まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

君の瞳に鯉してる♪

2010-05-30 | カープ
 先日、ついにマツダスタジアムでびゅう
 対ロッテ戦を観戦してきました。ほんとは交流戦よりも、憎き阪神をブチのめす試合が観たかったんだけど、なかなか機会に恵まれなくて。やっとのことで来ることができた新球場、以前天谷がブログで嘆いていたようにガラガラなのかな~と思いきや、その夜は満席とまではいかなくても、なかなかの客入りで試合前から盛り上がってる雰囲気。
 カープグッズ売り場は、不景気な社会とは別世界のような盛況ぶり。他球団に比べても、カープグッズはユニークで可愛いものが多く、欲しいものだらけで楽しく迷いながら、とりあえずユニフォーム(マエケンorあまやん、悩んだけど、ツレが前者だったので結局後者に)と応援用カンフーバット、そしてイアホンにつけるバドクリックスというアクセサリーを購入しました。これ、すごく可愛いの!でも、結構な出費で私の財布はギリシア状態。どれもこれも高いんだよねえ。箸が2100円とか、ボッタクリに近いよ。
 試合が始まるまで時間があったので、ツレの案内でスタジアム散策&グルメ。
 バーベキュー席やソファの席など、私には縁のないVIP席。腹減った~。まずイモ串が美味しそうだったので買いました。

 味は、うう~ん。不味くはないが、特に旨くもない。次に、名物だというカープうどん。700円100円ちょっとのどん○えと大して変わらない味でした。
 いよいよ試合スタート。キャラメルポップコーン(美味しい!)を食べながら、始球式で投げるという人気大物タレントの登場を待つ。誰?かと思えば、森泉どこが大物なの。
 当初の希望はどこへやら、連敗続きで例年以上にあちゃ~状態のカープ。ロッテには、前日9-1で大敗したばかり。過度な期待は禁物、今夜もダメだろーな、と半ば諦めながら、それでも勝て勝て勝てよ~と熱く祈る私。心は熱いが、風は超冷たい!ほんとにもうすぐ6月?と首をかしげてしまうほどの寒さに震えながらも、声援には熱がこもる。
 客席からファンが送るエールは、どの選手へも熱かったけど、中でもとりわけ盛大だったのは、もちろんカープの、いや、今やセリーグ屈指のエースといっても過言ではない前田健太へのもの。前のほうにいたギャルに負けず、私もミーハー丸出しで黄色い声をあげる。
 
 それにしても。ファンのマエケンへの期待と愛の強さを、スタジアムでひしひしと感じました。完封寸前のマエケンではなく、木村省吾が登板になった時には、何しょうるんなー!わけわからん!マエケンかわいそー!など、ブーイングに近い不満声が渦巻きました。
 それでもマエケンは、エースの名に恥じぬ活躍を見せ、その夜はカープを勝利に導き連敗ストップの立役者となったのでした。すごいぞマエケン!

 ヒーローインタビューのマエケンも、めっちゃカッコカワイかった。破顔した彼のブサカワイさときたら!MVPも今度こそ間違いなしじゃわ♪マエケン頑張ってや~
 でも...彼が頭角をあらわせばあらわすほど、不安も募ります。彼もまた...おっと、不吉な心配はやめよう!マエケンまで失わないよう、球団には彼を手厚く扱ってほしいものです。
 マツダスタジアムでの初観戦が勝利に終わって、ほんとラッキーでした。私が観に行くと勝つ、というジンクスを作りたい♪
 適度にハラハラさせられ、ダラダラと続かず終わったのも幸運でした。一体感ある盛り上がりが楽しかったです。やっぱTVで観るよりいいな~と思いました。残念だったのは、あまやんの出番がなかったこと。せっかく彼のユニフォームを買ったのになあ。今度は彼の勇姿も生で見たいものです。

 女子アナのインタビューではたいてい、彼女いるんですか?みたいなことを訊かれるマエケン。いません♪というのが彼のおなじみの回答ですが、いないわけねーよなあ。ああ~マエケンの愛人になりたい...
 
