まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

握った股間は離さないで

2009-04-27 | 韓国映画
 今朝、新聞を開いてみたら...
 韓流スター、逮捕!
 え~?誰?と思えば...チュ・ジフンだったのでビツクリ。魔王ならぬ麻王になってしまった、なんて韓流ファンにしか分からない、そして韓流ファンには笑えないジョーク。折りしも「アンティーク」と「キッチン」2作も日本で映画が公開されようって時期に。これってイヤな形で映画の宣伝になる?計ったようなタイミングが、何だか皮肉ですね。
 薬物の取り締まりが、以前より苛烈になってるんだなあ。今後も、またぞろ逮捕者が芋づる式に?という予感がします。身に覚えのある芸能人さん、気をつけてください。マークされてますよ!ほら聞こえてくるよ、捜査官の足音、転落の足音が...!
 夢を売る代わりに、自分で悪夢を買ってしまった草なぎとジフン。今度は誰だろ、とイヤな期待さえさせてくれる人気スターの不祥事続きですが...人気者ゆえのストレスは相当なんだろうけど、それ以上に甘えとか驕りとかが透けて見えますよね。若くして一般世界と乖離した芸能界にドップリ浸かると、いろいろ間違ったものに人格を形成されてしまうんだろうなあ。二人とも、ほとぼりが冷めたら何もなかったような顔でスター稼業に戻るんだろうけど、どんなにシラバくれても草なぎは裸王、ジフンは麻王というイメージは風呂垢のようにコビリついて離れないことでしょう。過ちって、許されるけど忘れられはしないのが怖いですね...
 
 「後悔なんてしない」
 腐としては、公開当時に劇場で見逃してしまったことを後悔なんてしない、とは言えません。DVDでやっと...
 田舎の孤児院からソウルに出てきたスミンは、大会社の御曹司であるジェミンと出会う。二人は身も心も深く愛し合う関係になるが、ジェミンには婚約者がいた...
 腐女子的には、カップルが全然イケメンじゃない~という不満を禁じえないジェミンとスミンです。主人公二人の見た目やキャラからして、BLファン向けではなく、真面目なゲイ向けな映画かも?監督はカミングアウトしてるゲイだと知って、なるほど納得。ノンケや女が作った映画じゃないよな~と。

 男の同性愛ものとしては、よくある設定と枷。ですが、スミンの仕事とか職場の様子や雰囲気、スミンとジェミンのセックスシーンとか、かなりリアルで腐女子の勝手なスウィート妄想を嘲笑うかのような生々しさ。乙女なYAOIには、濃厚すぎて刺激が強すぎるかも。ハゲデブおやぢと素っ裸で抱き合ってフェ○されたり、踊りながら自慰行為させられたり。こんな仕事してたら、ほんと体も精神も汚れきって荒んじゃうよなあ、と観てるほうも暗澹となってしまうスミンの男娼ぶりが凄惨。韓国の場末の売り専ボーイの実態が、なかなか興味深かった。

 スミン、まっとうな仕事しろよ!と思いつつも。両親も学歴もない彼は、どこへ行っても軽んじられ人間扱いしてもらえない。TVドラマ「バリでの出来事」とか観てても印象的だったけど...韓国の格差社会の残酷さとか、這い上がれない底辺生活者の惨めさって、日本より露骨で深刻。スミンもヤケクソにならざるを得ないよなあ。同性愛よりも、貧乏人の社会への怨嗟や絶望のほうが、救いがなくて悲しかったです。
 
 スミンとジェミンの恋愛は、というと。スミンが最初、傷つきたくないから逃げ腰及び腰、わざと頑なに冷たくジェミンに接するのは解かる。が、ジェミンがなぜあれほどスミンに執着するのかは???ストーカーもどきに付きまとうほど、ジェミンがスミンに狂おしく恋する理由を納得できる描き方をしてなかったのが惜しい。

 で、結局は愛し合う二人ですが。蜜月期は、かなりハッピーラブラブ状態で、しかもすげー大胆。ジェミンのママは息子がゲイであることを知ってて、ちゃんと結婚するのならヘンな女と付き合って妊娠させるより男と寝てるほうがマシ、とか言ってるし。ママの超ドライさに吃驚!二人が賢く冷静になれば、意外と障害のない恋愛だと思った。でも、ジェミンがちょっとアレレ?な男なせいで、幸せはあえなく...ジェミン、エキセントリックというか、かなり情緒不安定?それにしても。バリ出来といい、ジェミンって金持ちに多い名前なのかな?
 ラスト、捨てられた恨みだけでなく、金持ちへの積もり積もった呪怨も加わって、スミン大暴走。おいおい~マジかよ~な悲惨な展開になるのですが、それも結局は雨降って地固まる、みたいな効を奏しちゃったり。ジェミン&スミン、まさに命がけなバカップル!みたいで笑ってしまった。
 
 ジェミン役のイ・ハンも、スミン役のイ・ヨンフンも、ぜんぜん美青年ではなく、ほんとフツーっぽい風貌。筋金入りのYAOIとしては、やっぱゲイカップルは好みの男前であってほしいけど(ジェミン=パク・シフ、スミン=チョン・ジョンミョン、とか腐萌え~)。でも二人とも、生半可な覚悟ではできそうにない演技でした。全裸でケツ丸出し、男同士で激しく絡んでキスなんてやってくれる若い男優、なかなかいないと思う。ので、二人の勇気と役者魂は賞賛に値します。日本の若手俳優も、ぜひ挑戦してほしいものです。
 ジェミンがそっと触れて握るのが手ではなく、スミンの股間ってところも、リアルなゲイっぽい演出。『毎朝勃つたびに君を想うよ』なんて、なかなかの名台詞でした。
 
 
 
 
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激闘!役者バカ魂

2009-04-26 | 北米映画 08~14
 黄金週間に突入!
 でも、今年は空前の大不況。仕事がないから休みを奨励されるという、あんまり嬉しくない不安な連休、な方々も多いことでしょうか。かつては休みたい時には休めない、今は働きたい時には働けない。何という皮肉...
 例年は休みくれー!と不満だらけなGWですが、今年は働けることがありがたく思える私です。ナニハトモアレ、I wish you happy and pleasant GW!車の運転と豚インフルエンザには、くれぐれもbe careful~!

