まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

TAKE FIVE①② 愛を盗む男たち

2013-04-28 | 日本のドラマ(連続)
 TBSの連続ドラマ「TAKE FIVE 俺たちは愛を盗めるか」第1話と2話を観ました♪

☆愛という名のもとに
 元スゴ腕の泥棒である大学教授の正義。唐沢寿明を見るのは、本当に久しぶり。老けたなあ。顔も体つきも、すっかりおっさんになりましたねえ。もう二枚目じゃないけど、ちょっとヘンなおやじ系として独特の味わいを醸し出してます。真面目な顔してヘンなこと言ったりやったりする演技、なかなか絶妙で笑えます。女房が女優復帰に失敗したので、夫が挽回しないとね。頑張れトシアキ!
☆警察側
 女刑事笹原役の松雪泰子、彼女も老けたけど、透明感がある美しさは失ってないですね。その部下役は、黒の女教師やレジデントにも出てた千葉雄大くん。可愛いけど、あんな頼りなさすぎる部下で、笹原刑事が可哀想!
 何か怪しい岩月刑事役の稲垣吾郎は、最近ユニークなバイプレイヤーに成長して、スマップの中では独自かつ堅実な路線を歩んでますね。左遷になった稲垣メンバーの同僚刑事役、阿部進之介も男前。
☆シブい脇役陣
 謎のホームレス女は倍賞美津子。正義の元仲間は六角精児。ベテラン刑事はでんでん。ゲストに国広トミーなど、濃ゆい面々がいい感じ。それにしても。大物女優の倍賞さんが、ラストフレンズとか今回とかで若造なジャニーズにクレジットのトメを譲らなきゃならないなんて…

☆トーリ登場
 一匹狼なイケメン泥棒、晴登。最近気になる松坂桃李くん、カッコカワイいですね。自信家でオチャメな晴登のキャラも魅力的です。唐沢さんとの絡みも微笑ましい。何度も密着するシーンがあって、そのたびに唐沢さんが真顔で『おまえ、もしかして…』『おまえ、やっぱり…』とトーリくんにホモ疑惑をかける繰り返しが笑えた。晴登に全然ホモっけなんかないのが、かなり残念ですが(笑)。

☆偶然?運命?
 正義が偶然助けた男性の息子が、TAKE FIVEの元メンバーの孫であるタモツ(演じてる入江甚儀くんは、唐沢さんと同じ事務所のバーターくん。彼、こないだ芸能人スポーツ大会ものに出てて、肉体美をさらしてましたね。薄口顔のイケメンです)だったり。男性の入院先の病院に、元TAKE FIVEの六角さんが勤務してたり。TAKE FIVEを恨む笹原が、正義の教え子の姉だったり。ちょっと都合のよすぎる偶然が多いような…
☆ものまね?!
 正義の大学の助手役に、綾瀬はるか!なかなか豪華なゲスト出演だなと思ったら…ものまねタレントの福田彩乃だった!あれ、綾瀬のものまね?!似てたのが笑えた。正義と晴登のラブシーン?に遭遇、違うから!と否定する晴登に、いいんです違わないんです♪と微笑むニセ綾瀬はるか、ひょっとして腐女子?!
☆ベストアルバム、レンタルしました♪
 ジャズシンガー役で、JUJUが出演。ニューハーフっぽい男顔な彼女ですが、私けっこう好きなんです。カラオケでもよく歌ってます。ちなみに彼女、広島出身です♪

 ↑正義『おまえ、やっぱり…』晴登『ち、ちげーよ!!(汗)』これ、毎回お約束コントにしてほしいかも♪それにしても。ちょっとくっついただけでホモ?!と思いこむ正義おじさんこそ、何か期待してるみたいで怪しいです(笑)
☆ハリウッド映画のようにはいきません
 セキュリティ万全な銀行の機密室に侵入するTAKE FIVEですが…すごいセット感が。壁とかどう見てもハリボテだし。
☆幸せの時間 again
 第2話のゲストが、何と田中美奈子と西村和彦!こないだまで昼ドラでハチャメチャなドロドロしてた二人が、早くも他局のドラマで再共演です。もしタモツ役が入江くんじゃなくて上遠野太洸くんだったら完璧だったのに。和彦の髪型が変で笑えた。
★総括
 懐かしのアニメ「キャッツアイ」の男版?非現実的なドラマは苦手なのですが、俳優たちの好演のおかげか面白く観ることができてます。いい感じにコミカル軽妙なノリも好きです。
 唐沢氏やトーリくん、六角さんも期待通りですが、稲垣吾郎が想定外な好演を披露しています。凋落スマップの中では、ユニークな俳優として生き残れそうな稲垣メンバーに、今後も期待したい。
 あと、気になって仕方がないのが、タモツこと入江甚儀くんの超絶棒読みド下手くそ演技。盗みのシーンより、彼の演技のほうがハラハラさせてくれます。でも一生懸命で初々しいので、微笑ましいんですよね。イライラじゃなくて癒される大根演技って、何か新鮮だわ(笑)。頑張れジンギ

 ついでに。スカパーでやってたBee TVのドラマ「女神のイタズラ キミになったボク」も観ました。
 工務店の息子のトーリが、小学生と魂が入れ替わる話。トム・ハンクスの「ビッグ」のパクリみたいな内容で、ツッコミ入れる気にもなれないほどくだらないドラマでしたが、トーリくんは可愛かったです。いまどきの小学生が、あんなに無邪気なわけない!と苦笑してしまうトーリくんのワンパク坊主演技。コドモの声音、わざとらしすぎ。コドモの心をもったオトナというより、知的に障害がある青年みたいだった。イタズラな女神役の杏、でかっ!長身なトーリくんと背丈が同じぐらいある、いや、トーリよりデカい?!可愛い子ぶりっこな不思議ちゃん演技も気持ち悪かったです。

 ↑小出恵介、堤真一、そして時々キムタクにも似て見えるトーリくん。ちょっと痩せすぎなのと、エロいフェロモンがないのが惜しい
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家族ゲーム①② 今でしょ!荒療治

2013-04-25 | 日本のドラマ(連続)
 櫻井翔主演の「家族ゲーム」第1話と2話を観ました♪

☆櫻井翔という男
 東大合格率100%の家庭教師、吉本荒野。優しく可愛らしい外見からはうかがえぬ、謎と狂気を秘めた男…を演じてる櫻井くん。私、某事務所のタレントさんは基本的に苦手なのですが、キムタクさんと櫻井くんだけは例外。今回の櫻井くんも、ほんと可愛らしく上品で賢そうで、やっぱタイプだわあ~。櫻井くんって、品行方正で優しそうだけど、実はすんごく意地悪で裏表があるのでは?弱者を見下してるのでは?と思わせる、ほのかな傲慢さや腹黒さや冷たさ、二面性を感じずにはいられない私。そこが彼の魅力ではあるんですけど。吉本先生は、そういったブラックさを活かせる役。なので、期待は大です。
 でも。櫻井翔の連ドラって…クイズショー、特上カバチ、謎解きはディナーの後でetc.ぜんぶ初回リタイア(汗)。かろうじて最後まで観たのは、山田太郎ものがたりだけかも。なので、一抹の不安も…
 吉本先生のシンプルに上品なファッションも好きです。カバンがおしゃれ。

