犬の散歩中、転びそうになって右足の親指を突き指!い、痛ぇ~!!長い間生きてきて、肉体的な負傷とはほとんど縁がなかった私にとっては、地獄の痛さ。夜も眠れません。
突き指に加えて、イヤらしい口内炎が舌に。せっかくもらった美味しいマフィンも、痛くて食べられない~!さらに卵焼いてて油が散って熱っ!手のひらに軽く火傷。腰痛も最近ひどいし...
これって、いったい何の試練?!いや、ひょっとして、お迎えのomen(予兆)!?ただでさえ心は万年鬱病なのに、体まで...ガタがくる年頃なんですよねえ。
病院行けばいいだろ!と思いつつ、鬱々しく自力での治癒を選ぶ私です。医者代もったいないもん♪
「バルスーズ」
定職にもつかずフラフラ、かっぱらいや万引き、強盗をしながらユル~い毎日を送っている若者ジャン・クロード&ピエロが遭遇する、おかしなおかしな人々と事件。
いやあ、これ、かなり笑えました!ゲラゲラとかクスっな笑いじゃなくて、プっな笑いが随所に。ジャン・クロード&ピエロのやることなすこと、トンでもなく無軌道でモラルや常識なんかクソくらえ!なんだけど、何だか妙に楽しそうで、仲間に入れてほしいかも、なんて思えてしまったり。実際には、絶対ついていけないだろうけど。
主人公ふたりのハミダシ者っぷりが、ノーテンキでエネルギッシュで、若さを無駄づかいしてるよなあ、とシラけたことを考える自分が小さい人間に思えるほど。あそこまで本能のままに自由奔放になったら、まあ末路は刑務所か病院がオチだろうけど、チマチマと世間のルールに従って生きるすべしか知らない私には、二人がとてもまぶしく見えました。
この映画の圧倒的なところは、若者の欲望へのパワー!リアルすぎる性描写は、イヤらしさを通り越して、すごくアッケラカンとしてます。
おいおい!なシーンや展開もテンコモリ。ぶっちゃけ、お上品な乙女淑女には、とても笑えない不快さかもしれません。こーいうユーモアって、ハリウッドやアジア映画では味わえません。フランスって、やっぱ成熟した国なんだなあ。
ジャン・クロード&ピエロの過激かつお気楽でトボけたやりとりも、かなり笑えます。彼らが出会う人々は、誰一人まともな奴がいないのも、珍妙すぎます。特に、二人に仲間入りする不感症娘マリー・アンジェがスゴすぎ。結構二人にヒドい目に遭ってるのに、のほほんとエッチに受け入れる寛容さは、まさにエロ天使。二人とはヤリまくっても全然感じなかったのに、ヘボそうな男に初めてのエクスタシーを得て、あたいついに感じたわぁ~とルンルン。男のプライドずたずたのジャン・クロード&ピエロに、川に放り投げられたり(2回も!)可哀想だけど笑えます。
ジャン・クロード役は、ジェラール・ドパルデュー。今は巨漢のバケモノと化してるジェラドパ氏ですが、若かりし頃の彼は、かなり男前なんですよね。すごく逞しい感じが素敵です。
ピエロ役のパトリック・ドベールも、結構イケメンです。濃くなった藤木ナオヒト?みたいな。82年に自殺したとか。合掌...
女優陣も、なかなか濃厚で強烈なメンツです。
マリー・アンジェ役のミュウミュウが、スゴすぎ!今は味わいあるマダムな彼女ですが、ギャル時代はAV女優も真っ青な脱ぎっぷり&エロ演技!出てくるシーンのほとんどは、すっぽんぽんだったのでは!?デビューしたばかりの頃で、この潔さ。肝がすわってるというか。ぶっす~とフテクサレてるけど、かなりアホ、ていうか天然な不思議ちゃんを、可愛くエッチに演じてるミュウミュウです。
ラスト近くに登場するコギャル。これが何と!イザベル・ユペール!ウザい親にキレるシーンが笑えます。ユペりんもデビューしたてなのに、おいおいっな演技でアッパレ。
「禁じられた遊び」の元名子役ブリジット・フォセーが、列車の中でピエロにお乳を吸わせる清楚だけど大胆な人妻役で登場。いちばんブッタマゲなのは、ジャンヌ・モロー。何か絶対やらかす、と観てるほうも不安になるヤバい存在感。案の定、げげげげ!イキがってた無頼漢の若造ふたりを、完膚なきまでにビビらせてしまうジャンヌ大姐御です。
フランスの街角や海辺の風景も、美しく撮られています。バックに流れるジャズ・ヴァイオリンが、軽快でいい感じ。
ちなみに“バルスーズ”とは、“睾丸”を意味するフランス語のスラングとか。確かに主人公ふたり、その名の通りのキン○マ野郎たちでした。
後年、ベルトラン・ブリエ監督、ジェラドパ、ミュウミュウが再び集結した「タキシード」も、トンでも怪珍作で好きです。
突き指に加えて、イヤらしい口内炎が舌に。せっかくもらった美味しいマフィンも、痛くて食べられない~!さらに卵焼いてて油が散って熱っ!手のひらに軽く火傷。腰痛も最近ひどいし...
