まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

悪魔が来たりてキアヌ脱ぐ

2006-07-29 | 北米映画 80s~90s
 今夜は地元で、花火大会がありました。
 犬の散歩がてら、陸橋の上で花火を見ていると、ふと胸が痛むのでした。ああ花火みたいに、一瞬だけ華やかに夜空を彩って、一瞬で散ることができたら...
 浴衣姿の若者も、結構目にしました。
 清楚で愛らしい女の子も、いなせで色っぽい男の子も、全然いませんでした。
 右手に携帯、左手に煙草。女の子たちは、毒々しいマニキュアと化粧。男の子たちも、オレンジレンジみたいなバカっぽくて薄汚いのばかり。涼やかで爽やかな風情など、微塵もない。不潔で暑苦しいだけ。
 せっかくの浴衣が...浴衣が可哀想。着りゃいいってもんじゃないでしょ。
 似合わないだけでなく、非常識で迷惑な言動を平然としている彼らに、廃れてゆく慎ましく清らかな日本人の心を愛惜せずにいられませんでした。日本沈没は、本当に近いかも...

 「ディアボロス/悪魔の扉」
 敏腕弁護士を成功に導いたのは、悪魔だった!
 キアヌ・リーブス、男前なんだけど、スゴ腕弁護士に見えないんだよなあ。エリートや都会が似合わないのかな?女房との子作りシーンでは、ケツまで出して頑張ってたけど。カラダが生白くて、ユルみすぎ。「ハートブルー」や「スピード」のシャープなキアヌは、いづこへ...
 キアヌ以上に、いろんな意味で頑張ってたのが、シャーリーズ・セロン。まだ人気男優の便利な相手役専門時代だった頃の彼女。美人、というより、可愛い!悪魔のせいで、どんどん異常になってゆく奥さんを熱演。今だからそう思うのかもしれないけど、ただの可愛い子ちゃんじゃない女優魂や、すでにキアヌに位勝ちしてるオーラがあったような。
 キアヌ&シャーリーズは大真面目で深刻なんだけど、悪魔役のアル・パチーノは、悪ノリともいえる楽しげな怪演。ヘンなおぢさん一歩手前です。
 ストーリーよりも、弁護士という職業について、いろいろ考えさせられました。
 凶悪で最低な犯罪者を、有罪と確信していても、助けなければならないなんて、因果な職業だよなあ。勝てばいい!なゲーム感覚、そのために被害者を攻撃する姿こそ、悪魔に見えた。
 
 
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恐怖ノススメ 血まみれ解体新書

2006-07-27 | 北米映画 80s~90s
 夏休み。さまざまな楽しい計画に、心wakuwakuなpeopleもso manyでしょうか。
 振り返ってみれば、暑さと外出がdon't likeな私も...
 おととしは熱海。去年は沖縄。
 そして今年は...nowhere!そしてalone!Don't ask me why...
 熱海の秘宝館で買ってもらったオトナの玩具。沖縄の首里城で買ってもらったハイビスカスのヘアピン。思い出は、甘く暑苦しく...
 今からでもtoo lateじゃないと、誰かtell me,please!
 と、意味もなく英語多用な暗奇マイの歌調で書いてみました♪

「テキサス・チェーンソー」
 「八つ墓村」に続いて、これかよ!別に私、血に餓えてるわけではない...たぶん...
 往年の名作?「悪魔のいけにえ」のリメイク。
 若者たちが、チェーンソーを持った殺人鬼に追いかけられ、惨殺される...
 それだけ!話なんか、ない。13金とか、こーいう荒唐無稽はちゃめちゃホラー&スプラッターは、怖くないんだよなあ。むしろ笑える。バカみたいで。
 何でチェーンソー振り回して人殺すの?あの怪物の家族は、いったい何?ワケワカメな設定だけど、まあ、そんなことはどーでもいいのだろう。うえっぐえっな、イタすぎる惨殺シーンで、観客をギャー!ヒー!と言わせるのが目的な映画だし。
 血しぶきドバドバな串刺しや切断に興奮する人には、おすすめ。
 ヒロインのジェシカ・ビールが、ジェニロペ+川原アヤコみたいです。
 
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たたりぢゃ~!

