まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

洗脳捜査 ひこ、流せ紫の血涙を!

2006-09-27 | 中国・台湾・香港映画
 あ~また、ヘンな雑誌を買ってしまった...
 新潮45“世にも恐ろしき13の死刑囚”
 社会を震撼とさせた、戦慄の殺人魔たち。私、こーいう系に弱いんです...人間の道を外れてしまった鬼畜たちの罪業と心理...怖いけど、のぞいてみたくなる禁断の穴です。
 今夜はマジで眠れそうにない...マジで怖い...じゃあ読むな!ですよね。
 そういえば。新内閣が組閣されましたが、前の法務大臣は結局、死刑執行の判は押さなかったみたいですね。話題の「カポーティ」なども、あらためて私に死刑について考えさせてくれそうです。

 「パープルストーム」
 テロだった青年が、重傷を負って記憶喪失に。警察は彼を刑事だと洗脳して、テロ組織へ潜入捜査させるが...
 彦ことダニエル・ウー、男前です!警察の拷問に耐えたり、俺は何者!?と苦悩葛藤する坊主頭の彼は、まさに苦行僧みたいです。ちょっと市川海老蔵に見える?海老蔵を、端正に鋭く、かつ甘く感じ?
 もし三島由紀夫が生きてたら、彦にウホウホ興奮することでしょう。三島の好きそうなタイプだし。「禁色」の主人公にピッタリ。硬派なYAOI高村薫も、彦が演じるならと、「李歐」の映像化をOKしたらしいし。フツーの婦女子以上に、ゲイやYAOI女にモテそうな彦です。
 冒頭から、シャープで俊敏なアクションを見せてくれる彦、カッチョE!と見とれてたら、壁に大激突して目ひんむいてバタ!あっと驚くドヂぶりで、唖然!何かドリフのコントみたいな記憶喪失の仕方が、笑...
 警察の彦洗脳作戦が、何だか楽しそう。素直に洗脳されて、婦人警官扮する偽ガールフレンドに、感極まって抱きつく彦が、so cute!婦人警官が、それをすんげえ嫌そうな顔で我慢してるんだけど、私だったら、あんな可愛い&セクシイな男前なら、仕事以上の世話を焼いてしまいそう...
 俺の肉体を見よー!男な彦ですが、今回はほとんど脱いでません。でも、肉体美を強調するタンクトップが、超セクシイです。脱ぐよりも、返ってエロい感じがします。
 殺人兵器なスゴ腕のテロなのに、記憶を失ってオドオド&オロオロ&ビクビクする彦の表情が、子供みたいで可愛いです。人殺しはイヤだ!でもテロのボスは、俺の愛する親父だし、あああ~!!!と惑乱する彦に待ち受ける、恐ろしい真実と過酷な運命...
 アジアの気流に毒ガスを乗せてテロって、「タイフーン」でも使われてた手段ですね。ラストの毒ガス、ショボいSFXが香港映画って感じです。
 彦を洗脳する女医役に、「ラストエンペラー」のジョアン・チェンという懐かしい顔も。
    
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錯乱ゲーム

2006-09-26 | 欧米のドラマ
 ああ~今日もまた、異常な人にネチネチとからまれて、往生参った...
 怖かった~!酔っ払ってるのか、目が真っ赤&すわってて、言動が支離滅裂。ぜんぜん話にならない。理路整然と言い返せば、きっと火に油を注ぐことに。なので、理不尽さと屈辱に耐えながら、ひたすら低姿勢な私。スーツ姿のいい年した男性なのに、何でこんな子供じみたことしてるんだろう。家族が見たら、泣くよ...
 おぢさん、よっぽど日常でストレスや鬱屈がたまってるのかなあ。そう思うと、怒りより可哀想になる。でも、私に八つ当たりしないで下さい...
 ナメられやすい顔してる私が悪いのかも。いい年して、軽く見られる自分が情けない。
 俺だったら、殴ってたかも!と言う後輩。殴るのは簡単だよ...ああ簡単に生きたい...
 
