やぁ。髪の毛の色を変えたのに誰にも気付いてもらえなかった孤独な男、
「のりもの倶楽部」南信州版でございます。
回りがどれだけワタクシを見ていないかが分かろうと言うものだ。
現在入庫中のモンキーリミテッドですが、
プラグに火が飛ばない症状だったのでまずはポイントの調整から。
上の写真がポイント調整中なのですが、
昔はポイント調整のやり方は面倒で書かなかったので、
今回は真面目に書いておこうかと。
まずはエンジンから出ている4ピンのカプラーを外し、
中の黒と白の線に適当な電線を装着します。
そしたらこれまた適当なバッテリーと12Vの電球をはさむように回路を作り、
最後はエンジンにアースする、コレだけです。
そうすると電球が点くはずなんですが、
そしたらローターを回してクランクケースの切り欠きのところに、
Fのマークがピッタリの所に来た時電球が暗くなればOKと。
暗くなる理由はポイントが離れた瞬間に、
イグニッションコイルに溜まっている高電圧な電流がプラグで点火するから。
それが点火タイミングになるからです。
もしずれてたらポイントを固定してるネジを緩め、
点火タイミングの所で電球が暗くなるように調整して固定する、と。
僕はいつもこんな感じで調整してます。
調整する機器も手作りなのでコストも全然かかりませんよ。
電球だってウインカーのソケットをそのまま使ってますし。
本当は6Vのバッテリーか乾電池と豆電球で回路を作らないと、
ポイントのコンデンサーを痛めそうな感じがするので、
12Vバッテリーを使うのはやめた方が良いんでしょうね。
しかし元気な6Vのバッテリーって見たことないですが。
6Vエンジンは発電量が少ないので必ずあがってるくらいですからねぇ。
んで、このエンジンは走行距離が2000キロくらいしか走ってないこともあって、
ポイントがビタイチずれてませんでした。
そもそもポイントが多少ずれていようがプラグには点火しますから。
これは一種の確認作業ってことですね。
そしたら弱った。
いよいよ原因が分からないのでスターターの配線を疑うのですが、
その前にプラグを交換しておこうかと思って、
我が倶楽部にストックされている6Vエンジンからプラグを外して、
そいつを装着してプラグをアースしてキックすると、
勢い良く火花が飛びはじめるではありませんか。
なのでプラグを戻してからキャブにガソリンを送りキックしてみると…
「ブォーン、ポンポンポンポン…」
これにてモンキーリミテッドの修理は 糸冬 了 。
って言うかプラグくらい交換してから持って来いやヽ(#`Д´)ノ
まぁ、整備士って奴は面倒な作業する前に、
必ず簡単な事から片付けていくので、
今回のように早くて簡単な原因で究明できるケースは意外と多いです。
よく難しく考えすぎて、
エンジンが回らないのでキャブに調整したら、
ホントの原因はプラグだった、みたいな事になりかねませんし。
→実は昔から難しく考えすぎて深みにはまるタイプ
僕はこのブログで何回も同じ事書きましたし、
誰にも口酸っぱくして言ってますが、
プラグは掃除するものではなく、迷う前にサッサと交換する物です。
今だプラグを外してワイヤーブラシでゴシゴシやってる整備士のおじさんもいますが、
電極を傷めるだけなので全く意味はないです。
即座に止めましょう。そして潔く交換しましょう。
僕の場合、バイクのプラグは5000キロほど走ったら交換。
これは車に比べて最高回転数がバイクは高いので、
バイクのプラグの寿命は短いです。
火花を飛ばした数だけプラグは少しずつ弱っていくものですから、
ある程度走ったら外したとしても掃除しないようにしましょう。
キャブの調整の前には必ず新品を装着。
もしカブらせてしまったら掃除しても無駄なので潔く交換が基本です。
プラグがガソリンでビタビタになってしまったら、
エアーを吹いて乾かせばOKです。
ライターで乾かすっていう手もありますが、
僕はススが電極につくのが嫌なので出先以外では使いません。
どれだけ点火系が進化しようがこれが最終的に火花を点火するのはプラグです。
しかも高温に晒されて吸入時にはガソリンで冷やされる。
とても過酷な場所で地道に仕事してる謙虚な奴です。
ねぎらいのつもりで掃除したくなる気持ちは痛いほど分かりますが、
これがプラグの運命だと思って潔く交換して下さい。
そんな訳で最後は説教チックになってしまいましたが、
これでプラグの大切だが分かってもらえれば光栄でございます。
次回ですが、このバイクをこのまま返しても怖いので、
車体の総合的な点検を行っていくつもりです。
また見て下さいな。
← とりあえずクリックお願いします♪