2006-07-24 | 日本映画
 気分がすぐれず、ぐったりと居間で臥せっているうちに、ウトウト...
 誰かが、そっとブランケットをかけてくれました。ありがとう...
 しばらくして、うたた寝から目が覚める私。ブランケットのおかげで、ポンポン冷やさずに眠れました。でも、まてよ?ここは私の、寂しい独り暮らしの部屋。私以外、誰もいないのに?!あわわ、どーいうこと!?幽霊の仕業!?
 寝ぼけて自分でブランケットを寝室まで取りに行った...記憶は全然ないけど、そーいうことにしておこう。
 でももし幽霊なら、何て優しいのでしょう。仕事から帰ったら、風呂が沸いていた、食事の用意ができていた、なんて嬉しい怪奇現象なら、大歓迎です。


「八つ墓村」
 同じ横溝正史原作でも、これは角川映画の市川昆監督作品ではなく、松竹映画の野村芳太郎監督バージョン。
 耽美でスタイリッシュな市川監督と違って、野村監督は冷たく硬質って感じでしょうか?個性や持ち味は全く異なるけど、謎解きの推理ものとして作ってないところが、二人の共通点。
 『たたりじゃー!!八つ墓明神の、たたりじゃー!!』
 ギャグ漫画や、ドリフのコントでも使われた、この有名な台詞。そして、犬神家のスケキヨと並んで、観た人々を恐怖のドン底に叩き落とした、山崎努の虐殺魔ルック。
 この映画、犯人や殺人の動機、トリックなんかどーでもいいって感じ。ほとんどオカルト映画になってます。
 村人に惨殺される8人の落ち武者たち。ぶった切られた首が、飛んできて村人の腕に噛み付いたり。さらされた首が、そろってニヤっと笑ったり。ラスト、犯人がいきなり鬼に豹変して、主人公を追っかけまわしたり。炎に包まれた主人公の屋敷を、峠から落ち武者の亡霊たちが笑いながら眺めていたり。
 被害者の死に方が、ううう...みんな突然、口からカニのように泡ふいて、ゲボゲボ吐瀉物を撒き散らしながら、悶絶死!鑑賞中、お菓子などは食べないほうが良いです。
 しかし何といっても、この映画の最大の見所は、狂った山崎努が村人を問答無用に虐殺しまくるシーン。これは、ほんとエグい&怖い!邦画史上、いまだこれを越える恐怖シーンはないのでは?
 山崎努が、懐中電灯を角のように頭にさして、日本刀と猟銃を手に走ってくるシーンは、まさに血に餓えた狂鬼!み、みんな、早く逃げてー!その奇異なファッションや殺し方には、洋画の殺人鬼にはないマガマガしさ&オドロオドロしさが。小さい子にこれを見せて『オイタする子のところには、この人が来るよ!』と脅すと、効果があるでしょう。
 この虐殺、戦前の岡山で起きた、実際の事件をモチーフにしてるので、恐怖もリアル。まさに、ぼっけえきょうてえ岡山。
 どこでロケしたんだろう?日本にもまだこんなところがあるのか!と、感嘆してしまう、美しい山麓の風景や、不気味な鍾乳洞など舞台の魅力も、金田一ものには欠かせません。
 主人公役は、萩原健一。若い頃のショーケンって、ワイルドさと繊細さがブレンドされた男前!トンでもない事件に巻き込まれて、オドオドしてるショーケン、可愛かったです。鍾乳洞でのエッチシーンが、期待してたよりエロくなかったのが、残念。
 小川真由美、山本陽子、市原悦子、女優たちも濃厚!
 金田一耕助が、何と寅さんこと渥美清。もう、そのまんま寅さんです。今にも行商しだすんじゃないか?さくらさんが出てくるのでは?(実際、おいちゃん役の下条正巳や、子役時代の吉岡秀隆も出てるし!)そんな感じで、寅さんのシーンになると、緊張感が消えます。
 名探偵ものを観て、いつも思うのだけど...
 こんなに人が殺されてから推理したって、意味ないじゃん!ホントに名探偵なら、殺人を未然に防いでほしい!
 