 ↑こんなカテキョーにエロエロ、じゃねえ、いろいろ教わりたいですね♪
☆沼田家の人々
 吉本先生を雇う沼田家。すごいモダンな豪邸!パパ役は板尾創路。何で板尾なの?あんな豪邸に住むエリートサラリーマンには全然見えんぞ。ママ役は、芸能界復帰して以来チョコチョコ出始めてる鈴木保奈美。さすがに老けたけど、生活感のない冷たい美しさは健在。それにしても…保奈美といえば、ワタシ世代にとっては女王さまのような存在だった女優。それが今は、櫻井翔の脇役か~。隔世だわ。それでも働かなきゃなんない大人の事情があるんだろうなあ。そーいや最近、とんねるず見かけなくなったしなあ。
 吉本先生がカテキョする次男は、ジャニーズの子なのかしらん?長渕剛の家族ゲーム世代にとっては、次男って超絶キモいヤバい(から超おもろい)イメージがあるので、フツーに可愛らしい今回の次男が何か物足りない…優等生の長男は、元名子役の神木隆之介。神木くん、大きくなったなあ。イケメン系ではなく、ちょっと不気味系になってるけど。吉本先生より、長男のほうが何か静かにコワレた狂気を感じるし。目つきが怖い。ユニークな俳優に成長した神木くんの怪演に期待!
☆粋なゲスト出演
 パパの同僚役で、ウッチャンナンチャンのウッチャン?かと思ったら、宮川一郎太だった。松田優作の映画版家族ゲームで次男役を怪演した宮川さん。どうせなら、彼がパパ役すればよかったのに。
☆男の裸はいまや必須
 サウナに入る吉本先生とパパ。櫻井くん、さっそく脱いでファンサービス。肉体美って感じではないけど、きれいに締まったカラダはしてますね。ボケ~っと恍惚な表情が、何かエロかった。

☆いぢめ
 次男への壮絶ないじめ。正視できない非道さです。ほんとにあんなこと、学校で起きてるの?!病んでるというか、狂ってます。
☆家庭狂師
 拡声器で喚き散らしながら大暴れする吉本先生、怖いはずなんだけど、何か可愛い動きも台詞も多いシーン、櫻井くんなかなか頑張ってましたね。狂った演技よりも、裏表ありげな笑顔のほうが地っぽくて怖い。

☆狂った学校
 登校を始めた次男へのいじめも再燃。椅子に貼り付けた画鋲!スタンガン!いじめどころじゃない、傷害罪、殺人未遂じゃん!教師が黙殺(あれに気づいてないはずない。もし気づいてないなら、それこそ犯罪的!)してるのも怖い。
★総括
 なかなか面白いです。とっちゃん坊やな櫻井くん可愛いし、彼の白々しさ、“作られた優等生キャラ”が巧く活かされてもいるのではないでしょうか。
 長男が見た目に反して意外とフツーなのが、何か物足りない。これからコワレてくれるのかな?神木くんの異常者化に期待したいです。
 
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イケメン遺品整理人

2013-04-22 | 日本映画
 「アントキノイノチ」
 最近気になって仕方がない男子、岡田将生主演作。さだまさしの小説の映画化です。
 高校生の時に親友の自殺やいじめが原因で精神を病んでしまった杏平は、社会復帰のために遺品整理会社で働き始め、先輩社員のゆきから仕事を学ぶ。ゆきもまた、暗い過去を背負い癒えない傷に苦しんでいた…
 遺品整理の仕事って、本当に大変そう。誰かがやらねばならない、けど誰でもできる仕事じゃないですよね。死後しばらく発見されなかった人の部屋の整理や清掃とか、ほんと心が強くないとできません。体液の染み込んだ寝具とか、わいた虫とか…目を覆う惨状に、私なら耐えられないでしょうし。黙々と、死者を鎮魂しながら仕事をする遺品整理人たちに、驚嘆と尊敬の念を抱かずにいられませんでした。
 いま社会問題になっている孤独死、無縁死。切なすぎ、そして怖い。こんな死に方をしなければならないなんて、この世に生まれて生きてきたことが虚しく思えます。私なんて他人事じゃないので、長生きするのが本当に恐ろしくなりました。人と繋がらなくても生きられる、でも繋がらなければ迎える結末の陰惨さに、現代社会の暗部を垣間見させられます。男と遊ぶため、幼い子どもを部屋に閉じ込めて放置して餓死させた実在の事件をモデルにしたエピソードもありましたが…あれも人間の生と死について、暗澹と考えさせられる事件でした。
 遺品整理人には、心に傷を負ったメンヘラな人が多い、みたいな誤った認識がある風潮も問題。そういう想像をかきたてさせるほど、特殊な仕事とは思いますが。
 いじめや自殺など、何かもう何もかもが病んでて暗い救いようのないテーマのテンコモリで、気持ちが沈んでしまう内容。杏平が通ってた高校、あんな恐ろしい学校ぜったい通いたくないと戦慄しました。あんな登山部、ありえない。危険すぎる山の迂回路を、どう見ても心身ともに不安定そうな杏平と、いじめ首謀者の松井が二人っきりで行くのを許したり、崖から転落しそうになってる二人を助けもせずに写真を撮って文化祭で発表したり、先生が酷すぎ。

 杏平とゆきの過去や傷の深さを描く暗さと悲しさは、幸せになりにくい体質の人っているんだよなあ、と胸が痛く共感もする部分もあったのですが、後半の強引すぎるお涙ちょうだい展開には呆気にとられ、かなり失望してしまいました。ある人物が死んじゃうのですが、その最期が失笑ものなんです。あんな見通しのいい田舎道、しかもあんなに十分な距離があるのに、何で轢かれるんだよ?!最後の最後で一気に冷めてしまいました。あんな手法で涙を誘おうとするなんて、稚拙で姑息です。
 話は残念なものとなってしまいましたが、杏平役の岡田マくんが可愛かったので許す♪
 あいや~!?岡マくん、いきなり全裸で登場!

 屋根の上ですっぽんぽん。しょっぱなから病んでる感MAXな岡マ。色白でほっそりした裸で、♂の性的魅力はゼロですが。メンヘラ男子をなかなか熱演してる岡マくん。オドオドとキョドった、追いつめられたネズミみたいな演技、ずごく似合ってて可愛いかった。それにしても岡マくん、ほんとキレイな顔ですよねえ。見とれちゃうよ。私、基本的には女よりキレイ系男子は苦手なんですが、岡マくんは例外中の例外。あの透明感は稀有ですよ。メイクばっちり感のない、ひんやりした優しさ清らかさが好き。美男子だけど、それを活用してヴイヴイいわせてるって感じが皆無で、返って損ばかりしてそうな幸薄そうな美しさがいいんですよねえ。映画やドラマの中では幸せそうに笑うよりも、悲しんだり苦しんだりしてほしい、というSなファン心を誘発するMな岡マの美貌です。それにしても。杏平みたいなイケメンが、あんなにメンタルが弱いなんて、すごくもったいないような気がします。美しさを武器にできない人って、でもたくさんいますよね。東村アキコの「主に泣いてます」を、岡マ主演で映画化してほしいわ。超絶な美しさとお人よしすぎる性格のせいで幸せになれない女、を男、に変更して。ハマると思う!