 「トム・ハンクスの大迷宮」
 トム・ハンクスが、デビューして間もない頃に主演した、カナダのTV映画。
 タイトルや日本版のビデオジャケットから、勝手に「グーニーズ」みたいな楽しいアドベンチャー映画かな、と思い込んでましたが、とんでもありませんでした。かなり狂ってる悲惨な内容に、ビツクリ!
 ゲームのやりすぎで、学業に支障をきたしたトム・ハンクス扮する主人公が、転学先の大学でできた友人たちと、再びゲームにハマってしまい、やがてゲームの世界と現実の区別ができなくなって、狂気へ落ちてゆく...
 ゲームといっても、TVやPCではなく、TRPG(テーブルトークRPG)というロールプレイングゲーム。私はゲームに関しては、とんと無知&無関心なので、よく分からないのですが、昔アメリカでは異常なブームになって、社会問題化したとか。それに警鐘を鳴らす目的で作られた映画らしい。
 日本でも、少年による凶悪犯罪が起こると、ゲームによる悪影響のせいだ、とワイドショーで言われますが...ゲームって、怖いんですね。シンナーや麻薬みたいに、脳みそを壊してしまうのでしょうか。確かに、甥がやってるゲームを見てると、残酷な描写に目を覆いたくなることもあります。
 トム・ハンクス、わ、若いっ!そして、か、可愛い!「ビッグ」より前だから、ほんと今とは別人のような、ほっそりした体型&繊細そうな童顔!息子のコリンは可愛いけどハンサムではない。でも若い頃のトムは、かなりイケメン!ほんと、カッコカワイイ!
 でも、この作品のトムは、イっちゃってて、笑えると同時に、き○がい演技が怖いです。
 現実が見えなくなって、幻覚・幻聴に悩まされているうちに、すっかりLOTR系ファンタジーアドベンチャーなロールプレイングゲーム世界の住人に。私は聖者、二つの塔を探さねば...と、虚ろな表情でN.Y.を徘徊。強盗がモンスターに見えて魔法で退治しようとしたり、地下鉄の浮浪者がフランス王に見えて拝謁のポーズをしたり。で、たどり着くのは、確かに二つの塔な、今は亡き世界貿易センタービルだった...
 ラストの、心が異界へイってしまったトムの、子供のようにピュアな表情の発狂ぶりは、「殺意の夏」のアジャ様も真っ青な哀しさ、やるせなさ。
 こんなん、ありえな~い!とは嘲笑できないかも。私だって、年齢詐称してるうちに、ホントにそう思い込んでしまってる危険な瞬間がある...
 
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上帝禁區 神をも畏れぬ拳

2006-09-25 | 中国・台湾・香港映画
 こないだ、職場で暇ぶっこいてたので、後輩と一緒にクイズやってたラジオ番組に、電話かけてみました。
 どーせ、つながりゃしねえよ、と思ってたら、あわわ!つ、つながった!異常にハイテンションなDJに問われるまま...
DJ『ラジオネームとお年をヨロシク!!』
私『あ、はい、あ、えっと、ラジオネーム?松嶋はち子です。えっと、19歳です』
DJ『(大笑い)はち子さん、今お仕事中ですか?』
私『え?いえ、あの...愛人と別荘で不倫中です...』
DJ『(爆笑)面白い人ですねえ!もっと話聞きたいけど、時間ないので。日本三景といえば、松島・天橋立・宮島。では、世界三珍味といえば、フォアグラ・キャビア、そしてもう一つは!?』
私『(後輩に相談)わからん!たくわん?キムチ?』
後輩『トリュフですよ!』
私『(さらにウケを狙って間違えるか。正しく答えて豪華商品をゲットするか、悩んだが)ト、トリュフ!!』
DJ『(祝賀BGM)大正解!!』
私『きゃー!あ、ありがとうございます~!(やったー!!豪華商品って何じゃろ!?)』
DJ『ベストアルバム発売記念、上戸彩のオリジナル携帯ストラップ、あなたのモノです!!』 
 あぁ!?そんなん、要らんわー!!どこが豪華商品じゃ!ここ最近で最大の脱力感!

 「拳神」
 日本のゲーム(超有名らしい。私は全然ワケワカメ!)が元になっている、香港近未来アクション映画。
 「ブレードランナー」や「フィフスエレメント」風サイバーちっくな映像が、いかにも近未来って感じです。空飛ぶスケボーとか、指輪化した携帯電話など、近未来グッズが面白い。
 話は、神の禁区とか遺伝子実験とか、いろいろあるんだけど、ぶっちゃけて言えば、超人パワーを秘めた主人公が、仲間と共に世界征服を企む悪者と戦う、という子供向けの愛と友情の戦隊もの系?アタタタタター!!と、宙をビュンビュン飛び交いながらの死闘は、ほとんどドラゴンボール+北斗の拳。ゲーム+漫画の世界なので、それを楽しめる寛容さがない人は、観ないほうがいいかも。
 子供だけでなく、ママたちにも受けてる日本の戦隊もの同様、この映画も戦うのは、イケメンたち。
 主人公のクァン役は、中国の人気歌手ワン・リーホン。川崎マヨを爽やか&クールにした感じ?初めて演技する彼を観ましたが、歌手とは思えない格闘家ぶりで、カッチョ良かったです。ゲーム版に合わせたのか、髪型が変ですが。シャープに引き締まったナイスバディも、たっぷり披露してくれてます。
↓俺の肉体を見よー!by 王力宏 映画とは関係ない画像ですが。
   
 クァンの仲間になるティロン役は、スティーブン・フォン。岡本健一を素朴にした感じ?可愛いです。
 往年の香港映画ファンには、涙ものな懐かしい面々も。
 悪者に洗脳されたクァンの親父役は、ユン・ピョウ。おじさんになったなあ。でもカンフーな身のこなしは、まだまだ切れ味鋭い!
 ユン・ピョウの元同僚の刑事役に、サモ・ハン・キンポー!相変わらず丸々してるけど、昔より痩せた?ていうか、萎んだ?
 サモハンの若い時代役が、どう見ても考えても別人なイーキン・チェン(よく見るなあ。私が観た最近の香港映画には、ほとんど出てる)。イーキン→サモハンの変貌は、遺伝子実験の副作用で太った!という説明。笑いを狙ってのこと?
 ワン・リーホンといえば。何と!オスカーを受賞したばかりのアン・リー監督の新作に出演!しかも競演は、トニー・レオン!これを期待せずにおられやうか?!
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WB①~④ 瑛太は福耳の生徒会長

