今日やっとA型のエンジンが完成した。
まぁしかし長いこと預かっていて完成まで2ヶ月もかかっちゃったが、
このエンジンには私なりにコンセプトがあって、
ちゃんと当時物の部品を使うんだが綺麗に仕上げるみたいな感じで、
クランクケースとクラッチカバーのボルトは+ネジを錆取りして使っているし、
ケースなども私がブラストするんでなくて、オーバーホールした感を出すためあえてウェットブラスト仕上げにしたりと、
見る人が見れば色々分かってもらえるエンジンになったと思う。
ベースは腰下はA型と上はダックス70の部品で構成された72ccなんだけど、
ヘッドに関してはQ型エンヂンプロダクツさんの部品を使い、
Qさんオリジナルのノスタルジックスポーツカムやバルブスプリングとカムスプロケットのプレートを入れて、
上もそこそこ回るけどトルクも出ている仕様になったと思う。
このカムは初めてだったし入れる前に色々調べさせていただいたが、
あまり書けないけど「そう作ったか〜」みたいなカムで、
もし私がダックス70ヘッドを使ってエンジンを作るなら間違いなくこのカムは入れるわ。
クラッチは遠心から1次側に変換したんだけど、
中古で買ったクラッチキットのカバーを塗装剥離したら腐食が酷かったため、
またいつものようにペーパーとワイヤーブラシやスチールウールで綺麗に磨いて、
丸いカバー類はついでにバフってしまったから組み立て時間より磨いてる時間の方が長い始末。
でも私の場合は磨き代などいただいてないから依頼していただいたお礼みたいなもんだ。
とりあえず今週末には間に合ったけど初めて使ったパーツもあるしで、
無事走り出すまで安心出来ないねぇ。