これって、いったい何の試練?!いや、ひょっとして、お迎えのomen(予兆)!?ただでさえ心は万年鬱病なのに、体まで...ガタがくる年頃なんですよねえ。
病院行けばいいだろ!と思いつつ、鬱々しく自力での治癒を選ぶ私です。医者代もったいないもん♪
「バルスーズ」
定職にもつかずフラフラ、かっぱらいや万引き、強盗をしながらユル~い毎日を送っている若者ジャン・クロード&ピエロが遭遇する、おかしなおかしな人々と事件。
いやあ、これ、かなり笑えました!ゲラゲラとかクスっな笑いじゃなくて、プっな笑いが随所に。ジャン・クロード&ピエロのやることなすこと、トンでもなく無軌道でモラルや常識なんかクソくらえ!なんだけど、何だか妙に楽しそうで、仲間に入れてほしいかも、なんて思えてしまったり。実際には、絶対ついていけないだろうけど。
主人公ふたりのハミダシ者っぷりが、ノーテンキでエネルギッシュで、若さを無駄づかいしてるよなあ、とシラけたことを考える自分が小さい人間に思えるほど。あそこまで本能のままに自由奔放になったら、まあ末路は刑務所か病院がオチだろうけど、チマチマと世間のルールに従って生きるすべしか知らない私には、二人がとてもまぶしく見えました。
この映画の圧倒的なところは、若者の欲望へのパワー!リアルすぎる性描写は、イヤらしさを通り越して、すごくアッケラカンとしてます。
おいおい!なシーンや展開もテンコモリ。ぶっちゃけ、お上品な乙女淑女には、とても笑えない不快さかもしれません。こーいうユーモアって、ハリウッドやアジア映画では味わえません。フランスって、やっぱ成熟した国なんだなあ。
ジャン・クロード&ピエロの過激かつお気楽でトボけたやりとりも、かなり笑えます。彼らが出会う人々は、誰一人まともな奴がいないのも、珍妙すぎます。特に、二人に仲間入りする不感症娘マリー・アンジェがスゴすぎ。結構二人にヒドい目に遭ってるのに、のほほんとエッチに受け入れる寛容さは、まさにエロ天使。二人とはヤリまくっても全然感じなかったのに、ヘボそうな男に初めてのエクスタシーを得て、あたいついに感じたわぁ~とルンルン。男のプライドずたずたのジャン・クロード&ピエロに、川に放り投げられたり(2回も!)可哀想だけど笑えます。
ジャン・クロード役は、ジェラール・ドパルデュー。今は巨漢のバケモノと化してるジェラドパ氏ですが、若かりし頃の彼は、かなり男前なんですよね。すごく逞しい感じが素敵です。
ピエロ役のパトリック・ドベールも、結構イケメンです。濃くなった藤木ナオヒト?みたいな。82年に自殺したとか。合掌...
女優陣も、なかなか濃厚で強烈なメンツです。
マリー・アンジェ役のミュウミュウが、スゴすぎ!今は味わいあるマダムな彼女ですが、ギャル時代はAV女優も真っ青な脱ぎっぷり&エロ演技!出てくるシーンのほとんどは、すっぽんぽんだったのでは!?デビューしたばかりの頃で、この潔さ。肝がすわってるというか。ぶっす~とフテクサレてるけど、かなりアホ、ていうか天然な不思議ちゃんを、可愛くエッチに演じてるミュウミュウです。
ラスト近くに登場するコギャル。これが何と!イザベル・ユペール!ウザい親にキレるシーンが笑えます。ユペりんもデビューしたてなのに、おいおいっな演技でアッパレ。
「禁じられた遊び」の元名子役ブリジット・フォセーが、列車の中でピエロにお乳を吸わせる清楚だけど大胆な人妻役で登場。いちばんブッタマゲなのは、ジャンヌ・モロー。何か絶対やらかす、と観てるほうも不安になるヤバい存在感。案の定、げげげげ!イキがってた無頼漢の若造ふたりを、完膚なきまでにビビらせてしまうジャンヌ大姐御です。
フランスの街角や海辺の風景も、美しく撮られています。バックに流れるジャズ・ヴァイオリンが、軽快でいい感じ。
ちなみに“バルスーズ”とは、“睾丸”を意味するフランス語のスラングとか。確かに主人公ふたり、その名の通りのキン○マ野郎たちでした。
後年、ベルトラン・ブリエ監督、ジェラドパ、ミュウミュウが再び集結した「タキシード」も、トンでも怪珍作で好きです。