 どの角度から見ても死角なし!な美しさの岡マくんですが、笑顔と泣き顔がビミョーにキモい(怖い?)のが難点、いや、それも岡マの個性となってます。岡マといえば、あの天パも可愛すぎる!

 ゆき役の榮倉奈々は、で、でかっ!「ST」の志田未来は岡マの半分ぐらいしかなかったのに、A倉はほぼ岡マと同じぐらいの背丈。ひょろっとした長身といい、可愛いけどイモいチンクシャ顔といい、何だか男の子みたい。岡マとはBLカップルに見えてしまった。岡マのほうが美人で優しそうで弱そうなので、A倉が男役っぽかったのが微笑ましかったです。
 驚喜だったのは、卑劣ないじめっこ松井役が、こちらも最近気になるイケメン松坂桃李くんだったこと。トーリくんは可愛いけど男っぽくて、岡マとは理想のBLカップル松井も相当コワレた子で、岡マとトーリのコワレバトルに萌えました。

 ↑岡マ『ボクのこと好きって言ってよお~!わーん!バカバカバカ!!』トーリ『あー!もうカンベンしてくれよっ誰か助けて!』なシーンではありません♪
 原田泰造が杏平の上司を好演してます。あんな優しい上司、いたらいいなあ。あまりにも杏平に優しいので、ひょっとして?!と、いつものYAOI妄想(笑)。でもホント、あんな可愛いおとなしいイケメン入社したら、男だって優しくしたくなるでしょう。

 ↑岡マトーリの萌え萌えツーショット
 岡マもトーリも、映画にドラマに大活躍ですが…イマイチわしの食指が動く仕事してくれんのんよのお。ひみつのアッコちゃんとか、ガッチャマンとか、観に行くには勇気が要ります…
 


 
  
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根の深い木⑦~⑱ 字は剣より強し

2013-04-21 | 韓国のドラマ
 「根の深い木 世宗大王の誓い」第7話から18話まで観ました♪

☆ヨンハ先輩 again♪
 苦悩するイ・ドの前に、若かりし頃の自分が現れる。自分の幻覚に罵られ嘲笑われ、錯乱するイ・ド… 
 ソン・ジュンギくんが再登場!可愛らしい顔で、ハン・ソッキュ氏を言葉攻めするドSっぷり、素敵でした♪

☆目の錯覚!と思いたいんだけど…
 おバカ顔だけど精悍でカッコいいチャン・ヒョクが、たまにオリラジのあっちゃんに見えて仕方ないんだよなあ。さらに、秘密テロリスト組織ミルボンの一員の忍者(?)ユン・ピョン、キモい顔なんだけど時どき向井理とカブる…
☆男とミルク
 亡きパパを思慕しながらドブロクを飲むチュユン。どう見ても牛乳ヒョギのことだから、プロテイン混ぜてそう(笑)。
☆志なき者こそ悪
 イ・ドの政権転覆を狙うミルボン一味ですが、彼らは敵役だけど悪役ではありませんよね。暴虐のかぎりを尽くした亡き上王も、その右腕で今もエラソーにのさばってるチョ・マルセンも、悪って感じではない。むしろ、どっちにもいい顔してる日和見主義者、自分の保身と利益しか頭にない、卑怯で腹黒い高官イ・シンジョクこそ獅子身中の虫、最悪キャラに思えます。イ・シンジョクを好演してる俳優さん、「レディ・プレジデント」でも同じようなズルい国会議員を演じてましたね。

☆BLカップル化しろ!
 イ・ドのハングルプロジェクトに参入したペン&サム。同僚の女官たちに、ナンパちっくなモーションをかけるイケメンコンビが微笑ましかった。この二人、期待してたより出番も活躍も少ないのが物足りない~!もったいない~!もっとイチャついてほしい!

↑カッコカワいいサム&ペン。この二人が出てくると、パっと画面が明るく華やぎます
☆プリンス
 ミルボンに襲撃された王子とソイを救出するチュユン。父王の志を信じ、甘んじてチュユンの人質となる王子さまの男気がカッコいい!地味イケメン王子さま初の活躍でしたね。
☆チュユンの誓い
 ハングルの尊さ、民を思うイ・ドの真意を知ったチュユンは、積年の私怨を捨ててイ・ドの志に命を賭ける決意を。イ・ドに思いをぶつけるシーンのヒョギ、すごい気合いの入った熱演で瞠目させられました。そうそうソッキョ氏ばかりにイイトコ取りはさせられない!という役者の意地を感じました。頑張れヒョギ!

☆デブコンビが好き
 チュユンの同僚、チョタクとパクポがいつもいい味だしてます。彼らのチュユンへの友情とナイスなヘルプぶりがチョア。銀の玉を銭形平次のように投げて敵を倒すスゴ腕チョタク。アホだけど情報収集が得意で、ナニゲない言葉でチュユンに事件を解くヒントを与えるなど、かなり使えるパクポ。パクポのイヒヒ♪って笑い方が可愛い。
☆カリオン=キングのジョン・マイヤー
 秘密組織なのに、結構おおっぴらに集会したりしてるミルボンの皆さん。あんなに細かいことまで察知するチュユンやイ・ドなのに、何であんな間近にいる、あんなに怪しい首領の正体に気づかないのかしらん。
☆じじい無双
 再び現れる最強じじいイ・バンジ(左とん平似)。彼の秘めた過去なども明かされたり。じじいの恋バナなんか、どうでもいいの!イ・バン爺の見た目が、もっとイケてる素敵おじさまならいいのになあ。
★総括
 面白くてサクサク観てしまいます。ハングルを習いたくなってきました。
 登場人物が多すぎるのが、いまだにちょっとしんどい。この人誰だっけ?!どーいう関係だっけ?!なことが少なくなくて(汗)。
 寒イボ純愛が苦手な上に腐な私にとっては、女っけがほとんどない男祭ドラマなのが嬉しい(笑)。
 って、19・20話の録画失敗したー!もうちょっとで最終回なのに!
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迷わずにSAY YES♪