 
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大奥’83 元禄おんな絵巻

2010-05-26 | 大奥’83
 大奥’83、久かたぶりに再語りさせていただきとうございまする...(岸田キョンキョン調)
 ※ネタバレ注意!

 第二十話「奥様は魔性の女」
  阿久里・・・佐藤友美
  徳川綱吉・・・津川雅彦
  ぬい・・・原泉
  島田作左衛門・・・下元勉
  安・・・豊田真子
     ・
  滝川・・・鈴木光枝
  牧野成貞・・・田村高廣

 エロ鬼畜・綱吉が、家臣の妻と娘に手を出して、一家崩壊させる恐ろしい話。
 館林宰相時代からの忠実な家臣・牧野成貞の美しい妻・阿久里に好き心を刺激された上様は、阿久里に大奥へ来い!と命令。拒絶されると、牧野の留守を狙って屋敷に押しかけ、阿久里を強姦!ひ、ひどい!
 このレイプシーンが、また芸術的な演出なんですよね。肌とか見せたりしないのに、エロい。プレゼントのつもりだった花束で、阿久里を打擲する綱吉。紅い花びらが乱れ散った畳の上で、上様は気を失った阿久里を腕に...
 これは夢じゃ、うつつではないぞえ、と上様に手篭めにされた阿久里は、老女中ぬいに向かって狂ったような高笑いを...拒みつつ誘ってる?みたいな風情といいハスキーな声といい、佐藤友美の妖艶さ、まさに魔性っぽいです。
 その日を境に繁々とやって来る上様を、阿久里は嬉々として迎えるように。お湯殿から漏れる阿久里の、あっ...という喘ぎ声の色っぽいこと!小娘女優には出せない佐藤友美の熟女のエロさです。

 夫ならぬ男によって、身も心も女に目覚めてしまった自分自身と、なすすべもない夫を憎悪する阿久里。主君と妻との間で苦悩する牧野が、悲劇的すぎます。故・田村高廣の抑えた演技のほうが、単にオーバーなだけの最近の自称演技派男優の熱演よりも、内奥する感情を見事に表現しています。
 牧野夫婦の一人娘・安も地獄の日々。ママと別れて!と上様に直訴しますが、場所(狭い茶室で二人きり)が悪いぞ!案の定、安も上様の餌食に。上様よぉ~あんまりじゃね?エロでも、許せるエロと許せないエロがあるよ。
 母娘そろって上様に犯されてしまうなんて、何て残酷な運命でしょうか。自害しようとする牧野ですが、大奥に入って栄耀栄華してやる!と開き直った?安に説得されて、自刃は思い止まります。安、気丈というか強い娘ですね。もうちょっと美人な女優だったら良かったのになあ。ママのほうが美しいし。
 すべてを捨て、夫婦そろって旅に出る牧野と阿久里の安穏を得た表情...で、セ・フィニ~♪

 第二十一話「赤ちゃん騒動記」
  おとよ・・・ミヤコ蝶々
  おるい・・・ジュディ・オング
       ・
  阿部備後守・・・内藤武敏
  信子・・・司葉子
 
 いつものドロドロ悲話から一転、今回は故・ミヤコ蝶々のために用意された、ほとんどコテコテ上方喜劇な内容。
 湯葉づくりの名人おとよに扮したミヤコ蝶々、可愛いお婆ちゃんです。言葉はキツけど人情に厚い、そして大ボケかましまくるキャラは、まさにThat's ミヤコ蝶々!毒舌だけど飄々と愛らしい芸風と関西弁が、ほんとオチャメ。わざとらしくて不気味な中村玉緒とは大違い!
 台所を仕切る利口者おるいが、なぜかジュディ・オング。すごい美人。やっぱ非日本的です。顔は外人ですが、しゃべりはまったく日本人そのもの、いや、篤姫に出てた日本人の女優より、よっぽど時代劇の台詞まわしは上手です。とても外国人とは思えないぐらい。

