今日もまたエンジンを組んでいてSPD100改123ccが完成した。
とは言ってもジェネレーター側のガスケットを注文し忘れていたため本当の完成は来週になるんだけど。
排気量の仕様としてはロンシン125用140ccのボアアップキットを使いヘッドはGPX125の物をカムごと移植し、
カムスプロケットは32丁で2穴のモダンワークスさんのを取り付けテンショナーも強化品に交換してある。
クランクはSPD100純正の50ミリストロークだから56ミリピストンで123ccと中華系エンジンの中ではショートストロークなんだが、
私としてはあまりブン回さず大事に乗っていただきたいねぇ。
そしてGPXのヘッドなんだが前に沢山購入しておいたはずなんだが在庫切れとなったので、
SPD123ccやロンシン140ccはヘッドが再販されるまでお預けとなるが、
また5つくらい買ってストックしておいて良さそうだ。
今回のエンジンはショートストロークとは言ってもモンキーを88ccにしたよりはまだ大人しく、
せっかくだし興味があったので色々なエンジンで計算してみた。
例えばモンキーやカブ50のノーマルエンジンの場合はボアストローク比で0.94だからロングストローク傾向で、
これを88ccにボアアップした場合は1.25となりボアがストロークより約1.25倍多い事になる。
SPD100のノーマルは等倍になるんだけどボアアップするとボアが1.12倍とはなるが88ccよりはまだロングストローク傾向とはなっている。
ちなみにGPX125は0.990だがほぼスクエアで143ccにすると1.07だからショートストローク傾向とはなるがそれでも88cc程ではなく、
ロンシン125のノーマルは0.92だからロングストロークとなっているが、
ボアアップで140ccにしたとしても0.98だからまだロングストロークとなる。
しかしこうやって色々なエンジンを調べてみると面白いね。
ノーマルエンジンの場合だとロングストローク傾向がほとんどでボアアップしてやっとショートストロークになるエンジンが多いように感じるかな。
とりあえず大変だったエンジンが1機完成したが次はもっと大変なエンジンを作る事になっていて、
LIFAN125の1次側遠心クラッチエンジンを150ccにボアアップして高速道路を走れるようにする。
しかしウチは変わったエンジンの依頼が多いねぇ…