
今日はエンジンを組み立ててはいないがロンシン125のヘッドオーバーホールとハイカム化を依頼されたので行っていた。
写真はノーマルカムを使いオーバーラップ位置で止めてあるんだけど、
このエンジンのカムはリフト量も少ないしオーバーラップでもバルブがかなり閉じてしまっているので吹けが悪く、
高回転も7000rpm以上は回らないようなレブリミッター付きカムだったりする。
だからこのエンジンにハイカムを交換すればが良いだけだから簡単じゃん♪
と思われそうだが燃焼室は狭くオーバーラップでバルブ同士がヒットして曲がってしまうため、
バルブの傘を旋盤で肩を落として小径化してやる必要がある。

これが完成後でハイカムを入れてオーバーラップでバルブがかなり出ているが、
小径化したバルブのおかげで当たる事は無いけど、
ヘッドガスケットは薄いメタルガスケットにしてしまうと今度はバルブがピストンに当たるようになるから気を付けてね。
バルブの隙間なんだがこの状態で1ミリ空いていれば多少回し過ぎてもバルブは当たらないけど、
前も書いたようにバルブスプリングのサブスプリングは取り外さないといけないため、
無意味な空吹かしなどするとサージングを起こして当たるかもしれないので普通に使って欲しい。
今回の作業なんだがバルブ小径加工にバルブの擦り合わせ、
タペットクリアランス調整にハイカムまで取り付けて1万円の送料別となっていて、
あまりに多忙なためオーバーホールはお受け出来ないがヘッドだなら直ぐ終わるって事でお受けした。
よってヘッドの脱着は出来るんだけどバルブ外したり加工するのは無理って方は、
これくらいの作業ならサッと出来るため気になった方はリンクは貼らないけど過去ログからアドレス探してメール下さいな。
おまけ
youtubeをサーフィンしていたら面白そうな映画を発見した。
今月21日に放映が始まる「地獄の花園」と言う映画なんだが、
内容を簡単に説明するとクローズZEROの出演者を女性(と少しのオッサン)に替えて、
ステージは学校ではなくとある会社となっているんだが、
会社だから派閥を実績で争うのかと思いきやOLが殴りあって何らかの頂点を決めると言うありえないストーリーとなっていて、
こんなイカれた物誰が考えたんだよと思っていたら、
ホントに頭イカれた人が脚本書いていたから逆に観に行ってやろうかと思えて来た。
しかしあれだけ人気があった鬼滅の刃はスルーしてこんな映画観たいと思えるなんて私の脳ミソもだいぶ沸いてきてるねぇ。