南信州のりもの倶楽部♪

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熱中症で死にそうになった俺の話を聞いてくれ

2012年07月27日 21時00分26秒 | オートバイの無い生活
いやぁ、暑いねぇ。仕事中なんて暑すぎて気持ち悪くなるっての。

俺は過去熱中症で倒れて三途の川をクリアに見たことがあるから、
その症状も熱中症対策も身体で知ってるんだわ。
だから少しでも犠牲者が増えないよう書こうとペンを握る。
いや、スマホか…

まず症状なんだが、身体がやたら熱くなって気持ち悪くなってくるんだけど、
大体の人は熱中症なんだと自覚できると思う。
暑くて気持ち悪くなったのなら、それはもう熱中症にかかったと言っても言い過ぎじゃないね。
そこから倒れるまでがアッという間だったから。

気持ち悪いのを我慢してると次は体温が異常に上がってくる。
まるで熱暴走したみたいに体温は軽く40度を超え身体が動かなくなるのさ。
インフルエンザとかにかかると熱が出て腰やヒザが痛くなった経験無いかな?
熱中症のはもっと凄いぜ。
指が一本一本ありえない曲がり方して、それがまた痛いのなんの…
見た目は悪魔の手みたいになってたから皆に見せてあげたかったわ。

シャツの上から胸に水をかけてもらったらなんと湯気が見えた。
それくらい発熱しても意識はあったから人間の身体って凄いね。

そのまま放置されると次は意識が無くなってくる。
まぁ遠くの方で誰が話してるのが聞こえたくらいだから完全な無意識では無いんだろうけど、
喋ることも出来ないし身体乾き過ぎて痛いのも過ぎたくらいだったからねぇ。
「あぁ、俺はこれから死ぬんだ…ごめんよ…」と嫁や子供に申し訳なく思ったもの。

で、このまま放置されてたら間違いなく死んでたんだけど、
意識が途切れた辺りでリアル三途の川を見て運良く処置が始まったから助かり病院に担ぎ込まれたんだったかな。

まぁ熱中症とお気軽に考える人は少なくなってきとるだろうけど、
実はとても痛くて苦しい思いを長時間するから(長く感じただけかも)、
もし死んでも断末魔みたいな顔しとるかもしれんし、
間違いなく指は変な方向に曲がってるし、
だいたい成仏出来ないと思うわ。

んで、ここからは熱中症の予防なんだが、
テレビとかでは水分補給して無理すんな、みたいな当たり前の事しか言ってないね。

まず一番大事なのは熱中症にかかったかも… みたいな初期の段階ではもう遅いと自覚すること。
皆気持ち悪くなるまで頑張っちゃうけど、
一人で仕事してて身体動かなくなったら死を待つしかないもん。
それくらい進行が早いからこんなに多くの人が犠牲になってるの。
だから絶対慢心しちゃダメ!

それと、回りに人がいるのに熱中症にかかっちゃうパターン。
例えばスポーツの最中とか応援中とかなんだけど、
これはもう気が付いてやれなかった回りの人間が悪いとしか言いようがない。
人は他の動物と違って本能に逆らう理性を持っているがゆえ、
暑くても喉乾いても我慢しちゃう生き物なのだ。
だから回りで気を使い合ってあげるだけでも熱中症は減ると分かってもらいたい。
昔部活で水飲むな!みたいな事言われたことがあるけど、
そんなアホな先輩の言う事なんて、ただ威張りたいだけだから聞く必要無いよ。
野球とかビッグイニングになると何十分も炎天下で守備をしなきゃならない。
今は昔と違うから少年野球とかなら補水を許可する、みたいな判断を大人がしないと。
好きなスポーツやってるのに水すら飲ましてもらえんかった、じゃトラウマ作って終わりだからね。

それと子供。
大人は分からんと思うけど炎天下でしゃがんでみると、
照り返しの熱がどれだけ熱いか分かると思う。
だから身長の低い子供は熱中症にかかりやすいし、
大人と違って水分の総量が少ないからさらに危険なのね。
ドラム缶とバケツの水、どちらが早く暖まりやすいか考えれば簡単でしょ。
だから子供が熱中症にかかった場合、一緒にいた親が無知だったと言われても仕方ないよ。

それとご飯はしっかり食べること。
何か食べておくと体は水分を欲するから普通に何か飲みたくなるし、
いきなりダルなることが無くなるからね。
俺も倒れた日は空腹だったし、暑すぎて逆に何も飲みたくなかったのを覚えてる。
自ら負のコンディション整えて倒れに行ったようなもんだな…


あとは家の中で熱中症になるケース。
とくにお年寄りが多いんだけど、
お年寄りはどうもエアコンや扇風機の風を浴び続けるのが苦手みたいで、
それで熱中症にかかってしまうみたいなのだ。
これも回りの人間が気を使ってあげるしかない。
亡くなるくらいなら扇風機の風くらい我慢してもらわないと、
お年寄りは俺らより暑さに脆弱だからね。

こんな感じで我慢せず早めに体を冷して回りの人間同士気を使い合うのが大事。
今は熱中症対策グッズも揃ってるから上手く使いながら、
暑い夏を乗り切ってもらいたい。

そして一人でも熱中症患者が減るよう切に願っております。
コメント (3)
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