 ミヤコ蝶々&ジュディ・オングの異色すぎるコンビを中心に、大奥で生み捨てられた赤ちゃんをめぐる騒動が、ドタバタと繰り広げられます。おっぱいポロンなシーンや、下ネタ満載!中村主水の嫁こと白木万里が、ミヤコ蝶々に振り回されるエラソーな御年寄役で、いい味だしてます。
 赤ちゃん問題も解決したラスト近くで、御台さま信子が登場(おお~!と思わず感嘆しちゃう登場の仕方です)。身分に隔たりはあるけど、共に京の都から江戸にやって来たおとよと信子は、二十五年ぶりの再会を喜び合います。毎回思うけど信子さまって、天女のように優しい御方。本来なら自分と直に会うことも言葉を交わすこともできない下女おとよへの、たおやかな親近感と敬意が感動的でした。ホントに高貴な女性って、あんなんだろうなあ。必要以上に威張ったりしないし、こーしたい!あーせねば!というガツガツ感がない。桂昌院や篤姫の賢しさって、しょせんは下賤の出ゆえの余裕のない必死さって感じですよね。
 大奥を定年で退がる予定のおとよに、残念だけど元気で...と労わる信子。ほのぼの、しんみりな二人の再会と別れでした。
 おるいに見送られてお城を退がり、長年の夢だったお遍路の旅に出るおとよ...で、セ・フィニ~♪
 
 
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月恋①② そのままのキムでいて♪

2010-05-23 | 日本のドラマ(連続)
 木村拓哉さん(38)主演の月9ドラマ「月の恋人」第1話と2話を観ただよ...

☆キム社長
 家具会社レゴリスの社長、葉月蓮介。名前が、何だかBL漫画の登場人物みたい。ラスフレと同じ脚本家と知り、納得。おばさん脚本家の乙女センスが、ちょっとキモいわ。
 おキムさんのドラマを観るのは、「華麗なる一族」以来。夕方にロンバケとか眠れる森とか再放送してたのは、新ドラの宣伝効果を狙ってのことなんだろうけど、うう~ん。私だけでなく、ほとんどの人に痛感させただけじゃないかなあ。キムタコ、老けたな~と。
 おキムさん、今でも顔は可愛いんだけど...肌がさすがに...まあ、艶喪失とかたるみとかは、彼の年齢を考慮すれば当然のことだし、20代の頃のようだったら返って気持ち悪いと思う。年相応に、しわもたるみも成熟した男の魅力にしちゃえば無問題なんだけど、おキムさんは...
 今回の役も演技も、ロンバケや眠れる森の頃と同じ。何言ってんのか分かんないボソボソ声、笑ったら損みたいなムスっとした不貞腐れ顔。高校生かよ。昔はイケてのかもしれないけど、明らかにおっさん化してる今やると、何だか違和感とか不自然さを通り越して、痛ましいまでの滑稽さが。キムタク?ぷぷっと、女子中学生高校生にはすでに嗤われてる存在になってるとか(涙)。おキムさん、そろそろ年齢を真摯に自覚して、オトナの演技に挑戦しようよ。
 おキムさん、髪型はよく似合ってて素敵。ちょっと前までの長髪は、ホストクラブの店長みたいだったもんね。残念なのは、チビで貧相な体。顔は可愛いのにね。スタイル抜群な長身&ガタイがいい韓国俳優を見慣れてるので、おキムさんのちっこさと短足は、返って親近感を抱かせてくれます。
 
