まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

2009年my cinema lifeを総括する

2009-12-30 | 映画雑記
 2009年も、あと残りわずか...今年もいろんな映画を観ました。
 今年、劇場に足を運んで鑑賞した作品は...

 1月 「慰めの報酬」
 2月 「レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで」
 3月 「ダウト あるカトリック学校で」
 5月 「アンティーク 西洋骨董洋菓子店」
 6月 「ワルキューレ」「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」「愛を読むひと」
 7月 「ターミネーター4」
10月 「夏時間の庭」「クララ・シューマン 愛の協奏曲」
12月 「コネクテッド」「ジェイン・オースティン 秘められた恋」「パブリック・エネミーズ」

 13本かぁ~。少なっ!とても映画ファンとは名乗れぬテイタラクですねえ。今年も目標50本には遠く遠く及ばなかった。映画館に行く時間がない!なんて言ってみたいほどヒマなくせに(涙)。来年こそ、足繁く映画館に通いたいです。

 お松のbest film, best actor, best actress in 2009 大発表♪(DVDで観た今年日本公開の作品も含む)

 まずは、作品賞。
 うう~ん、いつもは「ボラット」とか「あるスキャンダルの覚え書き」みたいな、これだ!なトンデモ傑作があるのに、今年はそれがないんだよなあ。強いて挙げれば...
 
 1位 「アンティーク 西洋骨董洋菓子店
 
 2位 「ダウト あるカトリック学校で
 
 3位 「スラムドッグ$ミリオネア
 
 いずれも感動!とか感銘!をくれた映画ではないけど、すごく面白かった、楽しかった、という点を評価して。
 逆に、トホホだったワースト3は...

 1位 「お買いもの中毒な私!」
 2位 「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
 3位 「ヤッターマン」

 お買いもの=くだらない、ベンジャミン=退屈、ヤッター=残念、みたいな。
 
 続いて、男優賞。
 今年もE男にいっぱい会えました♪とりわけdokidokiwakuwakuだった男前ベスト3は...

 1位 ジェームズ・フランコ 「ミルク」

 今年は断トツでフランコくん!男優はやっぱ、素敵なゲイを演じられてこそ一人前!

 2位 マリク・ジディ 「クララ・シューマン 愛の協奏曲」

 マリくん、その優しそうで知的なボーギャルソンぶりに惚れ直しました。DVDで観た“Les Amitiés maléfiques”の彼もカッコカワイかった~!

 3位 イ・ビョンホン 「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」「G.I.ジョー」

 「グッド、バッド、ウィアード」を観られなかったのが残念!今年は3作も公開されて、ビョン吉ファンには驚喜な年でした。しかも脱ぎまくり!肉体美ではNo.1!

 その他、「ワルキューレ」のトーマス・クレッチマン、「失われた肌」のガエル・ガルシア・ベルナル、「ロルナの祈り」「夏時間の庭」のジェレミー・レニエ

 「ヤッターマン」の櫻井翔、「レボリューショナリー・ロード」のレオナルド・ディカプリオ

 「慰めの報酬」のダニエル・クレイグマチュー・アマルリック、そして「パブリック・エネミーズ」のジョニー・デップ、などが忘れ難い男前たちでした。

 次は、女優賞。
 美しさよりも、そのズバ抜けた演技力&強烈な存在感で、ひえ~&あわわわ、なディープインパクトをくれた怪女たち!
 
 1位 ケイト・ウィンスレット 「レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで」「愛を読むひと」
 
 おケイさん、今年は爆裂の年でしたね。オスカー受賞おめでと!彼女の女優魂には、いつも驚嘆感嘆!

 2位 メリル・ストリープ 「ダウト あるカトリック学校で」
 
 恐ろしい鬼校長役で、今年も神の演技。「マンマ・ミーア!」での怪演も強烈だったとか。↑の男前たちが全員で束になってかかっても、メリルおばさまには到底かなわない。もはや彼女、水戸黄門の印籠的な存在。姿を見ただけでハハー!とひれ伏してしまいます。
 女優は今年も不作。おケイさんとメリルおばさましか思い出せない。

 皆様の2009年映画総括も、ぜひお聞かせ願わしゅう♪
 来年もご一緒に、燃える萌えるミーハー魂で、楽しく充実したcinema lifeをenjoyしませう!
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あなたを殺していいですか・・・

2009-12-28 | 日本のドラマ(単発)
 録画していたNHKのミステリードラマ2本を観ました...

 まずは「シスター」。
 人気カメラマンの成瀬生馬は、函館で由比という娘と出会う。由比は電車に轢かれて死んだ生馬の恋人・祥子の妹だった。祥子の死は事故か自殺か、それとも殺人なのか?
 うう~ん。時間軸をシャッフルさせてたり、同じシーンを登場人物それぞれの別視線で描くなど、トリッキーで才気走った演出でしたが...奇をてらった映画やドラマは苦手です。構成が似てるフランス映画「愛してる、愛してない」みたいに、話やキャラクターが面白ければ問題はないんだけど、このドラマ...いかんせん幼稚すぎる。恋愛の情感とか狂おしさなんか、ぜんぜん描かれてない。そのせいで、キャラたちの言動が寒イボでバカみたいに思えて仕方なかった。中学生が主役の少女漫画のほうが、よっぽど驚きと深みがあります。
 ヒロイン由比役の加藤ローサが...彼女を女優と呼んでいいのでしょうか?あれほど吸引力のない演技も珍しいかも。ロリータ妊婦?みたいなルックス&ファッションには、由比に備わってなければならないミステリアスさとか緊張感とか微塵もなくてトホホ。なぜ彼女が起用されたのか謎!「愛してる、愛してない」のオドレイ・トトゥは、すごく可愛いくて、且つキモくて怖かったよなあ。
 生馬役は、きゃ小澤征悦

 オザユキ、めっちゃカッチョE~今まで木曾義仲とか堀部安兵衛、西郷隆盛など、“熱血ワイルドで有能だけど、お人よしでトボけた田舎武士”なオザユキしか見たことがなかったので、現代劇の都会的な二枚目役は新鮮で驚喜。最近のTVにはチビで貧相で下品な男ばかり跋扈氾濫してるせいか、オザユキのスラ~っとガッシリした長身や、野性的だけど上品な雰囲気は、とても稀少貴重に思えます。
 ホント男前なオザユキですが、演技は...悲しいかな、加藤ローサとどっこいどっこいぜんぜん苦悩とか苦痛とかが伝わってこない。ぼ~っとしてる、しょんぼりしてるだけに見えた。でも、カッチョEから許す!男前には相変わらず超甘い私♪
 
 由比の幼なじみの直太役、田中圭もカッコカワイかった♪素朴でイモイモしいところが好き。唇がエロい。それにしても。オザユキとKくんに愛されるなんて!加藤ローサに、殺意に近い妬みを覚えました。
 ラストに、こども店長こと加藤清史郎くんがが登場。可愛いけど、イケメンには成長しそうにない?TVに出まくってるけど、過度に子供をもてはやすとロクなことにはならないよ by 杉田かおる、マコーレー・カルキン

 誰かに盗られるくらいなら あなたを殺していいですか~♪by 石川さゆり
 次は、松本清張原作の「天城越え」。1978年の作品。
 大正15年、伊豆の天城越えで、流れ者の土工の他殺死体が発見される。容疑者として逮捕された娼婦のハナは、刑事たちに厳しく尋問されるが...
 こちらは名作ドラマの誉れが高いだけあって、映画好きな大学生が作ったって感じの↑「シスター」と違い、内容も出演者も大人のプロの技って感じでした。同じNHKなのにね。
 娼婦ハナ、被害者の土工、そして少年。3人がめぐり会ってしまう天城越えが、まさに運命の岐路みたいでした。ハナと土工の暗く辛い人生が哀切。殺されたことで孤独と苦しみの呪縛が解けたみたいだった土工よりも、悲惨な人生を歩んでいかねばならないハナのほうが悲劇的。その宿業に胸を打たれました。
 ハナと少年の不思議な絆が、微笑ましくも切ない。無実の罪に陥れられたのに、虫けら同然の自分をそこまで想ってくれた、と犯人に感謝するハナの心情に、ちょっと涙腺が緩んでしまいました。
 
 ハナ役の大谷直子が、う、美しい!純和風で清冽な彼女の美貌、いつ見ても惚れ惚れしちゃいます。今こんな美しい女優、いないよな~
 驚嘆だったのは少年役、子役時代の鶴見辰吾!当時14歳?見えねー!9、10歳ぐらいかと思った。声変わりしてないもん。とにかく、か、か、可愛い!ツルっとプクっとした頬っぺたに萌え~演技も巧い!美しいハナを見つめる目には、ガキンチョながら性的な男の葛藤や情念が浮かんでた。↑「シスター」の35歳のオザユキより、よっぽど男の深みがある演技でした。鶴見さん、金八先生でブレイクしながらも少年Aになったり紆余曲折したけど、今は良い役者になってますよね。
 土工役の佐藤慶も強烈。真っ黒なドーラン顔は、いったいどこの国の人?だったが。老人になった少年役は、宇野重吉。息子の寺尾聰よりも、拉致被害者の蓮池薫さんに似て見えた。事件を洗い流す元刑事役、中村翫右衛門の存在感も、お手軽2時間ドラマでは味わえない重厚さでした。
 吃驚したのは、原作者である松本清張先生の特別出演!お遍路役でチョコっと登場、台詞もありました(棒読みですが)。
 川の清流や木々の緑など、自然を美しく撮った映像も素晴らしかったです。
 
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

傍聴マニア⑨⑩ 裁かれて人生リセット

2009-12-27 | 日本のドラマ(連続)
 向井理の「傍聴マニア09」第9話と最終話を観ました。
 
☆ティッシュ配り
 北くんが働いてるところ、傍聴整理券配布の列に並んでた初回以来久々に見ました。あんなイケメンが配ってるティッシュ、何回でも貰いに行っちゃいそう♪
☆なりすまし女子高生の恐怖!
 援助交際の裁判。同じ女子高生とネットのチャットで仲良くなった被害者。援交を斡旋され、おっさんとホテルへ。金も払わず、盗み撮りして逃げるおっさん。彼の正体は...!うわあ~何て卑劣で巧妙な手口でしょう!こんなことしてまで女子高生とエッチしたいのか。人間が汚すぎる。
 たいていの援交の被告人は、再犯するだろうなと思わせる連中が多い中、このおっさんの焦燥した反省ぶりは?と訝る北くん。おっさんを打ちのめした恐るべき出来事に、ひえ~!残酷な天罰!それにしても。親父も親父なら、娘も娘。いちばん可哀相なのは、被告人の奥さんだよなあ。
☆他人の不幸は蜜の味
 傍聴を楽しんでるなんて非道い!と、被告人の妻に詰られてしまう北くん。目の前で繰り広げられる他人の不幸&悲劇は、映画やドラマではなく現実の世界。事件の当事者の立場になって考えると、やはり面白半分で傍聴するのは間違ってると思う。
 夜の路上でぶつかった北くんを、サラリーマンたちは罵倒し嘲笑を浴びせる。ひどい奴らだなあ。弱者に優しくできない人って、ほんと多いですよね。彼らが、傍聴していた自分と重なってしまう北くん。自分が惨めだから自分より哀れな奴らを嗤うことで安心したかったのでは?北くんは自己嫌悪に陥り、山さん&ミワちゃんと口論。もう傍聴はやめる宣言!傍聴トリオ解散の危機!
 
 ↑北くんお気に?の青いパーカ、おしゃれ!同じのが欲しいんだよなあ
☆裁判員呼出状!
 北くん、何と裁判員に選出される!ああいった通知が来るのか~国民の義務とはいえ、やっぱイヤだなあ。
 
 テーブルを囲んで評議する裁判員たち。小心者の北くんは、自分の見解が言えない。自分に自信があって押しが強い人が、自然に場を仕切ってしまう。性格の強い人が主導権を握り、弱い者は従う、というのはどこも同じですね。
☆裁判員探偵オサム
 被告人が殺意をもって被害者を殺したとはどうしても信じられない北くんは、事件現場で独自捜査。彼が発見・着目したことが、被告人に真相を語らせることに。すごいよ北くん!そのうち裁判員探偵とか傍聴探偵とかいった2時間ドラマ、製作されるかもね。
 元ラガーマンの被告がイケメンだった。彼がなぜボロボロな服を着ているのか?という疑問が北くんを真実に導く鍵になったのだけど、犯行時に着てた服をそのままずっと収監中も着てるものかしらん?
☆北くん、就職おめでと!
 3年後。北くんは設備会社?に勤務中。主任にまで出世してるし!あんな優しくてイケメンな男子、部下でも上司でも同僚でもいいので、一緒に働いてくんないかなあ。 
 山さんは不変(笑)。結局、彼の職業は不明なまま?ミワちゃんは、念願かなって検事に。最終回は3人のうちの誰かが被告人になるのでは?!と期待、いや、危惧してたので、がっかり、いや、ほっと安心♪

 ↑傍聴トリオForever...
★総括
 すごく面白かったです。最近観たドラマの中では最高。軽いノリながら、裁判や今を生きる人々の相克について考えさせてくれる内容は、なかなかクオリティが高かったと思います。
 
 向井理が、めっちゃカッコカワイかった~彼の笑顔に毎週癒されました。イケメン度も演技も今後もさらなる成長に期待
 六角精児と南明奈、二人ともいい味だしてて大好きになっちゃいました。もう傍聴トリオに会えないなんて、寂しい

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

星屑男子

2009-12-25 | 北米映画 00~07
 Joyeux noël!メリクリ~
 今年もlonely Christmasな私です♪何も語らぬ赤ちゃんがお酒の相手です♪ミルクの代わりにワインを飲ませてしまいそうになり、乳児虐待で通報されそうなクリスマスです(汗)。サンタよりも強盗が入ってくる可能性が高いので、今夜も窓の鍵はしっかりかけて眠ります。だから幸せは運ばれてこないのでしょうか。でも今日、ジョニーの「パブリック・エネミーズ」の劇場鑑賞券が届きました。TV番組の懸賞当選です。神様、クリスマスプレゼントありがとう。どうせなら、年末ジャンボにツキをとっておきたかったのだけど...
 皆様が素敵なクリスマスナイトをお過ごしになるようI wish...

 「スターダスト」
 my 英国愛人、ヘンリー・カヴィルが出演しているということで、レンタルしてみました♪
 イギリスのはずれにあるウォール村。少年トリスタンは恋する女性の気を惹くために、落下した流れ星を彼女に贈ることに。越えてはならない壁の向こうにある魔法の国へ、トリスタンは星を求めて足を踏み入れるが...
 ファンタジー映画が苦手なので、しんどいかな~と心配だったのですが、なかなか面白かったです。子供と一緒に観てもOKな内容もだけど、何か全体的にユル~い感じでオチャラケてるところにも好感。使命感とか高い志とかを掲げて、人類や愛のために戦う!な肩に力が入ったファンタジーより、私はこーいった気楽なノリのほうが好きです。
 ユルいのはノリだけではなく、設定もキャラもかなりユルユル。禁断の壁のはずなのに、番人は爺一人だし、めちゃくちゃ簡単に越えられるし戻ってこられるし。トリスタン父子以外は誰も越えたりしないのも不思議。魔法王国の王位を争う王子たちの殺し合いも、かなり笑えます。
 流れ星が若い女に姿を変えてる、という設定も何で?と意味不明。それが美女ならまだしも、何この地味なオバサン?なのが失笑。ヒュー・ダンシーの嫁クレア・デーンズが星のプリンセスかよ~無理ありすぎ!星の化身なのに、まったく輝いてないよ。でもまあ、イモ地味なトリスタンとはお似合いだったけど。
 流れ星の心臓を食えば若返る魔女たちと、流れ星がもってる王位継承の宝を狙う王子たちが入り乱れ、流れ星争奪戦がドタバタとにぎやかに繰り広げられます。衣装やセット、VFXなど、なかなか意趣を凝らしてて金もかかってそうだったけど、ほんと終始ユル~い展開で全然ゴージャス感もスケールもない。これって実は、LOTRとかハリポタとかファンタジー大作のパロディなのかなあ?と、うがった見方をしてしまいました。
 キャストは、驚くほど豪華でシブいです。有名スターたちが、みんな競って珍演を披露。
 三姉妹魔女のリーダー役は、ミシェル・ファイファー。かつてはハリウッドの名花だった彼女も、こんな役をやるようになったんですねえ。アンチエイジングに命を賭けてる性悪強欲魔女って、まさに女優そのものな役?よく引き受けたなあ。ご本人は楽しそうに演じてたけど。魔法(エネルギー)を無駄づかいしすぎて、どんどん醜い老婆化していく姿も笑えます。
 トリスタンを助ける海賊のキャプテン役は、ロバート・デ・ニーロ。かつては演技の神と崇められてたカリスマ役者も、最近は仕事選ばずの好々爺になってますよね。女装!が趣味のプチ変態おやぢ役、よく引き受けたなあ。いい味だしてたけど。
 トリスタン役のチャーリー・コックスは、イケメンではないけどフツーっぽくて愛嬌のあるイモ可愛さ。王位を狙う王子役は、レオの「ワールド・オブ・ライズ」での好演が忘れ難いマーク・ストロングや、懐かしの元英国美青年ルパート・エヴァレット。王さま役で名優ピーター・オトゥールがチョコっと、でもインパクトありな顔見せ。トリスタンのパパ役は、な、何と!リンリー警部じゃん!
 
 リンリー警部ことナサニエル・パーカー。相変わらず知的で優しそうな紳士って感じで素敵でした♪どうせならヘイバースも出してほしかったなあ。早くリンリー警部シリーズの続きが観たいよ~
 んで、お目当てだったヘンリー・カヴィルは...
 
 トリスタンの恋敵役。きゃ~カヴィたん、かっちょE~なはずだったのに、あれれれ?!何これ~!超チョイ役やんけ!はっきり顔も映らず、これはカヴィたんだという確信さえ持てなかった。誰がやっても同じ、いや、ぜんぜん必要のない役じゃん!
 出番もほとんどないまま、最後になってやっと。トリスタンの戴冠式をカノジョと客席から見てるカヴィたん、デ・ニーロおぢさんにウィンクされ、まんざらでもなさげに微笑んじゃったり。それに気づき、はあ?!何なのよ?!な顔のカノジョ、が笑えた。
 
 金髪にちょっと違和感ありなカヴィたん、でもやっぱ男前~凛々しく品のある端正な顔!フォーマルな正装が似合う逞しい長身もイケまくり!あ~カヴィたんがトリスタン役だったら、どんなにかオイシイ映画になってたことでしょう。でもまあ、基本は非モテ系でヘボいヘタレキャラなトリスタンなので、イケメンで屈強そうなカヴィたんには合わないかな。
 カヴィたんとリンリー警部といえば「寄宿舎殺人事件」!高校生カヴィたん、超カッコカワイかったな~また観たくなってきた。
 
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛が公約

2009-12-23 | 北米映画 08~14
 「ミルク」
 今年のアカデミー賞でショーン・ペンが主演男優賞を受賞した、ガス・ヴァン・サント監督作品。同性愛者であることを公にして公職に就いたアメリカ初の政治家、ハーヴェイ・ミルクの半生を描いたドラマ。
 1972年のニューヨーク。保険会社に勤務するゲイのハーヴェイ・ミルクは、年下の青年スコットと出会い恋に落ちる。スコットと共に移り住んだサンフランシスコで、ミルクはゲイの権利のための政治運動に身を投じることになり...
 同性愛者にかかわらず、貧乏人や障害者など社会的弱者に冷たく、権力保持と私腹を肥やすことしか考えてなそうな、悪代官みたいな老害政治家の先生が多くて(誰とは言わんが)、とても希望を持って生きられない今の日本です。ミルクみたいな滅私奉公的な情熱と精力あふれる若い政治家の出現が待たれます。
 ミルクが周囲を巻き込んで引き起こす、巨大なゲイムーブメントの熱いうねりが圧巻。当時の実際の映像の絡ませ方も巧みでした。排斥や差別偏見など許さない!と、断固戦うミルクと仲間たちの信念と不屈さに驚嘆すると同時に、同性愛は罪悪!病気!社会の敵!と主張する保守層の堂々とした偏狭さにも目を見張るものが。ゲイVS保守派の歩み寄りのない好戦的な姿勢は、いかにもアメリカって感じで怖かった。ガンガン押せ押せ!と権利を勝ち取ってゆくミルクですが、古い傷んだビルを無理やり壊してるうちに、落ちてきた破片が頭に激突して死んだ、みたいな戦いでした。
 ミルクにあまり魅力を感じなかったのは、キャラよりも単にショーン・ペンが私のタイプじゃないから?ヘタな役者だとキモいオカマ演技になるところを、一見フツーだがやっぱゲイだな、と思わせる細やかな表情や仕草が絶妙で、オスカー受賞もうなずける名演だとは心から思ったけど、な~んか気に食わねえ。イライラするしムカつくわ。ペンが嫌いなのではなく、彼が劇中でイチャイチャベタベタしてる相手のせいだ!

 ミルクの恋人スコット役、ジェームズ・フランコが、素敵すぎる~
 ミルクを献身的に支え、別れた後も優しく見守るスコット。その無償の愛、不壊の愛情が感動的。ミルクを見つめる目、ミルクに向ける笑顔、その温かさと真摯さに胸キュン♪

 フランコくんの、あのクニャ~っとした眠そうで優しい笑顔。いつもの萌え~に癒しも加わり、まさに理想の恋人って感じ。ミルクと恋に落ちたばかりの頃のパーマ頭も可愛い!いきなり地下鉄の昇降階段ですれちがった見知らぬイケメンを口説いてお持ち帰りだなんて、ミルクすごすぎ!見た目だけでなく、性格も最高なスコットとイチャイチャベタベタ、幸せそうなミルクにジェラシー!ブッチュウ~なシーン多すぎ!おいショーン・ペン、わしと代われや!と本気で思った

 人間として当たり前、でも貫くには難しい崇高な愛を、いかにも同性愛演技頑張ってやってます!な熱演や力演ではなく、おおらかに優しく演じてたフランコくん、役者として素晴らしい成長ぶりを披露しています。オスカーの助演男優賞には、政敵役のジョッシュ・ブローリンよりフランコくんのほうがノミネートに相応しかったと思います。
 女だけでなく、もともとゲイの支持率も高そうだったフランコくん。男の脂がのったムッチリした体つきは、その筋の方々も納得&魅了するセクシーさ。♂フェロモンはビンビン放出してます。プールでス~イスイ泳ぐ彼の全裸は必見!さすがガス姐さん、ツボは心得てらっしゃる!

 同じゲイの才人でも、アルモ姐さんやマドモワゼル・オゾンと違って、ガス姐さんは真面目というか、ぶっとんだ毒々しい笑いやエロさがないのでイマイチ面白みに欠けるのですが、若い男優のセレクションは卓越してます。今回もフランコくんだけでなく、出てくるゲイの若者には端役に至るまでブサイクゼロ!だったような。
 スコットと別れたミルクの前に、ヒョコっと登場して恋人になるジャック役は、ガエルのマブことディエゴ・ルナ。
 
 ルナちん、か、可愛い~ヒゲがなければ、コドモです。ショーン・ペン、ルナちんともイチャイチャブッチュウ~かよ。羨ましすぎる。可愛いけど無知で情緒不安定気味なジャック、ミルクの仲間たちに厄介者扱いされ嫌われて、とうとうあんなことに(涙)。可愛くて可哀相なルナちんでした。スコットのことでヤキモチ焼いてたので、ミルクを間にしたジャックとスコットの絡みも見たかったな。この映画、ゲイの話なのにYAOI萌え度が高くなかったのは、恋愛部分が希薄だったからかなあ。
 ミルクの助手になるメガネ少年役、エミール・ハーシュも可愛かったです。たま~に、宮川大輔に見えて萎えたが(笑)。
 70年代ゲイファッションも興味深かったです。ゲイの多くがヒゲ面なのが、ちょっとムサ苦しかったかも。

 ↑スコットとジャックのほうが理想的なゲイカップルだ~

 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

誇りを汚す名誉はいらない

2009-12-22 | 北米映画 08~14
 「プライド・アンド・グローリー」
 エドワード・ノートンとコリン・ファレルの競演作。この二人の顔合わせで日本未公開だなんて、ワタシ的には不可解かつ残念。よっぽどの駄作なのかな?と覚悟して観ましたが...
 ニューヨークの刑事レイは、父も兄フランシスも義弟ジミーも同職者である警察官一家の次男。フランシスの部下4人が殺された事件の捜査に加わったレイは、やがて警察官の腐敗の事実にたどりつくが...
 汚れた刑事、堕ちた警察官ドラマは枚挙にいとまなしでですが、この映画の悪徳警察官たちもホントひでぇ!と唖然となってしまうヤリたい放題ぶりです。権力をふりかざしての悪行ざんまい。命がけて市民を守ってやってんだ!安月給でやってられっか!ちょっとぐらい美味しい思いをしてもいいだろ!という言い訳、うう~ん。程度にもよるよ。おまわりさんの仕事、ほんと大変だと思う。たまのタダ食いタダ飲みぐらいなら、大目にみてあげたい。が、この映画のポリ公たちときたら。いくら何でも非道すぎる。暴力に強盗、殺人まで。おまえらが犯罪者じゃん!みたいな。野獣みたいな犯罪者と戦うためには、彼ら以上の野獣にならなきゃ任務は遂行できないだろうけど、一線を越えて自分たちまで退治されるべき野獣になっちゃうなんて、本末転倒すぎる。
 