 
 
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茶母③④ 悲しき賤の女

2006-07-20 | 韓国のドラマ
 「チェオクの剣」第3&4話...

★殺された密偵!
 死体検分する検死官。だいたいの死亡推定時刻や、死因まで判明するのに驚き。この時代には、すでに検死はかなり進んでたんですね。
★盲目の老人に変装するソンベク
 明智小五郎やルパンも真っ青な化けっぷりですが、真っ白に輝く歯だけは不変!そんなキレイな歯をした老人なんか、いないっちゅーの!ツメが甘い変装だぜ。
★ああ愛しのチョンサガンさまファンボ・ユン
 ファンボって、何か可愛い名前だなあ。
 ファンボ・ユン、今まで観た韓流ドラマの男キャラの中では、ワタシ的には一番魅力があるかも。ルックス以上に、キャラが素敵です。
 俳優は素敵だけど、彼らが演じる男は、???なのが多いのが、韓ドラ。韓国の男って、男前だけど変...怖い...みたいな(「美しき日々」のビョンホンや、「天国の階段」のサンウ、「バリでの出来事」のインソンなど)。
 でも、ファンボ・ユンには、そーいった、おいおい???!!的異常な面がない。理想の上司No.1!
 決して面白みのない、つまんない男ではないファンボ・ユン。
 普段は冷静なのに、チェオクにことになると、カッと頭に血がのぼって取り乱す、その熱さに胸キュンお・と・この顔が出て、ますます愛しくなります。チョンサガンさま、もっと~もっと熱くなれ~♪by大黒魔鬼
★ファンボ・ユンを慕う、ナニお嬢様
 物陰から、じ~とファンボ・ユンとチェオクを見ている...出たー!チェジウ的ものかげ女!ウザっ!こーいう貞女が、もっとも危険なんだよ。
★イヤミじじいアン録事が、なかなか味のあるキャラ
 そのアン爺に、身分の低い女と蔑まれるチェオク。ファンボ・ユンとも、身分違い...
 バリ出来でも、金持ちババアどもから、『この寄生虫!』『ゴミみたいな女ね!』『身の程知らず!』と散々、賤の女扱いされてたジウォンちゃん。もうお嬢様の役なんか、できません。

 あ~早く、チェオクをめぐって、ファンボ・ユンとソンベクが本格的に恋の火花を散らしてほしい!
 第二話の、戦った後に立ち去るソンベクを、ボーっと見送るチェオクに、『何をぼんやりしておるのだ!』とファンボ・ユンが、明らかにジェラシーまじりに怒鳴るシーンが好きだ。
 
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雨音は悲恋の調べ

2006-07-19 | フランス、ベルギー映画
 実録・乙女の事件簿「濡れたドライブ~rainy days 待ちきれず...」(後編)
 
 フロントガラスを叩く雨同様、隣で運転しているKくんの息遣いも、そして目つきも、激しく乱れている。
 げっ信号無視!?スピードも、違反に近いぞ!
 ドアを開けて、外に飛び出すか?それとも、このまま...どちらにせよ、私は心も体もキズモノになってしまうであろう。
 S・O・S♪ああ乙女のピンチ~
 今日はちょっと危険な日なので~とか何とか、私が口を開こうとした瞬間、
Kくん『うおーーーーーーーーーー!!!っしゃ!』
 突然の雄たけび。あ、あわわわ!?何なの、いったい何なの!
 あわわ状態で固まってるの私を見てKくんは、あ、そーいやアンタいたんだっけ、みたいな顔して、
Kくん『魔裟斗、勝ちましたね』 
 はへ?!
 車載用液晶TVでは、格闘技番組が騒々しく流れていた...
 Kくんは、き〇がい的に格闘技ファンらしい。
 さっきからの、Kくんの尋常でない興奮した様子の理由が解かった瞬間、私はアホらしさと落胆で混濁した心地で、高飛車に彼に言うのだった。
私『おいっ危ないじゃろうが!運転に集中せえや!』
 その後、なにごともなく、私がKくんに無事、家まで送ってもらったことは、言うまでもありません...
 お礼&ちょっとした腹いせに、めちゃくちゃ蒸し暑かったのに、ホットの缶コーヒーをKくんに買ってあげました。
 携帯電話同様、車を運転しながらTVやDVDを観るのは、とっても危険!という、教訓に満ちたお話でした...完。