2013-04-14 | 北米映画 08~14
 “恐怖!妖猫館の惨劇”後編…
 快晴の翌朝。私は布団を干すため、ベランダがある空き部屋(元はmy sister M子の部屋)に入りました。入った瞬間、うぇっ?!と鼻を衝く異臭が。あわわわ、何?!何なの?!と狼狽する私は、はっと異様な視線を感じたのでした。おそるおそる、使ってないベッドのほうを見ると…
 布団の上に、猫が!!!
 がっつり視線が合う猫と私。猫はじっとしたまま逃げもせず、鋭い目で私をねめつけてる。あわわ。私は金縛りにあったかのように、固まって動けない。助けを呼ぶため、何とか後ずさりしようとした瞬間、わ、私は見てしまったのです。
 猫が、ニヤリと笑った!!
 確かに、猫は笑ったのです!臆病な人間を、嘲笑ったのです!
 私は悲鳴を上げ、転がるように階下へ。武器(my motherは布団はたき、私はほうき)を手に、母子は猫と対決するため二階へと。
 私たちが入ってきても、猫は堂々と我がもの顔で布団の上に居座っていた。my motherが何じゃこりゃー!!??とヒスを起こす。すさまじい異臭は、猫のウンコとシッコの臭い。絨毯も布団も糞尿まみれ。そして、畳は爪でバリバリに引っかかれ、カーテンは引きちぎられ、室内は地獄絵図の惨状。怒りでプッツンしたmy motherは、このクソ猫がー!!とハタキで猫に襲いかかる。猫は逃げようとしましたが、窓は閉まっており逃げられない。my motherは狂ったように猫に向かってはたきを振りかざす。逃げ回る猫、追っかけるmy mother!サザエさんじゃあるまいし!と、戦慄する私は慌てて窓を開けました。猫はマッハの勢いで開いた窓から逃亡。後に残された母子は、しばし呆然の態…
 部屋をグチャグチャにされただけはありません。その翌日、花壇も荒らされ、鉢が落とされて、庭もメチャクチャにされてしまったのです。
 あな恐ろしや、猫の復讐!あの時の猫の嘲笑が脳裏から消えない。しばらくは、野良猫の恐怖に怯えて暮らすことになりそうです…

 「イエスマン “YES”は人生のパスワード」
 ネガティヴな性格の銀行員カールは、このままでは人生がダメになると親友のピーターに脅される。勧められて参加したセミナーで、あらゆることにイエスと答えれば意味のある人生を送ることができると説かれたカールは、半信半疑のままとりあえず何でも肯定してみるが…
 いや~想定外の面白さでした。イヤなことがあってクサクサ、落ち込んでる時とか、こういうコメディは心のクスリになりますね。どんな無茶なことでも否定や拒絶せず、イエスと答え引き受けるカール。はじめはヒドい目に遭ったり損したりと、安請け合いはやっぱ良くないよなあと呆れるやら可哀想になるやらな彼が、思わぬ形で報われる因果応報な展開が笑えて楽しかったです。もちろん、何でも肯定したところでカールみたいな幸運に恵まれるわけではないけど、人生を好転させたり、もっと良いものにするためには、やっぱポジティヴな考え方や行動が必要だよなあと、あらためて思い知りました。泣いてばかりいたって、幸せは来ないから~♪ですもんね。確かに、あの時イエスと答えたり行動したりしたおかげで、予期せぬ幸運に出会えたかも、なことありますし。まあ私の場合は、逆のパターンのほうが圧倒的に多いが(笑)。あんときNoを貫けば、あんなことには~!(涙)みたいな。
 カールみたいにポジティヴ人生を実践するには、相当の体力気力、そして金が必要。仕事しながらギターや飛行機操縦、韓国語(!)、いろんなことに挑戦するカールを見習いたいけど、私などは仕事だけでイッパイイッパイ。ギターと韓国語が、意外な事態で役立って笑えました。
 それにしても。友だちや上司の誘いを断りまくり、約束も忘れまくり、仕事以外は部屋で引きこもってるのに、孤独な境遇には決して陥らないカール。私が同じようなことしたら、即ハブられるよ。カールが人気者なのは、ネガティヴでも一緒にいると面白い奴だからでしょうか。私もカールみたいな人間になりたいです。
 カール役のジム・キャリーが最高!私、ジム・キャリー好きなんですよねえ。運動選手やダンサーも真っ青な、伸縮自在っぽい身体の動きが驚異的。CG!?な顔芸も人間離れしてます。

 清水アキラも真っ青な顔面テープとか、夢の中での死体顔とか、何か食いながら観たら危険な面白さです。あと、ジム・キャリーってジョニーやブラピ、トムとかと同世代なんですが、若く見えますよね。フツーのおっさんなら、あんな風に身体や顔は動きません。異様なほどの珍妙顔や動きをするジム・キャリーですが、よーく見ると男前。ロマンチックなシーンも違和感がありません。
 
 脇役のキャラも、おバカで愉快で好感度が高かったです。ヒロインのアリソンも、はじめは不思議ちゃんなのかな?と思ったら、明るく素直な女の子で可愛かったし。演じてるゾーイ・デシャネルは、「(500)日のサマー」もチャーミングでしたね。コスプレ好きなカールの上司、ノームがいい味だしてました。あんな上司、うらやましいなあ。職場が楽しそうだった。ハリポタおたくパーティとか、楽しそうで参加してみたいです。
 この映画を観たのは言うまでもなく、ブラパことブラッドリー・クーパー目当てさ♪

 カールの親友で弁護士のピーター役のブラパ。主人公の友人役、というのがブレイク前のブラパが専門にしてたポジションです。今よりちょっといふっくらしてて恰幅がいい、友だち思いのいい奴なブラパ。それ以上でもそれ以下でもない役なんですが、あんな優しくてカッコいい友だちがいるカールが羨ましくなりました。オスカー候補になるなど、今やハリウッドの寵児的なスターに成長したブラパ、ジム・キャリーもさぞや感無量でしょう。それとも…俺がもう少し若けりゃ「世界にひとつのプレイブック」は俺が…と地団駄踏んでたかも?でもブラパ、弁護士には見えなかったぞ。それに、ジム・キャリーの親友にしては、若すぎじゃね?実際の年の差は13歳。いくらジム・キャリーが若く見えるからといって、タメ口なマブダチ同士の役は少し無理がありました。
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キューティブロンド政権 悪夢の総選挙!

2013-04-12 | 北米映画 00~07
 こないだ家で、大変なことが起きてしまいました。
 題して、“恐怖!妖猫館の惨劇”
 朝、野良猫が玄関から家の中に侵入、my motherと私は大騒ぎして追い出そうとしたのですが、猫は脱兎のごとく階段を駆け上がり、二階へと逃亡。おののきながら後を追った私たちですが、どこを探しても猫はおらず、気配もない。ベランダの窓が少し開いてたので、こっから逃げたんだなと解釈し、びっくりしたね~!とホっと笑いながら、そのまま猫のことなど忘却の彼方にした母子。恐るべき惨劇がひそかに進行していたことに、まったく気づくこともなく…
 続く。

 「ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!」
 「ウォーク・ザ・ライン 君へつづく道」でアカデミー賞を獲り、高額ギャラだけでなく名誉も手中に収め、ハリウッド最強のコメディエンヌとなったキューティブロンドことリース・ウィザースプーン。若かりし頃の彼女が、まるで本人そのもの?な、頭脳明晰で野心的でエネルギッシュな女子高生を怪演した学園ブラックコメディ。怖くて笑える、これはかなりの傑作です!
 優等生のトレイシーは次期生徒会長の座を狙い、選挙に向けて精力的に動いていた。トレイシーの言動や価値観を疑問に思う教師のジムは、スポーツマンのポールをそそのかし立候補させ、トレイシーを阻止しようとするが…
 自信マンマン&闘志ギラギラ!何事も一番になることに命を賭けている優等生キューティブロンドが、生徒会長の座を狙い猪突猛進、いや、狂気の選挙戦!
 クラスには必ず、自分は常に正しい!みんなついて来い!な、周りの空気を読まないウザい張り切り優等生がいるものですが、そんなキューティブロンドの暴走チックなハッスルぶりが笑えると同時に、他人に勝つことへの異常なまでの執念が、空恐ろしくもなります。
 前向きな考えや行動、努力も度が過ぎれば、本人にとっては美徳でも、周囲にとっては鬱陶しい迷惑以外のナニモノでもなくなる。独り善がりな頑張りの滑稽さと、自分を評価しない者は徹底的に敵視する好戦的な姿勢の怖さ。将来、政治家になって独裁政権を築きそうな猛烈娘キューティブロンド、その卓越したコメディエンヌぶりが光ります。

