まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

新型インフルエンザ予防接種

2009年12月12日 | ブログ

先日、糖尿病専門医の月例の通院でHbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)を測定。11月の半ばからインスリン注射は取りやめとなり、飲み薬のみでの治療ということになったのだが、4.9%という値が出た。担当医からは「そこまで低くしなくてもいいんだけどな・・・」と言われる状況。

ここで朝夕の飲み薬のうち、夜の部をやめようかという話も出たが、ここまでくればあとはぼちぼちコントロールすればいいということもあるので、とりあえず「現状維持」で契約更改(ってプロ野球選手やないんやから)。

ただその時に出たのが「そろそろ一度、眼科に行ってください」というもの。合併症の予防のうち、眼のほうについてはDM専門医でも簡単な眼球のチェックくらいはできるのだが、やはりそこは餅は餅や、だからハンバーガーと違うんや・・・もとい餅は餅屋で眼科の検診を受ける。

眼科検診は、DMで入院した時にも受診したのだがその時は瞳孔を空けての検査ということで特殊な目薬を入れられ、結局一日中使い物にならなかった記憶がある。今回もそのようなことをされるのかと思ったが、眼の顕微鏡のようなものでのチェックだけで「問題ないですね」というだけだった。やれやれ、まずは一安心だ。

それが午前中のことで、午後からはこちらも月例の睡眠呼吸クリニックでの診察。実は本日は、新型インフルエンザの予防接種も受けることになる。DMを持つ私は「基礎疾患のある人」に該当するため、一般の方より先に接種することができるということで以前に申し込んでいただいたのだが、ワクチンの入荷と月例の診察を合わせてもらった形になる。睡眠時無呼吸とDM、生活習慣病つながりである。

検温と月例の検診の後に接種。ただ、こちらで毎月お世話になっている担当医と看護師によれば、「ワクチンといってもめっちゃ小さい容器なんですよ」とのこと。「それで何人分?」「2人分です。まつなるさんと、あともう一人」・・・・なかなか厳しいものだ。「これって当日しか使うことができないから、今日は予定通りちゃんと来てほしかったんですよね・・・・」

「というわけで、今日のあなたは”選ばれた人”になります」と言われて注射針を入れられる。「初めてのワクチンなんで、しばらく様子をみましょう」ということで、接種後30分間、待合室で安静にせよとの指示。

後で血圧の測定と担当医の診断を受けて「問題なさそう」ということでようやく解放された。

新型インフルエンザについては、このところ少しは新たな患者の発生が収まっているようだが、これから季節性と合わせてどうなるか予測できない。「DMの方がインフルエンザにかかったら血糖値が極端に跳ね上がったという話を聞くので、とにかく予防に努めること」というのを、午前中の眼科医と午後からの睡眠呼吸医の両方から聞いた。確かに数値的には一時期の極悪人のレベルから改善はされたが、自分のベースにはそういう要素があるということ。謹んでその言葉を受けたものである・・・・。

コメント

復路は札沼線経由

2009年12月12日 | 旅行記A・北海道

6日は雨が降ったりやんだりと不安定な天候。滝川駅の横手にあるバスターミナルに向かう。ここからバスに乗って向かうのは新十津川駅。札沼線の終着駅である。

札沼線に乗ったのは3年前の夏。その時は札幌から到着し、猛暑の中歩いて滝川まで抜けている。その途中で開拓の記念館に立ち寄り、奈良県の十津川から水害のために移住を余儀なくされた人たちの開拓の苦労についていろいろと見るものがあった。

Dscn5888今回は雨でもあるし、歩くと間に合わない恐れもあるのでバスに乗車する。周囲の住宅街などを回り、15分くらいで新十津川町役場に到着。ここから歩くこと5分で新十津川駅に出る。

Dscn5890ちょうど列車が到着したところで、数人の客が降りてきた。迎えのクルマに乗る人もいれば、写真を撮る人もいる。

Dscn5893この駅にやってくる列車は日にわずかに3本。ちょうど昼の便がやってきたところだ。昨日の旅がどちらかと言えば幹線の行程だったために、ちょいとローカル線的な要素も入れようというものである。

Dscn5896駅備え付けのノートに書き込みを行った後、他の3人の客(うち2人は折り返し組)とともに出発。終着駅から始まるというのもなかなかよろしいもので・・・・。

Dscn5911空知から石狩に向かう平野部を淡々と走る。明治時代はそれこそ何もなかった土地が、これでもかというくらいに広大な耕地となっている。その開拓の歴史に思いを馳せるのもよい。

歴史というとどうしても大和朝廷に始まる「中央の視点」で語られることが多いし、北海道といえばどうしても歴史が薄い、浅いというイメージを持ってしまう。しかしながら古くから生活を営み、交易を広げてきたアイヌと、開拓のために内地から渡った人たちの歴史というのもそれぞれに重いものがあることで、旅に出た時にはそういうものに触れて感じることができればと思うのである。

Dscn5913そんなことをつらつらと考えたり、列車のほどよい揺れに身を任せるうちにトロトロとしてくる。豊ヶ岡で一度山の中に入るが、再び平野部に戻って石狩当別に到着。

Dscn5916この列車はここまでで、札幌までは乗り換えとなる。1両から3両に増えた列車は近郊ムードの中を走る。私が乗った車両はボックス席の残るものだが、対向する列車には新型のステンレス車両(中はロングシート)もあり、札幌という街の広がりを感じさせる。そのうちに住宅や大型ショッピングセンターも目立つようになった。

札幌に到着。あとはここから快速に乗り継ぎ、新千歳空港に到着。手荷物検査場が混雑しており、あまり時間もないことから本格的な食事はあきらめ、旅の最後はサッポロクラシックで締める。何だか、一仕事終えた後のサラリーマンみたいなものやな。

今回訪れた旭川、新しい駅舎は来年にも完成するという。表玄関の三角屋根はなくなるのかもしれないが、また新しい駅を見に行くのも楽しみかな・・・・?

コメント (2)