 「シェルブールの雨傘」
 フランス映画ファンなら、観ておかねばならない名作を、やっと。
 冒頭から、あの誰でも知ってる有名なテーマ曲が。
 台詞は、ぜんぶ歌!フツーに喋ってよ、なんてヤボなことは、言いっこなし。ちょっと~そこの塩、とって~♪伝染しそうです。
 悲恋ものには違いないんだけど、思ってたより、悲しい内容ではなかった。フランス人らしいというか、ドライなんだよなあ。ジメジメ、メソメソしてない。
 ヒロイン、イジイジ嘆いたりするところが全然なくて、すげークール。
 ママ(なかなか味のあるキャラ)が借金どーしよーと愚痴っても、店売れば?とか、私が働けばいいことじゃん、とか淡々としてる。ママに大事な宝石を売らせるし。小娘なのに、肝がすわりすぎ。
 恋人は帰ってこないし、腹ボテだし、母ちゃんウルサイし、あ~もう、妥協しなきゃ!と、さっさと金持ち紳士と結婚するヒロイン。賢いというか気丈というか。女は強くて、したたか!じい~っと耐え忍んで男をひたすら待つ...なんてウェットな女より、颯爽としていてカッコいい。さすが、未婚の母なんて当たり前な国フランスの女!その点、男は情けないね。女に棄てられて、生活が荒んだり。
 当時二十歳そこそこだった、カトリーヌ・ドヌーヴの若さと美貌!
 シャーリーズやニコールも美しいけど、軽くて薄い。ドヌーヴの美貌は、重さと迫力があって、圧倒されます。男との愛に生きながらも、弱々しく男に頼ったり、泣かされたりする女には、絶対ならない強さが、美しさ以上に彼女の魅力かも。
 ファッションや小道具も、カラフルで素敵でした。
 色とりどりの雨傘。ドヌーヴのレインコートやセーター。家の壁紙まで、マネしたくなるほど可愛かったです。
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もこみち ボート転覆

2006-07-18 | 日本のドラマ(連続)
 録画したMステ&新ドラマ「レガッタ」観ました...

aiko 
 歌は全部おなじに聞こえるんだけど、彼女は好きです。ぶさかわいい?国分とまだ付き合ってんの?
JDおずま 
 前の歌のほうが良いですね。
リップストライプ?&どろり? 
 興味ないので、早送り!
近畿キッズのホストみたいなほう 
 先週の顔丸に比べたら、すごくまとも。でも歌と衣装、これってピじゃん!ピはエッチだけど、この子は見習いホストの余興みたい...そんな衣装で歌って踊るなら、もっとカラダ鍛えないと。途中で早送り!
フミヤ 
 チェッカーズ時代の彼、大好きでした。超可愛かったし、歌も良かった。今でもカラオケで、ギザギザハートとかsong for USAとか歌います。でもフミヤもオッサンになったよなあ。池乃めだか系になっちゃってる。たかもく氏とは、まだ和解してないのかしらん。
グレイ 
 まだ解散してなかったんだ?G4だって。某華流アイドルグループのファンに冷笑されそう。私の知人、ボーカルの人を新幹線で目撃したことがあるらしい。すげー汚肌顔だったとか。早送り!
華原ともちゃん 
 生き残りをかけて、そろそろ小室と再タッグ?早送り!
 
 ほとんど早送りの刑で、正味15分ぐらいで観終わっちゃっただよ。

 「レガッタ」第一話...