 ぜんぜん美人でも可愛くもない、どちらかといえばブスな彼女ですが、この作品を観ると、やっぱ巧い!と唸らせる演技力の持ち主であることを、あらためて思い知ることができます。何とも言えない珍妙な表情や動きが、独特すぎて素晴らしい。特に顔芸。静止画にされた顔が、本当に変!フツーの女優なら、いや、日本のお笑いタレントさえ、これは使わないで~!と待ったをかけそうなほど強烈な変顔なんです。変だけど、怜悧でシャープなキレ者って感じの彼女。ブロンド女はバカばっかじゃないのよ!と言わんばかりの鼻息の荒さに、圧倒されます。こんな演技や存在感、当時の彼女と同じ年頃の日本の女優では絶対不可能。キューティブロンドさんが凡百な女優ではないことを、この映画はオスカー受賞作の「ウォーク・ザ・ライン」よりも明確に証明しています。この作品でオスカーを受賞すべきだった!とさえ思う。

 キューティブロンドに反感と危惧を抱く担任教師ジム役に、マシュー・ブロデリック。かつては「フェリスはある朝、突然に」などで、大人たちを振り回す高校生だった彼も、今では生徒に翻弄され酷い目に遭わされる先生役。隔世…相変わらず可愛い童顔ですが、オッサンになった。裸など、ブヨブヨ白ブタです。マジメで教育熱心な理想の教師が、選挙戦を境に道を踏み外して転落してゆく姿を、コミカルに演じています。
 弱さのせいで、何もかも失ってしまうけど人間的なジムの負け組人生と。強さのせいで、何もかも手に入れるけど孤独なトレイシーの勝ち組人生と。その対比も、興味深い。人間、どっちが幸せなんだろう…
 ジムにトレイシーの対抗馬として擁立される、スポーツマンだけどアホな男子生徒役クリス・クラインの超お人よしぶりや、そのゴスっ娘レズ妹のヒネクレぶりなど、その他の登場人物も強烈で濃ゆいです。
 後に「サイドウェイ」や、クルーニー兄貴主演の「ファミリー・ツリー」(どれも未見だわ)などで高い評価を得ることになるアレクサンダー・ペイン監督の、知る人ぞ知るな隠れた傑作です。
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逮捕して☆岡マ警部

2013-04-11 | 日本のドラマ(単発)
 日本テレビのスペシャルドラマ「ST 警視庁科学特捜班」を観ただよ…
 無差別乱射事件が発生。警視庁は、すぐれた能力を持つ科捜研のメンバーを集めた科学特捜班、通称STに事件捜査を要請する。STの指揮を命じられた百合根警部は、協調性のないはみ出し者ばかりのメンバーに当惑するが…
 うう~ん…何だろう…まさにSTなドラマでした。S(すげえ)T(つまんない)…
 最近の警察ドラマって、日本のもアメリカのも、あまりにも非現実的というか、奇をてらいすぎというか、趣向を凝らして面白くしようとしてる努力は認められるんだけど、それが返ってシラケさせるというか…ありえなさすぎて、素人をバカにしてるとしか思えない内容や設定のドラマが多いような気がします。しょせんフィクション!おもろければいいの!とは思うのだけど…私はそんなノリに、いまいちノリきれない損な人間です。
 このスペシャルドラマは、話がありえない以上にくだらなかった。はっきり言って、大人の鑑賞に耐えるドラマではなかったです。アニメの名探偵コナンのほうが良質です。すぐれた能力というのが、遠くで話してる容疑者の声が聞き取れるとか、犬なみに鼻が利くとか、バカみたいだし。お坊さんとか、意味不明で不要なメンバーもいたり。メンバーのキャラも、個性的な変人というよりコミュニケーション障害の社会不適合者の集まり。刑事たちをバカにするナニサマな態度も、ただもう不快なだけでした。刑事さんたちが大して怒らず、あんな連中の言いなりになるのが不思議でたまりませんでした。エラそうなわりには、そんなにスゴいことをしない特捜班。刑事さんたちがもうちょっと有能で頑張ってれば、特捜班がやってる程度のことはできたはずなんだけどなあ。捜査や事件の謎よりも、特捜班メンバーって変でしょ?笑えるでしょ?な描写に重点を置いてたのが敗因。だって、ぜんぜん笑えなかったし。ここは笑うシーンなんだろうなと思っても、ちっとも面白くないので、何だか居心地の悪さや痛ましささえ覚えた。本格警察サスペンスにも、コメディにもなってなかった、何もかもが空回り・スベりまくってた、残念すぎるドラマでした。
 特捜班が珍妙で強烈なキャラになってなかったのは、もちろん脚本の悪さのせいですが、演じてる俳優たちの力不足、個性の弱さにも責任があるような気がします。学芸会になってしまってたし。
 主役は、藤原竜也と岡田将生。

 引きこもり天才刑事、赤城役の竜也くん。ああ~何か顔が変…とっちゃん坊や化が、両目の離れ方が、前より進んでるようだった。肌もさすがに張りがなくなって、老けたのが一目瞭然。童顔男子が老けるのって、残酷ですね。シリアスで暗い演技と違って、コミカルな演技は苦手なのかな。着ぐるみとか、何だか痛々しかった。それに主役にしては、出番が少なかったような。
 実質の主役は、ヘタレのエリート百合根役の岡マくん。一緒に観てたmy motherは、キレイな顔じゃねえ!女より可愛いねえ!と、すっかり岡マくんに魅せられてました。あんな顔と髪形とスーツ着た刑事、いるわけない!とツッコミも入れてましたが。
 
 岡マくん、ほんとにキレイで可愛かったです!男のくせに何でしょう、あの透明感、あの乙女感は。彼も汗かくのかな。ヒゲ生えるのかな。すっかり弛んだ顔の竜也くんが気の毒なほど、お肌ツルツル美白の岡マくん。以前はビミョーだった演技も、かなり上達したのでは?ていうか、男性ホルモンが少なそうなヘタレ美男子ってのは、彼の地なのでしょう。彼ってキャマいけどキモくないんですよねえ。
 女優よりキレイで可愛い岡マくんが気になって、いっとき彼の映画やドラマを観漁ったのですが…感想も書けないほど、つまんない作品ばかりで…彼は映画やドラマよりも、CMのほうが魅力が活きて輝いてるような気がします。岡マくんが可愛すぎて、ついラパンを選んじゃった私です。最近は歯磨き粉もクリアクリーン♪