 「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」
 ベン・スティラーが主演と監督を兼ねたオバカ映画。
 落ち目のアクションスター、オゲレツなコメディアン、シリアスドラマ専門の名優3人が、ベトナム戦争ものの映画で共演。はかどらない現地での撮影に業を煮やした監督は、メインキャストをジャングルに放り込んでリアリティを出そうとする。だが、彼らは無法地帯に入り込んでしまい、ゲリラと本物の激闘を引き起こしてしまう...
 いや~すげー面白かったです!笑えた~!ハリウッドの一流おバカ映画って、ほんとスゴいなあ。金も知恵もふんだんに注いでるって感じ。おバカといっても、日本の人気おバカタレントみたいなレベルの低い稚戯とは別物。才智と芸がないと創り得ないアホバカです。スケールの大きさやタブーブレイキングな障害・差別ネタ、キツい自虐ネタや猛毒な皮肉、恥も外聞もない捨て身の演技など、日本では絶対製作不可能な映画。M谷K喜とかK藤K九郎とか邦画のコメディなんて、子どもだましで狭い世界のヌルい笑いだよなあ~と、つくづく思いました。

 こんなのホントいいのかなあ、とドン引きスレスレなシーンてんこもり。おいおい~と特に笑えたのは、監督の爆死シーン(無残な生首がリアルすぎる~!)、ベン・スティラーが襲ってきた猛獣をメッタ刺しにして殺すシーン(何でジャングルにパ○ダが?!)、ベン・スティラーが背負ってる幼児にメッタ刺しにされながら走ってくるシーン(赤んぼ少女タマミみたいで怖笑~!)、その幼児を橋から放り投げるシーンetc.あと、ベン・スティラーのハリウッドでは酷評された精神薄弱者の役がゲリラには大人気で、無理やり再演させられちゃうところとか。おっとヤバい、思い出し笑いが止まらん~!
 スターやエージェント、プロデューサーのエグい実態や本音など、ハリウッドの醜い内幕も毒々しく楽しく描かれていて、よくやるな~すごい度量だよなあ~と、驚嘆&感服せずにはいられません。主役3人の演技論や役者魂も、ヘンだけど興味深かったです。あと、いっぱい出てくる有名映画や有名人の実名も、映画ファンには嬉しい。

 ↑この「シンプル・ジャック」が、わしにはツボじゃったわ~
 監督&主演のベン・スティラー、ほんと才人ですね。「ドッジボール」とかも最高に笑えたし。よく見たら彼、男前だしセクシーなナイスバディなので好き。彼の人気と人望ゆえに、おばか映画にしては豪華なメンツが揃ったのでしょうか。
 コメディアン役、ジャック・ブラックの異様なオゲレツぶり、圧巻です。まさに豚扱い!な目に遭う姿など、壮絶ですらある。日本のお笑いデブタレントでさえ尻込みするに違いない、体当たりの果敢な醜態に拍手!
 演技のためなら肌の色も手術で変えてしまう名優役、ロバート・ダウニー・ジュニアの怪演も強烈!ホントに今年のオスカー候補になっちゃったのも見事。
 インチキ原作者役、ニック・ノルティも胡散臭くてセコくて、いい味。ゲリラのボス(ガキンチョ!)が、凶暴だけど可愛かった。あと、ベン・スティラーのエージェント役が、何とマシュー・マコノヒー!マコも、すっかりお笑い路線ですねえ。最近の彼、ほんとにアホに見えるし。でも、カッコよさは不変♪マコの息子?が、ちょっとヤバくて笑っていいのかなあ、だった。
 この映画の最大の話題といえば、やはり...
 
 ↑この人の存在。超大物スターである彼が、こんな役こんな姿で!?ちょこっとカメオ出演なのかと思いきや、わりと重要な役で出番も多く、ラストも珍妙に締めてくれたり。ハゲ&デブ&胸毛で悪辣プロデューサーに化けてますが、きれいな顔じたいはほとんど変えてないので、すぐに誰かは分かる。めちゃくちゃエゲツない役で、その野卑で無情すぎる言動が怖い!普段はヒーローな彼の口から、チ○カス!とか超下品で卑猥な台詞がポンポン飛び出してくるのが、ヘンな意味で新鮮だった。大スターの過激で大胆不敵な遊び心、あっぱれ!です。こんな役も余裕で嬉々としてやってのけちゃう彼、ほんと偉大なスターです。尊敬!
 本編開始前の、主役3人の主演映画予告編も、見事な出来ばえ。ラストのオスカー授賞式も面白かった(受賞できなくてショック状態のジョン・ヴォイトが変で笑える)。ハリウッドの大物映画人だからこそ可能な、壮大かつ華麗なるオバカぶりに酔えました。
 
