
今日は本業をヘトヘトになりながら働き、終わってからまたエンジン製作をしていて、
長らく時間がかかってしまったGPXの143ccがやっと完成した。
143ccはシリンダーのフィンの方向がが国産と同じになり、
ピストンは54ミリから58ミリになってシリンダーのスリーブが無くメッキシリンダーとなっているから、
凄く軽い上に放熱性がやたらと高い。
そしてクランクの出来やシリンダーとピストンのセットを考えるとかなり安く、
しかし37000円とエンジンより高額なんだがね。
ちなみにGPXの143ccはクランクも交換になりケースのボーリング、
シリンダー長が伸びるからスタッドボルト交換、
カムチェーンやその他ショートパーツも交換と、
製作には手間がかかるのがネックなんだけど、
あまり言いたくはないが初期オーバーホールと同じ金額で行っている。
でもこれからはボーリング代は載せないとちと厳しいなぁ…

143ccにするにあたりほぼ強制的に交換になるのがモダンワークスさんの強化テンショナーアームセット。
カムチェーンは交換になるんだけど長さが微妙に足りず、
無理矢理カムスプロケットにかけてるようなもんだから、
チェーンがピンピンで抵抗が大きいし、
トラブル回避のために交換してほしい部品の1つだ。
正直言うと1番良いのが前にHISPECさんに作ってもらい販売していたGPX用ベアリング入りガイドローラー3点セット。
製作に手間がかかりすぎるようだから今は無いんだけど、
カムチェーンの抵抗を出来る限り減らせる部品だから、
GPX用だけとしてまた復活してもらえればなぁ。
でも私が製作者なら作りたくない部品で本当に手間がかかりすぎるからやっぱり無理な話で、
よく作ってくれていたと感謝したいくらい。
それとこれも出来るだけなんだけど、GPXの143ccには6vエンジン用のセミオートタイプのカムチェーンテンショナーを使ってもらいたい。
調整は必要なんだけど私の場合はオイル交換ごとに行っているが、
ジェネレーターを外す訳じゃないし手間とも呼べないレベル。
モンキーレーサーはほとんどがセミオートだし、
GPXも競技用に近いからテンショナーにこだわり過ぎは無いかもね。
そんな訳で今日も1機完成したし、明日も本業の合間を縫ってエンジン作っていく予定。
そして多くの方はこれからオフシーズンで車体やエンジンの仕様変更を考えていると思うから、
苦行に近い冬場のツーリングはせず頑張ろうかね。
と言いながら私のツーリングのオフシーズンは12月半ばから3月下旬まで。
寒いのに厚着して我慢してまでバイクでツーリングしたいとか病気に近いわ…