 今や懐かしのドラマ「小公女セイラ」でも共演してた、志田未来と林遣都。天才プロファイラー役の未来ちゃん、岡マの半分ぐらいしかない背丈、ぽっちゃり体型で、まるで子供みたいだった。ルックス劣化というより、うまく成長できなかったイタさが…膨大で長い台詞をこなすなど、演技は上手いと思うんだけど…未来ちゃんって、杉田かおるとカブるんですよねえ。未来ちゃん同様、ケントくんも難しい時期に差し掛かってるような気がします。もうかつての美少年じゃないし、かといって大人の男にもなってないし。捜査を仕切るおエライさん役のケントくん、可哀想なくらいのミスキャスト。ケントくんみたいな男子に威張られても怒られても、ぜんぜん怖くない。ガキが何言ってんのとしか思えません。最近働き者なケントくん、池松くんみたいにちょっと仕事を選んだほうがいいかも…
 犬みたいに鼻が利く失語症?の黒崎役は、最近売れっ子の窪田正孝。彼は平重盛、岡マは源頼朝、二人とも去年の大河ドラマに出てましたね。窪田くんって、元東方神起のジェジュンにチョイ似?麗しくなくなったジェジュン、みたいな。

 ↑CMの岡マが好き~
 
 

 


 
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熱い心クサリで繋いでも

2013-04-08 | 北米映画 08~14
 さっきTVをつけたら、ニュースでマーガレット・サッチャーさんが亡くなったとの訃報が。
 サッチャー女史といえば、英国初の女性首相。強硬な政治姿勢で“鉄の女”と称されていた女傑。強く賢い才媛、まさに私とは真逆な女性だったサッチャーさん。生まれ変わったら、私も彼女のように強く賢い人になりたい、けど…あまりにも強く賢いと、幸せになれそうにないような気もします。
 享年87歳。ご冥福をお祈りします…
 エリザベス女王が心配になってきた…

 「ジャンゴ 繋がれざる者」
 クエンティン・タランティーノ監督、待望の新作をついに観ることができました。
 南北戦争直前のアメリカ南部。奴隷のジャンゴは、バウンティハンターの歯科医シュルツと出会い、彼と共に指名手配の悪人どもを追うように。愛する妻が農園主カルヴィンに買われたことを知ったジャンゴは、シュルツの協力を得て妻を救出すべくカルヴィンのもとへ向かうが…
 タラちゃんが今回選んだのは、意外にも西部劇。でもバリバリのタラちゃん調ウェスタンです。正統派西部劇がお好きな方が観たら、こんなの西部劇じゃないー!と憤怒するかも?私はウェスタンをほとんど観たことがなかったので、相変わらずブっとんだ、でもよく練られたハチャメチャぶりを楽しむことができました。
 銃弾爆弾が飛び交い、血しぶき肉片がコレデモカ!と画面を赤く染める怒涛の阿鼻叫喚ヴァイオレンスワールド。過激で非道い、けど何か笑える暴力シーンがタラちゃん映画のお約束なのですが、今回は特別エグくてキツかったような。奴隷を犬に襲わせて食い殺させるシーンとか、さすがの私も目を覆いたくなりました。虫ケラのようにジャンジャカ簡単に人がブっ殺されてしまうノリ、私は正直苦手なので…でも、ぶっ殺される奴らはみんな悪人なので、まるで北斗の拳ちっくな痛快さはあります。
 ヴァイオレンスは苦手、でもタラ映画が大好きなのは、ナンダカンダですごく面白いから。2時間30分ぐらいある上映時間も苦にならない。集中力のない私にとっては、とても稀有なことであり、ありがたいことでもあります。ありえねー!と呆気にとられてしまう、もしくは笑ってしまうトンデモシーンや、問答無用にグイグイとノせてしまうパワーフルなストーリーテリングは、毎度ながら素晴らしいです。絶体絶命な展開の巧みさときたら。アカデミー賞脚本賞受賞も納得です。そして、映画ファンの心をくすぐる味わいも、タラちゃんの魅力でしょうか。どこかノスタルジックな音楽やムードと、現代風なスタイリッシュアクションの融合も楽しい映画でした。強いて不満な点をあげれば、いつもよりお笑い要素が薄かったこと、かな。日本文化、邦画への敬愛にあふれてた「キル・ビル」や、ナチスを思いっきり笑いものにしてた「イングロリアス・バスターズ」みたいな、突き抜けすぎた珍妙さが好きなんです。
 タラちゃん映画の成功は、その独特すぎる演出や脚本のおかげですが、キャスティングの大胆さ絶妙さによるところも大きいのではないでしょうか。実力派俳優たちが、その卓越した演技力と強烈な個性でしのぎを削ってるところも、タラちゃん映画の醍醐味のひとつです。今回のキャストも、ノリノリで鬼気迫ってました。

 主人公ジャンゴは、オスカー俳優のジェイミー・フォックス。静かに怒りの炎をメラメラ燃やしているような、クールで男気のあるジャンゴをカッコよく好演してます。初めて彼が男前に見えました。ボカシ入りの逆さ吊り全裸拷問シーンなど、並々ならぬ役者魂でした。サングラス(あの時代には、もうあったの?!)が小粋でした。聞くところによると、ジャンゴ役は当初ウィル・スミスにオファーされたとか?ウィル・スミスのジャンゴも見てみたかったかも。
 ドクター・シュルツ役のクリストフ・ヴァルツは、「イングロリアス・バスターズ」に続いてのタラちゃん映画出演。しかも前作同様、アカデミー賞助演男優賞を受賞!野獣のような荒れくれ野郎ばかりがひしめく中、知的で紳士的な物腰をしつつ、狙った獲物を正確冷酷に倒すスゴ腕賞金稼ぎを、ユーモアいっぱい飄々と演じて、異彩を放ち目立ちまくってたヴァルツ氏。イングロリアスの時と同じですね。脇役なのにほとんど主役化、他の俳優たちを食いまくってました。ヴァルツさんのような役者って、共演者にとっては(特に主演スターにとっては)かなり脅威な存在なんだろうなあ。でも、俺は演技派だ!ハリウッドのスターたちを食ってやる!かすませてやる!みたいな気炎や気迫など、微塵も感じられないところに好感。力みがなく軽やかなのに、はっと目を奪う瞬間の多い演技が素晴らしいです。まあ、卓越した演技力もさることながら、役が美味しいというのも事実。ジャンゴに対するドクター・シュルツの父性的な優しさは、なかなか感動的でした。
 極悪農園主カルヴィン・キャンディ役は、レオナルド・ディカプリオ

 狂気じみた役はオハコなレオですが、悪役は初めて?タイプキャストを嫌い、すぐれた映画、面白い役なら脇役でも汚れ役でも引き受ける、という挑戦心は尊敬に値します。今回は、上手にキャリアを積み、大スターへと成長したレオの余裕を感じました。彼の少年時代からのファンとしては、恰幅よく貫禄も出てきたレオの現在に、ほんと隔世の念を感じずにはいられません。おっさんになったけど、やっぱ可愛いですよね。個性的な可愛いおじさんになってます。タイタニックの頃より、私は今のレオのほうが好き。デカくなった顔も好き。

 可愛いけどプッツンしたらヤバすぎキャラに変貌する、というのが若い頃からのレオが最も本領発揮できる役です。今回も、鬼の形相が恐い。悪い男というより狂ってる男って感じだったけど。怖いけど、やっぱ可愛いんですよねえ。機嫌がいい時の無邪気なニコニコ顔とか、癒されるわあ。悪魔のような男を怪演してるレオの、憑かれたような演技に圧倒されます。割れたグラスの破片で手が血だらけになるシーンがあるのですが、あれは本当に手を切ったんだとか。それでも演技を続けたというレオ、役者ですねえ。役に入ってたら痛さなんて忘れちゃうんですね。

 カルヴィン家の執事役、サミュエル・L・ジャクソンの黒執事っぷりも強烈。早くこいつ殺して!とイラっ&ムカっとさせまくるジジイを、憎々しく陰険に演じてたサミュエルおじさんでした。
 ジャンゴの妻役、ケリー・ワシントンの、いっそひと思いに殺されたほうがマシ!な、非道い目に遭いまくりな悲惨な姿もインパクトあり。
 当時の、黒人への犬猫、家畜以下な扱いには唖然とさせられます。過去のこととはいえ、現在の黒人がこの映画を穏やかな気持ちで観たり、心から笑ったりすることはできないのでは…ろくでもない白人どもが殺されまくる展開に、ざまぁ!と溜飲をさげるのだろうけど…

 ↑来日もしてくれたレオ。「華麗なるギャツビー」も近日公開!俳優休業宣言はガセだと判明し、ホっとしました♪確かにワーカホリック気味だったので、ちょっと充電が必要かもね。グレードアップして戻ってきてくれ! 
 
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メンヘラブ

2013-04-07 | 北米映画 08~14
 「世界にひとつのプレイブック」
 妻の浮気が原因で精神のバランスを崩してしまったパット。精神病院を退院した彼は、両親の待つ実家へと戻る。情緒不安定なままなパットは、ティファニーという若い未亡人と出会う。彼女もまた、不幸な過去のせいで心を病んでいた…
 アカデミー賞など賞レースを席巻した話題作を、ようやく観ることができました。
 精神や情緒の病気や問題が、ますます深刻化しているような現代社会ですが。ひと昔前に比べると、社会の理解も深まってきていて受容もされつつあり、治療や制度も進んでいるともいえます。この映画でも、家族や周辺社会に迷惑かけまくりなパット&ティファニーに対して、冷ややかな偏見や差別が向けられることがなく、温かく我慢強く見守り支えている人々の姿が印象的でした。
 それにしても。タイムリーかつ切実なテーマである精神障害を、コメディにしてしまってるところがスゴいです。精神病者を、イタい変な連中として嘲笑的に描いていなかったのも好感。アメリカ人ってホント、大らかで寛大なんだなあと感嘆しました。日本、とりわけ私が住んでるド田舎とかだと、パットとティファニーは完全に危険な異常者扱いされるでしょうから。エキセントリックすぎるパットとティファニーを見てると、考えずにはいられませんでした。彼らって、もともとメンタルに問題があったのかな、と。妻の浮気や夫の急死で、あんな風になってしまうものでしょうか。私の周囲にも同じような、いや、もっと過酷な不幸に遭遇した人たちがいますが、みんな気丈に生きてますし。周囲の優しさに狎れて、言いたい放題やりたい放題が許されてたパットとティファニーって、本当に幸せな人たちだなと思いました。実際、精神障害のある人たちの多くは、周りからの理解や支えが得られず苦しんでいると思うので…
 ケンカしながら仲良くなり、やがて恋に落ちる…という、ラブコメの王道をメンヘラ風味にした内容。パットに興味を抱いて積極的に近づいてくるティファニーですが(近づき方もメンヘラで怖いけど笑える)、もしパットがイケメンじゃなかったら、たぶんティファニーも迫ってこなかったんだろうなあ。ラブコメはやはり美男美女の世界ですね。
 パットとティファニーのみならず、登場人物みんなが機関銃のように喋り散らし喚き散らし、ドタバタと騒々しく動き回るハイテンションさには、見ていて疲れるものがありました。台詞が多くて、字幕を追っかけるのも大変だったし。体力気力のない日には観ないほうがいい映画です。前評判が高すぎたせいか、期待してたほど笑えず感動もしなかったのが残念。同じデヴィッド・O・ラッセル監督の作品なら、意味不明で変てこな高尚さが笑えて、キャストが超豪華な「ハッカビーズ」のほうが好きかも。
 キャストの演技は、評判通りユニークでチャーミングでした。主演男優女優、助演男優女優賞の演技部門すべてオスカー候補にあがったのは、二十数年ぶりの快挙だったそうです。
 パット役は、ブラパことブラッドリー・クーパー

 ブラパ、大熱演でした!キレたら発作的に凶暴になる時の迫力、落ち込んでショボンとしてる時の情けなくも切ない表情、思いこみが激しすぎるポジティヴ言動してる時の無邪気すぎる笑顔etc.渾身の演技で、役者としての力量を発揮したブラパです。やっぱ彼って、コメディで本領発揮する男優ですよね。カッコいいのにトボけたアホ可愛さに満ちてて、何か笑えるし。優しく爽やか顔でガタイがいいので、メンタルが不健康な男には見えなかったけど。でもまあ、いかにも病んでます狂ってますが似合う俳優がリアルに演じるのではなく、精神障害とは縁がなさそうなブラパが明るく楽しく演じたから、秀逸なコメディ映画として成功したのでしょう。

 それにしても。ブラパみたいなイケメン亭主がいるのに、何で奥さん浮気なんかしたんだろ。しかも相手は髪の毛薄いおっさんだし。短髪もアメフトのジャージ姿もイケまくり、一生懸命なダンスシーンも微笑ましく、演技だけでなくブラパのカッコカワイさも満喫できる映画です。今回は脱いでませんが、ガッチリムッチリとゴツいカラダつきもたまりません抱いてブラパ!
 ティファニー役は、この作品でアカデミー主演女優賞を受賞したジェニファー・ローレンス。弱冠22歳の快挙!彼女、美人でも可愛いくもないんだけど(強いて表現すれば、ブサカワ女子?)独特な味わいのある女優ですよねえ。若いくせに貫禄と、もう崩れた色気がある。あのフテブテしさがいいですね。ティファニーの不安定さを攻撃的かつ繊細に演じていて、観客の目をグイグイ引きつけます。それにしても。22歳であの強烈な存在感は何なんでしょう。22歳って日本でいえば、AKBとかと同じぐらいですよね?末恐ろしい女子です。
 パットの両親役は、ロバート・デ・ニーロとジャッキー・ウィーヴァー。

 この二人が、いい味だしてるんですよねえ。すっかり好々爺になってるデ・ニーロ御大、ギャンブル狂いだけど気のいい親父をオチャメに演じてます。デ・ニーロおじさんとブラパは、「リミットレス」でも共演してましたね。ママ役のジャッキーおばさんは、肝っ玉オバタリアン風の容姿と可愛らしい声&キャラのギャップが素敵。パットの病院仲間役、クリス・タッカーも好演。彼、はじめ誰だか???なほど太ってましたね。

