まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

LADY⑦~⑩ 最後のイケメン捜査

2011-03-31 | 日本のドラマ(連続)
 「LADY 最後の犯罪プロファイリング」第7話から最終話まで観ただよ...

☆経費削減
 犯人のアジトを突き止め、ドアを蹴破る刑事たち。ドアがハリボテで笑えた。
☆BL刑事!?
 毎回かなり気になる存在なのが、細田よしひこ&青柳翔の若いイケメン刑事ふたり。ふたりともカッコカワいいけど、これといった活躍シーンがないのが残念。特に青柳刑事は、台詞もほとんどない。

 ちょっと冷たくてキツい性格の薄口イケメン細田刑事と違って、青柳刑事は人がよさげな濃い熱血系イケメン。そんな彼と何か怪しい?!のが、平岡祐太演じるオカマっぽいプロファイラー新堀くん。初回でも、ん?!なシーンがあった(仕事中の新堀のそばに、ヒマそうな青柳刑事がニコニコ顔で座ってる。彼が気になって仕方がない新堀くんは、そのへん見学してきたら?と声をかける。素直に出て行く青柳くんに、ほんとに行っちゃった、と寂しそうな新堀の顔...)し。一緒のシーンがあると、特に絡まないのに互いに妙な好意を抱き合ってそうなイケメン二人。北川景子とよりも青柳くんとデキちゃうほうが、よっぽど自然な感じがする平岡裕太くんです。
☆美少年が
 柘植刑事、少年時代は可愛かったんですね。まったく別人なショボいおっさんに老化して残念。

☆イケメンタッグ!
 犯人を取り押さえる細田刑事&青柳刑事。この二人でトミー&マツのリメイクしてほしいかも♪(トミーは平岡くんがピッタリだが)
☆ハイキング
 山で遺体を捜すCPSメンバー。みんなファッションがおしゃれすぎ。
☆いちばん大変なのって
 死体役の人かも。奇妙で不自然なポーズや衣装で微動だにしちゃいけないもんね。

☆オザケン!?
 香月の妹を誘拐した記憶喪失の少年。ん?!かつて一世を風靡した、東大卒の渋谷系アーティスト、小沢健二?!いとこの小澤征悦のための友情出演?!って、んなわけないけど(笑)。でも似てたなあ。
☆土ワイなラスト
 まったく衝撃も驚きもない真相と犯人に脱力!
★総括
 うう~ん。事件が、日本ではありえなさすぎ。こーいうドラマは、やっぱ欧米のほうがカッコいいし似合いますね。
 香月たちのキャラを、もっと奇妙にしてもよかったのではないでしょうか。結城の心臓病とか、いったい何だったの?意味不明。警視庁捜査一課を無能に描きすぎてたのも気になった。
 オザユキがカッコよかった。オザユキ主演で、堕ちてゆく刑事ものとか観たいです。

 ↑青柳翔くんと細田よしひこくんが収穫なドラマでした

 最優秀賞・・・該当者なし
 優秀賞・・・小澤征悦
 悪くなかったで賞・・・北川景子、平岡祐太、細田よしひこ、青柳翔、鶴見しんご、須藤理沙
 ???賞・・・木村多江、要潤
 いかがなものかで賞・・・ユースケサンタマリア、哀川翔、柳楽優弥

 江の録画が、借金のように重くのしかかってます
 
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寒さこらえて待ってます

2011-03-27 | 北米映画 00~07
 手話サークルで、たくさんの聾の方々も被災され、耳が不自由なため健聴者以上の困難を強いられている状況を知りました。私の手話はまだまだ初心者レベルだけど、苦境にある人たちを微力ながら支えたい、と頑張る決意をあたらにしました。くれぐれも自己満足や偽善で終わらぬように気をつけたいです。

