まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

雨晴海岸

2011年07月21日 | 旅行記D・東海北陸

先の週末から海の日の連休はプロ野球BCリーグの試合観戦に北陸を訪れたが、その合間にはその土地の何かを少しでも見物しようということで動いた。

Dscn926917日、富山駅前のホテルをクルマで出発。今回宿泊した「コンフォートホテル和休」は畳敷きの部屋、インテリアにも「和」を前面に出した造りでなかなかよかったところで、次回に富山に宿泊することがあればぜひお世話になりたいところであるが、17日は小矢部での試合観戦の前に、午前中は回り道をしようと出かける。

Dscn9272やってきたのは雨晴海岸。その昔源義経の一行が京から奥州に逃れる途中、この地にやってきた折に雨に遭ったのだが、海岸に立つ岩場で雨宿りをしたところ急に空が晴れ渡り、その後の旅も順調に続けられた・・・という言い伝えのあるところである。

Dscn9271今でも海岸から海を隔てて対面に屏風のようにそびえる立山連峰の姿が絵になる撮影スポットである。せっかく時間があるのだからと訪れることにする。ただ、夏のもやった気候のせいか、あまりにも天気が良すぎるのか、残念ながら海岸べりで立山を望むことはできなかった。それどころか、この富山の海、ベタベタである。冬場なら北西の風にあおられて常に高波が舞うところであろうが、この時期、風もほとんどなく海面もごくごく静か。湖にでも来たかのようである。

Dscn9275雨晴海岸には何回か訪れているが、この日も携帯電話で列車の時刻表を調べ。それに合わせて少しずつポイントをずらしながら手持ちの酔っ払いデジカメで列車の姿を追う。とてもその筋の人たちには及ぶべくもない素人アングルなのだが、個人的にはいろいろといい写真が撮れたのではないかと、誰も言わないのをいいことに自分でひとりごちてみる。

Dscn9279それにしても、絶景の中を淡々と走り抜ける2両の気動車。実際は路線経営も火の車であるかとは思うが、やはり鉄道がなければ伏木とか氷見、そしてこの雨晴海岸を訪れようかという観光客も減る一方であろう(自分もまさにその一人)。そんな沿線の知名度とイメージをアップさせるためにも、鉄道にはもっともっと頑張ってほしい、あきらめないでほしいと思うことである・・・・。

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