南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

生きてる間に見れれば超ラッキーな天体現象

2019年01月19日 21時47分32秒 | オートバイの無い生活



今日は本業が多忙だったからエンジンは何も出来ず、
さらに返信しなきゃいけないメールもあるんだけど、
メールは明日にでも返信するから今日は話題をガラっと変えてお星様のお話。

今までは書かなかったけど実は天文学も好きだったりして、
ただ知識オタクみたいなもんだがガキの頃から宇宙の果てはどこか真剣に考えていたし、
この話題を寝る前に考えていると本当に寝れなくなるから良くないけど。


ここからが本題で、冬の星座の風物詩と言えばオリオン座。
私なんぞ冬の夜空を見上げるとオリオン座を探してしまうくらいなんだけど、
そのオリオン座に異変が起きようとしている。

まぁ異変と言っても1つの星なんだがオリオン座の左上に位置する、
ベテルギウスと呼ばれる地球から642.5光年離れた場所にある恒星で、
天文学者が今一番注目している星と言っても大袈裟ではないと思う。

ベテルギウスはオリオン座の中でも大きめで一際赤く輝いている星だから誰でもすぐ分かると思うんだが、
この星は自分から発光する恒星としてはかなりお年寄りで、
恒星の最後と言われる超新星爆発を近く観測出来るかもしれないらしい。

私らが一番身近な恒星は太陽だが恒星の中でも小さい部類。
しかし太陽も恒星だから最後は超新星爆発を起こすのは決まっていて、
この際に恒星は何倍にも膨張するから地球は太陽に飲み込まれる運命で、人類は太陽系から脱出しない限り必ず滅亡する。

まぁ話は逸れたがベテルギウスはすでに超新星爆発の前触れである星の膨張が観測されてるんでないかな。

ベテルギウスが超新星爆発すると夜空にもう一つ月が出来たみたいに明るくなるらしく、
昼間でも場所が分かるくらい明るく輝くみたいで、
もしこの超新星爆発を見れたら前の皆既月食や日食やハレー彗星の観測以上の天体ショーとなるに間違いない。

でもベテルギウスの距離は642.5年だから地球で爆破が観測されたとしても実際は642年以上の出来事。
もし今爆発を観測したとして642年前は日本だと室町時代なんだが天体現象は観測されたのが記録に残るから、
もし観測出来れば大変ラッキーとさえ言える。
つまりさっき私が見たベテルギウスの光は642年前に発せられた光なんだな。


何でこんな事をいきなり書こうと思ったかと言うと、
90億光年先よりもっとある宇宙空間の広さに比べれば人間の行動範囲なんぞ地球上の数キロだから無いに等しいくらい狭い。
ただそのクソ狭い自分しか見えていない世界の中で会社に通い人生のほとんどを働いて過ごし、悩みながら生きていると考えると、
私らの営みがアホらしく感じてしまうくらいだ。

当然夜空を見上げれば悩みなどは消える事は無いんだけど、
視野が狭い生き方よりはダイナミックな考え方が出来るはず。
人は悩むと下しか見なくなりテメェの頭上に広がる世界なんぞ興味も無くなるけど、
上を見れば自分のあまりの小ささに気付くから思考も不思議とポジティブになるよ。

そんな訳で天気が良く新月の夜はオリオン座のベテルギウス を探して自分の目で見て、
宇宙の広さと自分のちっぽけさを感じてみて欲しいかな。

ちなみに織姫と彦星に例えられるベガとアルタイルと言われる星の距離は約15光年。
光電話でこんにちは!って言っても一言届くのに15年かかるんだから会話にならんね。



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中華エンジン用シリンダースペーサー

2019年01月19日 20時35分00秒 | 輸入横型エンジン編


現在製作中のタイガーエンジンなんだけどGPX143ccのピストンとシリンダーを使うんだがシリンダー長が足りないため、
HISPECさんに中華エンジン用のシリンダースペーサーを製作していただいた。

そもそもタイガーエンジンのシリンダー長は79ミリでクランクストロークは54ミリなんだけど、
143ccのシリンダー長は77ミリだからゲタをかましてやる必要があり、
でも国産エンジンのゲタとは違いスタッドボルトはワイドだし円の大きさも全く違うから、
結局はワンオフで作ってもらう事となってしまったが、
アルミ削り出しのワンオフだけあって金額はそこそこする。

そしてクランクケースもボーリングしてもらったからベースガスケットの穴のサイズが合わなくなってしまうので、
スペーサーに合わせてガスケットをカッターで切って作り直す。
ちなみにGPXを143ccにする場合もガスケットを作り直す必要があるから、
このボアアップキットって色々面倒なのだ。

ちなみにC50系やZ50系のシリンダー長は63ミリで、
C90系やCD90、それとGPX125は69ミリ、
GPX143cc用シリンダーは77ミリ、ロンシンに代表される125ccは79ミリとなっていて、
でもLIFAN150のシリンダーはなぜか78ミリだったが、
56.5ミリピストンと15ミリのピストンピンだから使い道はほぼ無いかな。








シリンダーに装置するとこんな感じになるんだけどスペーサーの厚みは保険の意味で1ミリ厚くしてもらった。

ここにベースガスケットが1枚増しで入るから圧縮比は少しだけ下がるんだけど、
バルブとピストンがヒットするのはもちろん圧縮比が上がり過ぎてブローするのも嫌だから、
これくらいのマージンは作っても良いと思うしどんな使い方されるか分からないから、
作り手として安全面を多く取らせていただいたが逆に安心して使っていただけるんでないかと思う。








シリンダーは完成したんだけど4バルブヘッドの加工をまたコロっと忘れていたため、
明日は平面研磨と一緒に加工して組むつもりだったが、
シリンダーガイドローラーのボルトを買うの忘れていたため、
タイガーエンジンはやっぱり中断して明日は別のエンジンかなぁ。

このボルトって中華エンジンのは長いから国産エンジンの少し短いボルトに交換しなきゃいけないんだけど、
部品番号が分からんからカムイさんに出向いて注文してくる。

そんな訳で剥離も必要ないエンジンとなるとGPXの初期オーバーホールだから、
今夜も深酒せずに明日もガレージ作業だ。

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