☆上海
 さすがに、あの岡本真夜の歌は流れてきません中国人労働者がストライキする中を、高級車で通り抜ける蓮介社長。あんな反感を煽ること、フツーしないよなあ。金持ちと貧乏人をデフォルメした、安易で大時代的なシーンだわ。
☆おキムをめぐる面々
 蓮介社長の友人で家具デザイナーの真絵美。演じる篠原涼子が、これまたおキムに負けず劣らずないつもと同じっぷり。気風のいいサバサバした仕事のデキるアネゴ系女、というキャラなんだろうけど...あれって、カッコいいの?表情といい喋り方といい、何かわざとらしいというか。実際にあんな女上司がいたら、ひいちゃうけどなあ。長い髪をファサーっとかきあげるのも、「アンフェア」の時も思ったけど、仕事のジャマだし切れば?とイライラさせられるだけ。それと、真絵美の部下の男がキモい。
 蓮介に恋するライバル会社の社長令嬢役は、よく働くな~な北川景子。令嬢というより、キャバクラ嬢に見えて仕方ないぞ。
 蓮介社長の片腕的部下役は、松田優作の次男。うう~ん。苦手~今は、あーいう顔の男がイケメンと定義されるんですね。演技は、超絶棒読みぶりが強烈だった篤姫の時よりは、マシになってると思うけど。
☆ヒロイン
 蓮介社長と運命的な出会いをする中国娘シュウメイ。「レッドクリフ」にも出てたリン・チーリン、地味美人?たどたどしい日本を話す声が可愛い。かなり長身?おキムと並んでOKなのかしらん?
☆貴様!
 シュウメイに日本語を教えている謎の老人。どっかで見たことあるな~と思ったら、あ!高橋昌也さんじゃん!むかし懐かしの大映ドラマでは、おなじみの御方。何年か前に、内舘マキ子先生の「年下の男」で、超ウザい老人を怪演してたのを最後に見かけなくなったので、ご存命は喜ばしいかぎり。
☆水亀
 あめんぼって、確かに最近見ないですよね。
 
☆いったい何のイベント?
 特訓のかいあって、レゴリスの新商品の披露パーティで魅惑的なモデルぶりを発揮するシュウメイ。男の賞賛と女の嫉視を浴びる彼女ですが...セクシーダンスなんか商品のコンセプトと全然合ってないし、何より商品よりも目だってどーすんのって思った。
☆蓮介社長は、いったい幾つなの?
 『ちけーよ(近いよ)』『で、何?』etc.いくらイケメンでも、あんな高校生みたいな言葉遣いする上司、イヤだなあ。腰にチェーンつけてるのも、高校生的でいかがなものか。
☆スーザン・ボイル事件
 取引先の外国人に英語で話しかける蓮介社長。でも相手は、流暢な日本語で返事おキムさん、これは昨年末の紅白での出来事の自虐パロディですか?!
☆時には娼婦のように
 シュウメイを高級ブランド店に連れ回す蓮介社長。プリティウーマンかよ。
 グッチで買った服を着たシュウメイは、まるで売春婦みたい。それも道理、蓮介はシュウメイに、取引先のスケベな毛唐の夜の接待をさせようとしてたのだった!非道い!
 
☆工藤しづかと間接キスはしたくない
 『私ガ欲シイッテ言ッタノハ、ホントカ』とシュウメイに問われ、無言でコクンと頷く蓮介社長が可愛かった。いきなり自分の唇を奪ったシュウメイを追っかけ、キス返しする蓮介社長。うう~ん。素敵だけど、バリバリに乙女な女の妄想に近いシーンですね
★総括
 うう~ん。韓流ドラマみたいですね...往年のトレンディドラマ路線なんだろうけど、韓ドラと同じで、ゴージャス感とか洗練されたムードとかが皆無。
 陳腐な韓ドラもどきにならないためには、やっぱ妖しくも複雑にスリリングな大人のラブゲームドラマにしたほうがいい。たとえば...レゴリスのための娼婦に仕立てたシュウメイを抱くことで、歪んだ悦びを得る蓮介とか。そんな蓮介を憎みつつ愛に溺れるシュウメイとか。真絵美は実はレズで、シュメイを救うために蓮介と対決するとか。
 メインではない脇役、長塚京三とか渡辺いっけいには、もっと活躍してほしいです。
 キムタコさん、ナンダカンダ言いつつ...私は好きです...(←なぜか小声)
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Vorrei essere vicino a te と彼が云った

