まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

新疋田から杉津へ

2009年10月15日 | 旅行記D・東海北陸

Dscn4017朝日の昇る海に浮かぶ鳥居。・・・・といっても、安芸の宮島・厳島神社ではない。

先日の11日に、金沢までBCリーグのチャンピオンシップ観戦に出かけた。その道中のことをしばらく書くことになる。

Dscn40164時半に尼崎を出発し、阪神高速~国道1号線~湖西道路~国道161号線とたどること約2時間。日の出から少し経っているが、琵琶湖を照らす日の光がまぶしく感じられる。高島市の161号線沿いにある白髭神社。近江最古の神社とあり、猿田彦大神を祭るとある。海上・・・じゃないや湖上に鳥居があるのはさまざまな言い伝えがあるようだ。

琵琶湖のスケールの大きさ。「近江=淡海」と「海」の字を当てていたのもわかるような景色である。

Dscn4027滋賀県を通過し、福井県に入って訪れたのは北陸線の新疋田駅。朝のこの駅はさまざまなタイプの列車が通過することもあり、撮影で訪れる「その筋」の人たちで賑わう。駅前に駐車場があるのだが、福井ナンバーのほか、関西、東海、中には湘南ナンバーのクルマも見られる。

Dscn4034ホームの端にはこんな感じで三脚を立て、「その筋の業務」に励む姿。中には、ホームで構える人と、駅間の撮影ポイントに陣取っている仲間と連絡を取り合う人もおり、それぞれの撮影ポイントというのがあるようだ。それにしても、その中になんちゃってデジカメを持って入る私というのは、彼らから見れば素人同然である。

Rscn4033Dscn4039Dscn4052 Dscn4037 ここでいくつかの列車を撮影。

Rscn4051最後は、大阪に向かう寝台特急「日本海」を下り線ホームから撮影。ただ、写真をよく見ればわかるのだが、客車のところが陰になっており、客車の青が太陽に映えない。

Dscn4048なるほど、東側から列車を狙ったほうが順光になるわけで、道理で上り線ホームのほうに多く陣取っていたわけだ。

新疋田を後にして、敦賀インターから北陸道に乗る。まだ朝のこととて、ナイターが行われる金沢まで急いで向かうこともないのだが、訪れたいポイントがあり、あえて短区間の高速道路利用となる。

やってきたのは杉津パーキングエリア。ここは実は北陸トンネル開通までの間、北陸線が通っていたところ。若狭から越前に向かう山越えの区間で(同じ福井県でも嶺南・嶺北という分け方をする)、ちょうどパーキングエリアのあたりが旧杉津駅のあったところ。

Dscn4056このパーキングエリア、実に眺めがよい。ちょうど敦賀湾を見下ろす位置にある。ちなみに通常左側通行のところ、このパーキングエリアは山側(右側)が下り線、海側(左側)が上り線ということになるが、眺めがよいのは下り線のほうだという。そのためか、休憩する人たちが海に設けられた展望台に向かう。

Dscn4062旧北陸線の跡をたどるコースはホームページやブログでもいろいろと紹介されているが、実際に訪れてみて想像した以上の美しさである。輸送力強化のためとはいえ、長い長い北陸トンネルでずっと行くのはもったいない話。地上ではこんな景色が見られたのだ。もっとも、あえて杉津駅をこんな高いところに設けたのは、敦賀湾に出入りする船舶を「監視」するという軍事的な意味合いもあったようで・・・・。

Dscn4064平和な現在では、ここは夕日のビュースポットということでカップルの人気があり、愛を誓うための「愛のハートロック」なるものもある。ハートを錠前でロックするというもので、無数のカギが並ぶ光景は壮観。これを見た私・・・・こういうのは南京錠と決まっており、「ダイヤル式」でロックしないもんやなあと感心するばかりである。

杉津パーキングエリアからいくつかのトンネルを過ぎて、武生インターで下車。次は越前の海を目指してクルマを進めることにする・・・。

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