GPX125のミッションって5000円くらいで買えてカブ系のクランクケースに普通に組めるんだけど、
そこで困るのがキックスピンドルギアで、
例えばBタイプのキックスピンドルを使う場合だと24丁のギアを使えば良いかもしれないけど、
ロンシン125などに代表される中華エンジンの場合だと元から付いているキックギアが21丁しかないから、
写真のようにギア同士の噛み合いが弱く、
このままでも始動は可能だが常時噛み合い式でギアの噛みが甘いと、
キックの際にペダルの遊びが多くなったり偏摩耗しそうだったりと色々心配になる。
この場合なんだがCD90のキックギアが22丁だから流用してやると上の写真のようにピッタリと噛み合ってくれる。
つまりCD90にGPX125のミッションを流用するとキックギアはそのまま行けるって事になるかな。
今まではGPXのミッションを流用したくてもキックギアに困っていたけど、
これならロンシン125もボトムニュートラルのクロスミッションに変更が可能で、
まぁでもボトムニュートラルはあまり人気がなかったりするから必要ないかもだが、
一応こんな事も出来ますよって話。
初めてロンシン125のノーマルミッションをトップクロスに変更して欲しいって依頼が入ったから、
CD90の4速ギアを購入して早速作ってみた。
ロンシンのノーマルミッションだと4速がオーバードライブ過ぎて、
平地の直線をひたすら走り続けるならこれでも良いんだけど、
北海道ならまだしも本州の直線なんてたかが知れてるから、
3.4速の繋がりは近めの方が全然走りやすく、
長い登り坂だと4速で失速したりするから南信州に住んでると嫌と言うほど分かる。
写真は実際に組み込んでみた写真だけどギアの厚さは全く同じだから普通にケースも閉まるよ。
ロンシンのノーマルミッションとトップクロスのギア比表なんだけど、ファーストはかなり加速よりに振ってあるが、
ファーストさえ我慢すれば2.3.4間はクロスミッションになってしまうんだな。
もしギア全体が加速よりになったと感じた時はドリブンかドライブスプロケットで調整してもらえれば、
全体的にクロスって訳にはいかないけど1番使いそうなギアはちゃんとクロスになっているから不満は無いはずで、
GPXのミッションはファーストもクロスだから発送でクラッチミート回転は高めにしないとエンストする。
まぁそれも直ぐに慣れるんだけど。
中華系のミッションは安く購入出来るから使い用はいくらでもあり、
GPXのリターンミッションをトップクロスにしてカブ系ケースに使ったとしても、
モンキー純正クロスを作るより遥かに安く済んでしまうから、
カブでレーサーを作ってる方なんかはケースはそのままで安価に4速クロス化。
レギュレーションだとケースだけは純正使用だからこれはセーフだ。
そんな訳で年末で仕事もかなり落ち着いたから、
また明日もエンジン作ったり自分のゴリラでも作るかなぁ。