南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

日本のベアリングは世界一

2017年10月10日 20時12分24秒 | GPX125 エンジン偏


昨日分解したGPX2機なんだが今日剥離とブラストに出して少し時間が出来たから、
前に売れた190ccエンジンの初期オーバーホールをしていた。

このエンジン、国内販売開始が今年の1月で私はいきなり2機購入したんだけど、
あれから何機も扱いそのたびに初期オーバーホールを行って来たんだが、
GPX125エンジンと比べて組み間違いがほぼ無い珍しいエンジンだ。


まぁ言い出せばピストンリング位置とかはあるが、
キックスピンドルのポンチマーク無視とかが無く。
これでベアリングを日本製にしてもらえたなら初期オーバーホールする必要が無いと思う。

まぁこのエンジンの場合、一番負荷がかかるカウンターシャフト右側のベアリングがニードルになっているから、
他は脆い中華ベアリングでも構わないんでない? と思われるかもだが、
ミッションのメインシャフト左側のベアリングはカブと同じ6001だから、
このベアリングがもし砕けたら全損になる恐れがある。

普通に考えれば190ccでこんな小さいベアリングは使わないんだけど、
ミッションのメインとカウンターシャフトの位置関係は変えられないから仕方なくとは思うが、
その対策として日本の規格にないベアリングを使ったりされるから本当に困る。
1P60FMKなどはオリジナルサイズのベアリングオンパレードだから、
気軽にベアリング交換出来ないのがツライところだ。









今日はこのエンジンを全バラして腰下オーバーホールしてから、
本業もあったしここまで組み立てたら私の電池切れ。
流れ作業じゃないしエンジン1機作るのに信じられないくらい体力を使っているから、
これが毎日なら私の体は多分ガリガリだな。


コメント (1)
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