
まずまたお詫びだがメールの返信がなかなか出来なくて申し訳ないです。
毎日お問い合わせが来るから私が見落として返信出来てない方もいるかもしれないので、
そんな時は諦めずまたメール下さいな。
多分2週間返信が無かったら私が見落としてるけど、
最長で1週間も返信出来なかった時もあるから勘弁してね。
今日も昨日の続きでタイガー120を作っていたんだが、また時間を使いまくって腰下は何とか完成した。
このエンジンの大変なところは2次側クラッチで、
普通に組んだらクラッチが繋がった状態になるはずなんだが、
少しでも間違えるとクラッチが切れた状態になってしまい、
そのまま使うとクラッチは切れないしプレッシャプレートが壊れる。
だから適正位置になるよう位置合わせが物凄く重要なんだがタイではどうやってこのエンジンを量産してるかが分からん。
ちなみにこのクラッチを昔調べた事があるけど6本スプリングでこのプレートだとWAVE系の物だと思ったから、
簡単に言うとグロムやモンキー125などの部品と共通みたい。
プレートのボルトは3本になっていて組むのをしくじるとプレートが簡単に割れるのも全く同じだ。

タイガー120は部品待ちだから次のエンジンで、
ロンシン125の140cc4バルブを作るため剥離から帰って来たケースに新品ベアリングを打ち込む。
そしてエンジンマウントはランポートさんで販売しているリジッドマウントカラーに交換する。
ロンシン125 はシャリーのケースと同じラバーマウントなんだが、
エンジンの振動のせいでボルト類が緩みやすくなったり、
酷いのだとエキパイが割れてしまったりするからリジッドマウントにする部品がこのカラー。
そもそもラバーマウントにしなくても不満は出ないし、こんな柔らかいゴムじゃ逆に振動が増えるよ。
よってラバーマウントのまま使うにしてもシャリーのマウントに交換はしてもらいたいかな。
ちなみにクランクケースはやたらピカピカなんだが剥離に出した時ついでに磨いてくれたからで、
キャストのケースでない場合は磨けばこんなに光る。

このエンジンはロンシンがベースなんだが使うのはケースとクランクだけで、
ミッションはGPX125のリターンに交換してトップはセミクロスにしてフルクロスミッションにする。
GPXミッションは1速からクロスだからロンシンの21丁スターターギアが合わなくなってしまい、
簡単に言うとノーマル1速は12Vのギア比に比べ GPXは6Vと同じギア比になるため、
スターターもGPXの23丁にするんだけど、実はCD90の22丁でも歯のサイズは悪くないから手持ちの部品で選ぶ事も可能だ。
当然隙間が増えそうだがそんな事ないしキックの遊びも増えるなんて事は無く、
しかもスピンドルの方で遊びを調整する事もある程度は可能なんだが、
遊び調整は実際に組んで試すしかないから遊びを減らし過ぎるとラチェットギアが当たり続けて異音がする。
だからせいぜいポンチマーク1つくらいしかズラせないんだけど。
ここまで作ったがどちらも部品待ちだから、
小正月は他のエンジンを作って待つしかない。
剥離と結晶塗装に出したくても皆さんお休みだから仕方ないねぇ。