2006-09-24 | 日本のドラマ(連続)
 映画が大ヒットして、TVドラマでもシリーズ化された「ウォーターボーイズ」。my dear 瑛太が出演しているということで、鑑賞開始♪
 
☆主演の山田某
 顔が丸&濃すぎ。最近、映画にドラマに主演作が続々連発してるけど...謎です。
 ワキ毛も超ボーボー特濃で、怖い...男のワキ毛は、薄いのも魅力ないけど、あんまり真っ黒ジャングルなのも...
☆セカチューの子こと、森山未來
 セカチューも他の作品も未見なので、何この子!?ワケワカメボーイNo.1だったけど...このドラマでは、なかなか良い味!
 ほんと変な顔!ネズミみたい。だけど演技は巧いですね。演じるキャラも、おちゃっぴーで可愛いです。こんな子が友達だったら、楽しいだろうなあ。星の数ほどいる単なるイケメンよりも、未來くんみたいな個性派のほうが、貴重かも。
 顔同様、体もガリガリ貧相なのが、見ていてイタいけど...
☆男のシンクロ
 やっぱキモいなあ。可愛い男の子の裸も、こうワラワラうじゃうじゃだと、不気味です。セクシイなナイスバディならいざしらず、みんな発展途上な少年体型だし。ショコタンには、たまらん画なんだろうけど。
☆憧れの女の子に見とれて、自転車ごとドブ川にドボンする山田某
 今どき、こんなベタなドヂする奴、いねえよ!と嘲笑してた私。翌日、うまそうな焼きイモの屋台に見とれて、バーの看板に激突しました...
☆生徒会長・瑛太、登場
 耳、でか!これが第一印象。ほんと、スゴい福耳!取り外しができそう。手裏剣にもなりそう。デかい耳&短髪なので、ほんと猿みたいで可愛いぞ!タカビーだけど、実はアホなキャラもgood!
☆玉木宏
 映画版からゲスト出演。プールでオバサン相手に、変な水着でイカれたダンス。彼って最近、二枚目で売ってるけど、原点はコレだよなあ。こっちのほうが好き!
☆八嶋何とか
 苦手。こーいう、俺って演技うまいだろ~?な演劇系?は、TVではウザいだけ。こいつのシーンは、迷わず早送り。瑛太と一緒のシーン、ありませんやうに!
☆教頭らの圧力で、プールが使えず、何と銭湯!で練習
 笑えないなあ。他のお客さんの迷惑にも程がある。頑張れば何をどこでしてもOK!な姿勢は、若さゆえの傲慢さ?!
☆追試の勉強を、何でゲイバーでするの!
☆女の子に純情な山田某ですが...私生活では彼、すでに隠し子がいたんですよね。そー思うと、ウブな演技も説得力がなくて笑えます。見るからに、精子も濃そうな顔してるよなあ。
☆いろいろあって、瑛太もシンクロ入部!
 瑛太、笑えますねえ。アホ可愛い!瑛太が一番アホな役だよなあ。
 従来のパターンなら、いかにもガリ勉でイヤミなメガネっ子ルックでやるんだろうけど、ハンカチ王子も真っ青な風貌の瑛太がこんな役やってるのが、出色!こんな生徒会長がいたら、私は書記になってエロエロ、じゃない、いろいろサポートしたい
☆何とかシンクロを続けようとする主人公たちですが...
 ドタバタ奔走してるように見えて、実は大して努力はしてない彼ら。すごい他力本願。他人に頼りすぎ。思うとおりにならなかったら、逆ギレするし。
☆山田の妹が、最高!
 おもろいね、このガキ娘。内緒でシンクロやってる兄&その仲間たちに、口止め料を要求。犯罪だ!と反抗する瑛太に、『小せえ男だな。モテねえだろ?』。ギャフンとなる瑛太が、可愛い!
☆シンクロに反対する母・高橋ひとみ
 私が親だったら子供が、部屋で独りでシコシコ勉強ばっかしてるより、友達と活発に健康的に動き回ってるほうが、嬉しいけどなあ。別にグレて夜遊びやシンナーしてるわけじゃないんだから。
☆シンクロ同好会の発表会
 いよいよギャラリー(商店街のヒマそうなオバサンやオッサン)を前に、シンクロ!
 予想通り、大失敗!山田は水中でゲリスピー&ブリッ!(音がリアルで笑)とウンコ漏らし!瑛太はパンツが脱げたことに気づかず、観客の前でチ○コ大公開!アホすぎて、可哀想になってきた。
☆学校って...
 高圧的な教頭先生や教師。今どきの学校や先生って、あんなに生徒を抑圧できる権力、もってないと思うけど。生徒側のほうが、今は強いのでは。逆に学校側のほうが、生徒や保護者から何を言われるかビクビク低姿勢なご時世だよなあ。

