
今日もまた本業は暇だったのでATVのエンジンをバラしていた。
何年か前にも107ccのエンジンはオーバーホールした事はあるんだけどこちらは50ccで、
腰上は12Vのままなんだがヘッドは中華らしくモトラタイプのカムだからハイカムに交換は出来ない。
腰下は多分だが107ccと共通で多分だけどギア比も同じなんでないかと思う。
それとリバースギアが付いてるからギアの位置がまるっきり違くて、
1番手前が1速、その下が3速でその下は2速となっており、1番底にリバースギアが付いている。
リバースギアの間にはリバースアシストギアが付いていて、
リバースに入れるとアシストギアを介してメインとカウンターが同じ方向に回転するためバックする仕組み。
だからリバースに入れてメインシャフトを回すとカウンター側も同じ方向に回るから不思議な感覚だ。
ちなみにリバースアシストギアなベアリングが入っていて飛び出さないようにCクリップで両側から固定されていて、
あと一応だがギアの端が落とされているから表裏の方向はあるんだけど、
別に飛び込み式ではなく常時噛み合い式のため表裏を間違えても何ら問題ないです。
あとこのエンジンもそうなんだがバギーやATVはキックペダルを付けたとしても蹴る事が出来ないため、
キックスピンドルは無くてマグナのクラッチカバーのように穴が塞がれていて、
もしキックスピンドルを足したくなっても1速の位置にリバースギアがあるためセル始動専用となっている。

一応ギア比も調べてみたんだけどカブ50や90とは全く違うギア比で、
車体が重い事を考えてあるのか1速は加速寄りとなっているんだけどトップは1.043だから、
簡単に例えれると12Vモンキーのミッションを4速から3速に減らしたような感じ。
リバースギアは1速よりも加速よりとはなっておらず、
マイルドにしてギクシャクしないように配慮さるているんでないかな。
今日はこのエンジンをバラしてガスケットを剥がしていたら終わってしまったから、
明日もまた他のエンジンをバラして一緒に剥離に出す予定。
今月から無給になるためガンガン働かないといけないから、
今入っているエンジンのバックオーダーは思ったより早く終わりそうで、
残り数機になったらまた受け付けを再開するのでもう少しお待ち下さいな。