スーさんが死んで、このシリーズが終了?
三途の川で、ゴールドカードは持っているが、現金・渡し銭の六文銭がないスーさん、
脱衣婆 [伝助]に服を脱がされそうになり、もつれ合っているうちに生き返ってしまう。
このストーリーを考えた人も素敵だけど、引き受けた三國連太郎も素敵ですし、
それ以上にすごいのは、このことを三國に伝えた人ではないでしょうか。
"死"をこのように「あっけらかん」と明るく笑い飛ばすのは良いですねぇ。
残念ながらこの映画の出来はB級以下なのですが、三國が一度死にかけ、
三途の川でうろちょろするだけで、この映画は"良"、と私は思うのです。
若い監督が三國にどう接し、演出したのかを想像するだけで楽しくなります。
出演者にパワーがもう無くなっています。
ファイナルは仕方ないですし、良かったです。
映画の最後に、主立った出演者が挨拶に登場したのもよかったです。
細かいことですが、最後の場面に、伝助の上司=益岡さんが出ていなかったようで残念でした。
佐々木課長役の谷啓は映画には出なかったが、最後の挨拶の場面によろよろしながら顔を出した。
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