 さあ。加速する瑛太のアホっぷり&カッコカワイさを楽しみに、続き観よっと♪
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バトルフィールド警察署

2006-09-22 | 北米映画 00~07
 最近、my motherがヤバいです。
 去年、無事に定年退職をした彼女。これからは、たくさん趣味を持ったり、習い事や旅行を楽しんで、忙しく豊かな老後を迎えたい、と抱負を語っていたのに。現実は...
 朝から晩まで一日中、TVの前に座って、ラブコメやファンタジー映画、「24」や「デスパレートな妻たち」「LOST」など、アメリカのTVシリーズ(韓国ドラマには、ぜんぜん見向きもしない)をボケーっと観てる。ほとんど外出もしないらしい。なので、身奇麗にすることもなくなった。まさに、引きこもり状態。
 しかも。家族の誰かが、ちょっとでも苦言めいたことを口にすれば、ヒステリックに怒ったり、支離滅裂なことを言ったり、???な状態なのです。こないだ読んだ桐野夏生の「魂萌え!」に出てくる、異様な言動でアルツハイマー疑惑を持たれる中年女性を思い出してしまう。
 ボケーとDVDを見てるmy motherの傍らには、彼女の実母であるボケた婆さまも、ボケーっとした顔で座ってる。すごく怖い光景です。みのもんたに相談しようか?なんて、もう冗談にもならないでしょうか。

 「アサルト13 要塞警察」
 マフィアの大物を一時預かったショボい警察署が、ベトナムやイラクも真っ青な激烈戦闘地に!
 あまり大声では言わないけど、実は大好きなイーサン・ホーク主演、ということで観ました。
 いっとき、妙なゲージュツ家を気取って迷走、ユマには三行半を叩きつけられ、映画ファンにも冷笑される、イタい男になってしまったイーさん。小説も監督作も、世間に才人と認めてもらえるまでには至らず、キャリアもルックスも、年々貧相になっていき、往年のファンを嘆かせてくれたものでした。
 最近の出演作は、アーチスト、ゲージュツ家志向が強いイーさんにとっては、明らかに食いつなぐため&慰謝料捻出のために出演したとしか思えないものばかり。これも、多分その一本。
 話も展開も、めちゃくちゃです。世間を騒がせているマフィアの大物を、猛吹雪のせいとはいえ、あんなショボいボロ警察署に預けることからして、変。
 マフィアと繋がってる悪徳警官たちが、口封じのために警察署内にいる者たちを、皆殺しにしようと攻撃してくるんだけど、その手段が笑えるくらい壮絶で荒っぽい!マシンガンや手榴弾、果てはミサイル!ヘリコプターで特殊部隊みたいな暗殺者も来るし、こんなド派手なことして、口封じになるの!?よしんば皆殺しに成功したとしても、後でどう言い繕うの!?それに、吹雪とはいえ、絶海の孤島でも辺境の村落でもないのに、誰もあの大戦争に気づかないなんて!?
 とまあ、ツッコめばきりがないのですが、B級アクションものとしては、ド派手でエキサイティングで、面白かったです。次々と内部の仲間たちが死んでいくので(まさか、この人までも!?なキャラも)、いったい誰が最後までサバイバルできるの!?と、ハラハラさせてもくれます。
 で、お目当てのイーさん。顔はホント、貧相になったよなあ。いろんな意味で、疲労が出てる。まだ30半ばなのに。顔は貧相だけど、カラダはムッチムチマッチョ!というのが、イーさんの素敵なところ。今作では、ちょっと崩れてブヨってたけど...でもムチムチしてて好き。ゲージュツ家よりも先に、俳優として円熟してほしいと願う私です。
 戦闘の原因となるマフィアのボス、ローレンス・フィッシュバーン。悪い奴かと思ってたら、イーさんと力を合わせて戦闘指揮をとる、なかなかカッコいい役でした。でも彼、ヌオオオ~!として迫力ありすぎ。怖い。
 その他、ジョン・レグイザモ、ガブリエル・バーン、ブライアン・デネヒー、マリア・ベロなど、地味だけどシブいメンツです。
 

 
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ジェミンForever

2006-09-21 | 韓国のドラマ
 チョ・インソン主演の単発ドラマ2本立てを観ました。
 インソンくんといば、やはり「バリでの出来事」のジェミン。
 涙と鼻水とヨダレで顔をグチャグシャにして絶叫悶絶し、狂気の淵へと落ちていくプッツンお坊ちゃまジェミンは、私が今まで観た韓国ドラマの中で、最恐最悲キャラ。イザベル・アジャーニのアデルに匹敵する、とまでは言わないまでも、それに近い壮絶さで、今なおジェミンは私の脳裏に深く刻まれたままです。
 ジェミンじゃないインソンくんは、果たして...
 