2010-05-12 | イタリア映画
 最近、悪気はないのに無神経な発言をしがちで、反省することしきりです。
 こないだも、バイトのDくん(18)と駅のホームでばったり。あんまし口をきいたことがないけど、ちょっとカッコいいかもとは思ってた子。でも18歳の男子なんて、私からすれば宇宙人に近い存在。二人っきりで何を喋っていいのか分からない。あまり深く考えず、適当に調子のいいことを言って沈黙を避けよう。
私『Dくんって、遠くから見たら背が高く見えるね~』
Dくん『ほんま?じゃあ、遠くに行こっと』
 ふざけて二、三歩私から遠のくDくん。ちょうど私が乗るのとは反対方向の電車が来て、そのままDくんは笑顔でペコっと頭をさげ、その電車に乗り込んでいったのでした。
 ほっとした直後、よく考えてみたら...遠くから見て背が高く見えるってことは、近くだとチビに見えるってこと、だよなあ。そんな意味で言ったんじゃないんだけど、フツーはそうとるよなあ。イヤミに聞こえたかも...と、しばらく気に病んでしまいました。
 でも、私の無神経な言葉にムカつくほど、Dくんの神経は細かくなかったようです。翌朝、職場で会った彼は、ヘラヘラ笑顔&ため口で話しかけてくれたのでした。
 無神経さ同様、自意識過剰さも何とかしたほうがいい私ですね(汗)。

 「元カノ/カレ」
 大阪でも開催されたイタリア映画祭、一本だけ観ることができました♪
 妻と険悪な判事、フランス人の恋人と遠距離恋愛になってしまう判事の娘、妻を亡くして娘たちと残された判事の友人、子供の親権を放棄しようとしている離婚調停中の夫婦、元カノの今カレを脅す警官、元カノの結婚式を執り行うことになった神父。それぞれ悩みや問題を抱えた男女が、紆余曲折を経ながら真実の愛にたどりつくことに...
 とっても愉快で心温まるラブコメディでした。複数の男女のドタバタが散漫にならず、つながりかたと絡まりかたが巧妙。陽気でエッチで現実的なオトナの笑いが満載だけど、ほろっともさせられて。いい年した男女が何やってんの~と呆れつつ、人間って死ぬまで煩悩の塊、ことに恋愛に関しては悟れないものだよなあ、だからこそ人生は面白いのかも、なんて男女の右往左往ぶりを見ながら思いました。
 艶笑映画といえば、やっぱイタリアですよね。あははと笑えるシーンや台詞が多かった。特に傑作だったのが、ストーカー警官と彼に脅される男のやりとり。さんざんな目に遭う男の意外な正体に、ニヤリとさせられます。ラストに成立する二人の関係にも爆笑。あと、判事の友人の娘の、彼氏とエッチしてるところを親父に乱入された時のリアクションも可笑しかった。エッチにあっけらかんとしてるところが、何かイタリアって感じ。離婚調停中の夫婦の幼い子供たちも、なかなか味があって笑えました。こっちこそあんたらみたいな親は要らない!と逆襲され、ギャフンとなる両親が滑稽だった。
 この映画を観られて超ラッキーと思えたのは、もちろん出演者の中に愛しのボーギャルソン、マリク・ジディがいたからさ♪

 判事の娘の恋人役のマリくん、すごく優しそうでロマンチックで知的で、ほんとカッコカワいいの!あんなフレンチloverがほしい~!マリくんと夜のエッフェル塔の前でチュ~したい!彼女が中つ国、じゃない、ニュージーランドに転勤になってしまい、遠距離恋愛にモヤモヤソワソワするマリくん、超キュート彼女がニュージーランド男と浮気?!と妄想するマリくんも微笑ましかった。
 
 ↑彼女のニュージーランド同僚も、なかなかイケメンだった
 マリくんの、フランス男なのに浮ついたところも女にだらしないところもなく、一途に純真に彼女を愛してる姿に胸キュン。もう辛抱たまらん!と仕事放棄して、パリから中つ国へと飛んじゃう情熱も素敵でした。まさに理想のカレって感じなマリくんでした。それにしてもマリくん、無精ひげがあって頭髪が薄いけど、童顔なので若く見えますよね~。30半ばとは信じがたい。大学生といっても通用しそうだもん。それと、別に高価なブランド服を着てるわけでもないのに、何かオシャレに見えるところなどは、さすがパリジャンって感じでした。
 ファウスト・ブリッツィ監督は、イタリアではヒットメーカーらしいので、他の作品も観てみたいものです。

 ↑映画とTVドラマ、どっちも新作いっぱいあるマリくん。中でも移民一家の成功と愛憎を描いたTVシリーズの“Douce France”が面白そう。スーツ姿のエリート役っぽいマリくんもカッコイイので、すごく観たいです