★連ドラ初主演、もこみち登場!
 顔、ち、小さっ!豆みたい。小さすぎるよ!怖い。手足も長すぎ!外人、いや宇宙人みたい。
 ボート部員ということで、健康的に日焼けしてるつもりでしょうけど、何だか黒さが不自然。どう見ても、日サロで焼いた肌。
 ボート部員にしては、腕が細いよなあ。着替えシーンで、さっそく脱ぐ!が、今回は背中だけ。
★もこみち、初主演ということで、気合が入ってるのかな。期待に反して?演技は良くなってる。もこの株が上がれば、坂口ケンジの仕事が減りそうで心配...って、余計なお世話?
★男子寮の朝!いいねえ。おとこ臭さがムンムン出てます。潜入したい♪
★賄いのおばさん、宮崎美子!
 毛糸の腹巻を見せて脱ごうとするシーンに、今の君はピカピカに光って~♪が流れてほしかった。古っ
★コーチは、名作「スクールウォーズ」のタキザワ先生こと、山下真司だ! 
 今から俺はおまえたちを殴る!と、部員を泣きながらビンタしてほしいものです。イソップは?古っ
★もこが退部した原因の事故
 おまえらなあ。何もそんな嵐の夜に勝負しなくたって、晴れた朝にでもすればいいだろ。アホか!
★このドラマのガン、もこに絡む女ふたり
 演技もキャラも、カンベンしてって感じ。ヒロインの子、誰?お正月の里見八犬伝のハマジ役の小娘級にヒドい。若槻千夏の声&しゃべり方、イライラする!
★有名選手役、山本太郎
 ぶっちゃけ、もこより好き初回はボートを漕ぐシーンだけだったけど、カッチョ良かった!
 
 ドラマもボートみたいに、転覆しませんように...

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オペレッタ恋愛遊戯 唇はダメよ

2006-07-17 | フランス、ベルギー映画
 昨日の深夜、遊び疲れてフラフラ千鳥足で家路についていたら、パトカーがウ~ウ~とサイレンを鳴らしながら、猛スピードでやってくるではないか。
 な、何事!?しかも、間を置いて4、5台も。すわっ大事件か!?こんな田舎町で、日本中を震撼させるような凶悪犯罪発生じゃ!
 翌朝、TVのローカルニュースを観て衝撃!
 “深夜、老人宅に強盗 現金3万円とバナナ1本を盗んで逃走”
 被害者のお年寄りにケガはなかったことが、不幸中の幸い。でも、大騒ぎしたわりには、セコすぎる事件だよなあ。パトカー5台は、いくら何でもオーバーだよ。それに、バナナ1本って...これって笑っちゃいけないんですよね。
 犯人さん、出てらっしゃい~←「3時のあなた」の寺島純子調

「巴里の恋愛協奏曲」
 オペレッタ:オーケストラつきの軽歌劇。小オペラ。基本的には喜劇で、ハッピーエンドが主流。
 20年代のパリ。ブルジョア社会の恋愛スッタモンダが、歌と踊りで繰り広げられる。
 衣装やインテリアが、華やかかつユニークで、目に楽しかったです。
 お話は...いい年したオバサン&オジサンたちが、ドタバタ恋愛ごっこにウツツを抜かしてる、それだけ。もっと他にすることないの!?ずいぶんヒマ人だよなあ。滑稽というか、バカバカしいにもほどがある。
 同じアラン・レネ監督の「恋するシャンソン」のほうが、恋や人生の悲喜こもごもを楽しく描いていて、数倍面白かった。
 キャストは、いつものレネ監督作品の常連たち。
 サビーヌ・アゼマは、好きなフランス女優のひとり。美人じゃないけど、おちゃめで知的で、フェミニンなボブカットも素敵。今回は、男たちからモテモテなブルジョア奥様役。チャーミングだけど、何でそこまでモテる!?気まぐれ子猫ちゃんなキャラが、ちょっと不気味だけど笑えます。それにしても、フランスってほんと、熟女天国だよなあ。映画を観るかぎり、フランスの若い男って、ピチピチ小娘には目もくれず、母親みたいなオバ様を追っかけ回してるし。
 アゼマおば様を追っかけまわす青年役の俳優が、イマイチなのが残念。もっとイケメン、いっぱいいただろうに。
 オドレイ・トトゥ、可愛いんだけど、何だか貧相なんだよなあ。痩せ過ぎ?
 ランベール・ウィルソンの怪演が、いちばんインパクトあり。かつての美青年も、今ではすっかり、怪しい紳士役がオハコに。
 
