南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

過去にこんなバイクもレストアしました。 その12

2006年08月11日 19時11分11秒 | XLR250編
アクセルが重いという事は普通ならアクセルワイヤーを疑いますよね。
僕もそうだったので、まずはアクセルワイヤーを外して見ることに。
しかし外している最中から動きが軽いことが分かってしまったので、一応インジェクターで潤滑剤をスプレーし、ハンドル周りまでバラして洗浄とグリスアップまでしたんですが一向に軽くなりませんでした。
で、キャブをオーバーホールしていた時から気にはなっていたんですが、
リターンスプリングがやたらと重いような気がするんです。
さらにエンジンがかかった状態だとアクセルをひねるのに結構力を使うんですわ。
これでは微妙なアクセル調整は効きませんし、乗っていて楽しくないですよね。と言ってもこの状態で長く乗っていましたが…
ある時、スプリングの巻き数を減らせばもっと軽くなるのではと思い、早速キャブを外し、点検からしてみました。



この画像の中央にあるのが、スロットルのリターンスプリングです。
何回もバルブを上下させてみましたが、やはりスプリングが重いです。
他にバルブの抵抗になるような物は感じられませんでしたのでスプリングが悪いのだと勝手に判断し加工することに。
他に原因があるのかもしれませんが分かりませんでしたからねぇ。



コレが外したスプリングです。
このスプリングの左側の2巻き程カットし、スプリングがドラムにひっかかるようにするため、バーナーで赤くなるまで炙って同じように曲げてから装着しました。
結果は今までと比べて重さが半分くらいになり、アクセルの微妙な調整も出来るようになりました。
これはもうこの軽さが純正くらいなんじゃないかと思えるほどの軽快さです。
KLX250は負圧式キャブなので操作が軽かったので、出来れば同じくらいの軽さにしたいと思って加工しましたが、結果は成功と言ったところでしょうか。
しかし、マネをされる方はまず、操作系を全て点検してからそれでも軽くならない時に加工することをお勧めしますね。
後には戻れませんから。

それとくれぐれも自己責任でお願いしますよ。










おまけ

ネットサーフィンをしていた所、凄い動画を発見!
トラビス・パストラーナがダブルバックフリップのメイクに成功したそうですが
この動画はホント、マジ凄いです。
興味のある方はこちらからどうぞ。






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする