まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

LOVEコン!ハイスクール☆コップ

2007-11-29 | 韓国映画
 某週刊誌の懸賞で、日本酒が当たりました。ホントは第一希望の商品券が良かったのですが、贅沢は言うまい。
私『ツキがあるうちに、宝くじ買おうかなあ。1億円当たったら、二人に100万円ずつあげますヨ!』
父母『1億円当たって、たった100万円か!ケチ!親不孝者!』
 100万円でも嬉しいでショ!何言ってんの!って、親が欲張りなのか、私がケチなのか。たぶん後者...獲らぬ狸の皮算用で、親子間に世知辛い隙間風が吹いた夜でした♪

 お松の第2回独り韓流映画祭④
 「恋の潜伏捜査」
 おんな刑事が、マフィアに命を狙われている証人の娘に接近するため、女子高生に化けて学園に潜入!
 くだらない内容&ありえない設定で、いい年をした大人にはキツい映画です。どう見てもオバサンなヒロインが、何の疑問も持たれず高校に入れるなんて。彼女が潜入する必然性も、あまりなかったような。警察の時間と労力を無駄にしてます。潜入捜査よりも、彼女と高校生たちとのオバカな騒動がメインかも。
 TVドラマでもおなじみですが、韓国の高校って教師が絶対的な権力を握っているんですね。今の日本では、まずお目にかかれないような生徒への乱暴な指導や体罰が怖い。それと、韓国の高校生って、実際にもあんなに老けてるの?「乾パン先生とこんぺいとう」でも、びっくりするようなおっさん生徒がゴロゴロいたし。なので、ヒロインは全然女子高生に見えないながらも、もっと老けた連中がいるので、そんなに不自然に見えなかったのが苦笑もの。
 ヒロイン役は、キム・ソナ。彼女の当たり役であるキム・サムスンが、パティシエから刑事にトラバーユ?下品で勝気、でもお人よしなオヤヂ女キム・サムスンに、腕っ節の強さを加えた感じです。キムサムスンでも思ったけど、彼女って周囲や自分が言うほどブスじゃないよなあ。可愛いじゃん。おばはん臭いけど、それが彼女の魅力です。しゃべりかたが面白いですよね、彼女。汚い言葉づかいが笑える。
 警察とマフィアにマークされてる証人役のおじさん、ひょっとして「復活」のイ議員?斉藤洋介似?
 この映画を観たのは、言うまでもなくコン・ユに逢いたかったからさ♪
     
 クールで優しい謎の転校生コンたん。乾パン先生のテイン同様、高校生にはちょっと...でも、やっぱカッコカワイイです。短髪のせいか、高校生というより修行僧みたいです。セクシイなモムちゃん脱ぎシーンはなし。韓国男優は、サービス脱ぎがお約束だろ!それはそうと。コンたんもだけど、韓国の若手俳優ってガタイがよくて動きが俊敏なので、アクションやケンカシーンがサマになりますよね。
 日本の小栗旬同様、そろそろコンたんも、カッコカワイイ高校生役は卒業しないとね。大人の魅力発揮の映画を期待。
     
 好評だったTVドラマ「コーヒープリンス1号店」が、来年1月にイルボン放送決定♪
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呉越同舟は熱く激しく

2007-11-28 | 韓国映画
 香川の事件、とうとう最悪の事態になってしまいました。
 まだまだ不可解な謎だらけの事件ですが、何ともやりきれないのは、幼い女の子二人の命が無残に奪われたこと。どんな事情があったにせよ、これだけは絶対に赦されません。大人の醜い争いに巻き込まれて、本当に可哀想で仕方がありません。ぶっちゃけ思います。当事者だけで殺し合っとけよ!と。事件を未然に防げず、みすみす彼女たちを犠牲にしてしまった責任は、犯人だけでなく周囲の大人たちにもあるのでは...幼く弱い立場である子供を守れないのは、大人の罪です。今は、ご冥福を祈ってやみません...

 お松の第2回独り韓流映画祭③
 「強敵」
 私の現・韓国愛人チョン・ジョンミョンと、待望のスクリーン・ランデヴー♪
 刑務所から脱走した若いヤクザ。息子の手術費のため多額の金が要る刑事。逃亡犯と人質として出会った二人は、やがて力を合わせて闘うことに...
 「逃亡者」+「手錠のままの脱出」みたいな内容?たたみかけるようなヴァイオイレンス描写がスゴいです。この荒々しさ、血なまぐささ、かつては香港映画のオハコでしたが、今は韓国映画のお家芸になっているようです。韓国、ヤクザも警察も怖い~!韓国の刑事って、ガサ入れに絶対バット持っていきますよね。
 こりゃ絶対死ぬやろ!なシーンのオンパレードで、刑事とヤクザが死なないと分かっていても、ハラハラと息のつく暇がない。荒削りで洗練されたところなど全然ないけど、ヌルいユルい映画やドラマばかり観てる目には、返って新鮮です。