 「南極物語」
 日本映画をディズニーがリメイク。
 南極基地で働くガイドのジェリーは、8匹のそり犬たちと不思議な信頼関係で結ばれていた。だが、南極が記録的な猛吹雪に見舞われてしまい、ジェリーは犬を残し南極を去らなければならなくなってしまう...
 1983年のオリジナルの邦画は、あまりにも有名な大ヒット作ですが、私は未見。オリジナルは、ちょっと悲しい感じな涙の感動作っぽいけど、ハリウッド・リメイク版はディズニーらしく、明るくて楽しいアドベンチャー風でした。泣け!泣け!な押し付けがましさとか湿っぽい悲劇調がなく、すごく爽やかでポジティヴな内容なのが、さすがアメリカって感じです。小さい子どもと一緒に観たい映画です。
 8匹のそり犬が、驚異的な演技。あれ、どーやって演技指導したんだろう。CGじゃないですよね?犬たちを襲う怪獣みたいなアザラシは、明らかにCGでしたが。リーダー格の雌犬マヤが、特にカッコよかったです。ジェリーを想って切なく遠い表情をするところなどは、犬でも女だなと感心。置き去りにされた犬たちですが、可哀相と同情するよりも、その逞しさや賢さに感嘆することのほうが多かった。人間なら2日でオダブツだろう過酷さの中、知恵と勇気をフル回転してサバイバルする犬たち。迎えに来なくても、そのまま繁殖して子孫残せるのでは?と思った。
 仲間が死んだり、ラストの奇跡の再会などは、涙を誘うシーンなはずだけど、ご存知の通り私は冷血人間なので、涙腺は全然緩みませんでした(涙)。愛する犬を何とか助けに行きたい!と血眼になるジェリーですが...気持ちは解かるが諦めよう、犬よりも先に助けねばならない存在があるんだ、と説得したくなった私は、やはり冷血でしょうか。
 犬より男子。この映画を観たのは、もちろん犬目当てではなく、ジェリー役のポール・ウォーカーに会いたかったからさ♪

 カリフォルニアのサンシャイン王子ポールが、極寒の南極に!「ノエル」での冬のニューヨーク以上に、何とも似つかわしくない場所に飛んじゃったポールです。ポールに降り注ぐのは冷たい雪よりも、やっぱ暖かい陽光のほうがしっくりきます。防寒厚着も似合わない。南極にいる時よりも、アメリカに戻った時のカジュアル軽装なポールのほうがイケてました。でも、ファンサービスは怠らないポール。冒頭のサウナシーンで、ちゃんと脱いでます(笑)。女よりも犬のほうが好きそうなジェリーを演じてるポールの、犬への優しそうで楽しそうな表情やスキンシップが素敵でした。犬になってポールの全身を舐めたい、みたいな(笑)。
 ポールの相棒役のジェイソン・ピッグスも可愛かったです。たまに佐藤隆太とカブって萎えたが。ピッグスくんの被ってたニットキャップが超可愛かった。あれ、欲しい!
 広大で神秘的な南極にも、惹かれるものを感じます。行ってみたいなあ。オーロラとか見てみたいです。
 ちなみに南極物語は、日本でもTVの連ドラでリメイクされます。主演は木村拓哉さん。おキムさん、南極でも髪型やファッションばっちりキメキメでしょうか

 ↑ポールのワイルドスピードシリーズ最新作、楽しみですね♪
 
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シンデレラ姉①~④ ガラスの靴を履いた女狐!

2011-03-24 | 韓国のドラマ
 愛しのチョン・ジョンミョンのカムバック作品「シンデレラのお姉さん」を、やっと鑑賞スタート♪

☆同情するなら金をくれっ
 DV&アル中のヒモと暮らすダメ母(かつて銀幕で官能熟女として名をはせていたイ・ミスクが、こんな社会最底辺のバカおばさん役を!)にウンザリしている、クールで気が強い娘ウンジョ。ムン・グニョンちゃん、「秋の童話」以来久しぶりに見ます。浅田まお+安達ゆみ?ロリ系可愛さだけど、ブリッコじゃないところに好感。クール、というよりニヒル、鋭い眼光、勝気で賢く、貧乏で薄幸な屈折娘という設定は、かつてのハ・ジウォンが得意としてたヒロイン像ですね。
☆ブー太郎
 同居してる肥満児のガキんちょが可愛い。

☆チョア!ジョンミョンオッパ
 きゃついにチョン・ジョンミョン登場ああ~相変わらずイモ可愛いのお軍隊帰りにしては、すっきりほっそりとなってる?もっとイカツく精悍になって戻ってくると期待してたのにな。猿系童顔が、さすがにちょっと老けたかなとは思う。とっちゃん坊やっぽくなってきてる。でも、背が高くて手足が長くて、スタイルはほんといいなあ~と見蕩れちゃいます。
 老舗の酒造会社でアルバイトをしている青年ギフン、実は韓国随一の酒造会社のワケアリ息子。家族の冷酷な仕打ちに耐えている、悲しい事情を背負った男の子なのです。「グッバイ・ソロ」のミンホと、ちょっと似てるキャラですね。

