Bトレインというのがここ最近いろいろと出回っているそうである。ネットサーフィンの最中に発見した。
Bトレイン、鉄道車両の模型の一つといっていいかな。Nゲージ模型と同じく150分の1サイズで、正面と側面のつくり込みはなかなかリアルにできているのだが、長さだけはなんと6cmくらいのミニサイズ。通常の車両のサイズでだいたい20cmくらいだから、さらにコンパクトになった模型である。塗装済みで、接着剤不要の組み立てキット。まあ、玩具といえば玩具なんだろうが、別売りの台車に履き替えることで、Nゲージ模型として走らせることも可能という。何だか昨今の住宅事情とか、クルマのコンパクトカーのブームのようなものか。普通のNゲージ模型から見れば邪道なんだろうが、それでも愛好者は結構いるようだ。
Nゲージ模型といえば、町並みや自然を詰め込んだレイアウトの作成も楽しみ方の一つであるが、制作に多大な費用がかかったり、設置場所の問題もありなかなか踏み切れなかったところがある。ただ、このBトレインの場合、半径の小さなカーブでも楽に曲がることができ、卓上サイズ、いやもっとミニサイズのレイアウトでも走行可能である。ネット上でいろいろと見ていると、実によくつくりこんだミニレイアウトの数々を目にする。
これくらいなら・・・私の今の住まいの事情から大型レイアウトは不可能であるが、これくらいなら何とかできるだろう。子どものころプラモデル(といっても、ガンダムとかミリタリーものより、なぜか「大阪城」とか、「そば屋」などというものをこしらえていたほうが多かったのだが)に興味を持っていたが、久しぶりに模型づくりに取りかかりたくなったものである。
というわけで、実に久しぶりに鉄道模型の店に足を踏み入れる。
本格的Nゲージ模型の車両の数々に混じって、「Bトレインショーティー」という箱もそれなりの場所をとっている。その商品、1箱(1両入り)単品で買えば定価が420円ということなのだが、実はその箱にどの車両が入っているかは「おみくじ」的なのである(中には車両の型式を明らかにしたセットもある)。箱の表にはいくつか車両の型式が書かれているが、同じ型式でも塗装が違うとかの差があったり、先頭車の場合もあれば中間車の場合があったり、果ては機関車と電車のいずれかが出てくるなんて不確定要素が強いものもあり、結局どれが出てくるかは買わないとわからないそうだ。2箱買って、全然違うものが出てくれば面白いような、いやなような。
ただその店には、箱から出して中身をさらし、同じ塗装の車両を2両セットにして売っていたのがあった。なぜかキハ58(28かな?)のセットばかり。ただこのほうが商品としてはっきりしているし、お目当ての車両の一つでもあったのでこちらを選択。
久しぶりに見る模型のパーツ。早速にニッパーで部品を切り取り、台車と車体を組み立てて、15分くらいで2両編成の気動車の出来上がり。そのサイズ、実にコンパクトである。写真(携帯で撮ったので画像悪し)の車両が載っているのは、大型ではなくB5版のコンパス時刻表であるからその小ささもわかろうというもの。コンパクトであるが、なかなか細部まで凝っている。
さあこうなると、いずれは線路の上を走らせてみたくなるものである。そしてこのネット社会、Bトレインの愛好者がHPやブログでレイアウトの制作を紹介しているのに出会う。それらを参考にしつつ、私もいつの日に完成するかは別として、少しずつレイアウトに着工しようと思う。
これまでの旅先で出会った風景が再現できればいいなあ・・・。