南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

過去にこんなバイクもレストアしました。 その10

2006年08月09日 20時38分02秒 | XLR250編
このバイクに関してはエンジンは何もしていません。
全く持ってフルノーマルです。このエンジンはRFVCと言うバルブを放射状に配置させた機構を持つウェットサンプの空冷4バルブで、ボアストロークはそのままにドライサンプ化されたエンジンがXR250に搭載されるくらい息の長いエンジンです。
このエンジンのお気に入りな点は、とにかくトルクがあると言ったところでしょうか。調べてみた所、KLX250と比べてストロークが3ミリ長いですが、それ以外でも僕が知れないだけでトルクが出る仕組みがあるのかもしれませんね。

RFVCという特殊なバルブ配置をしているためにロッカーアームは絶対必要なんですが、バルブクリアランス調整がしやすいようヘッドカバーに調整窓が付いています。ですが僕はまだ調整した事はありません…

ちなみにレストアの際にはプラグを交換し、プラグキャップの点検をしたくらいでした。



こちらはキャブの画像です。
現行のXR250は負圧式なのに対しこのXLR250は強制開閉式の丸キャブです。そのせいかレスポンスが良く、負圧式のキャブを持つKLX250に対しパワーとトルクで勝っているのかもしれませんね。
しかしこのキャブを外すのは思いの他容易ではありません。この写真の方向から抜き取るのですが、フレームやらエンジンやらが邪魔してくれて、まさに知恵の輪状態です。どうも負圧式キャブを持つ現行型も知恵の輪みたいらしいですね。イライラしながら外した記憶が頭から消えてくれません。

エンジンのヘッドカバーにつながっているワイヤーですがこれはデコンプワイヤーです。
昔、このワイヤーが切れて交換したことありますが、無いままでも始動には問題ありませんでした。慣れた人は圧縮上死点を探すのが上手なのでいいんですが、知らない方は闇雲にキックしてしまうのでこういう物が必要なんでしょうね。

次回もエンジン周りをご紹介しますよ。
お楽しみに。
















おまけ



コレは8日に撮影したものですが、夕焼けが気持ち悪いくらい綺麗だったので載せてみました。
夕焼けが見れた次の日は雨なんて誰かに聞いたことありますけど見事に当たりましたね…
迷信だと思ってましたが。
コメント (2)
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