台湾映画祭⑤
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「台北に舞う雪」
声が出なくなった新人歌手のメイは、いたたまれなくなり台北から出奔、平渓線の終点である菁桐にたどり着く。そこで彼女は、町民のために働く心優しい青年モウと出会うが…
予定している台湾旅行、マストの九份に加えて、ランタン上げで有名な十分にも行ってみようと計画してます。その際に利用する鉄道、ローカル線の平渓線の終着駅である菁桐を舞台にした映画を観ました。台湾の田舎町って、日本の昭和っぽくてノスタルジックですね。家屋や商店街、あぜ道、古びた電車が通る線路、小さな駅etc.日本にもまだあるのかな?と懐かしくも不思議な、優しく時間が止まったかのような原風景を見ているようで、ちょっとセンチメンタルな気分になりました。願い事を書いて吊るす竹筒、ロープづたいに渡す弁当や郵便物、清流に架かる赤い橋など情緒があって、菁桐にも来てね!的なプロモーション映画みたいでもありました。
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風景や雰囲気はよかったのだけど、肝心の内容がちょっと…優しい人情とか、淡い恋とか、題材も描き方もありきたりで薄い。悪人もいない悪事も起きない、善人だけの話とかつまんない。いい人のいい話なんて、私の汚れた心には響かないんですよね~。みんな善人なのに、あまり共感できなかったし。メイとか、すごい迷惑な女。「傲慢と善良」の女もですが、失踪とか人騒がせすぎるでしょ。モウも、優しさの裏に隠した深く悲しい翳りや孤独がほしかった。ただのアホみたいなお人よしにしか見えなかったし。脚本がちょっと乙女すぎるというか、幼稚?もっと大人の心に沁みたり刺さたったりする設定や人物描写が欲しかったかも。
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スターのヒロインが一般人男性と出会って恋に落ちるという設定は、「ノッティングヒルの恋人」と同じですが。メイは新人でそんなに有名でもない小物だったので、住む世界が違うから生じるズレや葛藤など、話がユニークにドラマティックに膨らまなかったのも残念なポイント。同じ若い女性歌手でも、テイラー・スウィフトみたいな超大物が田舎に現れたら、大変なことになって面白くなりそうですが。
モウ役のチェン・ボーリンが、イケメン!チェン坊、当時26歳。日本でも活動していた頃?ただもうカッコカワいいです!
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可愛いけど男らしい、チェン坊のスウィートな精悍さが我很喜歡!1日に2、3回は髭を剃ってそうな口周りなど、男性ホルモンとフェロモンが濃厚なところも素敵。チェン坊の厚くて柔らかそうな唇が、何かいつもエロい。スラ~っとした長身で、スタイルも抜群!ルックスがもう非一般人。あんなイケメン、田舎にいたら平和に暮らせないと思う!どこにいても、どんな役でもスペシャル感は隠せないチェン坊です。アイドルレベルの役と演技が残念。
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メイ役の女優さん、チャン・ツイイーにそっくり。劇中でもそう指摘されてました。音楽プロデューサー役は、チェン坊と「再見、在也不見」でも共演してたトニー・ヤン。懐かしのBL映画「僕の恋、彼の秘密」の可愛い男の子も、すっかり大人の男に。業界人っぽい髪型が何か笑えた。メイを追う記者役のモー・ズーイーもイケメン。嵐のN宮を優しくスマートにした感じの風貌?タイトルは台北とありますが、物語のほとんどは菁桐で展開します。温暖な台北では雪はほとんど降らないとか。台北の雪、それは叶わぬ夢のようなもの、愛のようなものなのでしょうか。でも何年か前に、台北に大雪が降ってニュースになったことを覚えています。夢や愛の奇跡もありえる、と思えたりしました。
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↑ 去年台湾で大ヒットしたチェン坊主演のホラーコメディ「鬼才の道」が、来月の大阪アジアン映画祭で上映!観たい!