①「少女漫画のように」
 少女漫画が大好きな青年と、バツイチ子持ちの少女漫画家との、恋人までのディスタンス物語。
 スラっとした長身、色白の涼しげな小顔、坊主に近い短髪、飾り気のない服装のインソンくん。こんな素朴(といっても、田舎っぽいとかイモいとかではない。むしろ、質素なファッションは違和感があるほど、インソンくんの顔は素朴とは正反対。お城の若様が、農民のカッコしてる、みたいな)で清潔感のある青年って、もう絶滅してるよなあ。ホストか男娼みたいな汚らしい若い男を見慣れてる目には、目薬みたいなインソンくんです。
 見た目だけでなく、性格も純粋で優しくて誠実で繊細でロマンチック、それでいて一途な情熱も秘めた青年。ほんと、このドラマのインソンくんこそ、少女漫画のような男の子です。現実には、こんな子ちょっといないよ。
 子供水泳教室のインストラクター役なので、水着姿シーンも多いインソンくん。けど、かなり細身しかも色白なので、男のセクシイさはない。インソンくんは、脱がないほうがいいかも。
 甘い少女漫画とは正反対な、世知辛い現実を生きている青年と漫画家が、少しずつ、遠回りもしながら、距離を縮めていく姿が、温かく優しく描かれています。
 私なら、あんな純情なイケメンに迫られたら、no!なんて言えません。まあ、ヒロインがすぐにyes!と言うような女じゃないから、彼も惚れたんだろうけど。男はやっぱ、ある程度じらさないといけないのでしょう。
 劇中、挿入される少女漫画が、何だか大昔のりぼん系。私は、なかよし派でした。久々に少女漫画が読みたくなってきた。
 
②「ラブミーテンダー」
 作家が偶然手にしたカセットテープには、ある青年の独白と歌声が...
 今度のインソンくんは、とっても切なく悲しい。冷血人間の私が、思わず涙腺を緩めてしまったほど。
 花屋の娘を、バイクで轢き逃げしてしまったインソンくん。幸い命に別状はなかったけど、罪悪感と不安から彼女を見守っているうちに、恋をしてしまう...
 脆く壊れやすいガラスの心を持つ青年。それだけな役なら、演じられる役者はたくさんいる。インソンくんの魅力と実力は、心が壊れてしまった後の凄絶さと悲劇に、まざまざと思い知ることができます。
 主人公は、なかなか真実を告白できない。でも、彼女への恋心は募っていく。そんな苦悩と恋の高揚感を、インソンくんは繊細に演じています。
 轢き逃げは、やっぱマズいよ。逃げなかったら、幸せな恋に発展したかもしれないのに。軽い事故が縁で、被害者と加害者が愛し合う仲になるとか、よくある話じゃん。私だって、妻武器や瑛太みたいなイケメンと恋愛できるんだったら、バイクに轢かれて手や足の骨一本ぐらい、折られていいし。反対に、中村獅子舞とか亀ムシみたいなのだったら、警察に即刻通報&賠償金要求!
 突然、思わぬ形でコトがバレてしまい、彼女に拒絶されるインソンくん。さあ、ここからが彼の面目躍如だ!酒に溺れ、カセットデッキに泣きすがり、なだめる友人に号泣絶叫。完全に理性を失って、自暴自棄な暴走に...
 あんまりインソンくんを追い詰めないでー!ほら、だんだん目がすわってきて、ブルブル震え出して、ああジェミンに変身!
 と、ジェミンを彷彿とさせる悲しい狂気が、痛ましいインソンくんです。
 彼女と仲良くなれて、嬉しくて独りでギター弾きながら歌うインソンくんが、可愛いです。ラストクレジットで流れる、インソンくんの歌うプレスリーの“Love Me Tender”が、下手だけど微笑ましく、それだけに悲しみもいや増します。
 
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食人宴

2006-09-19 | イギリス、アイルランド映画
 私って何で、こう頭が悪いんだろう、と思うことが、最近とみに多いです。
 誰でも思いつくこと、言えることなのに...何でこんなに頭の回転が遅くて鈍いのか、つくづく自己嫌悪に陥ります。
 やっぱ、ちょっと知能指数が低いのかなあ、と本気で思ったり。小学校の時、知能テストの出来があまりにも悪くて、職員室に呼ばれたこともあった私。小学校の高学年まで、九九も言えなかったし、定規の使い方も分からなかったし。
 でもまあ、今さらどんなに鍛えても、頭は劣化していくばかり。ならばせめて、性格だけでも良くしたい。でも、頭以上に悪さを自覚してる我が性格も、矯正不可能...