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美肌は一日にして成らず

2006-07-16 | 無事是貴人
 エステの無料体験に行ってきました。
 スキンケアには、人3倍気を配っている私ですが、エステには足を向けたことがなかった。自分の力で美肌を作り保つことに、喜びを感じてるから!というのは建前で、ぶっちゃけ金がもったいないから♪
 だいたい、宗教と同じで、私はエステなんか信じてない。
 TV出演用にメイクをされても、隠せないほど汚肌な女優や男性タレント、いっぱいいます。彼らみたいに金があっても、汚い人は何をやっても汚い。逆に、私の知り合いにもいますが、何もしなくても、どんなに不摂生な生活をしていても、全く肌にダメージなしの美肌な人もいる。
 でもまあ、タダで体験できるということもあり、どんなんだろという好奇心も手伝って、ものは試しで行ってみることに。それは罠だよ!一回行ったら、めちゃくちゃ勧誘されるよ!という、my sister M子の忠告を胸に...
 某人気モデルとイケメン俳優をイメージキャラクターに起用している、有名エステ会社。恐々と足を踏み入れてみると、高級趣味な歯医者の待合室みたいな受付。
 ピンクの制服が、まるでAVに出てくる看護婦のような、美人エステシャンのおねいさん登場。
 人形のように滑らかな肌をした、そして人工的笑顔のおねいさんが、私にお茶を淹れてくれる。肌に良いお茶だとか。良薬口に苦し、というけど、このお茶は香ばしくて味も爽やかで、美味しい。おかわり!と言いたいのを、おすまし屋さんの私は我慢するのだった。
 まず最初に、簡単な説明と、私が普段どんなスキンケアをしているのか尋問、じゃない、カウンセリングを受ける。
 (年のわりには)お若くて、肌理が細かいですね。お世辞は言うが、だからエステは必要ないですよ、とは当然ながら、絶対言わないおねいさん。
 ロッカーで着替え、いよいよエステを施される。
 最初に、腸内マッサージ。
 腹をボコボコと軽く殴られてるみたいで、思わず力が入る。とてもリラックスなんかできないよ。便秘の解消に効果があるらしいけど、下からより上からゲロりそう。
 次に、顔をいろいろイジられる。
 超音波が何たらかんたらな器具。顔に電気を当てる感じ。怖い。案の定、耳元で鼓膜が破けるかと思うほどのビリビリ音が!私の怯えに気づかないのか、おねいさんは芸能人の話をしている。女性タレントの真○か○りは、実は肌が超汚い。あの日本一有名な超人気男性スター〇ムタ〇は、美顔注射してるetc.
 おねいさん、私の顔をエステしてる時間より、私を放置して部屋を出たり入ったりする時間のほうが、確実に長い。もう、早く終わって~!
 一時間ほどで、やっと終了。
 ホッとしたのも束の間。実は試練は、これからだったのだ。
 個室に入れられた私に、おねいさんの熱心な営業が待っていた。
 何とか私を入会させようとするおねいさん。さっきのエステより、はるかに力が入ってる。一見、おどおどした人のよさそうな私なら、イケる!と踏んだようだ。
 ふふ。甘い!私を洗脳しようなんて、100年早いぜ。どんなカルト宗教にも詐欺師にも、折伏されたり騙されたりしない自信が、私にはある。
 さすがにオトナなので、キッパリ『単に無料体験したかっただけなの!入会する気なんか、サラッサラのサラサーティもないよ!』とは、言えない。
 なので最初は、のらりくらりとかわしていた私も、あー言えば上祐、じゃない、あー言えばこー言う的な、おねいさんの余りにもしつこい勧誘に、いささか辟易。気づけば、もう一時間以上も個室に軟禁状態だ。こーやって、無料というエサにおびき寄せられた獲物を、マインドコントロールしてるのか。
 さっきまでは、きれいな肌ですね!とか世辞ってたくせに、私が全然のってこないと今度は、肌の老化が...とか、くすみが気になりますね...とか、まるで脅すようなことを言い始める。おいおい!
 考えさせて下さいと何度言ったらいいの。すぐにハイそうですかとハンコなんか押しませんよ、というような意味のことを、やんわり&はっきり言ってやった。
 すると、どうだろう。気持ち悪いほど愛想の良かったおねいさんから、あからさまに笑顔が消えたではないか。
 もうこいつはダメだ、と見切りをつけたのだろう。別人のように冷たい表情&口調になって、聞こえよがしの溜息。じゃあ、もういいです。わたくしの名刺は、お渡しする必要はありませんね。お疲れ様でした。と、立ち上がってドアを開け、帰れの合図。
 あまりにも露骨で、腹が立つというより、おかしくて苦笑してしまった。
 ありがとうございました、とお礼を言う私を無視して、おねいさんはワザとらしく書類に目線を落としたまま顔も上げない。あらら。
 無料体験に来た人のほとんどが、入会するのかな。私、何か悪いことでもしたのかなあ。厚かましいとは、我ながら思うけど...タダでご招待、を額面通りに受け取るのは、無邪気すぎるのでしょうか。
 無料、という美味しい言葉には、裏があるものですね。世の中、金も払わずに、そう易々と、いい思いができるほど、甘くありません。
 ちなみに。エステしてキレイになったはずなのに、普段はできたこともない小さな吹き出物が、おでこに...どーいうこと!?
 