 
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夜光の階段① 殺してやる☆

2009-04-24 | 日本のドラマ(連続)
 松本清張原作のドラマ「夜光の階段」スタート♪

☆悪魔のような美容師?
 野望のために色仕掛けで女たちを欺き利用し、邪魔になれば殺す冷酷無情な主人公、道夫くん。原作、瑛太をイメージしながら読んだ私。なので瑛太に演じてほしかったんだけど、藤木直人も悪くないです。私、有名になる前の彼、すごく好きだったんですよねえ。翳りがあって理知的で。最近は、何だか???な人になっちゃってたけど、今回やっと彼にピッタリな適役にめぐり合ったって感じがします。やっぱ瑛太とか、もうちょっと意外性のある男優にしたほうが、面白くなったかもしれませんが。
 フジッキー、冷たい目つきとか、底意地の悪そうな歪んだ口元(麻生首相に似てる?)とか、結構ハマってて怖い、けど、いかにも何か企んでそうな悪人づらなので、これなら騙されちゃうかもな優しさ甘さがない。さらに惜しむらくは、10年前にやるべきだった役、という痛感。フジッキー、今でも美男子ですが、さすがに“美青年”役には老けすぎ。美容室では若手とか新人とか言ったり言われたりしてるけど、どー見てもベテランだし。でもフジッキーみたいな美容師さんいたら、私も指名する~♪
☆GO!いっけいGO!
 美容院のオーナー。道夫に燃やす中年男の醜い嫉妬が笑える。蹴りまで入れる暴力ぶり。渡辺いっけい、こんな卑小な男を演じさせたら日本一ですねえ。頑張れいっけい!道夫をイビリまくって!
☆変なナレーション
 シブい中年男性の声で、いちいち文学的に登場人物の心情を語るのが、笑えるけどちょっと鬱陶しいかも。
☆ヒロイン二人
 編集者の幸子とフジ子。道夫の運命に大きく関わる女たち。
 原作の幸子は、ほんとウザくて性悪で、男に殺されたくなければこんな女になってはいけない!なキャラ。そこが面白かったんだけど、ドラマではかなり緩和されてるみたい?でも、自分はデキる女!特別な女!ぶりをナニゲにひけらかしたり、道夫に上から目線で指図したり、ちゃんとヤな女なので安心。木村佳乃、きれいだけど毒が皆無なので何か物足りない。
 幸子の同僚でマニッシュ(死語?)なフジ子。原作はブスのオナベっぽかったけど、ドラマのフジ子は美人!どこか謎めいて怪しいキャラに改変されてて、興味深いです。夏川結衣、大好きな女優なので楽しみ♪
 
 ↑美男だけど、おじいさん顔なフジッキー。麻生首相に似て見えるのって、私だけ?
☆熟年検事
 小林ネンジと余貴美子。相変わらずネンジは何をやってもネンジですね。ワタシ的には、素敵おぢさま系なら渡瀬恒彦、演技派系なら中村梅雀にやってほしかったかも。余さんは、ただのアシスタントならもったいないなあ。何かやってくれそうで期待。
☆道夫の暴言集
 詮索するタクシーの運ちゃんに『うるさいっ!』ヘアスタイルコンテストで敗れて『豚野郎!地獄に堕ちろ!』冷たい目つきが好き♪
☆色ボケ有閑マダム語録
 道夫のパトロンである波多野夫人。道夫へのベタベタぶりが笑える。『火がついちゃう~ん♪』『いっぱい返して♪』『優しくそっとペロペロ♪』あひゃひゃひゃ!爆笑!室井滋、確実に笑いを狙ってきてますね。わしも若いツバメに奉仕させてみたいものです
☆変なエンディング曲
 フジッキー、歌はやめたほうがいいよ...Mステにも確実に出演しますね
★総括
 面白かったです。かなり笑えた。もう真面目にサスペンスとか人間ドラマなんて目指さず、ネタ系の内容を貫いてほしい。
 女優陣がいいですね。余さんと荻野目慶子は、これから怪演してくれるのかな。赤座美代子が出てたのも嬉しい。
 内容が内容なので、もうちょっとドロドロなムード、エロいシーン満載にしてほしいかも。フジッキーはラブシーンに気合を入れなさい!
 道夫が本気で女を愛する展開になりそうで不安。そんなのありえないし、つまんない。道夫は徹頭徹尾、冷酷狡猾な悪魔であってほしいけど...
 
 東方神起がゲストの時のオシャレイズムで...竹内U子が好き♪というチャンミンに、他の出演者は分かる分かる~な反応なのに、司会のフジッキーだけは『マジかよ。あいつビッチだぜ。俺のマネージャーと不倫してたの知らないのかよ』みたいな顔してた。さらに、仲間ユキエが好き♪というジュンスに、『ふ~ん。どこがいいの。つまんない女だよ』みたいな冷たい表情してた。そんなフジッキーが好き♪
 
 追伸:今期の連ドラは、いちおうゴッ輝、クイズショウ、BOSS、夜光の4作を最後まで観る予定♪向井理のアタチンチの男子は、あまりにもくだらなかったので、彼のサウナシーンだけ観てリタイア!可愛い顔と大ギャップな、モサモサ腋毛とヘソ毛に萌え~♪しかし、いくらおさむっちが大好きでも、あんなオコチャマ学芸会を観るのは10分でも拷問に等しい!おさむっち=くだらないドラマ要員、みたいになってるので、ほんと悲しいですおさむっちも、女殺すような役やってくれ!
 
