まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

JR線完乗への旅~北海道上陸

2009年12月07日 | 旅行記A・北海道

Dscn579112月5日の朝、伊丹空港に現れる。これから向かうのは、いよいよJRの旅客線の最後の区間となる函館線の深川~旭川間である。

前の記事でも書いたことだが、『時刻表2万キロ』や、国鉄~JR移行時のブームのようなこともあり、「いつかJRの全線の乗りつぶしをやってみたい」と思ったのがもう20年以上も前のこと。それから、乗るための旅行やら観光旅行やらいろいろと取り混ぜる中で最後に残ったのがこの区間。宗谷線、石北線、富良野線、留萌線と、これらを取り囲む路線もいろいろとある中、それをうまくかいくぐったというべきか。

早いものでもうすぐ2010年代に突入する。それまでに一つの区切りということで達成しようということで、ギリギリの12月、その中でも比較的安く行ける日程ということでこの週末に出ることにした。航空券は伊丹~新千歳の往復、宿泊は旭川市内というプランだが、片道の普通航空運賃とほぼ同じくらいの値段で往復とホテルがついてくるのだから、本当、この業界の「本当の適正価格っていくらなの?」と逆に心配してしまう。ただでさえJALは経営が苦しいというのに、大丈夫なのかな??

Dscn5794伊丹は雨模様の天候だったが、満席の乗客を乗せて離陸し、低く垂れ込めた雲を突き抜けるとそこは青空。雲を下に見やり、澄んだ空気の中を飛びぬけて行くのは気持ちのよいものである。団体客などからも歓声があがる。

2時間弱のフライトで新千歳空港に到着。空港の周りの地面を見下ろすが、山間や日陰を除くと雪の気配が全くない。あらあら、こちらは真冬の北海道へということで靴も雪用のものにしたり、コートにも裏地を入れたりして重装備で来たというのに・・・・。

Dscn5802新千歳空港からは快速エアポートに乗車する。駅の窓口で買い求めたのは「一日散歩きっぷ」。札幌近郊の駅で発売されているものだが、フリー区間は結構広い。合わせて快速の指定席券を押さえ、まずは札幌まで着席で移動。他の車両はデッキまで立ち客で一杯だったから結構な差である。

札幌に到着。札幌駅に降り立つのも3年ぶりのこと。今回は昼食のために下車したようなものである。

Dscn5809さて昼食ということで、駅に隣接するビル「エスタ」の中にある「札幌ラーメン共和国」に向かう。昭和30年代くらいの町並みを再現したセットの中にいくつかの店舗が集まるという、あのタイプの店舗である。現在8つの店が出ており、ちょうど昼どきということであちこちで行列ができている。果たして次に乗る予定の列車に間に合うかな・・・。

Dscn5806比較的行列が空いてそうということで、味噌ラーメンの「けやき」の行列につく。店の対応がいいのか結構回転が早く、2~3分待っただけで店内に案内される。私はラーメンは好きだがそんなに「どこの店のあのメニューでないと」というこだわりまではないので、「札幌の超人気店」というCFにも「そうでっか」というくらいのものである。

Dscn5804やってきたのは一番人気の味噌ラーメン。そんなにしつこい感じもなく、野菜もたっぷりと入っているのでこれは身体にもよさそうだ。

並ぶことがほとんどなかったせいか、次の岩見沢行きには楽に間に合う。後はこのまま旭川まで列車を乗り継ぐだけだ。札幌近郊の街中を走りぬける。横では線路の高架工事もやっており、パッと見たところでは東京や大阪の近郊とはさほど変わらない風景が広がる。違いといえば屋根がトタンだったり、煙突のある家の横を通ったりというところかな。

Dscn5815岩見沢に到着。さて次に乗る列車がいよいよ乗りつぶし達成に導いてくれる一本になる。最後にいい感じの列車が残ってくれたものである・・・。

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