まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

関西私鉄「サイコロしりとり」の旅2013秋・4-1

2013年12月05日 | 鉄道企画もの

早いものでこの企画も10日目となる。私鉄の駅に行って、サイコロをやって、それでまた次の駅に向かうという単純なものだが、今まで訪れたことのない駅ならば新鮮な感じだし、移動の車中も、何度も同じ路線に乗ったりする時でも車窓を見たり、音楽を聞く、読書する、あるいはウトウトとする・・・など、移動が多く疲れもするのだが、それはそれで休養になったりもするからわからないものだ。だんだんとジャンキーのようになりつつもあるのだが・・・。

秋の「スルッとKANSAI3dayチケット」も、秋といいながら12月のクリスマスの時期まで使えるのだが、その期間と自分の動ける日を合わせてみて、この秋~冬の2枚目を購入する。

さて前回、阪神電車の野田で出したのが阪急の高槻市。まずはこちらに向かう。天王寺からは地下鉄御堂筋線で動物園前、そして阪急直通の堺筋線に乗車する。東西の阪神なんば線とともに、南北の移動(梅田、なんばという混雑ルートを避ける意味でも)に有効な堺筋線。この企画でもちょくちょく乗っている。

Dscn3713高槻市に到着。JRの高槻駅には来たことがあるが、阪急駅に降り立つのは初めてである。高槻には親類も住んでいるのだが、小学校~中学校の同級生が途中で転校した先としても記憶している。T君(といってもT-岡田ではありませんよ)という彼とは、その後も電話で野球の話をしたり、藤井寺球場にも来てくれて野球観戦を共にしたこともあった。

T君は小学校の頃から「アナウンサーになりたい」という希望を持っており、いろいろと勉強していたと思う。ただ、今はそんな扱いはしないのだろうが、彼の通っていた大学というのが、失礼な話だが学校名だけで言えばマスゴミは選考の対象にしないところ。マスゴミの就職試験を受けようにも、その前段の募集案内がないのだからどうしようもない。たまたま私のところにあった某放送局からのダイレクトメールがあったので(選考の前段で、小論文を書いてよこしなさいというものだったと思う)、何なら実力で勝負しろとT君に譲ったこともあった。しかし結果は・・・その後就職浪人になってしまった。

私は入社して広島に赴任し、その後は電話でのやり取りとなったが、ふとしたことで絶交することになった。事情は政治思想信条に関すること、である。そもそも、T君が藤井寺から高槻に転校したのも、親御さんのそういう仕事の関係(というか、某政党の関係)だったし、彼は何を思ったのか、私にその政党への入党の勧誘をしてきた。

その内容ややり取りでゴタゴタとしたので、私のほうから付き合いを断ったのだ。その後のT君はもうアナウンサー志望をやめたのか(実際、テレビに出ているわけでもなく、名前でネット検索かけても登場しない)、親御さんと政党のコネで役所に入ったとか、少し後に風の噂は聞いたのだが今はもうわからない。

・・・とまあ、そんなことを思いながら高槻市の高架駅舎に降り立つ。駅前散策は高槻城跡にしようかと、朝の冷え込みの中を歩く。駅前にはちょっとした飲み屋街が広がり、ところどころに酔客や、嘔吐の現場も見え、日曜朝独特の気だるさも感じる。

Dscn3714ただ、古い建物も残る住宅街を抜けて、城跡の公園までやって来ると、早朝からジョギング、散歩、体操などしている人たちも結構いて、こちらも日曜朝独特の爽やかさを感じる。

Dscn3716Dscn3720高槻城は京と大坂の間にあることから、そちらへ睨みを利かす拠点の意味合いがあったのだろうか。ただ有名なのはキリシタン大名である高山右近。城跡には十字架を模した剣を持った像があったり、近くの教会にも右近のパネルがある。実際は10年くらいしかこの城にはいなかったそうだが、それだけインパクトのあった人物ということになる。江戸時代は徳川譜代である永井家が代々治めたそうだが、日本史レベルで言えば知名度は全くと言っていいほどない。

ここはやはり、高山右近像の下でのサイコロである。高槻市の「し」で始まるのは・・・

1.島ノ関(京阪石山坂本線)・・・琵琶湖を望むところ。

2.下古沢(南海高野線)・・・橋本の向こう、極楽橋に向かう山岳区間。

3.下新庄(阪急千里線)・・・一時の通学路。

4.近鉄下田(近鉄大阪線)・・・ベッドタウンとして少しずつ開けているところ。

5.尺土(近鉄南大阪線)・・・何だかこのところ、この辺りの駅が選択肢に入ってくる。

6.修学院(叡山電車)・・・修学院離宮が見られるか。

大阪と京都の中間ということもあり、移動はしやすいところ。ただそこで出たのは・・・「2」の下古沢。一番遠いところになる。

先ほど、阪急から南海への移動は堺筋線が便利、と書いたが、下古沢という、はるばる高野山の麓まで行くのなら今度は起点のなんばから乗ろうか。高槻市から区間急行で梅田に移動、御堂筋線に乗り換えて南海のなんばに向かう。どうせ遠くなら特急「こうや」に乗るのもいいかな・・・・。

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