 
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殺人だよ、おっかさん

2010-05-09 | 韓国映画
 ただいま大阪から戻ってまいりました~。つ、疲れた~。
 大阪にはいつも、ちっとも嬉しくも楽しくもない用事で行くので、最近では大阪弁を喋る芸人を見ただけでどっと疲労感を覚えてしまいます。しかも、大阪ではなぜかよくモノを失くすんですよねえ。去年は韓国で買った高い念珠、今回はi-pod(涙)。大阪、魔境!何だか大阪に行くのが怖くなってきてます。次に失くすのは、ひょっとして...
 折りしも大阪でも開催された、イタリア映画祭の上映作を一本だけ観られたのが、嬉しい収穫でした。その映画のmy 愚見は、後日♪
 
 「母なる証明」
 「殺人の追憶」や「グエムル 漢江の怪物」などのポン・ジュノ監督の最新作。
 韓国の静かな田舎町。心が子供のままな青年トジュンは、彼を溺愛する母親と二人暮らし。女子高生が殺害される事件が起き、トジュンは容疑者として逮捕されてしまう。息子の潔白を証明するため、母親は真犯人探しに狂奔するが...
 愛にもいろいろあるけど、母親の無償の愛ほど崇高で、そして怖いものはない。子供のためなら、自分自身はおろか他人さえも犠牲にして厭わない。か弱くて善良な女でも、子供のこととなると超人的な強さを発揮し、悪魔のように残酷にもなれる。たとえ火の中水の中でも、ためらいなく飛び込める盲目的な蛮勇。美しく神聖であると同時に、醜悪になりがちな煩悩の象徴でもある。それが母親の愛。特に息子への愛は、おんなの部分も出て危険な要素を孕みやすい。
 この映画のヒロインであるシングルマザー。彼女の息子への愛も、まさに典型的な“子ゆえの闇”。息子を救うため、なりふりかまわず暴走する姿は、鬼気迫りすぎてほとんど笑いの域に。トジュンに、もし殺してても殺してないって言え!とか。被害者の葬式で遺族に、息子を恨んだら許さない!と怒鳴ったりとか。トジュンの親友を疑って彼の部屋に侵入・物色(ついでに彼とコギャルとのエッチをのぞき)、見つけたものを殺人の証拠品と思い込んで警察に持ってったりとか。どんどん暴走ぶりがエスカレートし、あげくの果てには...おっと、これ以上は♪とにかく、深刻で悲痛というより理性を失った盲愛バカっ母ぶりが、かなり滑稽で笑えます。ラスト、そんなことまで共有かよ、なトンデモない母と息子の一心同体ぶり、一蓮托生ぶりは、もう笑いを狙ってるとしか思えません。

 コメディじゃないんだけど、なんか笑える。愚かな人間がジタバタするのを見るのは、箱や檻の中で小動物が珍妙な動きをするのを見るに似ている。グエムルとかもそうでしたが、悲惨で過酷な状況なのに、そこはかとなくトボけてて人を食った笑いが散りばめられて、クスップッとなるシーンが多々ありました。いちばん笑えたのは、やっぱ真犯人が被害者を殺すシーン。意外な真相に驚く、というより、おいおい~と呆れ笑い。あと、トジュンが釈放された後に逮捕された男とか。トジュンの言動とかもだけど、笑っていいのかなあ、まずいよなあ、でも何か変で笑える、みたいなスレスレ系。邦画だともう表現不可能なきわどさ。
 怖くてヤバかったのは、トジュンと母親の日常生活風景。殺人事件より恐ろしい。パンツ一丁で母親の布団にもぐりこむトジュンとか、立ち小便しているトジュンのあそこをじ~と見てる母親とか。かなり不気味です。
 この映画、はじめは60・70年代の話かと思ってた。なので、携帯もネットも出てきて吃驚。韓国の田舎町って、何か怖い...あと、相変わらず乱暴で杜撰で適当な韓国の警察も、怖い...現実にも韓国って、日本とは比べものにならないほど、非道い冤罪いっぱいありそう。
 トジュン役は、5年ぶりの映画出演が話題となったウォンビン。
 