 あまりにも非道な警察官たち。それに怒って暴徒と化す市民たち。銃弾が飛び交う日常に、うかつに路上も歩けない、コンビニにも入れない。ほとんど無法地帯なアメリカ、絶対に住めねー!という戦慄をあらたにしました。日本にも悪い警察官っているんだろうけど、あそこまで大っぴらに悪事は働けないよなあ。
 ストーリーだけでなく、冬のニューヨークの陰鬱なムードとか、全体的に暗く重い映画なので、面白いアクションやサスペンスを期待すると、最後まで観るのがキツくなるかも。でも、駄作ではないと私は思うのですが。あまり必要ではないキャラや場面、逆に説明不足な部分も多々あるけど、それなりにハラハラもさせられたし、何よりも大好きなエドワード・ノートンとコリン・ファレルに会えただけで満足♪

 レイ役のエド、知的で優しそうだけど、決してモヤシみたいな草食系ではなく、ハードでシビアな男らしさもあって好き。苦悩しつつ誇り高く正義を貫くために闘うエド、硬派でカッコよかったです。脳みそいっぱい詰まってそうな秀でたオデコが素敵。
 でも、せっかくのエドの演技力と魅力は、あまり活かされてなかったような。レイがあんまし有能じゃなかったから?いっそ長男フランシスを削って、その分レイのキャラを大きく深くすれば良かったのでは。
 レイの妹の夫ジミー役のコリン、ますますゴツくなった、ていうか、もっさり太った?イケメン猿→男前ゴリラ→いかつい熊、と野獣ぶりが進化?してるコリンです。若いのに恰幅よすぎですが、相変わらず可愛い敵には獰猛だけど、愛する妻子にはウルトラスウィート!コリンも実子にはあんな風に優しいんだろーな。

 家まで押しかけてきたヤク売人を脅して追っ払う凄味や、アイロンで赤ちゃんを!の鬼畜なコリン、迫力があって怖かったです。今回もSWATやリクルート、マイアミバイスみたいな、一徹で純真な熱血おまわりさん、というオハコ役かと思ってたら、ダーク&ダーティなキャラだったので意外でした。コリンってガラは悪いかもしれないけど性格は悪そうには見えないので、真の悪人役は無理かもね。それにしてもコリン、男臭い映画にしか出ないのが気になる。たまには軽いラブコメディしてるコリンも見たいなあ。似合わないけど(笑)。
 知性派エドと野獣系コリンの異色コンビ、あまり絡まなかったのも残念ポイント。もっと濃密にガチンコ対決してほしかったです。
 レイの父役はジョン・ヴォイト。映画の中の息子たちよりも、実娘アンジェリーナ・ジョリーのほうが扱いにくそうだなと苦笑。

 ↑月9の東京犬より、こっちのほうがソソられるコンビだわさ
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

THE TUDORS⑤⑥ 驕れる人も久しからず

2009-12-21 | 欧米のドラマ
 「THE TUDORS」第5話と6話を観ました。

☆外でつくった子
 愛人に産ませた庶子に爵位を授けるヘンリー。幼い息子、か、可愛い~!西洋人の幼児には、ほんと天使みたいな子がいますよね。
☆アン 愛の手練手管
 私のような平民が・・・(←卑下することで、早く王妃にしてよ!と遠まわしに催促してる)とか、夫に純潔を守りたいのです!(←あたしとヤりたきゃ早く結婚して!と遠まわしに要求してる)とか、ヘンリー誘導が相変わらず巧みで感嘆!アン先生と呼びたいです。
☆バカップルの痴話喧嘩
 チャーリーとマーガレットが勝手に結婚したことに激怒、出てけー!!とヘンリーは二人を宮廷から追放。想定外の事態に泥酔マーガレットは、キー!あんたのせいよ!とヒステリー&壷を投げて窓を割るなど大暴れし、チャーリーに八つ当たり。姉さん女房の気迫にうろたえながらも、うっせえんだよ!と反撃するチャーリー。怒りの興奮は、思った通りエッチへの導火線に。ふんがー!どうじゃー!と、テーブルの上でマーガレットをガン突きするチャーリー。淫れながら彼をビンタするマーガレット。DV妻の暴力プレイに、このアマ!ふんがー!ますます燃えるチャーリー。マーガレットもアヘアヘのボルテージをUPさせるのだった(笑)。野獣バカップルを今後も応援!
 
☆迷わずに~Say yes~♪
 ウィリアム・コンプトン、宮廷音楽家のタリスとFall in BL!
 『いいだろう?』『なぜ拒む?』タリスを優しく口説くコンプトン。結ばれる二人ですが、禁断の恋って感じは全然ない(日本でも古来、衆道は上流社会で常識だったとか)。むしろ、ドラマの中では唯一まともなカップルに見えます。周囲がズッコンバッコンな激しく不道徳な野獣ばかりなせいか、コンプトン&タリスの穏やかで静かな姿に心が和みます。
☆ヘンリーはalways本気
 キャサリンとの離婚を決意するヘンリー。彼の様子を見てると、兄の妻と結婚したから神罰がくだったのだ!過ちを訂正したい!という言葉が、愛人と結婚したいがための詭弁には聞こえない。マジでそう思ってるんだな、という純真な狂気みたいなのが感じられて、怖いです。
☆アンの兄ちゃん
 ヘンリーからアンへのラブレターを読むアンの兄ジョージ。署名にハートマークまでつけちゃってるじゃん♪恋されちゃってるぅ~♪と、めっちゃ軽い兄ちゃんが笑えた。彼、よく見たら意外とイケメンだった♪
☆寸止め!
 アンとベッドの上で激しくペッティングするヘンリー。さあ挿入?!と思いきや、ヘンリーったらガラにもなく結婚するまで我慢する!だってさ。よく途中で止められたなあ。
 
☆二人だけの森
 コンプトン&タリスくん、森陰で静かに愛の語らい。ウルジー枢機卿のお供でフランスに行かねばならない、とタリスくん。断れないのか?と寂しそうなコンプトン。幸せの中に芽生える別れの予感...二人には末永く添い遂げてほしいのだけど...
☆フランソワ再登場
 スペインに敗れて捕縛されてたフランス王フランソワ、無事に自由の身となりウルジー枢機卿と会談。相変わらず気取ってて調子のいいフランソワが笑えた。
☆ウルジー枢機卿VSトマス・モア
 私、この二人のやりとりがナニゲに好きなんですよね。丁寧な口調ながらも、ウルジー『イラっ聖人ぶってんじゃねえよ』トマス・モア『あんたは汚い!』な本音が透けて見える会話が何か笑える。
☆友情のアームレスリング!
 ヘンリーに許しを請うチャーリー。腕相撲で余に勝てば許してやる!とヘンリー。ファイト開始!

 負けへんで...
   

 ぐぬうぅ~
   

 ふんがー!!!
 チャーリー、めでたく勝利!よかったネ!
 宮廷に戻ってよいぞ!とニヤリ笑うヘンリー。あれ?ひょっとして、わざと負けたのかしらん?許されて超嬉しそうなチャーリーの可愛い笑顔に萌え~真っ白な歯も眩しい♪
☆盛者必衰の理
 さしもの権力者ウルジー枢機卿にも、凋落の翳りが?枢機卿の失脚を狙うトマス・ブーリンとノーフォーク卿が画策、ヘンリーによからことを吹き込み...
 聞こえてくる祇園精舎の鐘の声。ウルジーさん、権力を握っていたとはいえ、ヘンリーを操って悪政を敷いてたわけではなく、年寄りなのに一生懸命に奔走してワガママなヘンリーに誰よりも尽くしてたし、良い政治家だったよなあ。奸臣に曲者に妖婦にと、常に周りは敵だらけで心休まる時など一瞬もなかったのでは。月も満ちれば欠ける。彼は果たして、ヘンリーの信寵をキープできるでしょうか...
★総括
 誰にも飼い馴らせないヘンリーの、狂熱的で荒ぶるキャラが魅力的です。ジョナ、ぷっつん演技が自然すぎて怖い、けど可愛い。
 ふんがー!なカヴィたんが可愛すぎ~
 ウィリアム・コンプトン役のカナダ俳優、クリステン・ホールデン・リードへの好感度も上昇。スラっとした長身でスタイル抜群!優しい笑顔も素敵で、タリスくんが羨ましくなります。
 それにしても。ウルジー、モア、クロムウェル、ブーリン、タリス、ワイアット、みんな同じトマスという名前なのが驚き。

 ↑21世紀のヘンリー・ボーイズ
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小公女⑦~最終回 いつだって私はプリンセス♪

2009-12-20 | 日本のドラマ(連続)
 「小公女セイラ」第7話から最終話まで観ただべさ...

☆餓鬼
 親切なパン屋さんにパンを恵んでもらうセイラ。路上に座り込んでた浮浪児?に分けてあげるが、強欲貪欲なガキどもはセイラに一個だけ残して全部食べちゃった!ひどい!まさに弱肉強食!人が善いだけじゃ、お腹は満たされないのです。それにしても、今どきあんな子供いるかなあ?
☆怪しいお兄さん
 学園の隣に越してきた金持ちの青年。出た!売れっ子、ていうか、便利屋?俳優の要潤。ゴッ輝の役と同一人物?要潤って、男前なのかそうでないのか判別しがたい顔。田辺誠一も同系かも。あらん先生とは兄弟、という設定でも違和感なし!
☆ゆかり大暴れ!
 自称カイトの婚約者、ゆかりが田舎から学園に乗り込んできた!勝手にセイラをライバル視して、やりたい放題。結局何しに来たのか???なまま、嵐のように去って行ったのでした。
  
☆妖怪学園長
 昔の学園長、浅丘ルリ子の顔がこ、怖い...
☆授業参観
 かおりの兄がイケメン!まさみのママ、石野真子が今でも可愛い。
 えみ子先生、緊張のあまり狂乱。こんな先生のいる学校、怖くて子供を預けられません。
 怪しいおっさんを捕まえるカイトとコック。変態のぞき魔かと思いきや、まりあパパだった!
 
 来るな!と命令されてたけど、愛娘に会いたくてつい来てしまったパパ。いじらしい父心に涙。最近売れっ子の不破万作さん、いい味だしてました。
☆悲しみのホームワーク
 勉強したいカイトとセイラに、宿題ノートを与えるあらん先生。うう~ん、そんなことより、もっとしてあげるべきことがあると思うけどなあ。
☆魔法のリフォーム
 セイラが眠ってる間に、ゴージャスに改装される屋根裏部屋。まったく気づかなかったセイラ、どんだけ泥寝してたんだよ。それにしても。悪趣味な成金の部屋みたいにされちゃったなあ。前のほうが、すっきりシンプルでクールな空間だったような。
☆さよならカイト
 金持ちにback to したセイラの世話になるのはイヤだ、と学園を去るカイト。勉強も大事だけど、とりあえず美味しいものをたらふく食って、もうちょっと健康的な見た目になろう!
 