↑逃げるウンジョを追っかけるシーンのミョン太、モデルのようなスタイルの良さ、足の長さが際立ってて素敵すぎイモ可愛い顔とのギャップがチョア
☆ヒョソン
 ヒモ男から逃亡したウンジョ母娘が偶然出会った社長令嬢。人を疑うことを知らない純真無垢少女、というより、思考回路と言動が異次元っぽい不思議ちゃん?いい子だけど、ヘンすぎてキモい(井上ワカをもっと派手にしたような濃い顔も)。ウンジョが冷たくしても慕ってくるけなげさが可愛い反面、ちょっとウザい。
☆この薄汚いシンデレラ!by 石立鉄男
 幼い時に亡くした母を恋慕してるヒョソンを手なずけるウンジョ母。さらに、寂しいヤモメ男の社長をも熟女の涙と色香で篭絡!ついには結婚にまで持ち込むことに成功!やるなあ~!父娘をだまくらかす手練手管が、何かコミカルで笑えた。陰湿さが皆無なので、応援したくなります。女ギツネ、ヒムネラ~!
☆ふたりだけの蔵
 何かというと、誰もいない酒蔵で会うウンジョとギフン。あんなカッコカワいい男子と、あんなところで密会して何もしないなんて、ありえねー!男が何もしてくれないのも、どうかと思う。韓ドラの男って、ほんとインポだわ。

☆カテキョー
 ウンジョの家庭教師に任命されるギフン。あんなカッコカワいい先生になら、勉強よりも大切でキモチのいいことをプライベートレッスンされたい♪
☆でかい仔犬男
 今までは弟キャラっぽかったミョン太ですが、今回は完全にオッパキャラ。小娘たちを優しく男らしく見守る頼もしいお兄さんなギフンですが、心を開かないウンジョに可愛くまとわりついたり、甘えたような寂しそうな声や表情をしたり、やっぱ仔犬のような弟キャラこそミョン太の面目躍如。

☆姉妹キャットファイト
 ボーイフレンドのドンスをウンジョに略奪されたヒョソンは、ついにプッツン。この最低女!出てけー!とウンジョに襲いかかる。韓国女のケンカといえば、髪の毛の掴みあい!ドンスじゃなくてもドン引きなキャットファイトに戦慄&苦笑。
☆いつの時代だよ
 ケンカの罰として、心を鬼にして娘二人の足をムチ打ちする社長。いまどきムチ打ちのお仕置きだなんて。ウンジョの傷を手当てするギフン、何をするのかと思ったら、生肉!を傷跡に当ててるし。あれって効くの?夜になると、眠っているウンジョの足に、今度は社長が。何をするのかと思ったら、焼肉のタレ?!みたいなのを足に塗ってるし!何だか原始的な韓国です。
☆女狐ファイティン♪
 こっそりヒモ男に会いに行くウンジョ母。社長にウソがバレても、天才的なごまかし術を。ただウソをつくだけでなく、上手に社長の心を罪悪感や同情で揺るがすテクニックを駆使。この母ちゃん、ほんと感嘆ものだわ。
★総括
 ミョン太、祝・復帰相変わらずカッコカワいいですね。でも、役と演技も不変なのが、ちょっと物足りません。ミョン太も30だし、そろそろ同じような役から脱却を図ってほしいものです。
 ウジウジした若い連中よりも、なりふり構わず幸せになろうと奮闘するウンジョの母ちゃんのほうに共感できて、応援したくなります。
 
 ミョン太は現在、初の時代劇であるドラマ「チャクペ」に出演中。もったいぶって出惜しみなんかせず、ガンガン働けよ!韓国で「わたしを離さないで」がリメイクされたら、トミー役はミョン太にやってほしいな♪

