早朝ホテルをチェックアウトし、再びKLエクスプレスに乗ってクアラルンプール空港へ。結構早めに来たのに、荷物預かりも出国審査も長蛇の列!まさかまさかの超ギリギリ搭乗に、寿命が縮まりました。もっと余裕のある旅がしたい。自分の要領の悪さがつくづく嫌になります。
乗った航空機の翼が、びっくりするほど年季が入ったボロボロさで、離陸後にガタガタ飛行機が揺れるたびに、すごい不安に。クアラルンプールからミャンマーのヤンゴンまで、約3時間ほどのフライト。現地時間午前10時頃、ついにヤンゴンに到着!
ヤンゴン国際空港は、コンパクトでこぎれいな空港。到着ゲートを出ると、ダウンタウンまでのタクシーを手配してもらうべく、タクシーカウンターに。そこにいた何人かの職員さんたちが、にこやかに私に微笑みかけてくれます。どこへ行っても冷たくあしらわれてしまう私なので、優しい笑顔は本当に嬉しい。しかし。受付の若いお兄さんは愛想よく、今日はもう終わりました♪と。え?!と耳を疑う私。終わったって、まだ昼前ですよ?!早くも脱力しかけましたが、仕方ない、自分でタクシーを捕まえるべく、空港の外へ出ます。日差しのまぶしい明るさ、マレーシアとは違うカラっとした暑さが、まさに乾季の真っただ中という感じ。タクシーの運ちゃんたちは、私に気づくとワラワラと寄ってきます。中にはコンニチハ!など日本語を口にする運ちゃんも。怖気づきながら、いくらでダウンタウンに行ってくれますかと交渉を始める私。このタクシー交渉が、ミャンマー滞在中もっとも重要かつめんどくさい必要事に。12000K(チャット 1K≒0.1円)!と答える運ちゃんたち。え!8000Kが相場と聞いてたけど!とオズオズ不平を言うと、それはない!12000K!と運ちゃん軍団がいっせいに反論。じゃあ他のタクシー探すわ~と逃げようとすると、分かった!10000Kでいいヨ!と、おじさん運ちゃんが半ば強引に私をタクシーまで連行。値切れた!頑張れば8000Kまで落とせたかもしれませんが…値段交渉なんて普段やらないから、ほんとめんどくさいわ~。
タクシーの運ちゃんは、とってもフレンドリーなおじさん。お互いカタコトの英語で、日本やミャンマーことを話したり、ここがヤンゴン大学だヨ~インヤー湖だヨ~とか、軽く車内観光案内もしてくれました。
それにしても。話には聞いてたけど、聞きしに勝るヤンゴンの交通事情。ビュンビュン飛ばしまくって、運転も荒っぽい。交通違反など存在しないも同然。タクシーの運ちゃんも、華麗な?ドライビングテクニックで、ひえ~な車線変更、猛スピード。車だけでなく、歩行者の怖いもの知らずさも驚異でした。信号も横断歩道もないに等しく、うわっこんなところ渡る?!危ないよー!どうかしてる!と悲鳴を何度上げそうになったことか。アイルランドのダブリン、マレーシアのブキッビタンもカオスでしたが、ヤンゴンのワイルドさはその比ではありません。でも、お互いに上手によけ合ってる車と歩行者の、鮮やかすぎる調和は見事の一言でした。事故とかしょっちゅうでしょ?と訊くと、全然ないよ!と運ちゃん。その言葉通り、私がヤンゴンに滞在中は一度もそれらしき場面には遭遇しませんでした。交通ルールが厳しい日本では、毎日のように事故現場を見てるのにね~…。
↑ホテルがあった裏通り…
20分ほどで、タクシーはヤンゴン中心街に滑りこみます。目の前には、黄金に輝くスーレーパヤーが。たくさんの赤い提灯がぶら下がっているチャイナタウン近くに、私が予約したホテルはありました。まさに裏通りといった趣の、ちょっと怪しげな環境にある、こじんまりしたB&Bです。ホテルの中から若いイケメンが出てきて、私をお出迎え。慎ましげな笑顔が好ましい少年。ホテルのボーイさんかと思ったら、何とホテルの経営者だった!どう見ても10代なんだけど?!25歳だという彼は、上手な日本語を喋ってさらに私を驚かせます。日本人観光客が増えたので、独学で日本語を学んでるんだそうです。偉い!助手みたいな男の子も、なかなかのイケメンでした。ミャンマー、ひょっとしたら想定外のイケメン天国?!
↑ちょっと広いこぎれいな独房、みたいなシングルルーム
案内された部屋は、TVも窓もない、でも広くて清潔な部屋でした。ちょっと休んで、さっそく街ブラ。ヤンゴン中心地でも、交通ルール無視な車と通行人との危険な調和に驚かされます。バスとかありえないほどギューギューづめで、開いたままのドアから乗客がはみ出てる!日本では絶対に見られない光景です。いろんな人種が混在してる国らしく、同じ国民とは思えないほど、顔も衣装も多種多様。共通点は、みんな色が黒いこと?ほとんどの女性(老若問わず)が、頬っぺたに真っ白なクリームを塗ってます。タナカという日焼け止めです。ミャンマーでしか見られない習慣?若い女性は、みんな美人で可愛い!でも男性は、うう~ん?イケメンそんなにいないじゃん…ホテルの二人が、例外だったのかしらん。たまに満島ひかりの弟とか、勝村政信とかココリコ遠藤に似た男がいたりしましたが。男性も女性も小柄で痩身。デカい、デブ、は少なかったような気がします。
ゴチャゴチャした猥雑な雰囲気、光景が、まさに発展途上国。いろんな物を売ってる屋台も目に楽しい。でも、野菜とか果物とかに、ブンブンと蝿がそれを振り払おうともせず、平然と放置し売ってるのもカルチャーショックでした。屋台の人や、すれ違う人の多くが、私と目が合うとシャイな感じで微笑んでくれる。外人=冷たい、という定説が私の中では成り立っているのですが、ミャンマーは嬉しい例外でした。さすが仏さまの国ですね。つっけんどんにされたり、無視されたり、という海外旅行ではお馴染みになってるイヤな思いは、ミャンマーではほとんどありませんでした。優しいミャンマーの人々ですが、ちょっとのんびりしすぎて、怠け者でもある?熱心に商売するよりも、のんきにおしゃべりしてたり昼寝してる人のほうが多いんですよ。たくさんの子どもが売り子してたり、ウロウロしてたのも気になった。学校、行ってないのでしょうか。
さてさて。空は気持ちよく晴れ渡り、ちょっと不衛生ながらも活気に満ちた街ヤンゴン。絶好の街ブラ日和。スーレーパヤーの前にある市民の憩いの場、マハバンドゥーラ公園に入り、そびえたつ白い独立記念碑を見上げながら、とりあえず海外旅行恒例の絵葉書でも出そうかな、郵便局はどこだっけと地球の歩き方を開こうとした私に、ミャンマー滞在中もっとも忘れられない出来事が、早くも起きようとしていたのでした…
『コンニチハ』
スーレーパヤーの前で、突然日本語で私に話しかけてきたのは…
to be continued…
乗った航空機の翼が、びっくりするほど年季が入ったボロボロさで、離陸後にガタガタ飛行機が揺れるたびに、すごい不安に。クアラルンプールからミャンマーのヤンゴンまで、約3時間ほどのフライト。現地時間午前10時頃、ついにヤンゴンに到着!
ヤンゴン国際空港は、コンパクトでこぎれいな空港。到着ゲートを出ると、ダウンタウンまでのタクシーを手配してもらうべく、タクシーカウンターに。そこにいた何人かの職員さんたちが、にこやかに私に微笑みかけてくれます。どこへ行っても冷たくあしらわれてしまう私なので、優しい笑顔は本当に嬉しい。しかし。受付の若いお兄さんは愛想よく、今日はもう終わりました♪と。え?!と耳を疑う私。終わったって、まだ昼前ですよ?!早くも脱力しかけましたが、仕方ない、自分でタクシーを捕まえるべく、空港の外へ出ます。日差しのまぶしい明るさ、マレーシアとは違うカラっとした暑さが、まさに乾季の真っただ中という感じ。タクシーの運ちゃんたちは、私に気づくとワラワラと寄ってきます。中にはコンニチハ!など日本語を口にする運ちゃんも。怖気づきながら、いくらでダウンタウンに行ってくれますかと交渉を始める私。このタクシー交渉が、ミャンマー滞在中もっとも重要かつめんどくさい必要事に。12000K(チャット 1K≒0.1円)!と答える運ちゃんたち。え!8000Kが相場と聞いてたけど!とオズオズ不平を言うと、それはない!12000K!と運ちゃん軍団がいっせいに反論。じゃあ他のタクシー探すわ~と逃げようとすると、分かった!10000Kでいいヨ!と、おじさん運ちゃんが半ば強引に私をタクシーまで連行。値切れた!頑張れば8000Kまで落とせたかもしれませんが…値段交渉なんて普段やらないから、ほんとめんどくさいわ~。
タクシーの運ちゃんは、とってもフレンドリーなおじさん。お互いカタコトの英語で、日本やミャンマーことを話したり、ここがヤンゴン大学だヨ~インヤー湖だヨ~とか、軽く車内観光案内もしてくれました。
それにしても。話には聞いてたけど、聞きしに勝るヤンゴンの交通事情。ビュンビュン飛ばしまくって、運転も荒っぽい。交通違反など存在しないも同然。タクシーの運ちゃんも、華麗な?ドライビングテクニックで、ひえ~な車線変更、猛スピード。車だけでなく、歩行者の怖いもの知らずさも驚異でした。信号も横断歩道もないに等しく、うわっこんなところ渡る?!危ないよー!どうかしてる!と悲鳴を何度上げそうになったことか。アイルランドのダブリン、マレーシアのブキッビタンもカオスでしたが、ヤンゴンのワイルドさはその比ではありません。でも、お互いに上手によけ合ってる車と歩行者の、鮮やかすぎる調和は見事の一言でした。事故とかしょっちゅうでしょ?と訊くと、全然ないよ!と運ちゃん。その言葉通り、私がヤンゴンに滞在中は一度もそれらしき場面には遭遇しませんでした。交通ルールが厳しい日本では、毎日のように事故現場を見てるのにね~…。
↑ホテルがあった裏通り…
20分ほどで、タクシーはヤンゴン中心街に滑りこみます。目の前には、黄金に輝くスーレーパヤーが。たくさんの赤い提灯がぶら下がっているチャイナタウン近くに、私が予約したホテルはありました。まさに裏通りといった趣の、ちょっと怪しげな環境にある、こじんまりしたB&Bです。ホテルの中から若いイケメンが出てきて、私をお出迎え。慎ましげな笑顔が好ましい少年。ホテルのボーイさんかと思ったら、何とホテルの経営者だった!どう見ても10代なんだけど?!25歳だという彼は、上手な日本語を喋ってさらに私を驚かせます。日本人観光客が増えたので、独学で日本語を学んでるんだそうです。偉い!助手みたいな男の子も、なかなかのイケメンでした。ミャンマー、ひょっとしたら想定外のイケメン天国?!
↑ちょっと広いこぎれいな独房、みたいなシングルルーム
案内された部屋は、TVも窓もない、でも広くて清潔な部屋でした。ちょっと休んで、さっそく街ブラ。ヤンゴン中心地でも、交通ルール無視な車と通行人との危険な調和に驚かされます。バスとかありえないほどギューギューづめで、開いたままのドアから乗客がはみ出てる!日本では絶対に見られない光景です。いろんな人種が混在してる国らしく、同じ国民とは思えないほど、顔も衣装も多種多様。共通点は、みんな色が黒いこと?ほとんどの女性(老若問わず)が、頬っぺたに真っ白なクリームを塗ってます。タナカという日焼け止めです。ミャンマーでしか見られない習慣?若い女性は、みんな美人で可愛い!でも男性は、うう~ん?イケメンそんなにいないじゃん…ホテルの二人が、例外だったのかしらん。たまに満島ひかりの弟とか、勝村政信とかココリコ遠藤に似た男がいたりしましたが。男性も女性も小柄で痩身。デカい、デブ、は少なかったような気がします。
ゴチャゴチャした猥雑な雰囲気、光景が、まさに発展途上国。いろんな物を売ってる屋台も目に楽しい。でも、野菜とか果物とかに、ブンブンと蝿がそれを振り払おうともせず、平然と放置し売ってるのもカルチャーショックでした。屋台の人や、すれ違う人の多くが、私と目が合うとシャイな感じで微笑んでくれる。外人=冷たい、という定説が私の中では成り立っているのですが、ミャンマーは嬉しい例外でした。さすが仏さまの国ですね。つっけんどんにされたり、無視されたり、という海外旅行ではお馴染みになってるイヤな思いは、ミャンマーではほとんどありませんでした。優しいミャンマーの人々ですが、ちょっとのんびりしすぎて、怠け者でもある?熱心に商売するよりも、のんきにおしゃべりしてたり昼寝してる人のほうが多いんですよ。たくさんの子どもが売り子してたり、ウロウロしてたのも気になった。学校、行ってないのでしょうか。
さてさて。空は気持ちよく晴れ渡り、ちょっと不衛生ながらも活気に満ちた街ヤンゴン。絶好の街ブラ日和。スーレーパヤーの前にある市民の憩いの場、マハバンドゥーラ公園に入り、そびえたつ白い独立記念碑を見上げながら、とりあえず海外旅行恒例の絵葉書でも出そうかな、郵便局はどこだっけと地球の歩き方を開こうとした私に、ミャンマー滞在中もっとも忘れられない出来事が、早くも起きようとしていたのでした…
『コンニチハ』
スーレーパヤーの前で、突然日本語で私に話しかけてきたのは…
to be continued…