 「コックと泥棒、その妻と愛人」
 ゲロゲロ(死語?)!トンでもない映画とは聞いてたけど、あうう。
 見た目も味もスゴいゲテモノ料理を食べてしまった、みたいな。それが何とも言えない奇怪な味で、認めたくないけど美味しかった、でも二度と食いたくない!みたいな。そんな映画です。
 どう説明していいか、とんと表現が思いつかない。一言で言い表せば、今まで観たことなかったような、変な映画?とにかく、グロテスクでアブノーマル。それでいて、あまりにもメチャクチャすぎて、何か笑える。
 主な舞台は、レストラン。そこの支配人でもある泥棒のボスと彼の妻、手下たち、妻の愛人や料理長が繰り広げる、食欲と愛欲と狂乱の宴!
 設定も演出も台詞も展開も、ほんとユニークというには言葉が弱すぎるほど独特で、慣れるまで何じゃこりゃあ!?の連続。最後まで耐えられるかなあ、と心配でしたが、大丈夫でした。逆に、だんだん面白くなってきて、ヘンな笑いを噛み殺しながら楽しんでしまった...
 まず、泥棒のボスが強烈なキャラ。凶暴極悪で、まるで狂犬みたいなオッサン。おまけに超下品で超お喋り。食事中、くっだらない(でも笑える。一緒に食事は、死んでもイヤだけど!)&オゲレツなコトばっか喋りまくり。彼の下品語録、書きとめておきたかったほど、強烈です。暴れまくり喋りまくり食べまくり。客にも問答無用&傍若無人に襲いかかってくるボス。こんな狂った男の経営するレストランなんか、絶対行きたくない!でも、なぜか店はいつも客でいっぱい。よっぽど料理が美味しいのかな?
 で、そんな野獣みたいな夫に辟易してる妻は、客の中年男とトイレでセックス。彼と本気で恋に落ちてしまい、夫の目を盗んで、料理長の協力を得て厨房でもセックス。でも夫にバレて、トンでもない愛の制裁が!
 さんざん虐げられてきた妻の、最後にブチかます夫への復讐が、うげげげげー!!
 ピーター・グリーナウェイ監督の、そのあまりといえばあまりな悪趣味に、胃もたれが...同じ変態悪趣味系でも、アルモドバル監督のほうが、まだ可愛い。
 ゴルチエの衣装も、毒々しくて不気味。レストランの、店内・トイレ・厨房で衣装や画面の色が変わる映像の凝った趣向も、ほんと独特。
 泥棒のボス役、マイケル・ガンボンのケダモノぶりが、怖くて笑えます。彼、ハリー・ポッターの校長先生だとか?ハリポタファンには、ぜひ御覧いただきたい彼の超絶怪演です。
 妻役は、名女優ヘレン・ミレン。
             
 彼女も、ガンボンに負けず劣らず怪演!トイレや厨房で、欲情ファック。熟れすぎたオールヌードが、痛ましい。すっぽんぽん(ボカシが卑猥)で、愛人と一緒に夫から逃げるミレンおばさま。まさに女優魂ここに極まる!って感じです。
 料理長役は、フランスの怪優リシャール・ボーランジェ。ただ立ってるだけで、面妖なムード。彼の英語、初めて聞けました。
 ボスの手下の一人に、ティム・ロスが。まだ若い&可愛い。ちょっとバカっぽい役で、微笑ましいです。
 いやあ、ほんと疲れた...観終えると、まるで怪夢から醒めた開放感。でも、その怪夢を見てる間は、苦しげにうなされてたのではなく、楽しげに笑ってた、みたいな。こーいう映画、嫌いじゃないかもな自分が、ちょっと怖いです。
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踊る家なき子

2006-09-18 | イギリス、アイルランド映画
 台風一過で、今日は朝から快晴でした。でも...恐れていた通り、また深い傷跡が残ってしまった。お亡くなりになられた被害者の方々のご冥福を、お祈ります。
 お年寄りが何人か、また命を落とされたようです。こういう場合、若い人の死とは違った意味で、私の心は暗澹となります。
 せっかく長い人生、さまざまな苦難や苦労、経験を生き抜いてきたのに、その果てが川に流されて溺死とか、地震でベランダから転落死とか。無常を感じずにはいたれません。長生きして、そんな生命の終わり方は迎えたくない、と心から思わずにいられません。

 「オリバー!」
 1968年のアカデミー賞で、作品賞、監督賞など6部門で受賞した、ミュージカルの名作。同じディケンズの原作が、近年ロマン・ポランスキー監督にも映画化されたことは、記憶に新しい。
 画面いっぱいに歌って踊って♪もう人間なんか要らないような、最近のCG乱用映画を見慣れてる目には、俳優たちの体を張った躍動が、とても新鮮に見えます。カラフルな衣装や小道具が、とても可愛くて目に楽しい。
 子供たちの歌や踊りが、キュートでユニーク。上手だなあと感嘆させられます。北朝鮮の子供みたいに、不気味なまでに一糸乱れぬって感じではないところが、何だか安心。
 楽しい可愛い映画だけど、よく考えてみたら、トンでもなく悲惨な話でもある。
 まず、オリバーがいた孤児院。まさに悪魔の館!子供たちを家畜のように酷使し、食べ物はドブの水みたいなオカユだけ。オリバーが、おかわり...と言っただけで、次の画面では鬼院長が、オリバーを連れて街を歩きながら『男の子、大安売りですよ~お買い得ですよ~』おいおいっ!
 無実の罪で裁判!にかけられてしまうオリバー。酔っ払い判事の適当な判決で、重労働の刑に処せられそうになったり。当たり前のように、幼児虐待!幼児売買!子供の人権無視!
 オリバーのキャラが、素直というか、おっとりしてるというか、かなりボケ気味なところが可愛い。悲惨で危険な状況でも、いつもキョトンとしてる感じ。そして、かなり流されやすい性格。流される先が、優しい泥棒一味で良かったね!変態小児愛者じゃなかったことは、まさに幸運としか言いようがない。
 ただオリバー、キョトン&あたふた流されてるだけで、運命を切り開く行動や努力を、自分では何ひとつしてないところが、いかがなものかな主人公です。スリや泥棒させても、全く使えないドヂ&ノロマ坊主だし。
 オリバー役のマーク・レスターが、ほんと可愛らしい。時々、バックストリートボーイズのブライアン・リトレルに見えたのは、私だけ?
 オリバーを仲間に入れるドジャーが、ガキなのに兄貴なキャラでカッチョE!スレた悪ガキだけど、賢くて度胸と男気があるドジャーが、素直で無邪気でアホなオリバーの面倒を見てやる姿は、あと5年先の彼らだったら、まさにYAOIな妄想を抱かせる光景です。ドジャー役のジャック・ワイルド、アカデミー助演男優賞にノミネートされたのも納得の名演!
 見た目はキモいけど、優しくてオチャメなスリのファジルじいさん。極悪人だけど男前な首領のビル。ビルを一途に愛する酒場の女ナンシー。大人キャラも、チャーミングです。ビルの飼い犬ブルザイが、ブチャイクだけど可愛い!
 ヴィクトリア朝のロンドンの下町を再現したセットも、壮観で美事です。
 