 チョン・ジョンミョンは、もちろん主役の脱走ヤクザ役。粗野で刺青のあるヤクザでも、童顔で可愛い!けど、男くさくてワイルド。怪我しなかったのかと心配になるほど、体を張ったハードなアクションも見事。みんなから痛めつけられて、可哀想!あんまりジョンミョンをイヂメないで~!と思いつつ、苦しそうな顔がキュートで萌え~なので、もっと痛めつけろ!とも♪

 ジョンミョン、走る殴る飛ぶ!背が高くガタイがいいので、どんな動きにも迫力があります。めちゃくちゃ強い!不死身!なタフネスさ、だけど頭が悪いので、すぐに警察や敵に見つかったり捕まりそうになったりするのが、何か頼りなくて可愛い。人質の刑事が、放っておけなくなるのも分かる。心を開いたジョンミョンにヒョン(兄貴)と呼ばれ、まんざらでもなさそうな刑事。ここでもジョンミョンは、絶妙な弟キャラを発揮しています。ほんと、男女問わず年上殺しです。恋人(ボニーピンク似)とベッドシーンもあり(大したことないが)。

 でもホント、日本にはジョンミョンみたいな、可愛いけど男っぽくて強そうな俳優、いないですよねえ。私でもケンカしたら勝てそうな、顔と雰囲気だけの軟弱男ばかりなので、こういう野郎くさい邦画、期待できないのが残念。 
 刑事役の俳優(山崎邦正似)が、もうちょっとE男だったらなあ。はじめは息子のために自分の保険金が欲しくて、自暴自棄に死にたがってジョンミョンを困惑させる人質なのが怖くて笑えた。
 ジョンミョンの親友ヤクザが、嵐の相葉を男前にした感じ。ヤクザの親分(表の顔は、孤児院の院長!)は綿引勝彦似。物腰は紳士だけど、子供を生かすも殺すも父親が決める!なんてメチャクチャに非道です。親分の手先であるタコ坊主な暗殺者が、激怖です。殺し方がエグすぎ。
  
 ジョンミョン、来年は兵役に就いちゃうみたいですね...カジマセヨ~!
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飛べないピーターパン

2007-11-27 | 韓国映画
 香川の行方不明事件が、急展開を見せ始めました。
 逮捕されたのは、お祖母さんの義弟。3人を殺したことをほのめかしているとか...最悪の結末を迎えそうで、こっちまで暗澹となってしまいます。
 疑惑の渦中にあったアノ人は、無関係だったのかな。疑惑といえば。私を含め、近所住民のほとんどが、バイクのシートやタイヤを傷つけたり、家の壁にスプレーかけたり、ポストに生ごみや猫のフンを投棄する犯人は、あの人だ!と疑ってるけど...いけないことですよね。証拠を掴んで警察に突き出すまでは、気を抜かず警戒しなくては♪そのうち私も行方不明にならなきゃいいけど...

 お松の第2回独り韓流映画祭②
 「ピーターパンの公式」
 水泳選手として将来を嘱望されながらも、服毒自殺に失敗して意識不明の母を抱え、孤独と虚無感に沈む毎日を送る高校生のハンス。隣家に引っ越してきた美しい人妻に想いを寄せるようになる彼だが...
 韓国映画って、たまにビックリするような作品に出会いますよね。これも、かなり衝撃的でした。

 まず、ハンスが可哀想!母ちゃんは自殺未遂の挙句に寝たきりで、その介護も全部ハンスがしなければならない。おまけに治療費や母ちゃんの借金まで背負わされて。まだ年端もいかない男の子が、こんな辛酸をなめていいのか!?冷淡で無責任で身勝手な周囲の大人たちは、誰もハンスに救いの手を差し伸べない。学校の先生も水泳のコーチも、自分たちのためにハンスに水泳を続けてほしいだけ。バイトの雇い主は、さんざんコキ使って給料ピンハネするし。カード会社も病院も、少年から容赦なく金を請求するし。実父は、冷たく彼を拒絶するし。早くから大人の汚さ醜さを知ってしまったハンスは、きっと心の成長を止めた悲しいピーターパンになってしまうことでしょう。

 ヤケのヤンパチになって、コンビニ強盗しちゃうハンス。金よりも、鬱憤晴らしが目的みたいで痛ましい。一方で、自分を独りぼっちの苦境に陥れた母親を献身的に介護する姿が、けなげすぎて憐憫を感じずにはいられません。暴力で優しさで、僕はここにいるよ!と訴えているのに、誰もそれに気づいてくれないところが、ハンスの悲劇です。無情で頼りにならない大人たちの中でも、母親が最悪です。こんな母ちゃん、要らない!さっさと死んだほうが、ハンスのためになる!と憤りを覚えました。
 さらにハンスを苦しめるのが、思春期の性。仲良くなった隣の人妻のパンティを盗み、自慰のオカズに。さらに大胆になって、彼女に『寝たい』。断られると、『じゃあ、手でやってください』。ホントに手で処理してあげる人妻。奥さんっ何やってんの!?文字にするとアホらしいエロコメディになっちゃうけど、二人の孤独がヒリヒリと伝わる痛ましいシーンです。
 ハンスを演じるオン・ジュワンが、強く深いインパクトを残します。
 あれ、この子って「台風太陽」に出てた、ピ似の男の子じゃん!この映画では、市原隼人そっくりです。可愛いです。でも、市原隼人は絶対やらない(できない?)ショッキングな演技に、目がクギづけ!