 映画の宣伝で来日したブラパ。爽やかですね!今はアゲアゲ状態をキープしとかなきゃ!な彼、ガンガン働いてて新作も続々。セクシー男ナンバーワンの座を競ったライアン・ゴスリングとの対決が楽しみな「プレイス・ビヨンド・ザ・パイン/宿命」が近日日本公開。デヴィッド・O・ラッセル監督の新作では、クリスチャン・ベール、エイミー・アダムス、ジェレミー・レナ、そして再びジェニファー・ローレンスと共演してるブラパです。



 
  
 
 
 
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虎口脱出☆ハリウッド大作戦

2013-04-01 | 北米映画 08~14
 大変なことが起きてしまいました…
 こないだピーターと、東広島にある上ノ原牧場というところへドライブしたのですが…
 職場の女の子に、牧場にあるカフェのカレーとジェラードが美味しい、と聞いてたので行ってみたのですが。牛さんや山羊さんを間近に、のどかな春の昼下がりを家族連れやカップルが楽しんでいるのに、ピーターは毒ガスでも吸ったかのような青い顔で黙り込んでる。具合でも悪いの?!と心配する私に、
ピーター『僕、動物が大嫌いなんです♪臭すぎて死にそうなんですけど。どうしてもここで食べなきゃいけないんですかあ?』
 牧場にいたこと、わずか5分。駐車場に戻ろうとすると…
 後方が、突然大騒ぎに。何かと思って振り返ると、ああああ?!う、うそやろー!!??
 大きな牛が、猛スピードでこっちに向かって突進してきてるではないか?!
 あっという間のことでした。逃げ遅れたピーターは、牛に激突。牛はそのまま逃走し、車ならぬ牛に轢き逃げされてしまったピーターは、頭を強く打ったせいか、すべての記憶を失ってしまいました…
 な~んちゃって☆大嘘です今日はエイプリルフールですね♪毎年くっだらないウソついてスンマセン。皆さまは罪のないシャレになるウソ、つかれたことでしょうか?それにしても。世の中、ウソであってほしい!と思うことばかりなのが悲しいですよね…
 ちなみに、牛に轢かれるウソ以外は、ホントの話です♪

 「アルゴ」
 アカデミー賞で作品賞を獲得した話題作を、ようやく観ることができました。
 1979年、イラン革命後のテヘランで、アメリカ大使館が過激な暴徒に襲撃される。脱出した6人のアメリカ人はカナダ大使館に潜伏するが、発見されれば殺されることは必至であった。CIAエージェントのトニーが敢行した、6人を救出するための大胆で奇想天外な脱出作戦とは…
 実話なんだそうです。驚き桃の木です。まさに、事実は映画より奇なり。テヘランのアメリカ大使館人質事件解決に、ハリウッドが一役買っていたとは。ニセ映画製作をでっちあげ、テヘランでのロケ準備を装い、6人を映画スタッフに仕立て、イランから脱出…という、一見うまくいくわけねーだろ!なトンデモ計画の実行が、なかなか手に汗握る緊迫のサスペンスタッチで描かれていて、すごく面白かったです。バレる!捕まる!とハラハラさせるシーンも、大丈夫とは知りつつ巧く乗せられます。ハリウッドと協力し、いろんな状況や小道具を細心に周到に用意してイラン人を騙す、まさに“映画撮る撮る詐欺”作戦がユニークで痛快でした。シリアスな決死の脱出劇なのですが、これってコメディ調でもイケるのでは?な内容でもあったような。とにかく、強さと勇気を重んじるアメリカ人の愛国心をくすぐる、そしてアメリカ人にとって最高の文化である映画への、アメリカ人の愛と誇りに満ちた映画でした。

 それにしても。あの脱出劇が成功したのは、運の良さに加え、イラン人が相当お人よしでアホだったから…みたいな印象もだいたいさあ、あんな時期と状況下でカナダ人が映画撮りにくるなんて、どう考えても不自然なのに…簡単に信じて騙されるだけでなく、めちゃくちゃ凶暴で野蛮なイラン人。まるで人類に襲いかかるエイリアンかゾンビみたいだった。この映画に対し、イラン政府が激怒し厳重抗議したとか。そりゃそうだ。イランにとっては、まさに国辱映画になってます。
 登場人物たちがヘンに感情をぶつけ合ったり絡めあったりせず、ドキュメンタリータッチに話が展開されていたのも良かったです。イラン革命について無知だったのですが、池上さんより上手に楽しい解説が、そうだったんだ!と勉強になりました。当時のイランの混沌と殺伐とした様子、70年代のファッションや生活風景の再現も興味深く、目に楽しかったです。でもほんと、当時のイラン怖すぎ。フツーに路上に絞首刑死体がブラさがってたり、車が炎上してたり。ホメイニ師の肖像や映像が随所に出てくるのですが…ホメイニ師って、何か怖いですよねえ。見た目もキャラも。イラクのフセインは、見た目だけだと気のいいおっさんだけど、ホメイニ師は冷厳で狂気じみててヤバい。悪魔の書事件とか、子ども心に怖いなあと戦慄した記憶が。ハリウッド映画が凶悪な敵役悪役にしやすい人ではありますね。
 この映画で男を上げた、監督のベン・アフレックを素直に讃えたいです。私、正直ベンアフがすごく苦手だったんですが…
 
 「グッド・ウィル・ハンティング」でオスカー脚本賞を受賞し、マブダチのマット・デーモンと共にハリウッドの才ある期待の新星ともてはやされたものの、天狗になって下半身スキャンダル&駄作連発、そして、今や伝説と化してるジェニファー・ロペスとクソバカップル醜態。業界と映画ファンから顰蹙と失笑を買いまくって、あれよあれよと落ち目となってアノ人は今…になりかけてたのに、いつの間にか監督として復活再起。オスカーの監督賞ノミネーションは、まさかの落選という憂き目にも遭いつつ、大喝采で作品賞を贈られるなど、アルゴの脱出劇のごとく奇跡的でドラマチックなサクセスストーリーを地でいったベンアフ。どん底から這い上がった人にしかできない彼の受賞スピーチは、なかなか感動的でした。ほんと良かったねベンアフ。人柄も大人になったけど、見た目もシブくなって男前になったなあ。ヒゲが似合いますよね。
 今度はハリウッド期待の監督となったベンアフですが、相変わらず俳優としては???かも。トニーをシブく演じてるベンアフですが…あまり感情を表に出さないニヒルな役ではあったんだろうけど、昔と変わらぬ“ウドの大木”感が拭えなくて…今後も、監督兼主演のスタンスなのかしらん?カッコよくはなってるんだけどねえ。
 とても面白い、よく出来たサスペンス映画ですが…オスカー受賞とか熱狂的評価とかで期待しすぎると、ちょっと拍子抜けするかも。感動とか感激とか衝撃とかはないから。ワタシ的には、テッドと愛アムールのほうがディープインパクトな映画です。

↑ベンアフ、オスカーおめでと~!いい映画、今後も作ってや~マット主演とか!
 
 
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