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回りがどれだけワタクシを見ていないかが分かろうと言うものだ。
現在入庫中のモンキーリミテッドですが、
プラグに火が飛ばない症状だったのでまずはポイントの調整から。
上の写真がポイント調整中なのですが、
昔はポイント調整のやり方は面倒で書かなかったので、
今回は真面目に書いておこうかと。
まずはエンジンから出ている4ピンのカプラーを外し、
中の黒と白の線に適当な電線を装着します。
そしたらこれまた適当なバッテリーと12Vの電球をはさむように回路を作り、
最後はエンジンにアースする、コレだけです。
そうすると電球が点くはずなんですが、
そしたらローターを回してクランクケースの切り欠きのところに、
Fのマークがピッタリの所に来た時電球が暗くなればOKと。
暗くなる理由はポイントが離れた瞬間に、
イグニッションコイルに溜まっている高電圧な電流がプラグで点火するから。
それが点火タイミングになるからです。
もしずれてたらポイントを固定してるネジを緩め、
点火タイミングの所で電球が暗くなるように調整して固定する、と。
僕はいつもこんな感じで調整してます。
調整する機器も手作りなのでコストも全然かかりませんよ。
電球だってウインカーのソケットをそのまま使ってますし。
本当は6Vのバッテリーか乾電池と豆電球で回路を作らないと、
ポイントのコンデンサーを痛めそうな感じがするので、
12Vバッテリーを使うのはやめた方が良いんでしょうね。
しかし元気な6Vのバッテリーって見たことないですが。
6Vエンジンは発電量が少ないので必ずあがってるくらいですからねぇ。
んで、このエンジンは走行距離が2000キロくらいしか走ってないこともあって、
ポイントがビタイチずれてませんでした。
そもそもポイントが多少ずれていようがプラグには点火しますから。
これは一種の確認作業ってことですね。
そしたら弱った。
いよいよ原因が分からないのでスターターの配線を疑うのですが、
その前にプラグを交換しておこうかと思って、
我が倶楽部にストックされている6Vエンジンからプラグを外して、
そいつを装着してプラグをアースしてキックすると、
勢い良く火花が飛びはじめるではありませんか。
なのでプラグを戻してからキャブにガソリンを送りキックしてみると…
「ブォーン、ポンポンポンポン…」
これにてモンキーリミテッドの修理は 糸冬 了 。
って言うかプラグくらい交換してから持って来いやヽ(#`Д´)ノ
まぁ、整備士って奴は面倒な作業する前に、
必ず簡単な事から片付けていくので、
今回のように早くて簡単な原因で究明できるケースは意外と多いです。
よく難しく考えすぎて、
エンジンが回らないのでキャブに調整したら、
ホントの原因はプラグだった、みたいな事になりかねませんし。
→実は昔から難しく考えすぎて深みにはまるタイプ
僕はこのブログで何回も同じ事書きましたし、
誰にも口酸っぱくして言ってますが、
プラグは掃除するものではなく、迷う前にサッサと交換する物です。
今だプラグを外してワイヤーブラシでゴシゴシやってる整備士のおじさんもいますが、
電極を傷めるだけなので全く意味はないです。
即座に止めましょう。そして潔く交換しましょう。
僕の場合、バイクのプラグは5000キロほど走ったら交換。
これは車に比べて最高回転数がバイクは高いので、
バイクのプラグの寿命は短いです。
火花を飛ばした数だけプラグは少しずつ弱っていくものですから、
ある程度走ったら外したとしても掃除しないようにしましょう。
キャブの調整の前には必ず新品を装着。
もしカブらせてしまったら掃除しても無駄なので潔く交換が基本です。
プラグがガソリンでビタビタになってしまったら、
エアーを吹いて乾かせばOKです。
ライターで乾かすっていう手もありますが、
僕はススが電極につくのが嫌なので出先以外では使いません。
どれだけ点火系が進化しようがこれが最終的に火花を点火するのはプラグです。
しかも高温に晒されて吸入時にはガソリンで冷やされる。
とても過酷な場所で地道に仕事してる謙虚な奴です。
ねぎらいのつもりで掃除したくなる気持ちは痛いほど分かりますが、
これがプラグの運命だと思って潔く交換して下さい。
そんな訳で最後は説教チックになってしまいましたが、
これでプラグの大切だが分かってもらえれば光栄でございます。
次回ですが、このバイクをこのまま返しても怖いので、
車体の総合的な点検を行っていくつもりです。
また見て下さいな。
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