 全裸での自慰シーンは、ホントに勃起してた!?一般映画では、今まで観た中で一番リアルなオナニーシーンだったかも。人妻に手コキしてもらうシーンでは、グチュグシュとか音が生々しい!お母さんの裸体を拭くシーンの彼も、ちょっと観てるのが辛い。年頃の男の子が、自分の母親の陰部などを拭いてやらねばならない、その困惑、そのみじめさ。察するに余りある。
 どこにも居場所がない絶望的な孤独と、イビツにならざるを得ない悲痛な思春期の性を、大胆に繊細に演じていているジュワンくんに、暗澹となると同時に感嘆もさせられます。でもホント、スゴいよジュワンくん。俳優って、こーいう果敢さや挑戦がないとね。カッコカワイイだけの男優なんて、すぐ飽きられちゃうし。
 水泳選手役なので、裸も美しいジュワンくん。こんな可愛い子が、切羽つまった様子で『寝たい』『あなたの中に入りたいんだ!入らなきゃならないんだ!』なんて迫ってきたら、私なら...手コキだけだなんて、返って可哀想じゃん!

 可愛いだけでなく、大胆果敢さも備えたジュワンくん。最も要チェキな韓流若手俳優の一人です
 
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天界の武士MUSAウソン

2007-11-26 | 韓国映画
 街路に、たくさん人が並んでいました。宝くじを買い求める人たちの列でした。
 私も買おっかな、と財布を取り出しかけましたが...そーいや、新しい手袋とマフラー欲しいんだよなあ。どーしよっかなあ。仕事中も迷い熟考した結果、あてにならない大きな夢よりも、確実な小さい現実を選んだのでした。宝くじを買ったmy motherの、1億円当たったら100万円やるという約束に、希望を抱いて...ちなみに毎年言われてるけど、一度も約束が果たされたことはありません...

 お松の第2回独り韓流映画祭①
 「レストレス 中天」
 元反乱軍の武士イ・グァンは、天国に昇天する前に死者が魂を高める場所である“中天”に迷い込む。そこで彼は、亡き恋人と瓜二つの天人ソファと出会い...
 ファンタジー武侠ものは、正直おなかいっぱい。この映画も、飛んだり跳ねたりのワイアーアクション+悲しい運命の男女、とパターン通りです。でも今まで観た中では、いちばん話は面白く目に楽しい作品だったかも?おゲージュツっぽいイーモウ監督の「HERO」や、ハチャメチャなカイコー監督の「PROMISE 無極」みたいに、人間関係や愛憎のゴチャゴチャしたもつれがなく、ゲーム感覚なファンタジー世界の設定とバトルに重きを置いているので、子供でも楽しめる系というか。
 武器や動きに趣向が凝られてている、イ・グァン&ソファVS敵(元同志)のバトルが面白いです。蜘蛛の糸みたいに背中から飛び出して襲ってくる鉄鎖とか。ソファが舞い上がらせた花びらが、吹き矢みたいになって敵を倒したり。
 立ちはだかる敵と死闘の末、悪ボスの待つ牙城へ乗り込み、囚われのヒロインを救うヒーロー。ちょっとファミコンのスーパーマリオみたいです。とにかく、何それ?意味わかんね!ありえね~!なんて首を傾げたりイチャモンつけるのは、野暮というもの。マニアックじゃない程度にファンタジーや戦隊もの、デビルマンとかバビル2世みたいなアニメが好きな人は、楽しめるのではないでしょうか。
 衣装はワダエミ。何だか毒々しくてケバかった「PROMISE 無極」と違って、白とパステルカラーを基調にした色使いが清らかで美しかったです。どこでロケしたんだろ?な風景も壮観。
 時代劇は「武士MUSA」以来?のチョン・ウソンが、やっぱ男前
     
 命がけでヒロインを守るイ・グァンの悲壮でロマンチックな姿に萌え~誰といても頭ひとつ突出してる背の高さも素敵。彼って美男というより、可愛い顔ですよね。丸顔と黒目がちの瞳がキュート。熱い男気とフェロモンは、「武士MUSA」のほうが格段に上だけど。ヒロインとの愛より、かつての仲間を殺さなければいけない宿命のほうが、悲しく切ないです。
 ソファ役は、キム・テヒ。韓流女優の中では、彼女が最高の美人かも?常盤貴子orジョイ・ウォンを清純&怜悧にした美しさ。きれいだけど、健康的で色気がないから、うっとり魅入ったりはしないんですよねえ。たまに怒ったりすると、その鋭い目つきで「天国の階段」のユリにback toして怖い。いちおう彼女も敵と戦うんだけど、弱っちいのでイライラします。アクションも鈍重な感じ。その点、茶母のハ・ジウォンはホントに俊敏で強そうでした。
 ウソンの元上官で魔人?になる悪ボス役、ホ・ジュノは顔だけで強烈インパクト。ホ・ジュノの部下で人間だった時にウソンを愛していた女戦士、どっかで見たことあるなと思ったら、「復活」の女記者カンジュだった。南野陽子似?
             
 中天温泉?に入浴するシーンで、ウソンのサービス脱ぎあり。来年ウソンが、日本で「シティハンター」実写版TVドラマに出るという話、どーなったのかしらん?
 
 
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隆太の夜は××思いっきり心霊ナマ電話!

2007-11-25 | 日本映画
 ここのところ毎日、同じ人が出てくる同じような内容の夢ばかり見ます。
 起きてる時には、ほとんど思い出しもしない人なのに、なぜ夢に?無意識のうちの、執念深い未練のせい?人生から抹消したはずなのに。想いはまだ、風呂垢のように残ってるのでしょうか。
 どこかで読んだことがあるけど、起きた後も明確に夢を覚えてるのって、あまり精神的に良いことではないとか。鮮明で生々しい夢の残滓のせいで、朝が陰鬱です。

 お松の第3回独り邦画男前映画祭⑤
 「ブース」
 佐藤隆太主演のホラー映画。
 人気DJが担当する深夜ラジオの生放送。恋愛相談コーナーにかかってくるリスナーからの電話に、怪異な音と声が...
 私、ダメなんですよねえ、ホラー映画が。怖いのではなくて、笑えてしまうから。「リング」なんて、私からしたらギャグ映画としか思えないし。この映画も、いちおうリング系の怪奇ものなんですが、リング以上に笑えました。製作側も、それを狙ってるとしか思えない。ヘタなコメディより笑えます。
 DJとリスナーのやりとりが珍妙。リスナーが相談してくる内容が自分の私生活とカブって、え????となるDJ、そこにギギギギィ~という異常な音と『うそつき』という女の声が入ってきて...の繰り返し。不気味な音と声よりも、恋人を殺しちゃったかもしれないことが発覚するのではと怯え、リスナーの相談への応対もいい加減になり、挙句にはリスナーやスタッフに当たり散らしたり逆ギレするDJの、平常心を失ったイライラカリカリぶりが笑えます。シーンのほとんどが放送スタジオなので、ちょっとした密室シチュエーション喜劇みたい。ホラー映画ってこと、忘れそうになります。まるで故意のイヤガラセのように、DJの不快感や苛立ちを募らせ、心理的に追い詰めるリスナーの電話やスタッフの態度が、ほんと楽しい。
 主役のDJ役、佐藤隆太の追い詰められ演技が絶妙!
     
 DJしてる時は、明るくてメチャクチャいい奴。CMが入ってヘッドホンをはずすと、別人みたいに倣岸で冷たい超ヤな男になる、そのギャップが笑える。リスナーの相談に、だんだん地が出てきて嘲ったり怒ったりと、みのもんたも真っ青。
 佐藤隆太って、いい奴の役より、性格の悪いヤな男を演じてる時のほうが、似合ってるというか、何だか男前に見えます。ヘラヘラしてた顔や声をキレると一転、凄みのあるものに豹変させ、面白い!巧い!と感嘆させます。「バンビーノ」でも思ったけど...隆太のプッツン演技、結構迫力があって怖いんですよねえ。
 でもホント、この映画の隆太、めちゃくちゃヤな男なんです。スタッフへの意地悪で無神経な態度のみならず、別れたくないとすがる女を、うぜえ!と車から蹴り出したり。頭を強打して死んだと思い込んだ女が、血だらけで車まで這ってくると、ひ~!とドアを閉め、服が引っかかった女を引きずったまま車を暴走させたり。ひどい!生者にも死者にも恨まれて当然な、最低最悪野郎なんです。
 ヤな男だけど、イケてる隆太。たまに顔は東国原知事に似て見えたりするけど、長身でスタイル抜群!トイレの鏡の前で髭剃り跡をチェックしてる姿なんて、モデルみたいで超カッチョよかった。
 ラスト、おしっこ漏らした隆太の前に現れるオバケ、爆笑ものです。これってやっぱ、コメディだよなあ。落ち込んでる時に観たくなる映画かも。
            
 主演映画「ガチボーイ」が、来春公開予定の隆太くんです。「バンビーノ」で彼の可愛い舎弟を演じてた向井理も出てます♪ヒロインは、なぜかダルビッシュの嫁。どーでもヨシ子さんですね!

 明日からは、独り韓流映画祭ぢゃ~!
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アイルランド①~④ heartache

2007-11-23 | 韓国のドラマ
 やっとレンタルできた「アイルランド」1話から4話まで観ました...

☆ジュンア
 私が超苦手な日本の某人気女優そっくりですねえ。美人だけど、キツい顔。イ・ナヨンって、こんな顔だったっけ?「英語完全攻略」では、きれいなアラレちゃんって感じで可愛かったけど。役によって変われる女優なのかな?
☆グク
 きゃヒョンビン登場♪か、可愛い~猿みたい。まだ少年っぽいですね。確かに、現在の彼とは別人みたいな幼さ(&顔の小ささ)。男の子って変わるんだなあ。今の男っぽくなったビニも好きだけど♪
 職業はボディガードのグク。うう~ん、あんまし強そうじゃないので、頼りないけど...
     
☆社長
 グクの雇い主。柄が悪くなったやくみつるって感じ。グクの尻を撫でたり、彼の膝を枕にして寝たり。護衛係ってのは建前で、お稚児としてグクを側に置いてる?
☆ジェボク
 プー太郎。アホそうだけどワイルドな男前なので、女をコマしてヒモにでもなればいいのに、と思ってたら、ホントにシヨンのヒモになっちゃった。キム・ミンジジュン、茶母のソンベクの時同様、白い歯がまぶしい!シヨンにアジョッシ呼ばわりされてるけど、いくつなの?まだ若いじゃん!
☆シヨン
 しがないAV女優。日本の某人気歌手を思い出させる顔なんだよなあ。扶養家族(両親と弟妹)+ヒモ(ジェボク)を抱えて、大変そう。
☆たまご
 社長を恨む男に、卵ぶっつけられるグク。水と違って、粘液っぽい卵がトロリとビニの顔を滴るのが、何かエロい涙をポロリと零すのが、ますます...社長に顔射されて泣いてるみたい♪
☆ヤンミミ!
 おお~!出た~!やっぱ彼女って、強烈な存在感ですよねえ。韓ドラファンなら、誰だって彼女が登場した瞬間に、おお~!と思うはず。
 ジェボクの母役。悪女じゃないイ・フィヒャン女史は、ちょっと物足りないんだよなあ。子供を手放してしまった母の悲哀や喪失感をシミジミと出していて、さすがの演技力だな、とは思います。サザエさんみたいな髪型が、マネはしたくないけど素敵。
☆どっかで見たことあるぞ、なメンツ
 ヤンミミの旦那さんは、ひょっとするとバリ出来のジェミン父?シヨン母は、キツネちゃんのビョンヒ母ですよね?そして、お医者さんは間違いなく、復活のキョン班長だ!他ドラマでいい味だしてた脇役陣が、ここでも好演。
☆一年後...
 ジュンアとグク、結婚してるし!でも営みはなさそうな夫婦。
☆それは秘密です
 ジュンアの親を探し出すため、TVの尋ね人番組に出るグク。ごめ愛でムヒョクが出演したのと同じ番組かしらん?今にも小金治が出てきそうな、むかし懐かしノスタルジクな雰囲気&作りの番組です。
☆こんな運転手はイヤだ!
 げっ!?ジュンアが運転の仕事してる!しかも、幼稚園の送迎バス!精神不安定で薬物常用してる彼女が、どうして運転手の職に就けるの!?ありえな~い!案の定、タクシーや電柱に激突しそうになったり。怖っ!
☆犬の哀しみ
 社長の意に添わぬことをして、クビになるグク。雇い主、というより、飼い主に捨てられた犬みたいなグクに、胸キュン拾ってあげたい...
☆私の頭の中の建築
 ジェボクに惹かれるジュンア。自分を庇護してくれる優しいグクに、私の頭の中でジェボクがカンカン音を立てて家を建てている、なので頭が痛い、と苦しそう。不思議ちゃんにしか言えないけど、なかなか印象的な台詞です。
☆シヨンが可哀想
 愛する娘にAV女優させて、養ってもらってる親って...最低ですね。娘にあんな仕事させるくらいなら、飢え死にしたほうがマシ!と私は思うけど...
★総括
 評判通り、不思議なドラマですね。あざとさを抜いた昔の野島伸司ドラマみたい?私は好きです、こーいうの。ちょっと実際には口にできないけど、美しい台詞も印象的。音楽も良いですね。続きが楽しみで仕方ない!ってドラマではないけど、観てるとその雰囲気に浸ってしまいます。
   
   少年ビニも、すっかり野生化...
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プリティやくざ照さん

2007-11-22 | 日本映画
 映画を観た後、小腹が減ったので、今どき350円でライス付トンカツが食えることで安飯マニアの間では有名な「ますゐ」に初めて寄ってみました。
 肉じたいは、めちゃくちゃ薄くてコロモがメインみたいですが、不味くはなかったです。ポテトや茹で野菜もたっぷりあって、確かにあれで350円は安い。学生さんとかには、ありがたい店なのでは。
 次は、食べ放題ランチバイキングが500円!の、広島大学病院内にあるレストラン「みどり」へ行ってみよう...
 って、もうすぐ師走というのに、独りで安食いを楽しんでるセコくてロンリーな我が身が泣けてきます...

 お松の第3回独り邦画男前映画祭④
 「静かなるドン」
 人気漫画のVシネマ版。
 下着会社のデザイナー近藤静也は、見た目も性格も冴えないヘボ男だが、暴力団・新撰組組長の一人息子。父が狙撃されて死亡し、仕方なく三代目を継ぐことになった静也だが...
 ハチャメチャでアホらしい内容が、いかにも漫画&Vシネらしいです。くだらないけど、つまんなくなはい。Vシネにしては、暴力もエロも過激じゃないのが、ちょっと物足りないかも。
 もちろんmy dear 香川照之目当てで観たのさ♪
 照さん、若い~!顔、ツルンツルン!ちょっと弛んだ、くたびれ感が照さんの魅力のひとつなので、チョコボールみたいな黒光りするツルリンコ肌に少し違和感。でも、可愛い
 ヘボ兄ちゃんが、スーツ&グラサンかけると無敵のヤクザに変身、悪い奴らを叩きのめす...って何だかスパイダーマンみたい?片想いする女が、変身後の自分に恋するって設定も似てます。
 ヘボくてユル~いリーマンと、パリっと凛々しいヤクザの二つの顔を持つ静也を、おちゃめに巧みに演じわけてる照さん。ちょっと二重人格的な味わいや戸惑いを見せるところなど、Vシネとはいえ照さんの卓越した演技力が垣間見られます。
 リーマンの時の照さんは、ヘボいんだけどノーテンキというか天真爛漫で可愛い。ぼんぼん育ち(ヤクザだけど)らしさを、上手に出してます。チビでオドオドしたところが、ちょっと伊藤淳史と似た感じ。人がいいだけのチビノリダーと違って、照さんは狂気じみてるけど。常に、どよよ~んとした暗さが。目つきが虚ろで怖い。無害に見えて、決してフツーじゃない、何を考えてるのか分からない不気味さが、照さん独特の個性です。それが爆発してた「ゆれる」の照さん、怖かった...
 照さんが恋するヒロインは、喜多嶋舞。バブル期の今井美樹みたいなソバージュが時代を感じさせます。喜多嶋舞より、組の姐で照さんのママ役、野際陽子のほうがきれいです。どうせなら姐さん役は、野際陽子じゃなくて照さんの実母・浜木綿子にしてほしかったなあ。照さんと浜木綿子って、絶対共演しないですよね。仲が悪いのかしらん。
          
          東大卒の知性派+猿顔でイケまくりな照さん
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瑛太とWAR WAR tonight☆

2007-11-21 | 日本映画
 香川県の祖母・姉妹失踪事件。このニュースをTVで観るたびに、ひょっとして...?と思ってしまう私。おそるおそるmy motherにそれを告げると、絶対そうだ!と断言されてしまいました。まあ、今のところ誰も口に出さないだけで、国民のほとんどは、そして警察も、同じ疑いを抱いてるのだろうなあ。
 こーいう疑いは危険だと知りつつ、それを一蹴にできない黒い雰囲気に、つい口さがなく下司の勘ぐりをしてしまます。千葉の母娘殺人事件も、秋田の連続児童殺人事件も、ああやっぱりだったよなあ。3人の無事と、事件の一日も早い解決を願ってやみません。

 お松の第3回独り邦画男前映画祭③
 「となり町戦争」
 のどかな田舎町。主人公は役場から呼び出され、隣町の様子を探る諜報活動を命令される。町と町が戦争を開始したと知り、にわかには信じられない主人公だったが...
 不思議な映画でした。ヘンな映画とも言える。淡々としていて、どこかシュールで不条理な雰囲気と内容は、なかなかユニークで面白いです。
 平穏で長閑で、どこが戦争中?と主人公同様、観てるほうも信じられない。でも、新聞には死傷者50人!とか、ものものしい戦争推進委員会の活動とか、主人公の周囲の人間も突然いなくなって、後で戦闘に巻き込まれて死亡したと聞かされて葬式etc.はじめは、町ぐるみの大掛かりなドッキリカメラ?かと思ってたら、マジで大変な事態になってるみたいで、実態が見えない不気味さが妙な笑いを誘います。
 となり同士が敵対したり、謀略を練って探りを入れたり、上には絶対服従・忠誠な役所職員の態度とか、まるで北と南に分かれてる某半島をパロってるような滑稽なシーンや展開に、変わった趣向の反戦映画なのかな?と思って観てたのですが、度が過ぎると戦争を茶化した不逞な内容にも感じられて、だんだん不快に。まあ、TVの「世にも奇妙な物語」を観てるつもりで、あまり深く考えずに軽く楽しめばいいのかも。
 主人公役は、久々に見た江口洋介。背が高くてスタイルが良くて、おっさん色は希薄で若々しい。昔より、何かいい感じに?何が何だかわからないまま諜報員にされて、え?え?え?とアタフタオロオロする姿が、哀れで可愛いです。でも、あの役はもっと若い男向けだったような。いくら若く見えるとはいえ、ひとつ屋根の下のアンちゃん時代とは違うもんね。もう成熟した男の役もやらないと、ほとんどキワモノ化してる織田ゆうじみたいになっちゃうよ。
 役所の戦争推進委員役、原田知世がなかなかの珍・怪演。某国の女工作員みたいな言動は、大真面目だけど何かヘンで笑えます。角川映画時代を知る者としては、さすがにオバサンになったなあ、と感慨深いものが。でも透明感があって可愛いです。諜報員就任式で、ぽかんとしてる江口を、顎で指示する時の効果音が、何か珍妙。
 この映画を観たのは、もちろん瑛太に逢いたかったから♪
           
 瑛太、なかなか出てこないのでヤキモキ。始まって約1時間経って、やっと登場。戦争には反対だけど、愛する町を守るため志願して民兵になる、原田知世の弟役の瑛太の出番は、戦争推進委員の姉に熱く反論する集会シーンと、敵地から脱出する江口を助けるシーンだけ。ファンには物足りませんが、やっぱカッコカワイイです。あんな兵士が敵側にいたら、殺さずに捕虜にしたいです。
 あと、余貴美子と岩松了が、インパクトある怪異な存在感。
 
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嵐だヨ!全員集合

2007-11-20 | 日本映画
 仕事帰りに、献血しました。
 いつもの出張バスではなく、初めて献血ルームでやってもらいました。
 きれいなロビーで、お菓子食べ放題、ドリンク飲み放題、漫画や雑誌まで完備、その上、ネットまで無料。充実したサービスに驚嘆しました。3ヶ月に1回しかできないのが、惜しい。毎週でもOKなんだけどなあ。献血した後は、何だか身体の中身が浄化された気分で、心なしか肌もキレイになってるような?毒素も取ってくれてるみたい。
 ただ、ベテランの看護士さんの、若い看護士さんに対する態度がキツかったのが、何だか嫌な感じでした。前に婆さんが入院した時も、オバハン看護士が実習生の女の子に超意地悪で、見ていて怖かったです。白衣の天使ならぬ、白衣の鬼婆って感じでした。

 お松の第3回独り邦画男前映画祭②
 「黄色い涙」
 嵐の全メンバーが共演した青春映画。
 オリンピック開催間近の東京。売れない漫画家(二宮和也)のボロアパートに、作家・画家・歌手志望の友人たち(櫻井翔、大野智、相葉雅紀)が転がりこんで...
 ただのアイドル映画じゃない、という評判に期待していたのですが、バリバリのアイドル映画でしたせっかくの大きなスクリーンなので、TVとは違う、TVではできないことをやってほしかったなあ。かなり無難な、嵐のファンが満足できりゃいい、な映画になってるのが惜しい。
 社会の束縛を受けない自由な青春って、短い夏のように儚い、だからこそ輝かしく美しいのですね。定職をもったら芸術に邁進できない!という信念で、仕事もせずにニノにたかってチンタラ過ごしている櫻井・相葉・大野は、お気楽なプー太郎って感じ。ちょっとヌルすぎユルすぎる。芸術家なら、破天荒な無頼漢たれ!と思うけど。破滅的にはなれない、自分たちの小ささを自覚しているようなところに、決して大成できない悲哀を感じさせて切ない3人ではあったけど。
 嵐のメンバーは、可愛いです。なかなか好演しています。
 ほとんど主役といっていいニノ。そんなに演技が巧いとは思えないけど(山田太郎の時とほとんど同じだし)、純真で邪気のない見た目は、イヤミがなくて好感。貧乏役が怖いほど似合う。それにしてもニノって、子供みたいですよねえ。飲酒喫煙も全然OKな年なのに、酒飲んだり煙草吸ったりするシーンに違和感。顔も体も子供っぽいのに、結構ある脇毛にも違和感。

 櫻井翔、すっとぼけた飄々とした演技&ちょっと小汚いイモい見た目が、超可愛いボサボサ頭とメガネ、ヘンな関西弁がキュートです。銭湯のシーンでは、もっちりした美尻も披露櫻井くん、いい演技するので役者業に本気で取り組んでほしいなあ。中居や国分みたいな軽薄なマルチタレントには、なってほしくないです。

 リーダーの大野智が、いい味だしてました。すごい童顔ですよねえ。役もアホで可愛かった。相葉雅紀も地味だけど、ふと印象的な表情したり。主役はできないけど、脇で良い役者になれそうな感じ。
 他のジャニタレに比べて嵐は地味だけど、そのおかげで等身大の役を自然に演じられるのでは。今度は、もうちょっと大人の役にも挑戦してほしいものです。それにしても嵐って、みんな仲が良さそうですね。そういうところも、他のジャニグループと違います。
 って、忘れてた。嵐、あと一人いたっけ。自分だけ売れっ子だとばかりに、出番が極端に少なかったけど、まったく気になりませんでした♪
 60年代の東京を再現するセットや小道具も、興味深かったです。これ見よがしなノスタルジー押し付けは、苦手だけど...
   
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花街キャットファイト

2007-11-19 | 日本映画
 寒くなると、またぞろwanderlustが。
 プラハ行きを決めたのは、去年の今頃だったけ。来月インドへ旅立つM子の話を聞いてると、私も遠くへ行きたい~♪気持ちがムクムクと。図書館で、台湾やアイルランドのガイドブックを借りて、脳内旅行を楽しんでいます。でも、この冬は無理だなあ。時間は何とか作っても、肝心の先立つものが...宝くじでも当たらないかなあ。バチとか悪い予感とか食中毒なら、簡単に当たるのにね...ルルル...泣いちゃダメ、ひまわりさんに笑われる...

 お松の第3回独り邦画男前映画祭①
 「陽暉楼」
 “女は競ってこそ華。負けて堕ちれば泥”(ナレーションby 来宮良子)
 公開当時、幼心に強烈なインパクトだった宣伝惹句。壮絶にオドロオドロしい女の情念バトルが!?と、ワクワクしながら鑑賞...
 大正から昭和初期に隆盛した、高知の遊興の館・陽暉楼を舞台に、女たちが繰り広げる絢爛たる愛憎。
 期待してたほどは、ドロドロしてなかった。過激度&とんでも度は、同じ五社英雄監督の「吉原炎上」のほうが格段に上。宮尾登美子原作なので、どちらかと言えば文芸的な内容だったような。
 芸者になって、男とらされて、愛も自由も許されない女たち。悲惨で過酷だけど、たくましく激しく図太く生きる彼女たちの姿は、とても毅然としていて、カッコいい。芸の稽古事に励み、金持ちの旦那しか相手にしないところなど、手軽な売春婦との違いも興味深く描かれていました。あと、芸者の衣装や陽暉楼内部のセット、小道具とかも、趣があって面白かったです。
 文芸的とはいえ、やはり女同士のせめぎ合いは、凄絶悶絶!
 第一ラウンドは、池上希実子vs浅野温子。ダンスホールのトイレで、殴る蹴るのみならず、髪の毛つかみ合い・馬乗り・罵詈雑言絶叫の壮絶ガチンコ!水浸し、ザンバラ髪、着物はだけて太もも丸出し、鬼の形相&声で組んずほぐれつな二人。仕事とはいえ、よーやるなあ。本気でやってる!?な凄まじい女優魂を見せつけてくれてます。思いっきり喧嘩した後は、すっかり仲良しマブダチになっちゃうんだけど。
 第二ラウンドは、倍賞美津子vs佳那晃子。ダメ亭主が愛人とシッポリ濡れてる温泉に、陽暉楼の女主人である鬼妻が乗り込み大修羅場!凶器(かんざし)を振りかざし襲いかかる性悪女狐愛人だけど、迫力&貫禄負け。愛人の頭を温泉漬けにして攻める鬼本妻、怖い!もう勘弁してあげて~!愛人・佳那晃子、すっぽんぽんで頑張ってました。
 とまあ、女たちが元気で激しいので、あんまり哀しい運命を生きてるようには見えないんですよねえ。
 今はすっかりオバハンになって、2時間ドラマの脇役に甘んじている女優たちの、女盛り・娘盛りの魅力と演技が堪能できます。
 陽暉楼ナンバーワンの芸者・桃若役の池上希実子は、同じ宮尾登美子原作の映画「鬼龍院花子の生涯」の夏目雅子のような匂いたつような美女ではなく、どちかといえば個性的な可愛らしい顔?韓ドラのヒロインなんか目じゃないほど、怒涛に薄幸な桃若を、なかなか力演してました。
 桃若の父の愛人(というより、ほとんど娘みたいな存在)で、陽暉楼の芸者を敵視する珠子役の浅野温子が、いちばん目立つ好演でした。まだトレンディドラマでブレイクする前の若い頃の彼女、かなり気性がキツそうだけど、オキャンで可愛いですね。情熱的で気風のいいジャジャ馬娘を、ヌードも辞さずエネルギッシュに熱演してました。
 陽暉楼の主・倍賞美津子は、ドスが効いててまさに女親分って感じ。桃若の仲間、二宮さよ子、西川峰子、市毛良枝、熊谷真実も良い味だしてました。桃若の妹分、少女時代の仙道敦子が、めっちゃ可愛かった~!
 でも、実はというと、私がクギヅケだったのは女どもではなく、桃若の父で女衒・勝造役、緒形拳
 ああ~オガケン、超シブい~!すごい♂フェロモン!クラクラしちゃう。あの色気!あの鋭い眼光!野獣のようだけど、男くさい優しさに胸キュン彼に比べると、キムタコとかオニギリジョーなんて、ユルいヌルいオカマにしか見えません!
 最近は、TVドラマの延長みたいな映画や、いい年してガキっぽい役しかできないタレントしかいないのが、ほんと残念です。すげー!と圧倒・驚嘆させることができてこそ、本物の役者なのでは?と、昔の邦画を観るたびに思ってしまいます。
            
   ↑「陽暉楼」他で1984年の日本アカデミー賞を受賞した時のオガケン 
 日本アカデミー賞って、面白いですねえ。初期の受賞者や作品は、ほんと錚々たる顔ぶれ&なかなかの名作ぞろいなんだけど、だんだん妙なメンツが...松嶋なな子?広末?竹内U子?死馬裂きコウ?な、長澤まちゃみ~!?演技、そんなの関係ねぇ!by 小島よしお とりあえず映画に出れば受賞・候補入りって感じ
 追記:つい最近まで、緒形拳を緒方拳と思い込んでた~!おまえホンマにファンか!と怒られそうファンにあるまじき勘違いですよね。オガケン、すみませんブログの過去記事、今から訂正せねば~
 
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