コメント (5)
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never let me go

2011-03-22 | イギリス、アイルランド映画
 地震発生から早や十日あまりが経ちました...
 あらためて自然の猛威の恐ろしさを思い知りましたが、無力感と絶望感に打ちひしがれてばかりもいられません。人間は弱い、でも逞しい生き物。悲しみや困難の中でも、復興に向けて立ち上がろうとしている被災者の方々の不屈の姿に、私たちも勇気づけられます。
 一日も早く、被災地に安全と安心が戻り、明るい春が来ますように...
 私も自分を奮い立たせるつもりで、ブログを再開することにしました。
 
 「わたしを離さないで」
 カズオ・イシグロの小説の映画化。
 イギリスの田園地帯にある寄宿学校ヘイルシャムで、世間から隔絶され育てられる少年少女たち。彼らには、ある過酷な使命が課せられていた。キャシー、ルース、トミーの3人も静かにそれを受け入れながら、恋と友情に揺れる日々を送るが...
 原作小説を読み終わった後は、しばらく深い余韻に浸ってしまいました。美しく哀切なオブラートに包まれた恐ろしい謎に惹き込まれ、運命と青春の儚さと輝きに感動しました。
 思い入れのある小説の映画版、いつものように楽しみであり不安でもありました。小説では、ヘイルシャムの真実は巧みにぼかされていて、そこが魅力的なミステリーでもあったのですが、映画はすぐにネタバレしてたのでアレレッて感じでした。波乱万丈!アクション満載!って内容ではないので、ハリウッド大作が好きな人は静かな展開&ムードに、かったりぃ~と眠ってしまうかもしれません。私も何度か睡魔に襲われましたでも、イギリスの田園や海辺の風景は、眠い目を洗ってくれる清冽な美しさ。演出や演技よりも、瑞々しく淡い映像が、哀しく美しい物語を如実に語っていたような気がします。ドラマティックかつ悲しい音楽も胸を打ちます。

 キャシー、トミー、ルースの関係を、映画では解かりやすいトライアングルラブにしてたような。待ち受ける運命の前で、世間一般的なフツーの恋愛なんかしていられない3人の、悲しい風変わりな愛の形を映像で表現するのは、やっぱ難しいんだろうなあ。
 キャシー役のキャリー・マリガンの、運命を静かに見つめる慈愛に満ちたまなざしと表情、柔らかな強さが印象的でした。美人ではないけど、親しみやすい愛らしさが。将来は可愛いオバチャンになりそう。
 ルース役のキーラ・ナイトレイは、うう~ん。彼女、顔がだんだんキモくなっていってる?ルース役に健康的な明るさなんて必要ないけど、キーラのクスリ系っぽい病み顔は異様。彼女の最期の顔、怖すぎ!ほとんどホラーだった。
 トミー役は、「ソーシャル・ネットワーク」や新スパイダーマンなど、今や映画界期待の若手男優となったアンドリュー・ガーフィールド。

 すご~く繊細でナイーブで薄幸そうで、守ってあげたい助けてあげたいという母性本能をくすぐりながらも、こっちが求めれば優しさと強さで包みこんでもくれそうな男らしい優しさもあるところが、アンドリューくんの魅力でしょうか。原作を読んでる間は、トミーは某韓国男優をイメージ(イギリスの話なのに)してたのですが、アンドリューくんも悪くなかったです。前半の長めの髪も、後半の坊主頭も可愛かった。発情したゾンビ女のキーラにベッドで犯される?シーンの彼の、まったく気持ちよさそうじゃない苦悶に満ちた表情に萌え~

 イギリス人にしては濃い目で、かつキレイすぎず、イケメンだけどいい感じにブサイクも入ってるところが、私好みの男なアンドリューくんです。
 トミーの少年時代を演じてた子役が、超可愛かった!
 それにしても。ヘイルシャムのようなことが実際にも起こっているのでは、と考えると戦慄せずにはいられません。残酷で非道な運命に抗わず、静かに使命をまっとうしようとするキャシーたちの姿を見て、ありえねー!と一蹴できないものがある。誰かの命には誰かの死が、誰かの幸福には誰かの不幸が。誰かの犠牲の上に成り立っているかもしれない生命や幸せも、この世にはいっぱいあふれているのでしょう...