 韓流の先駆け的存在だったウォンビン、かつての輝きはもうありませんが、やっぱ可愛いですね。相変わらずキムタコさんに似てる?こんな息子がいたらさぞや大変だろうな~な、ひと昔前だと薄らバ○、ち○おく○と蔑称される青年を、ピュアな天使っぽさではなく、どろ~んとした目つきと動きで怪演してて、脱アイドルの努力は見て取れます。でも、腐ってもウォンビンというか、本来なら薄気味悪くて不可解で怖いはずのトジュンが、ただもう可愛い男の子にしか見えなかった。もっと得体の知れないキャラなら、さぞかし怖い映画になってただろうに。見た目の良さが返って仇になってたウォンビン、次回作では可愛さをかなぐり捨てた大人の演技を期待。
 悲壮で凄絶だけど何か変、悪い方向にテンパリすぎなオンマを熱演したのは、TVドラマ「宮」などでも知られるベテラン女優キム・ヘジャ。顔は怖いけど、声は可愛かった。彼女が冒頭とラストに見せるオンマの舞は、滑稽なイタさが。あのオンマ役は日本だと、さしずめ50代の頃の渡辺美佐子とか佐々木すみ江とかが適役?
 ろくでなしの怪しい悪党だけど、いざというときは頼りになるトジュンの悪友役、チン・グの存在感が印象に残りました。
 
 不敵な面構えとか、コギャルとのエッチシーンとか、何かエロい上半身裸とかに目を惹かれた。チン・グって、「オールイン」でビョンホンの少年時代やってた子ですよね?同じくビョンホンの「甘い人生」や、インソンの「卑劣な街」でも好演してたし、胡散臭い役が似合う男前ですね。将来有望な男優だ。

 ↑この頃のウォンビンが好き
 母なる証明の宣伝で日本に来たウォンビンをTVで見てmy motherは、『おかま?生気がない男じゃね。気持ち悪い!』なんてファンに殺されそうな暴言を吐いてました否定できなかった私も同罪?「フレンズ」の頃のウォンビンなら、my motherも絶対萌えてたはず。兵役でミソをつけ、今後のキャリアも険しそうなウォンビンですが...いい俳優に成長してほしいですよね
 
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DREAM ⑬~⑳ 夢で終わらせない

2010-05-04 | 韓国のドラマ
 チュ・ジンモの「MY DREAM 」第11話から最終話まで観ました。

☆漢(おとこ)・ポセイドン
 母を尋ねて三千里なジャンソクに代わり、有名格闘家に挑戦を志願するポセイドン。心配する周囲に、『おとこは倒れる時もリングで倒れる』と悲壮な決意表明。カッチョEぞポセイドンでも、いざ出番という瞬間に、ジャンソクが戻ってきてオイシいところ持ってかれちゃった(涙)。
☆キム・ユシン
 善徳女王のキャラの名が、いきなり。韓国では英雄なんですね。
☆ロンリーボーイ
 ジム閉鎖!ジェイルは断腸の思いで、ジャンソクをカン社長に託すことに。みんなと離れたくない!姉さんと呼ぶから!と、ソヨンに哀訴するジャンソクですが、自分のことを思う周囲の気持ちに負けて、いやいやカン社長のもとへ。見捨てられた!と、やけっぱち&無気力状態に陥るジャンソクが切ない。超強がりだけど、人いちばい寂しがり屋でもあるジャンソクが、独りぼっちになってジェイルやソヨンを恋慕ってる様子が、可哀相で可愛いかった。
 
☆彼の名は
 カン社長にコキ使われてる青年社員の名は、ヤン・ハンスと判明!カン社長の子飼いとなったジャンソクへの、ハンスくんの侮蔑に満ちた冷たい一瞥に萌え~。
☆イケメンケーキ屋
 失業するイケメン格闘団、ケーキ屋のアルバイト店員になってしまってトホホ。だけど、妙に板についてたのが笑えた。
☆I will never leave you anymore!
 ドビルと再戦するジャンソク。カン社長の指示で、ジャンソクに卑劣なトドメをさすドビル。致命的な傷を負い再起を絶望視されるジャンソクを、『もう二度とおまえの元を離れない!』と熱く抱きしめるジェイル。兄貴の抱擁に、うっとり嬉しそうなジャンソクの笑顔。ああ~何でそこでキスしないの~?!と、またまた萌えつつも臍を噛むYAOIな私♪
 