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何が草食男子を狂わせた

2009-04-23 | 無事是貴人
 ショッキングなニュースに、日本激震!
 今日は平日デイオフで、昼過ぎまで寝てた私。寝疲れたまなこをこすりながら台所に入ると、my motherが開口一番...
my mother『あんた、おおごとよ。捕まったんよ。逮捕されたんよ』 
私『え!な、何のことね?!た、逮捕って、だ、誰がね?!』
my mother『ほんまバカな子じゃわ。夜の公園で』
私『ああ~!イヤー!!とうとう!ヤっちまったのね!だから言わんこっちゃない!バカバカバカ!瑛太のバカ!でも、お願い許してあげてー!彼の代わりに、私が頭を丸めるからー!瑛太ー!』
my mother『瑛太じゃないわいね。スマップの草なぎよね』
私『草なぎ...?』
 衝撃、というより、一瞬ポカンとなるニュースでした。大○とか田○ならともかく、草なぎが...ノーマークじゃったわ。いったい何やらかしたの?わかった!痴漢じゃろ?違う?わかった!少年にイタズラ!これだ!当たり!間違いない!え?違うの?じゃあ何なの?
 公然わいせつ。泥酔して全裸になって、公園で騒いでたとか。うう~ん。バカみたい!いい年して何やってんだか。だけど、裸になったぐらいで逮捕とかされちゃうんだ?花見シーズンとか新入生歓迎シーズンとか、若いリーマンや大学生、よく全裸になって騒いでますよね。確かに、見たくもない汚い裸を露出するなんて、不快な犯罪には違いないけど...暴れて警官に抵抗したのが悪かったのかな。素直に謝れば、怒られるだけで済んでたのかも...
 いや、でも...微罪にしては、ただならぬ空気が漂ってますよね。だいいち、独りで深夜の公園で全裸、なんて異常すぎる。服はキチンと畳まれていたってのも不可解な謎。あの公園は、ひょっとして夜は淫靡な薔薇色の社交場?さらに。家宅捜査、という情報も漏れ伝わってるし。ガサいれなんて、尋常な事態ではない。草食男子の代表格と言われてる草なぎ、草は草でも禁断のハッパを?なんて、シャレになんない憶測も呼びます。
 愚かだなあ、とは思いつつ。以前の稲垣メンバーの事件ほど、怒りとか軽蔑は感じないんですよね。警察署へ移送される草なぎの姿は、日本一のアイドルグループのメンバー、という威光もオーラもなく、こいつ何人殺した通り魔だよ、なドン引きしてしまう破滅の色が出てた。稲垣メンバーみたいに、ほとぼりが冷めた頃に復帰して、シレっと何もなかったような顔して仕事、なんてできそうにもないほど。嘲笑もできない。ただ、痛々しくて薄気味が悪い。
 私だって、誰だって、やってらんな~い!と、グデングデンに酔って暴れたくなることはある(だが、全裸になならない、ていうか、なれない♪)。ましてや草なぎ容疑者は、毀誉褒貶うずまく芸能界の人。一般ピープルでは窺知できぬ苦悩やストレスがあったことでしょう。惻隠の情は微塵も感じない、といえば嘘になります(ただ酔った上での愚挙なら、の話ですが)。草なぎ容疑者の犯罪よりも、何だかなあと首をかしげてしまうのが、マスコミの反応。
 公園には誰もいなかったから、わいせつ罪にはならないのでは、とか。穏便にすませてあげればいいのに、とか。海外で泥酔会見した某大臣のほうが悪質、とか。草なぎ容疑者、ではなく草なぎさん、と呼んだり。うう~ん。もしこれが、公務員とか大学の教授とかだったら、鬼の首とったみたいに糾弾するワイドショー人たちの、何かを恐れ憚るような優しい擁護が、不自然で気持ち悪い。ヘタなことを言おうものなら、巨大な力に踏み潰されてしまうからでしょうか。それにしても。ワイドショー人たち、大したことないから目くじら立てるのやめようよ、という軽薄で無思慮な意見は口にしないで!ストレスたまればあんなことしてもまあ許してあげるよ、と若い子に言ってるようなものだし。酔って公園で全裸は、やっぱダメですよ~!
 草なぎ容疑者への微かな同情も、彼と一緒に仕事してた人たちが被るだろう迷惑と損害を思うと、消し飛んでしまいます。そしてミーハーとしては最も気になること...スマップはどうなるの?!久々のメンバー脱退?!それとも、これが引導となって解散?!人気凋落が囁かれていたスマップが、こんな形で話題騒然となるなんて、何て皮肉なことでしょうか...ダメージは、まさにダイナマイトな青いイナズマ?前科ある複数のメンバーを抱えてるのは、スマップが世界にひとつだけのグループではないけど。夜空ノ向コウにスマップを待ち受けているものは、いったい...
 
 
 
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ザ・クイズ翔① 黒い慶応ボーイ

2009-04-22 | 日本のドラマ(連続)
 櫻井翔主演のドラマ「ザ・クイズショウ」第1話を観ました...

☆イニシアチブ オレ
 恥部恥部恥部~イニチアチブ~オ・レ~♪第1話のクイズ回答者、ロック歌手(Vシネの帝王・哀川翔、声が変~)の歌が笑えた。歌だけでなく、『俺はミックジャガーの生まれ変わり』『俺の世界ツアー、バックコーラスはビヨンセとマドンナを』など、ビッグマウスな珍言連発。モデルはやっぱ、あの人でしょうか?
☆司会者・神山
 きゃ櫻井くんLOVE髪型が可愛い本番衣装の彼、背は高くないけどスタイルは良いですね。足が長く見えた。肌がキレイだ。劇中に出てくる巨大ポスターの彼、めっちゃcute!白い監禁部屋での放心&錯乱した彼もlovely!
 爽やかモードの時は、ほとんどニュースゼロと同じな櫻井くんですが。回答者を追い詰める問題を出すブラックモードの櫻井くんは、う~ん、やっぱ可愛いんですよね。それじゃダメなんだけど。『今は売れてないのに、どーやって食ってけてるんですか?』とか、軽妙にキッツ~い冷酷な質問攻撃が笑える。ニュースゼロの時も、インタビュー相手に構成作家が用意した当たり障りのない質問ではなく、神山みたいなブラッククエスチョンすれば、櫻井くんもアイドルの“なんちゃってキャスター”を卒業できるはず♪
 櫻井くん、演技力の低さゆえにブラックにはなれてないけど、相手を見下す冷笑とか表情、目つきとかは地かも?と思わせる自然な高慢さがあって、ちょっと複雑な気分に...
 