 
 
 
 
 
 
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朧月夜に妖しく心乱されて

2006-07-14 | 北米映画 20s~50s
 夏の不快害虫。気持ち悪いとは思うけど、怖いとは全然思わない。 
 ゴキブリなど、素手でも潰し殺せます。カメムシ、ハエ、アリ、ナメクジなど、即効で抹殺!
 そんな私でも、唯一怖い虫がいます。
 蝉。セミ。
 姿かたちが不気味...土中からドバっと出てきたセミの大群に襲われ、生き血を吸われてミイラになる...という、むかし読んだ怖い少女漫画が、トラウマになってるのかもしれません。絵がメチャクチャ怖かった。ウジャウジャと人間にたかるセミが、激キモかった。怖いもの見たさで、再読したいけど...
 死に向かっての狂った断末魔の叫びのようなセミの鳴き声も、怖い。夏の朝夕、道に転がっている蝉の死骸も、怖い。命は、こんなにも哀れに醜く終わるものでもあるなのだ、と思わせるから。
 そんな、セミに恐怖と不安を煽られる季節が、イヤです...

 「ピクニック」
 1955年のハリウッド映画。
 夏休み最後の日、町をあげてのピクニック(ていうか、お祭り)直前に、フラリと現れた男。彼のワイルドな風貌と陽気な人柄に魅せられる女たち...
 主人公の風来坊男、大学は出てみたけれど、取り柄は頑強な肉体だけ。まともな職にも就けずフラフラさまよっている、根無し草なハミダシ者。青年でもない、中年でもない、中途半端な年齢でもある。野放図で豪胆な振舞いも、でっかいことばかり言うのも、劣等感や不安、焦燥感をごまかすため。余裕はあるけど魅力はなく心の狭い人間たちに、その化けの皮を剥がされるシーンは、哀れすぎます。
 主人公だけでなく、ヒロインも他の登場人物たちも、みんな何らかの劣等感に苦しんでいるところが、この映画のミソ?
 ヒロインは、町一番の美貌だけど、自分はそれだけの女と自覚していて、みんなからは賛美されても一人の人間としては敬ってもらえないことに悩んでいる。似た者同士の風来坊とヒロインが、惹かれあうのも当然の成り行き。
 ヒロインの妹は、優等生だけど地味なガリ勉娘。美しい姉を軽蔑しつつ、強烈な劣等感も抱いている。
 風来坊の親友でヒロインの恋人の男も、親父に頭が上がらず、魅力的な風来坊を軽視しつつ嫉妬もしている。
 ヒロインの家を間借りしているオールドミスの女教師が、最強最悪!中年女の虚栄心&欲求不満の醜さときたら!ピクニックの夜に酔っ払って、風来坊を罵倒するシーンは、エゲツなさすぎて笑えるほどです。
 とまあ、様々なコンプレックスが、微熱を帯びて絡まり合うところが、面白かったです。
 風来坊役のウィリアム・ホールデンが、全編通して見事なまでに、ほとんど上半身裸!やたら脱いだり脱がされたりします。見せまくるだけある肉体美だけど、あの役には、ちょっと年を取ってる感じが。男前だけど、顔はブルドッグみたいに弛んでたし。
 バカみたいに天真爛漫で朗らかなキャラ、輝く金髪と笑顔、そして老いも若きも女たちの心をズキュン☆バキュンするナイスバディ。30歳ぐらい。あの風来坊は今だと、さしずめポール・ウォーカーかクリス・エバンズが適役でしょうか。10年前のブラピが、ほんとは最適なんだけど。
 ヒロインは、ヒッチコックの「めまい」などが有名な、キム・ノヴァク。ゴージャズ&妖艶!色っぽすぎて、田舎娘に見えません。フツーの男じゃ、圧倒されて手も出せない色香です。
 