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↑ 可愛かったチェン坊も、もう41歳。今でもカッコカワイい
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声が出なくなった新人歌手のメイは、いたたまれなくなり台北から出奔、平渓線の終点である菁桐にたどり着く。そこで彼女は、町民のために働く心優しい青年モウと出会うが…
予定している台湾旅行、マストの九份に加えて、ランタン上げで有名な十分にも行ってみようと計画してます。その際に利用する鉄道、ローカル線の平渓線の終着駅である菁桐を舞台にした映画を観ました。台湾の田舎町って、日本の昭和っぽくてノスタルジックですね。家屋や商店街、あぜ道、古びた電車が通る線路、小さな駅etc.日本にもまだあるのかな?と懐かしくも不思議な、優しく時間が止まったかのような原風景を見ているようで、ちょっとセンチメンタルな気分になりました。願い事を書いて吊るす竹筒、ロープづたいに渡す弁当や郵便物、清流に架かる赤い橋など情緒があって、菁桐にも来てね!的なプロモーション映画みたいでもありました。
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風景や雰囲気はよかったのだけど、肝心の内容がちょっと…優しい人情とか、淡い恋とか、題材も描き方もありきたりで薄い。悪人もいない悪事も起きない、善人だけの話とかつまんない。いい人のいい話なんて、私の汚れた心には響かないんですよね~。みんな善人なのに、あまり共感できなかったし。メイとか、すごい迷惑な女。「傲慢と善良」の女もですが、失踪とか人騒がせすぎるでしょ。モウも、優しさの裏に隠した深く悲しい翳りや孤独がほしかった。ただのアホみたいなお人よしにしか見えなかったし。脚本がちょっと乙女すぎるというか、幼稚?もっと大人の心に沁みたり刺さたったりする設定や人物描写が欲しかったかも。
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スターのヒロインが一般人男性と出会って恋に落ちるという設定は、「ノッティングヒルの恋人」と同じですが。メイは新人でそんなに有名でもない小物だったので、住む世界が違うから生じるズレや葛藤など、話がユニークにドラマティックに膨らまなかったのも残念なポイント。同じ若い女性歌手でも、テイラー・スウィフトみたいな超大物が田舎に現れたら、大変なことになって面白くなりそうですが。
モウ役のチェン・ボーリンが、イケメン!チェン坊、当時26歳。日本でも活動していた頃?ただもうカッコカワいいです!
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可愛いけど男らしい、チェン坊のスウィートな精悍さが我很喜歡!1日に2、3回は髭を剃ってそうな口周りなど、男性ホルモンとフェロモンが濃厚なところも素敵。チェン坊の厚くて柔らかそうな唇が、何かいつもエロい。スラ~っとした長身で、スタイルも抜群!ルックスがもう非一般人。あんなイケメン、田舎にいたら平和に暮らせないと思う!どこにいても、どんな役でもスペシャル感は隠せないチェン坊です。アイドルレベルの役と演技が残念。
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メイ役の女優さん、チャン・ツイイーにそっくり。劇中でもそう指摘されてました。音楽プロデューサー役は、チェン坊と「再見、在也不見」でも共演してたトニー・ヤン。懐かしのBL映画「僕の恋、彼の秘密」の可愛い男の子も、すっかり大人の男に。業界人っぽい髪型が何か笑えた。メイを追う記者役のモー・ズーイーもイケメン。嵐のN宮を優しくスマートにした感じの風貌?タイトルは台北とありますが、物語のほとんどは菁桐で展開します。温暖な台北では雪はほとんど降らないとか。台北の雪、それは叶わぬ夢のようなもの、愛のようなものなのでしょうか。でも何年か前に、台北に大雪が降ってニュースになったことを覚えています。夢や愛の奇跡もありえる、と思えたりしました。
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↑ 去年台湾で大ヒットしたチェン坊主演のホラーコメディ「鬼才の道」が、来月の大阪アジアン映画祭で上映!観たい!
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↑ 可愛かったチェン坊も、もう41歳。今でもカッコカワイい
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