☆???なキャスト
 神山を操るディレクター役は、関ジャニの子?この子もアイドルなの?うう~ん。森川正太を性悪そうに、ソ・ジソブを貧相にした感じの顔ですねえ。演技も、どーなのかなあ。どうしてもジャニーズの子にしなきゃいけない役なのかなあ。
 あと、何でアヤヤが~そーいやこんな娘いたよな~な人になってて、若いのに(ホントに年齢詐称してなければ)何だか悲哀感ただようアヤヤです。今が旬、とか、今ゴリ押し!とかな女優じゃなく、アヤヤみたいな売れなくなった元アイドルがメインキャストってところが、このドラマの安さを象徴してます。
☆櫻井くんがあの男とカブッた
 ロック歌手を破滅に追いやり、夢とは犠牲を伴うものですよ!と嘲笑った後、いきなり『な~んちゃって♪』とオトボケ口調&ポーズの神山。可愛いけど、何だか中居っぽくもあって萎え~
★総括
 意外と面白かったです。ドラマというより、コントだけど。なので、1時間はちょっとキツいかも。
 秘密を暴かれ愚弄され破滅させられる回答者は、完全に悪人にしたほうがいいのでは。そうでないと、ザマー見ろ!なカタルシスがなくて、可哀相かも~と後味悪い終わり方になるし。
 神山とディレクターは、ちょっと若すぎるような気がする。若造のくせにエラそうに!と不快になるもん。
 櫻井くんは、爽やかでイモイモしくて、ほんと私のタイプで萌え萌えなんだけど、演技がやっぱビミョーかも。黄色い涙とか山田太郎の彼は、いい味だしてたけど。主役には向いてないのかな?ファンとしては俳優として頑張ってほしいんだけど、櫻井くん御本人はチャレンジングな役や大胆なイメチェンなんかする気、サラサラなさそうですね。今回も、アイドルがちょっと変わったことをしてみる、な程度で残念。週に一回、爽やかに間違えずに原稿を読めばいい仕事のほうが、やっぱ楽だし無難だしなのかな。
 今後のゲスト回答者は、実際にもスネに傷あるけど今は平然としてる有名人、なら面白いのになあ。山本モナ、こーだクミ、三田佳子、そのまんま東、市原隼人、野村サッチー、亀田父子etc.同じ事務所から、先輩の稲垣メンバーと同僚の大野を招待して、交通違反や大麻に関する質問して櫻井くん!
 
 
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何て素敵に玉の輿

2009-04-20 | ドイツ、オーストリア映画
 何かと家族内で物入りな今日この頃...
 来週は、ダミアンの誕生日。プレゼント、ユニクロのトランクスで許してね、ダミアン。母の日。子どもの頃のように肩たたき券で許してね、母上。そして、M子さんの結婚祝い。これは奮発してあげたいけど...街で消費者金融の前を通るたびに、計画的なご利用をしてしまいそうになる私です♪

 「プリンセス・シシー」
 若かりし頃の故・ロミー・シュナイダー主演。19世紀のオーストリア皇后エリザベートの生涯を描いた三部作のパート1です。
 バイエルンの公爵令嬢シシーは、おてんばで自由闊達な女の子。オーストリアの若き皇帝フランツの母ソフィーは、息子の花嫁候補としてシシーの姉ネネーを選び宮殿へと招待。シシーも母と姉に同伴してウィーンへやって来るが...
 むかしの良質な少女漫画そのものな内容で、すごく楽しかったです。殺伐としてて世知辛い映画やドラマばかり観てるので、こんな上品でリッチなロマンチックさは、ほんと高級洋菓子みたいな味わいが。
 乗馬と釣りが大好きな、おてんばなんて気にしないわ~♪な天衣無縫なシシーが超可愛い。皇帝陛下との出逢いや恋は、ほとんどシンデレラで微笑ましいです。陛下がシシーにメロリンキュ~になってしまうのも、ほんと理解できる。だって可愛いもんね。一緒にいてハッピーになれる明るさ朗らかさが、シシーの魅力です。同じ天衣無縫なお姫さまでも、篤姫みたいな我の強い勝気さとか、貧乏くささや意地悪っぽさなどは全然ないシシー。おてんばだけど、じゃじゃ馬じゃない。天真爛漫だけど、キャピキャピぶりっ子じゃない、みたいな。元気いっぱいだけど、俗気がない朗らかさなのです。篤姫みたいに、うまく立ち回って姑や女中どもを操縦するズル賢さがなく、ちょっとKYな生粋の姫さま気質が誤解や衝突を生むところが、何だか心配なシシーでもあります。
 
 篤姫みたいに貧乏くさくないのは、キャラ以上に見た目のなせるわざかも。ロミー・シュナイダー、ふっくらと健康的でピチピチしてて、それでいて世間の汚さとは無縁な清純可憐さで、ほんと可愛いです。最近は下品で貧相な女優が多いので、ロミーの豊満で気品ある愛らしさが眩しい。フランス映画でのしっとりした熟女なロミーしか知らなかったので、若い頃の彼女はとても新鮮でした。母国語であるドイツ語で演技するロミーを見たのも初めて。
 皇帝フランツが、ちょっと...ブサイクではないけど、イマイチかっこよくない。金髪碧眼の若き皇帝、なんて少女漫画ならではのキャラなので、もうちょっと美青年かイケメンだったらなあ。マリク・ジディくんとか良さげ?と思ったら、Oh,la la!マリくん、“Sissi, l'impératrice rebelle ”という死の直前のエリザベートを描いたTVドラマに出演してた!皇帝役ではなく、皇族か貴族の青年役みたいですが。み、観たい~!
 シシーの超磊落なパパちゃまとか、耳が遠くてチョイぼけで飲んべえな皇帝のパパとか、アホな警護長とかもいい味だしてました。お見合い相手の皇帝を妹に略奪?されて、ネネー姉ちゃん可哀相~!と同情してたら、すぐに次の男をゲットしちゃって、安堵&苦笑。ちゃっかりしてるネネーに拍手!シシーのママ役の女優、ロミーにそっくりだなあと思ったら、ロミーの実母だった!シシーの弟妹軍団(何人いるんじゃ!)も、わらわらと可愛かったです。ヨーロッパの幼児って、ほんと天使みたいですよね。あと、山羊とか犬とか動物も可愛いかった。
 衣装やお城、宮殿、ロケ地の森や湖畔も絵画みたいで美しい。シシーのアルペン風の散歩用ドレスとか超キュート、皇帝の制服?と狩猟着も清爽でカッコいい!
 壮麗なロイヤルウェディングで完、だったパート1ですが。続きが気になります。ソフィーが鬼姑化しそうだし、皇帝もマザコンっぽいので、シシーは安穏とした皇后ライフ送れそうになさげで楽しみ♪
 