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華麗!タカさま必殺・蝶の舞

2006-09-17 | 日本映画
 台風、大接近!
 いま外は、不穏な暗雲たちこめ、雨交じりの強風が、不吉な音楽を奏でています。怖い...
 また、恐ろしい爪痕を残していなかければよいのですが...

 「必殺!THE HISSATSU」
 きゃー!タカさまー!L・O・V・E タ・カ・オ
 愛しの片岡孝夫(現・仁左衛門)がゲスト出演した、必殺仕事人の映画版を観ました。
 ああ~タカさま、めっちゃカッチョ良かった!うっとり
 タカさまの役は、表は花形の人形浄瑠璃師、裏はスゴ腕の仕事人・朝之助。
 上方から興行に来た朝之助一座が、江戸の町を山車に乗って通るシーンが笑えます。
 朝之助さまのお通りに、沿道を埋め尽くす女子どもが、きゃー朝之助さまー!!朝さまー!!ひー!!ぎゃー!!と、熱狂的な声援(中村主水の嫁&姑も、もちろん混じってる。朝さまー!!とミーハー絶叫悶絶する菅井きん、怖笑!)。き〇がいファンにも、優しい微笑みを投げる朝之助さま。どこぞの韓流スターの空港お出迎えも真っ青な、朝之助さまの人気ぶりです。
 でもホント、それも理解できるほど、朝之助さま=タカさまが、素敵なんです。
 何て優しい笑顔!匂うような気品があって、それでいて粋な爽やかさがあって。立ち居振る舞いのひとつひとつが、ほんとに美しいんだよなあ。そして声も美しい!上方言葉も、タカさまが使うと何だか優美。そして「わるいやつら」でも思ったけど、タカさまって、顔は美男というより、可愛いんだよなあ。困ったり戸惑ったりな顔は、ほんとにキュート!それに比べて、今の若手歌舞伎役者って、???な連中ばっかだよなあ(市川海老蔵は、わりと好き。ちょっと濃ゆいけど)。
 釘?を仕込んだ扇を必殺の武器に、悪人どもを始末するタカさま、カッチョ良すぎ!花吹雪と蝶が舞う華麗で艶美な必殺シーンは、まさにタカさまon stage!ここは10回以上、巻戻して観ちゃったよ。陶酔!私も殺して~!
 とまあ、タカさまのことばっかじゃん!ですが、映画も他キャストも、往年の仕事人ファンなら、楽しめる出来ではないでしょうか。
 趣向を凝らした必殺武器&必殺シーン。藤田まことas中村主水を筆頭にした、仕事人たち&演じる役者たちの個性的なキャラ。そして遊び心いっぱいのおふざけ。ラスト、悪者軍団との死闘も、その確信犯的な演出に、かなり笑えます。研ナオコ、たこ八郎!斉藤清六!赤塚不二夫(漫画も登場!)、柳沢慎吾etc.笑うなというほうが無理な強烈ゲスト。大仕事を終えて、主水たちが池に隠してた潜水艦!で逃げたり。何じゃそりゃー!?と、大笑いです。このバカバカしさ、大好き。それに、人が殺されるのが、こんなに愉快痛快ってのも、仕事人だけの魅力です。
 ラストも、タカさま大活躍。その後TVスペシャル版で、1回だけ再登場してるらしいので、絶対観ねば!ああ朝さまー!タカさまー!
 
 
 
コメント (2)
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義経 my love my hero

2006-09-15 | 日本のドラマ(単発)
 悲劇の武将・源義経は、むかしからMY FAVORITE HERO!
 ちょっとした義経オタクな私は、昔から義経関係の小説や漫画、映画、ドラマは、片っ端から漁ってます。もちろん、去年のNHK大河ドラマも、こんなん義経じゃねえよー!とツッコミながら、欠かさず観てました。
 で、むかしなつかし、年末といえば、紅白よりも楽しみだった、日本テレビの2夜連続大型時代劇「義経」を、1991年のリアルタイム放送以来、十数年ぶりに再観!
 いやあ、面白かった!時代劇は、やっぱフィルム撮影でないとね。今のビデオ撮影と違って、重厚で高級な感じがする。
 それと、やっぱ時代劇がちゃんとできる役者がそろってると、観ていて安心。去年の大河なんか、せっかく大ベテランが出ていても、学芸会な素人&コントなタレントが、話をメチャクチャにしてたし。でも、久々に観た旧作は...