 
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茶母①② チョンサガンさま...

2006-07-13 | 韓国のドラマ
 遅ればせながら、ついに観始めました「チェオクの剣」!面白いじゃん!私にしては珍しく、一気に二話観ちゃいました。

★仰天のオープニング!竹林でワイヤーアクション!?「グリーンディスティニー」じゃん!
★1692年といえば、日本ではちょうど、元禄文化華やかなりし頃?
 17世紀の朝鮮風俗が、まだ目に珍しく楽しい。上品なパステルカラーが基調の衣装が素敵。着てみたいなあ。
★飛んだり跳ねたりワイヤーアクションもスゴいけど、ストップモーションとか、今度はマトリックスですか!
★ハ・ジウォン=チェオク
 いいね!凛々しくてカッチョE!チェジウやヨン江と違って、良い意味で女らしくないというか。涙を流しても、可哀想でしょキレイでしょ?な媚がなくてチョア。
 ジウォンちゃんといえば!の、ビンタされて相手をキッと睨み返す顔!鋭い眼光でガンつけ!「バリでの出来事」を思い出させます。
 早大卒の元天才子役・小川範子が、吹き替え声なんですね。フニャフニャした田中ミサト声に比べ、可憐だけど凛とした声に好感。
★イ・ソジン=チョンサガンさま
 あ~!めちゃシブくてクールで、チョアラ~!冷静沈着&有能&めちゃ強だけど、チェオクを見る目が、熱いお・と・こ私なら忠誠心だけでなく、体も捧げます!
 イ・ソジン、他のドラマや素の画像では、イマイチなんだけど、このドラマの彼は、超イケてます!お髭が似合うのかな?
 しかも。武術の稽古シーンで、ばっちりモムちゃん見せてくれるし!ファンサービスとしか思えません。ア、アナジョヨ~!
★キム・ミンジュン=謎のイケメン僧侶
 お忍び旅にしては、目だってるよなあ。まだあまり顔は見せず、笑った時に見える歯が真っ白で眩しい!まさに芸能人は歯が命!
 で、彼の吹き替え声って、「美しき日々」のリュ・シウォンと同じ?
★早くも、バリ出来みたいにE男二人をバトルさせてるジウォンちゃん。罪な女子よのう。
★チェオクの同僚で、顔に疵がある男も、いいじゃん。私好みのモサい&ゴツいゴリラ系。彼も着替えシーンで、モムちゃん見せ!
★イソジンの子役時代の子って、どっかで見たことあるぞ。この薄くなったエナリカズキみたいな顔は...ひょっとして...?
★『天は不要なものは作らず、この世には不要なものなどない』イソジン親父の台詞が素敵です。
★ナニお嬢様とか、キム・ミンジュンと一緒にいる女の子とか。ヤな予感がする女ども。あからさまな悪女は許せる。でも、じと~と恨みがましい、被害者ぶる系の女はイヤ!秋童のユリとか、最悪だった...
★雨の中で、抑えきれない激情をぶつけるように、チェオクと剣を交えるチョンサガンさま。せつないね...
 今後もジウォンちゃんには、事件捜査には凛々しく、恋愛には優柔不断に、E男二人を翻弄してほしいものです。イソジンもミンジュンも、ジェミン&イヌクみたいな末路が待ってそう...

 さあ当分は、部屋に引きこもって茶母しよっと♪
 皆様のチェオク談話も待ってます!

コメント (2)
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