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BOSS① チャラっと犯罪捜査

2009-04-19 | 日本のドラマ(連続)
 「BOSS」第1話を観ました。

☆ボスはニューハーフ?!
 アメリカ帰りの元エリート女刑事えり子さん。きれいなオカマさんみたいです。天海さん、サバサバ颯爽としててカッコいいんだけど、うう~ん、いつ見ても男みたいですねえ。色気のイの字もありません。宝塚ではさぞやモテモテだったんだろーな。
 酔い潰れて朝ベッドで目を覚ますと、そこは同僚の野立の部屋。裸の自分に狼狽するえり子さんに、エッチなんかしてねーよと当然のようにのたまう野立。そりゃそーだろなあ。えり子さんじゃ勃たないよ。それに、パンツ脱がせたら、お○んち○が現れそうで怖いもんね。
☆悲しみの二番手
 野立役は、竹野内豊さすがにオッサンになった、とはいえ、やっぱカッコいいですねえ。ボスがニューハーフなら、彼はホストクラブのくたびれたマスター?ちょっと歌舞伎町っぽいコンビです。野立はチャラい男で、可愛いけど...いい年して何なの?とも思ってしまう。軽薄だけど、ちょっとミステリアスでもあるキャラ、にすれば面白いのだけど。
 それにしても。とうとう竹野内豊もドラマで二番手落ちか~天海さんのほうが格上になっちゃったんですね。まあ、主役にこだわらず、どんどん脇に回っていろんな役に挑戦するのは良いことだと思う!頑張れ豊~!
☆特別犯罪捜査室のメンバー
 元気いっぱいな花形一平。刑事というより、アパレル会社の新入社員みたいな服装が、ちょっと...溝端淳平くん、可愛いけど何かウエンツに似て見えて萎え~
 元科学捜査研究員の小娘。かったるい無気力キャラなのはいいけど、朝起きられないくせにスタイリングばっちりな髪といい、キャンキャンとか雑誌から出てきたみたいな可愛い服といい、身だしなみを整える気力はあるんですね(失笑)!
 クールでワケアリな片桐。玉山鉄二も相変わらず男前。今のところ、彼だけ真面目キャラ?
 あと、おっさんとハードゲイ。ケンドーコバヤシの、溝じゅんを見つめる視線とケツを狙う手つきが笑える。
☆引き締めてくれる脇役もいます
 たたき上げのベテラン刑事役、塩見三省がシブい。女!ド素人ども!と、特別捜査班を侮蔑しきった態度が素敵です。役柄だけでなく実際にも、へたくそ!学芸会!と、若いもんに厳しい喝を入れてほしいものです。
☆ケンドーコバヤシよりも疑惑が濃いのは...
 お竹&お玉、翳りのある美男子ふたり。女といるよりドキっとしちゃうツーショット。二人のラブストーリーなら最高なのにな~とYAOI願望。だって、お竹もお玉も...おっと、これ以上は♪
☆たぶん、こーでしょあーでしょ
 えり子さん、プロファイリングっていうより、ただ想像して言ってるだけに聞こえるのは私だけ?
☆連続爆殺事件!
 上半身だけ黒こげで済むかなあ。木っ端微塵に原型とどめないほど無残な死体になりそうだけど。
☆犯人は金八先生
 どーせなら、被害者は杉田かおるとか三原じゅん子、田原トシちゃんとか鶴見シンゴにしてほしかった。
★総括
 面白いけど、何かどっかで観たことがあるよな場面や会ったことあるよなキャラ、感じたことがあるよな雰囲気で、かなりデジャヴ度の高いドラマ?チャラくしたアメドラっぽいですね。もうちょっと大人向けにしても良いのでは?
 アラフォーなネタは食傷気味なので、えり子ボスには女を捨てた兄貴キャラ化してほしいな。
 お竹&お玉、もっと絡んで欲しい♪


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おとこ選びは計画的に♪

2009-04-17 | 欧米のドラマ
 キャサリン・ゼタ・ジョーンズ主演のTVドラマ「帰郷」を観ました。マイケル・ダグラスの妻の座やオスカーをゲットする以前、まだゼタ姐さんがハリウッドで成り上がってない時代の作品。「テス」や「日陰のふたり」などのトマス・ハーディ原作。
 17世紀のイギリス。因習や迷信が根強く残る村落で暮らすユーステイシアは、その美貌と誇り高さゆえに村人たちから魔女呼ばわりされ疎外されていた。ユーステイシアに恋するデイモンは、婚約者を捨てて彼女に駆け落ちを迫るが、すげなく断られる。そんな中、パリで成功した青年クリムが村に帰郷。彼もまた美しいユーステイシアに恋をするように。閉鎖的な村にうんざりしていたユーステイシアは、クリムと結婚して憧れのパリに住むことを夢見るが...
 因習に縛られた人々の厭世的な人間ドラマ、というトマス・ハーディの小説、いっときハマったことがあるんですよねえ。ほんと暗くて救いようがなくて、読んでるうちに生きるがイヤになる危険な作品ばかり。この「帰郷」のTVドラマ版はそんなに暗くなく、裏切り!略奪!刃傷!失明!不倫!自殺!と不幸と悲劇はジェットコースターですが、それらが文芸ドラマというより日本の昼ドラっぽいテイストになってて、すごく面白かったです。
 