☆しょっぱなから、妖婆・岸田キョンキョン登場!
 怖い!白塗り&狂気じみた岸キョンの怪演で、つかみはOK!
☆遮那王→義経 野村宏伸
 可愛い!義経にしては、背が高すぎるけど、天衣無縫で天真爛漫で癇癪もちな野生児、という遮那王の従来のイメージ通りのキャラが嬉しい。タッキーの義経は、暗くて真面目で優等生で、つまんない+イライラするキャラだったし。
 見た目は、「教師びんびん物語」と同じな優弱な感じだけど、気性は荒い野村義経、悪くないぞ!何言ってんのか???な、時々アフレコまで使ってたタッキーに比べると、演技も台詞回しも頑張ってる!
 それにしても。最近見ないですね、野村宏伸。
☆弁慶 里見浩太郎
 やっぱ時代劇といえば彼です!駄々っ子な義経を叱咤し守る、お父ちゃん系弁慶。殺陣は、長七郎ちっく!ばったばった斬り捨て御免♪
☆うつぼ 有森也実
 カンチをリカから略奪した彼女ですが、ここではケナゲで忠実な女。大河の上戸うつぼは、わけのわからない役だったよなあ。
☆喜三太 武田シンジ
 今は何だかキモいけど、この頃は少年!って感じで、可愛いぞ!野村義経と並ぶと、お稚児さんみたいだ。ルックス的には、大河の伊藤チビノリダー(今は電車男?)喜三太のほうが断然好きだが。
☆平教経 唐沢寿明
 きゃー!若っ!そんで、カッチョE!ブレイク前の唐沢、凛々しく猛々しい公達ぶり!男前!演技も巧い!後の大出世の片鱗を、垣間見ることができます。
☆常盤御前 十朱幸代
 これが母の乳じゃ!と、白く豊満な胸をはだけ、我が子を誘惑?する、熟女の妖しい色香に、ドキ!
☆静 安田成美
 トレンディドラマ(死語)で絶頂期だった頃の木梨嫁。大河の石原さとみが、異常なまでに下手糞だったせいか、すごくまともに見える。美人だね、やっぱ。
☆義経の正妻・若 和久井映見
 ブレイク直前。若くて地味だけど、演技はしっかりしてます。
☆藤原秀衛 丹波先生
 大霊界な貫禄。出てきただけで、尋常でないスピリチュアル・オーラが。
 息子・泰衛役の岡本冨士太も男前!
☆源頼朝 榎本孝明
 おおっ眉目秀麗!冷たい美男。頼朝は、やっぱこーでなきゃね。大河のミキプルーンこと中井キーチは、最後まで馴染めなかった...
 北条政子は、高橋ひとみ。御台所というより、女中頭って感じ。
☆佐藤継信・忠信 哀川翔&船越A一郎
 あわわ。佐藤兄弟といえば、イケメンブラザーズと相場が決まってるのに、掟破りすぎ!二人の最期シーンは、なぜか笑える...
☆後白河法皇 平ミッキー
 ぎゃー!で、出たー!!さ、最高です!むかし観た時も、平ミッキー法皇さまが、いちばん強烈だった!登場シーンは、10分あるかないかの短さなのに、出ずっぱりの義経や弁慶よりも印象に残る。やっぱミッキー、スゴすぎます。
 去年の大河でミッキーが法皇を再演したのは、この時の強烈なインパクトに、NHKも法皇役は彼しかいない!と思ったからでしょう。もちろん大河でも毎回、大怪演に爆笑&戦慄!
 義経に妖しく迫るミッキー法皇。野村もタッキーも、マジで怯えてたし!あれは演技じゃないよなあ。
☆土佐坊 竹中直人
 まだヨゴレ芸人時代の頃の彼。なので、すぐ無様に死にます。
☆富樫 高橋英樹
 名場面・勧進帳で、里見浩太郎と対決。当時は、長七郎と桃太郎侍が!時代劇の超大物二人が競演ということで、すごく話題になったんだよなあ。

 他にも、あおい輝彦、本田ひろたろう、阿藤海、田村亮etc.地味だけど、個性的な演技派ぞろい。若手とはいえ、唐沢も和久井も有森も、ぜんぜん危なげない。大河の上戸とか石原とかゴマキが、いかにヒドかったかを痛感。
 あ~面白かった!あっちゅー間に終わった。
 そーいえば。平ミッキーだけでなく、丹波先生も高橋英樹も、大河にも出てたよなあ(大河では、大霊界は源頼政、桃太郎侍は藤原秀衛だったが)。観ながらデジャヴのような感覚に襲われたのは、そのせいか。
 また大河版義経(ていうか、ミッキー法皇さまと、小澤征悦の木曽義仲)も観たくなってきた!

コメント (2)
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