金融機関が上げる訳はありませんでした。

そうして見ると、業種別では電池関連銘柄がこのところ復活基調でした。出来高も多いままです。OSCは当然、上昇基調でした。ここで代表的な電池関連銘柄を見ておきます。

・6674GSユアサ
 2%安で寄り付き、前日比2.8%安まで落ち、引けに27円高で終了。

・6934新神戸電機(OSCは前日に下落し、マイナス終了)
 1.3%安で寄り付き、前日比2.6%安まで落ち、最後は+19円で終了。

・6937古河電池
 3.6%安で寄り付き、前日比4.5%まで落とされ、引けは+29円で終了。

・6759NECトーキン
 2.6%安で寄り付き、前日比3.6%安まで落とされ、引けはゼロ終了。

結論として、総合的に言えることは、

①前日までの勢いがあること(OSC、出来高、前日が高値引けかどうかで判断)
②当日はかなり押されての寄り付きであること、
③その業種に関してはネガティブな材料がないこと。

この3つが満足されればされるほど、翌日の深い押し目からの一気のリバウンドが期待できるということになりそうです。

上記の電池銘柄は、前日に利確の動きがそれなりに出ており、決して高値引けではなかったことが、寄り底そのものにはならずに、一旦底値を見定めてからの急反転に繋がったものと思います。その意味では、前日引けにかけてのトレンドは大事です。

出来高が少ないのですが、例えば、6023ダイハツディーゼル。これは前日に出来高を伴ってのストップ高まで付けておりました。そこから少々押されての終了でしたが、金曜日は2.7%安で始まり、一瞬1151円の成り売りがあり(多分、たったの1件だと思います。)、その後は前日終値比+5%程度までの高値を付けております。

これがストップ高張り付きでしたら、1151円の成り売りもなく、寄り底から一気に+5%高までは行ったことでしょう。

以上の見方を、NYダウ急落時の翌日の日本市場での銘柄選びの「仮説」と考え、今後のトレードではチャンスを逃さないようにしていきたいと思っている次第。

しかし、こうしたパターンが色々とあるため、株は確かに難しいですねぇ~。徒手空拳の単純売買で勝てる訳はありません。
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