 ↑この頃のゼタ姐さんなら、「ヤッターマン」のドロンジョ役をオファーしたら引き受けてくれたかも?
 男をたぶらかす悪女!魔性の女!と、村の女たちから嫌われハブにされてるユーステイシアですが。確かに、その美貌と囚われない自由闊達なキャラで、老人から青年、年端もゆかぬ少年まで魅了し翻弄する彼女は、平凡な女からしたら危険でムカつく存在。でも、性悪女でも淫らな妖婦でも決してない。野望や欲望のために男を利用!なんてドロドロしいものは全然なく、ただ自由に楽しく生きたい、それを叶えてくれる男を求めてるだけ、何か文句ある?みたいなキャラ。かなり自己チューではあるのですが、悪意とか邪心とは皆無なので憎めない。ほとんどネタミソネミでユーステイシアを憎んでるの村の女たちですが...ほんとに憎むべきは、彼女にデレデレフラフラする男たちのほうなのでは。
 ユーステイシアの、おとこ操縦法&入手法が見事で笑えます。デイモンには、おあずけ&じらし作戦。村の少年には、軽~いお色気作戦で服従させたり(手を握らせてあ・げ・る♪とか。手を握らせてもらってドキドキハァハァな男の子、純情すぎる。もっと欲張った見返り求めろよ。手じゃなくてアソコを握ってください、とか)。クリムの気を惹くためには、男装して芝居に出たり、朝霧の中で白馬といる自分と遭遇させたり、ミステリアスでドラマティックな演出をするなど、なかなかの計算と行動力で感嘆。このドラマ、最近の流行りっぽく“キャサリン・ゼタ・ジョーンズの男をイチコロにする素敵なハニートラップの仕掛け方☆”なんてDVDの邦題つけたいです。
 ゼタ姐さんは、今のようなゴージャスマダムの貫禄はまだなく、すごく可愛いです。「シカゴ」とかもそうですが、彼女って地はサバサバした気風のいい人っぽいので、悪女を演じても性悪には見えないんですよね。ゼタ姐とか米倉涼子とかよりも、竹内U子とか宮崎あおいとかのほうが、よっぽど本性は狡猾で冷酷で陰湿そうで怖い、みたいな。
 デイモン役は、クライヴ・オーウェン。まだ若いからか、今ほどむくつけな濃さはなく、ちょっと可愛く見えた。クリムも、デイモンの妻に恋する下男の青年も、結構イケメンでした。
 荒涼としたヒースの風景、コスチュームも美しく、目を楽しませてくれます。
 
 
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ジンモ、殉愛まっしぐら♪

2009-04-16 | 韓国映画
 最近、我ながら年とったなあ、と愁嘆を漏らすことが多すぎて...たとえば。
 “水嶋ヒロと絢香、超ビッグカップル結婚!”
 え?超ビッグカップルなの?と、全然ピンとこないことは、老人の証拠でしょうか...
 4月後半~5月前半は、毎年きまって肌が荒れる悪夢の木の芽時なので、鏡を前に欝!ほんとは皮膚よりも、精神の荒廃に気をつけなければならない季節ですね♪

 「愛 サラン」
 怒涛のチュ・ジンモ3連発ぢゃ~!
 釜山に越してきた少年イノは、同級生のミジュに一目惚れ。だがミジュは突然いなくなる。高校生になったイノの前に、ミジュが現れて...
 うう~ん...イノの一途すぎる愛が、切ないというより病的、いや、単にバカなだけ?我が身のことはどうでもよくなるほど、相手を熱烈に強く深く求める盲目的な愛って、愚かだけど素敵とは思うし憧れる。でも、おまえだけ愛す!守る!と女のために人生も命も捨てるイノの姿が、美しい悲劇に見えない。それはなぜか?言うまでもなく、相手の女にそこまでさせる魅力がなく、ゆえにイノの激愛が理解できないから!
 ミジュってすごい不幸体質で、関わり合うと不運災難が伝染しそうな疫病神女。絶世の美女でもく、フランス映画に出てくる魔性のファムファタールでもなく、イノにすべてを捧げさせるようなことは、これといって何もしない。ミジュのために、柔道で大学に行くという将来設計も潰え、殺人未遂でムショ送りになるイノ。なのにまたミジュは消え、イノは失意のドン底。彼を見込んでくれたヤクザの親分の子分になり、立派な極道になるイノの前に、また再登場するミジュ。で、またまたイノは彼女のために大脱線&破滅の道をまっしぐら♪イノはミジュに純愛を捧げてるというより、何か悪い催眠術にかけられてしまってるみたいだった。
 イノ役を熱演したチュ・ジンモは、ほんとカッコカワイい~

 ゴツくてイモイモしくて素朴で強そうで男くさくて、でも優しそうで可愛くて、何もかもが私のストライクゾーンな男、それがジンモ。はじめは高校生!なジンモ、柔道着やジャージが超似合ってて萌え~ほんと強そうだなあ。でも、大乱闘や殺し合いシーンの彼は、屈強そうでガタイがいいので迫力はあるのだけど、どんなに凄んでも怖くないんですよね。顔が優しくて可愛いから。イノは飛天舞のジナに似たキャラ?強靭な鉄腕男、でも純朴天然シャイでボ~っとしたところがキュートでした。酷い目に遭う姿が胸キュンなMっぽさも素敵♪
 この映画、おんなっ気がほとんどなく、野郎くささで充満してるのも特色。YOAI臭は全然ないけど。男の病的な激情がテーマ?と思えるほど、イノはじめ出てくる男どもが、みんな血の気が多く狂ってる。ミジュの兄とか、ヤバすぎるよ。
 それにしても。韓国の不良やヤーさんって、見た目も行動も野蛮で凶暴で、チョンマル恐ろしいニダ!日本のゴクセンやクローズに出てくるチャラくて貧相なガキンチョなんて私でも勝てそうですが、韓国のその筋の人たちはまさにケダモノって感じで、絶対に近づいちゃダメ!な怖さが。そんな狂犬のような外道に扮した、キム・ミンジュンの怪演が光ってました。彼だという予備知識がなければ、しばらく誰これ?!キモい~!怖い~!状態だったかも。アイルランドや茶母とは別人!なかなかの役者ぶりですねえ。卑劣と凶悪を絵に描いたような女の敵&社会のダニ男っぷりでした。でも、よく見れば男前だったりするのが、良い意味でいかがなものか、です。小栗旬をワイルドにした感じに見えた。
 ミジュの兄も、結構カッコいい男子だった。吃驚したのが、ミジュの母役で登場するアジュンマ。な、何と!ヤンミミじゃん!チョコっと出でしたが、うらぶれて荒んだ底辺の年増女っぷりが、哀感あって印象的でした。
 
コメント (6)
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ファッション70s (21)~最終回 運命はデザインできない

2009-04-15 | 韓国のドラマ
 チュ・ジンモ2連発!
 「ファッション70’s」第21話から最終話まで観ただべさ...

