まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

東京研修前泊

2013年12月18日 | 旅行記C・関東甲信越

拙ブログの更新が3日ほど止まっていたのは、社内研修のため東京に出かけていたため。宿泊施設も併設した自社の研修施設だったのだが、参加者の中、あるいは別の研修のために訪れていた人たちの中でそれぞれ懐かしい顔もあり、学習だけでなくそういう人たちとの交流も意義あるものだった。夕食が懇親会で、その後は談話スペースでの二次会もあり・・・。

月曜朝からのプログラムだったが、その時間に間に合おうとすると当日朝の新幹線でも無理。ということで宿泊施設に前泊となったが、せっかくの日曜日移動なので、どうせなら東京見物を兼ねようかと。で、どこに行くか。前回同じようなケースだった時にはサイコロで行き先を決めたりもしたが、今回はあっさりと行き先を浅草に決める。やはりあのムードを味わうのもいいかなと思い、また久しぶりに演芸ホールで落語を聴いてみたいなというのがあった。

Dscn3861朝ののぞみで出発。日曜の朝は比較的空いている時間帯で、私の乗った指定席車両も最後まで窓側でも空席があったくらい。この季節は空気が澄んでおり、富士山の姿をばっちりと見ることができる。車内放送でも、富士川の鉄橋にさしかかるころに「進行方向左手に富士山を見ることができます」とやっていた。世界遺産に登録されたこともあり、富士山人気というのも盛り上がっている。この年末年始は富士山を望むエリアが人気のようである(富士川から撮った写真の出来がよくなかったので、まだましに写ったものを貼りつけておく)。

Dscn3868東京に到着し、とりあえず大きな荷物はロッカーに預けて向かったのは浅草。まずは改装された東武浅草駅につながる吾妻橋に立つ。ここから見るアサヒビールの建物、その向こうの東京スカイツリーというのはお気に入りの景色。スカイツリーはまだ上っていないが、どちらかと言えば高所恐怖症の気もあるし、混んでいるだろうし、まあまたいずれ旅で訪れることもあるだろうしと、この位置から眺めるに止める(そういえば東京タワーは、東京在住期間があったにも関わらず上ったことはなかったなあ)。

Dscn3871さすがに朝の時間は神谷バーは開いておらず、まずは浅草寺へ。久しぶりの雷門をくぐり、仲見世通りを歩く。

Dscn3876Dscn3882まだ12月であるが早くも正月飾りがなされている。少し早い初詣のリハーサルか。それにしても人、人、人で、東京にとどまらず全国的な人気スポットというところである。少し前に進むだけでも結構時間がかかる。それでもしっかりと参詣し、少ない賽銭ながら手を合わせてさまざまにお祈りをする。

その後は演芸ホールまでぷらぷらと歩くが、その横にドン・キホーテがあって結構賑わっている。本当に「何でも屋さん」という感じのドン・キホーテが別に浅草にあっても不思議ではないなと、演芸ホールの開場までしばらく中に入ってぶらぶらとして、何がしかを買ったりもした。すると、後で演芸ホールで噺家がマクラで「隣にドンキが新しくできましたよね」と言っていたのを聴いて、調べたところでは12月13日にオープンしたばかりだったとか。新しいものと旧いものがごっちゃになっている浅草(別にドンキが新しいものの象徴というわけではないが)、しばらくぶらついて演芸ホールへ。

Dscn3885こちらではざっと20組ほどの落語、漫談、奇術、漫才、太神楽などを楽しむことができた。笑点に黄色い着物で出演する噺家も出るとあって、その頃には立ち見客も大勢出る盛況ぶりである。オープンしたてのドンキと、昭和風情をモロの残す演芸ホールの対象の妙に感心する。ただ一つ言うなれば、別に私は「この噺家さんがお目当て」というのがあるわけではないが、当初公表している番組に比べ、その半数が「代演」という有様で、当日用のプログラムを別に配っていたのはいかがなものかと思う。まあ、噺家も売れっ子さんだったり、それぞれ営業の予定が後から入って変更になるのは仕方ないし、数人ならともかく、半数が「代演」というのは、おちょくっとんのかと言いたくもなる。それなら先の「番組表」など作ってネットで公開する意味など何もないと思う。また、予定通り、代演問わず、落語のネタをやるわけでもなく、漫談とも雑談とも取れないようなことを何となくしゃべって、ハイ時間ですといって下がるのは、座布団と扇子だけで結構な商売ですなと言いたくもなる。落語人気は結構だけど、本当にたまにしか来られない客もいるのに、そういう客をバカにした仕事はしないでほしい。

Dscn3888Dscn3887本来なら夕方から東京在住の友人と会うところだったが、あいにくと家庭の事情で合流が遅くなりそうなのと、私の宿泊施設へのチェックインの門限も気になるところで、結局はまた次の機会にということで、一人中心部に戻る。日曜というのは昔風情の大衆酒場は結構店休日だったりするのだが、その中で御徒町の加賀屋に入る。ホッピーをメインに、煮込み、もつ焼きという東京居酒屋の定番をいただく。これらは東京料理としての一分野ということで、日常の食事とはいかないまでも、来たからには味わいたいところである。

まずはこのような形でウォーミングアップを行い、研修に乗り込んだ次第であった・・・。(研修の詳細内容は個別の仕事に関わることなので、拙ブログでの記載は控えることとします)

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