☆造反!
 ジェイルに大会開催権を獲得され、激怒するカン社長。『役立たず!顔も見たくない!』と社長に罵られるハンスくんの、屈辱に青ざめる顔に萌え~。
 やってらんねぇ~!と、そろそろウンザリし始めた?ハンスくんの心の間隙を、ジェイルが突いてくる。スジンとグルになって盗撮したカン社長のぶっちゃけトークビデオを、ハンスくんに見せるジェイル。『あいつは見込みがない』『器が小さい』etc.言いたい放題の社長に、さすがのハンスくんもプッツン!自分のやったことを悔悟するドビルとともに、ジェイルに寝返り!
 スジンのTV番組で、元部下と元所属選手がカン社長の悪事を暴露。ハンスくんとドビルの顔にかけられたモザイク、ぜんぜん意味がなくて笑えた。
☆ジェイル社長
 カン社長が去った後のスーパースター社を、ジェイルが引き継ぐ。要職に就くソヨン。ハンスくん、ちゃっかり居座ってます。メガネかけてて可愛かった。
☆おまわりさん
 チャンピオンになってbig moneyを掴んでブイブイいわせる、なんてのはジャンソクの夢ではありません。幼い頃から憧れてた職業に就けて、ほんと良かったねジャンソク!
 
☆そのクリーム、なめたい
 ソヨンの誕生パーティ。彼女の顔にケーキを!と思いきや、誤ってジェイルの顔をクリームまみれにしてしまうジャンソク。何て美味しそうなジェイルの顔!
☆ラストイチャイチャ
 二人が結婚すれば?と、ジェイルとジャンソクの手をつながせるソヨン。ふざけてジェイルにベタベタするジャンソク、あながち冗談とは言い切れぬほどの幸せ顔。ジェイルもまんざらではなさげだし。やっぱこの二人、結ばれてほしいな♪
★総括
 面白かったです。ベタベタしい恋愛とか、お涙ちょうだいな悲劇とかもなくて(ジャンソク父が最後のほうで、ちょっとそっち系になってしまったのが興ざめだったが)基本的には明るく前向きなサクセスストーリーだったのが私好みなドラマでした。
 チュ・ジンモ、カッコカワイかった~男らしくて優しそうで朴訥で、ほんま私の直球タイプジンモの、内気そうなハニカミがチョア~キム・ボムくんも、すごく可愛かった。ジンモとは、なかなかYAO心をソソるコンビでした。
 
 さあ、韓ドラ完観恒例、イルボン理想妄想リメイク、イってみよ~♪

 ジェイル・・・向井理
 ジャンソク・・・池松壮亮
     ・
 ソヨン・・・吹石一恵
 ドビル・・・石垣佑磨
 ヤン・ハンス・・・田中圭
 ジェイルの妹・・・朝倉あき
 グアンパル・・・山本太郎
     ・
 ジャンソクの父・・・赤井英和
 パルテ・・・六角精児
 エリス・・・由美かおる
 エリスの秘書・・・渡辺いっけい
      ・
 お笑い格闘団・・・小島よしお
          なかやまきんに君
          レイザーラモンHG
          加藤歩 
          八木真澄
          瀬川亮
 パルテの子分・・・U字工事
 グアンパルの嫁・・・西尾まり
      ・
 ソヨンの兄・・・筒井道隆
 スジン・・・藤原紀香
 カン社長・・・仲村トオル

 こんなん出ましたけどぉ~?

 おさむっち&壮ちゃまW主演で、ワタシ的には超ウハウハなドラマぢゃ~!
 ジェイルは元野球選手→元サッカー選手、ソヨンの父→兄、イケメン格闘団→お笑い格闘団、に変更。
 
 ↑CMのジンモもカッチョEですよね~
 韓ドラ、しばらくの間は善徳女王に専念しま~す♪
 
 
 


          
 
 
 
コメント (6)
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