☆ニューハーフ娼婦?!
 香港でビンが買った売春婦。でか!長身のビンと同じぐらい背が。オ○ンチ○、まだ取ってなさそうです。
 娼婦の美人局?にボコボコにされる、裸のビンがチョンマルせくしい♪
☆NG集
 和気藹々としたキャスト&スタッフの様子が微笑ましい。ホントに寝ちゃってるジョンミョン、可愛い~ジンモのアホ顔もオチャメ~
☆ビン語録
 『頼れる男になりたかったのに...』『おまえから去る勇気もない』ビンの男ごころが切ない独り言に、いつも胸キュン♪
 
☆ジュニの父
 すごく善い人だし可哀相なんだけど、ムカつくんだよなあ。よく考えてみたら、すべての元凶は彼にありますよねえ。そもそもの悲劇の発端は、あの夜ジュニを放置したパパの無思慮さ。フツー、あんなところに幼女を置いてけぼりにしないだろ~車の中に幼児を置いてパチンコするバカ親より、ある意味ひどい。
 ジュニが生きてると知った途端、ガンヒには全財産やる!ジュニには私の愛を!なんて、めちゃくちゃ独善的ですよねえ。あんたはそれでいいのかもしれないけど、ジュニとガンヒの立場や気持ちはどーなるの。
 ジュニの父、そしてガンヒの母。二人の愚かで身勝手な愛情が、それぞれの娘たちを不幸にしたんですよねえ。その罰というか、償いはキッチリ受ける二人ですが...それがまた、ジュニとガンヒを過酷な運命に陥れちゃう。どこまで因業な親たちなんでしょう。
☆三途の川
 ジュニの母が眠る川に、フラフラとガンヒの母が...ジュニの母の怨霊が彼女を呼んだのでしょうか。
☆ダンサー・イン・ザ・ダーク!?
 ええ~!?ウ、ウソやろ~!?ガンヒ、可哀相すぎる!韓ドラのヒロインが、こんな悲惨な最期を遂げてしまうなんて!唖然ボー然!病気や事故ならまだしも...ひどいっひどすぎる!後味悪すぎるぞ!
 ドンヨンがガンヒに真珠を渡すところとか、あの映画のビョークとカトリーヌ・ドヌーヴのパクリみたいなシーンだった。
 
☆ドンヨン、海外逃亡
 ショックと傷心のドンヨン、ドイツへ遊学。ガンヒのことは、確かにトラウマになる悲劇だし気持ちは解かるが...あんた逃げるのが得意やねえ相変わらず。いちばんダメージの大きいジュニは、歯を食いしばって現実と向き合って頑張ってるのに。国費!で悠々とドイツで暮らしてるドンヨンを、けなげに待つジュニ。やめたほうがいいよ~ビンのプロポース受けたほうがいいよ~と、心の底から思った。見た目と違って、ドンヨン心が弱すぎ。また何かあったら、ジュニを置いて失踪するに決まってる。しかも、国の援助で。税金泥棒!
☆ガンヒ回顧展
 うう~ん。関係者以外の事情を知らない一般人にとっては、ガンヒは極悪な毒婦ですよねえ。そんな社会を震撼させた悪女を、あんな風に華やかに和やかに讃えることができるものでしょうか。永山則夫や宮崎勤の遺したものを賞賛する、みたいなものだし...
 
★総括
 長かった。やっと終わったって感じです。
 ガンヒの末路が悲惨すぎて、すべて吹っ飛んでしまった...
 でも、チュ・ジンモ&チョン・ジョンミョンは、めちゃんこカッコよかったです♪二人とも、ますます好きになりました
 さあ、韓ドラ完観恒例、イルボン理想妄想リメイク、イってみよ~♪

 ドミ(ジュニ)・・・宮崎あおい
 ジュニ(ガンヒ)・・・竹内結子
 ドンヨン・・・竹野内豊
 ビン・・・市川海老蔵
         ・
 国家情報員(カツラ会社の社長)・・・香川照之
 ジュニの父の秘書・・・片岡愛之助
 パン先生・・・竹中直人
 ボンシル先生の秘書・・・室井滋
         ・
 アンサンブルの生徒・・・深田恭子
    〃     ・・・南明奈
    〃(ピエール)・・・向井理
 島の駐在さん・・・塚地武雅
 市場の兄ちゃん・・・中川家礼二
 刑事・・・六平直政
          ・
 ガンヒの母・・・市原悦子
 ボンシル先生・・・三田佳子
 市場の女社長・・・松坂慶子
          ・
 ドンヨンの父・・・渡瀬恒彦
 閣下・・・渡哲也(特別出演)
 ジュニの父・・・片岡仁左衛門

 こんなん出ましたけどぉ~?いつもより豪華だ!大河ドラマ級?
 豊とエビゾーを争わせる篤姫なんて、考えただけでもムカつくけど...私のほうが格上!と、篤姫と竹内U子が険悪ムード!なんて話題になりそうですね♪
  
 ジンモは霜花店、ジョンミョンは兵役終了カムバックが待ち遠しい~
コメント (10)
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