南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

社会科見学は知恵と興味が増えた大人になってから

2019年11月14日 21時13分06秒 | GPX125 エンジン偏


今日はもう木曜日で週末にエンジンを作りたかったから明日部品が返って来るようにGPXを1機バラして剥離に持って行った。

このエンジンはミニモトさんで販売されている物なんだけどヘッド以外がシルバーに塗装されていて大変カッコ悪んだよねぇ。

アローズさんやモダンワークスさんから販売されているエンジンは塗装が無いから同じクオリティにするとなると剥離費用はいただけないから、
ミニモトさんから買ったエンジンは私が自費で剥離とブラスト処理に出している。
あなたのエンジンはミニモトさんから買ったから剥離費用が別途かかります、とは言えないから仕方ない。

いつもエンジンを買っているアローズさんは次のGPXを発注しているらしいんだがanima125と一緒に船便で来るみたいで、
しかしそのアニマがヨーロッパでバカ売れしていて生産が全く追いついていないみたいでマーケットの薄い日本向けは後回しだから、
アニマ125とGPXの販売がいつ始まるかも全く分からないみたいだ。

よってしばらくはミニモトさんからエンジンを購入する事になりそうなんだが、
次は塗装無しを輸入して下さいと直接お願いしてみるかねぇ。

ちなみにミニモトさんがGPX125エンジンを販売されるようになったきっかけって実は高森のカムイの店長の働きかけだったりするから、
次は塗装無しでと私からお願いして実行してもらうしかないかね。









バラしたエンジンを早速マストテクノさんに持って行ったら、
私が依頼していたエンジンの結晶塗装の最中だったから見学させていただいたが、
結晶塗装も結局は粉体塗装で肌目が違うだけだけど。

で、私はガンから出た粉体塗料が部品に当たると付着する仕組みが今まで分からなかったんだが、
どうやらガンを通る時に塗料の粉に静電気を纏わせるから塗装する対象物に当たると塗料が付着するらしく、
よって塗装する部品はアースされていないとダメみたい。

写真の部品も針金で吊ってある先はアースされているみたいで、
もっと言うと部品を手に持って粉体塗装した場合は人がアースとなるから冬の車のドアに触れたのと同じく感電するみたい。

だから吊ってある針金に付いた塗料は剥がさないと導通しなくなるから粉体塗装屋さんは剥離もしなきゃならない、と今日初めて知ったわ。

写真の部品は塗料を吹き付けた直後で、この後200°の熱で30分程焼かれて出て来るといつもの仕上がりになるんだねぇ。









窯で焼くといつもの縮み塗装のレッドで、この色は私がワガママで調色していただいた少し暗めのフェラーリレッド。

左のオイルフィルターカバーはデザインの溝をスムージングしてもらったからスッキリとした見た目となるね。

マストテクノさんは毎日粉体塗装しているので仕事の邪魔にならなければ今日みたく見学させていただけるから、
興味がある方は是非行って見学してもらいたいくらいだ。

http://masutotekuno.jp

私のブログを見て直接行っていただいた方も結構おられるみたいだが、
南信州のりもの倶楽部の紹介と社長に言っていただければ分かってもらえるよ。

もっと言うと私は頻繁に行き過ぎていているから鬱陶しがられていないか心配なくらいだ(笑)

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