まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

関西私鉄「サイコロしりとり」の旅2013秋・5-2

2013年12月14日 | 鉄道企画もの

Dscn3800南海高野線でやってきたのは千代田。いずれここは降り立つことになるなと思っていた。「ち」で終わる駅が多い一方で、「ち」で始まる駅はエリア内に6つしかない。後はどこをどうたどってやって来るかということだが、前の駅が近鉄大阪線の俊徳道ということで、まあまあである。

河内長野市の北西部の中心駅で、金剛山を遠くに、また周辺には住宅街が開けている。外も冬晴れの天候だし、まだ時間は早いということで、少し歩いてみることにする。駅から数百mのところに公園があるようで、そちらに向けて歩く。

Dscn3802こちらは寺ヶ池公園という、河内長野市が管理している公園である。まずはテニス場に野球場が現れる。野球場では「卒団式」というから少年野球のイベント試合が行われている。これを抜けると池に出てくる。

Dscn3805この寺ヶ池というのは、江戸時代に新田開発の水源として掘られたため池である。工事にはのべ4万人の手がかかったという。現在は地元の人たちの憩いの場として、春の桜、秋の紅葉を楽しむことができる。遊歩道を散歩する地元の人たちも多い。

Dscn3807入口から500mほどで、どうやらこちらが公園の正門と思われる広場にやってくる。四季の広場ということで噴水やら花壇もある。そしてイルミネーションの照明もあり、夜間はこれらが点灯するのだろう。冬の河内長野の名物としての定着を図る呼びかけの募金箱も設置されている。そろそろイルミネーションか。もしこの日の夕方でイルミネーションスポットのある駅が出ればベストだな、と思う。

こちらで次のサイコロとする。これから「ち」で終わる駅が出た場合は、一文字後の「つ」で始まる駅から選ぶこととする。

千代田の「だ」、もしくは「た」で始まるのは、

1.高安(近鉄大阪線)・・・こちらは近鉄の車庫のある駅。

2.宝ヶ池(叡山電車)・・・洛北への玄関口。

3.宝塚(阪急宝塚線)・・・言わずと知れた宝塚。

4.高鷲(近鉄南大阪線)・・・藤井寺の隣の駅。

5.滝井(京阪本線)・・・先日訪れた土居の手前、駅間の極端に短いところ。

6.滝谷(南海高野線)・・・千代田の隣の駅。

これで滝谷が出ると、この企画で初めての「隣の駅への移動」となる。駅数稼ぎならもってこいだが・・・出たのは「5」の滝井。実は前に土居に降りた時は、隣となる滝井まで歩いてそこから次の電車に乗ったのだが、今度はあくまで目的地として訪れることになる。

ということで高野線からまた天下茶屋まで出て、乗り換えのタイミングを利用して早めの昼食とした後、堺筋線で北浜に出る。

Dscn3812京阪の各駅停車でやってきた滝井。以前に隣の土居を訪ねた時にも書いたが、この辺りは極端に駅間距離の短いところである。今回、滝井駅でそれを確認する。乗ってきた電車が出発する前に、土居方面から「間もなく列車が到着します」のアナウンスが聞こえる。確かに、加速するわけでもなくトロトロと出ていき、最後尾が滝井のホームを離れたかなと思うと、スピードが落ちて土居に到着する。

Dscn3814駅前に出る。こちらは駅の北側に関西医大病院があることから薬局なども目立つ。一方で南側は団地やら昔ながらの家々も並び、ちょっと下町風情というところである。

Dscn3816少し歩くと内環状線に出る。こちらにあるのが大阪国際滝井高校。同校はバレーボールの強豪として知られるところ。長年全日本のセッターを張ってきた竹下佳江選手の後継者として期待される宮下遥選手は、今年の3月に同校を卒業したばかりである。

さて、ここで次のサイコロである。滝井の「い」でセットされた次なる駅は・・・

1.泉ヶ丘(泉北高速鉄道)・・・泉北ニュータウン。

2.泉佐野(南海本線)・・・関西空港の玄関駅。

3.和泉中央(泉北高速鉄道)・・・仕事の関係でも訪れたことのある終着駅。

4.伊勢田(近鉄京都線)・・・エリア的になじみのないところ。

5.磯ノ浦(南海加太線)・・・いかにも、海らしい名前の駅。

6.伊丹(阪急伊丹線)・・・空港と酒蔵が待っている。

「い」の中でも「いずみ」エリアが固まるところだが、そこで出たのは・・・またしても「5」。磯ノ浦、和泉を通り越して和歌山県である。となると、また特急「サザン」を使っての移動ということに。

滝井高校まで来たので、前回の逆、今度は土居駅から乗ることにする。少し回り道しても徒歩5分で着くところ。再び滝井までのトロトロとした走りを体験し、南の海へと向かう・・・。

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