南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

粉体、結晶塗装の敷居は想像より低かった

2019年11月20日 19時44分11秒 | GPX125 エンジン偏



今日は本業が暇だったからGPXエンジン2機を一気にバラしてマストテクノさんに持って行き、
残った時間で剥離とブラストが終わったエンジンを組んでいて1日が終わった。

今入っているオーダーのエンジンは全て剥離とブラストが必要だし塗装もやってもらわないといけないため、
効率的に立ち回らないと何度も運ばなきゃだからムダになってしまう。
それに週末に作りたいから今から出しておかないと金曜日までに間に合わないからねぇ。

このエンジンのご依頼はベアリングは交換でセミクロストップギアもだから部品交換しながら腰下までは完成したから明日暇なら完成はすると思う。


で、私が大変お世話になっているマストテクノさんなんだがお問い合わせフォームからメールが送れなくなっているため、

http://masutotekuno.jp/sp/

こちらのホームページに載っている番号まで社長宛に電話してみて下さい。
大変気さくな方だし金額もだいたいの方はビックリするくらいの金額で塗ってくれます。


その前に粉体や結晶塗装に出す心得があるので必ず読んで理解して下さいな。


1 金属しか塗れません

塗装後は200度の熱で1時間近く焼くため樹脂やプラスチックなど熱に耐えらない物はダメ。
ただ鉄やアルミはもちろんマグホイールやかなり耐熱性のある一部の樹脂などにも塗装は可能みたい。



2 必ず部品1個単位まで分解して出しましょう

例えばエンジン丸ごととかフロントフォークのアウターチューブだけとかのような場合は必ず部品を全てバラバラにして持ち込むのがマナーと言うか当たり前で、
ブレーキもピストンは全て抜いてアルミホイールも2ピースや3ピースも全部塗るならまだ良いがリムだけとかの場合は必ず分解して出すこと。

エンジンの場合は丸々塗りたいなら塗りたい部品単体まで綺麗にバラしてゴムシールやベアリングなどまでバラバラにして出すのが当たり前で、
よってエンジンに粉体塗装したい場合は自動的にフルオーバーホールとなる。



3 部品の大きさは窯の大きさまで

とにかく熱処理が必要だから窯に入らなければ不可能なんだが、
だいたいのサイズとして車の部品単体は大丈夫だけどトラックのキャブや乗用車のモノコックは無理。
だけど見た感じジムニーやジープのシャシは入ると思うが剥離槽やブラストボックスは小さいから、
その場合は自分で剥離とブラストをする必要があるがモンキーのフレームや車のホイールは何もせず持ち込んでも大丈夫だ。



4 金額はケースバイケース

ザックリだと1ピースの17インチの車のホイールで1本約1万くらい、
横型エンジンを丸々塗ってもらって15000円なんだけど在庫の無い色は別途塗料代がかかるから、先ずはサイズや色など伝えて見積もりをもらおう。



他にはスイングアームのゴムブッシュは意外と耐熱性があるから付けたままで大丈夫とか、
一部のベアリングもグリスを打って再利用したとか例外はあるけど、
細かな事はメールでなく電話の方が絶対分かりやすいしメール作る社長もかなりの手間だから
出来れば電話でお問い合わせしてみて下さい。



しかしマストテクノさんは粉体塗装の敷居をグッと下げてくれているから近県の方ならわざわざ持ち込んでいるみたいだし、
自分の地元で見積もりもらったのと比べたら安過ぎるから自分で運んで色見本で塗装してもらいたいとかの声もいただけているみたいだからとりあえず電話なりで確認してみて下さいな。






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