 スパイダーマンシリーズは、ジェームズ・フランコが退場したのでもう観ることはないと思ってたけど...苦手なトビマグも退場、その後釜に座ったのは要チェキのアンドリューくん!ということで、俄然たのしみに♪
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祈り

2011-03-13 | 無事是貴人
 日本は今、大変なことになっています...
 東北の大地震について報道される光景や情報に、胸を痛め塞ぎこむことしかできない自分の無力さに、絶望と罪悪感に打ちひしがれています。
 地震発生時、職場にいた私は、微かな揺れを感じたぐらいで、大したことはないとタカをくくっていました。家に戻ってTVつけて初めて、日本が未曾有の大地震に襲われたことを知り、ショックと恐怖から現実逃避のようにTVを観られなくなってしまっています。
 私の住む町は無傷で、いつもと変わらぬ平和さを保っています。地獄絵図な被災地と同じ日本とは思えない。被災者の方々の塗炭の苦しみを思うと、安穏と寝たり食事をしたり、笑顔さえ許されないような気がして...
 無力な私は、ただもう被災者の方々の無事と安全を祈ることしかできません。そして、亡くなられた方のご冥福を、心からお祈りします...
 
 
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男たちのジハード

2011-03-06 | 北米映画 08~14
 遅ればせながら、アカデミー賞の話題。
 コリン・ファース、主演男優賞受賞おめでと~真面目だけど知的なユーモアも忘れない英国紳士なコリンに、ますます惚れました。コリンの受賞は、英国美青年ブームにハマったアナカン世代にとっては、感無量なめでたさではないでしょうか。「英国王のスピーチ」早く観に行かねば!

 助演男優賞を獲ったのがクリスチャン・ベールというのも、私にとっては隔世の念を禁じえない慶事。子役が大成するという、稀有な快挙を遂げたクリベーの受賞作「ファイター」も、早く観たいものです。
 授賞式のホストを務めたジェームズ・フランコも、お疲れさまでした!かなりハズしちゃったようで、アメリカでは大不評だったようですが...ドンマイ!「127時間」日本公開も待ち遠しいですね。


 「トレイター 大国の敵」
 敬虔なイスラム教徒で爆弾製造者のサミールは、イエメンの刑務所でテロリストのオマールと親しくなる。オマールと共に脱獄したサミールは、テロ組織に加わり世界各地で爆弾テロを起こす。組織を追うFBI捜査官のクレイトンは、やがてサミールの意外な正体に気づくことに...
 どんな事情や信条があっても、暴力で訴えることは間違っているし許されることではありません。テロなんて、言語道断です。自分たちの信じるものや価値観に同調しない、従わない者は抹殺すべき敵!と見なし、理不尽で残酷なテロを起こしたアル○イダとかオ○ムの狂信的な行動や言い分には、戦慄と憎しみを覚えずにはいられません。が、彼らを暴走に至らせたのは、表面的には美しい正義や人道を唱え尊んでいる側にある、歪みとか汚さにあるのかもしれないと思うと、何を信じればよいのか分からなくなりそうです。虫けらのように殺されたくない!私には何の罪もない!けど、誰かにとっては私など生きてるだけで罪人になってしまうかもしれない世界に、いま戦々恐々と生きている私です。
 この映画、ヨーロッパや中東、アメリカなど世界各地でロケしてるし、脱走シーンとか爆破シーンとか大掛かりな場面も多いんだけど、何か単調で地味な感じが全体的に否めません。もうちょっと緊迫感が出てれば良かったのですが。
 サミールの正体は、カンがいい人にはすぐに分かります。中途半端に謎っぽくしてるよりは、はじめっから明かしておけばよかったのにとも思った。
 サミール役のドン・チードルは、どの映画でもどこか悲しそうで哀愁があるところが印象的です。過酷な運命や試練が似合う俳優です。
 クレイトン役は、きゃ愛しのガイ・ピアース

 何だか随分久しぶりに見たガイピー、相変わらずカッコいいですね猿系男前!いい感じにシブくなってて、なおかつ若々しくて可愛い。薄口でシャープな男らしさが好きです。ガイピーじゃなくてもいいような、特にコレといった見せ場もない役だったのが残念でしたが。でも、あんなイカした捜査官に尋問(拷問でもいい)されてみたいなあ。あることないこと白状しちゃいそう♪

 ↑ガイピー、カッチョE~去年は「ハート・ロッカー」、今年は「英国王のスピーチ」。2年連続でオスカー作品賞に脇役出演してる、ナニゲに縁起の良い俳優なガイピー
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