 ↑やっと入れた高校の級友との写真の中のカイトが可愛かった。ガチョウの中のツル?こーして見ると、やっぱケントくんはフツーじゃないですねえ
☆ああ卒業式で泣かないと冷たい人と言われそう~♪
 結局、金がすべてを解決、みたいなラストにトホホ。貧乏なままだったら、セイラは学園長ともまりあとも解かり合えないままだっただろうし...
★総括
 低視聴率だったらしいけど、面白かったです。かなり笑えたし。制作費が潤沢だったら、設定を大正時代とか戦後すぐ、とかにできたんだろうなあ。
 セイラ、そんなに悲惨じゃなかったよなあ。すぐ金持ちに戻れたし。いい経験で済んだ感じ。学園長もコック夫婦も悪人じゃなかったので、悪者がラストにギャフンとなる、な勧善懲悪的カタルシスが得られなかった。
 学園長がセイラに辛く当たらずにいられない理由を、もっと掘り下げて描いてほしかった。確執の原因であるセイラ母の存在が、話に根を張ってなかったのが敗因かも。学園長、あれじゃただの更年期障害ヒステリーだよ。
 志田未来ちゃん&林遣都くん、可愛らしいカップルでした。ケントくんは、もうちょっと太ったほうがいいと思う。

最優秀賞 該当者なし
優秀賞 志田未来、斉藤由貴、大和田伸也、広岡由里子
悪くなかったで賞 林遣都、樋口可南子 不破万作
???賞 田辺誠一、要潤、まりあ、かおり、ネミー&ズミー
いかがなものかで賞 まさみ、セイラの両親、インドの使用人、象
 
 新年スタートの来期ドラマは、何を観よっかなあ。いまTVガイドでチェキってるんだけど、うう~ん、観たいドラマが少ない。とりあえず、池松壮亮の「とめはねっ」は絶対ハズせないが。迷ってるのは、櫻井翔の「特上カバチ!」と福山雅治の「龍馬伝」。キャストがビミョーすぎるんだよなあ...
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白い忍者ビョンホン参上!

2009-12-18 | 北米映画 08~14
 my sister M子が、無事に出産。3400グラムの超元気な男児が、わが一族の新メンバーとなりました。
 かなりの安産だったらしく、出産直後とは思えぬほどケロっと動き回ってるM子さんです。赤ちゃん、M子よりもパパ似かも。この子もジャック・バウアーのモノマネの人みたいになるのかなあ。妻夫木みたいなイケメンになってほしいけど、もしそんなことになったらM子、あんた誰の子を産んだんだよ!と問題化するだろうし。
 抱っこしてると、優しい気持ちになれます。おっぱいをあげそうになります。出ないけど諸行無常、この子が物心つくまで私は生きられるかどうか分かりませんが、彼が健やかに幸せに成長できるよう、できるかぎり応援したいと思っています。
 ちなみに。赤子の名前はジミーです、もちろんアダ名にきまってます♪by ピンクレディ

 「G.I.ジョー」
 アメリカの人気フィギアが元となったアニメの実写版。
 世界制服を目論む悪の組織コブラは、恐怖の破壊兵器ナノマイトを強奪しようとする。それを阻止するため、世界中から優秀な戦士を集めた国家機密部隊G.I.ジョーが発動!
 面白かったです。私、アメコミの実写版が好きなので。オリジナルは知らないし何の思い入れもないので、こんなの!と悲憤することもないし。薄っぺらいバカみたいな映画!と嘲笑するのは野暮だとも思う。おゲージュツ映画しか評価できない人は、無理して観なくてもいい。アメコミ実写版で感動の涙とか強い感銘とか期待するほうが変だもんね。最初から最後まで退屈することなく、あ~面白かった!それだけ!映画って元来、それが基本ですよね。
 内容はチビっ子向けの戦隊ものですが、さすがにハリウッドは金をかけてますよねえ。日本とはVFXがスケールも細かさも違うもんね。VFXだらけなのは、ちょっと苦手でもあります。実写の意味がないというか。ほとんどアニメじゃん、みたいな。
 GIジョーとコブラの秘密兵器やコスチュームが、童心をときめかせる面白さでした。GIジョーの訓練基地、何か遊園地みたいで楽しそうだった。それにしても、あれらの武器を発明して実用化するのって、めちゃくちゃ金がかかるだろうなあ。アメリカの軍事予算、どんだけ~(←死語?)。破壊兵器ナノマイトとか、あんなのホントにあったら怖い!と笑えた。パリのエッフェル塔が実験台にされて可哀相だった(笑)。あれを観たフランス人、爆笑?それとも不快?ナノマイト使用を阻止しようとコブラを追うGIジョー、パリの街をグッチャグチャに。エッフェル塔破壊以上の被害をパリにもたらしてたような結局エッフェル塔も倒れるぞ~!だったし、ダメダメじゃん!悪の博士の正体とか、アメリカの大統領とか、そういうことだったのか!な真相や展開も面白かったです。
 キャストも、なかなか素敵な面々が。
 GIジョーにスカウトされて入隊する主人公デューク役、チャニング・テイタムがイケメン。あっさりゴツい、いかにもアメリカンなタフガイ系で好きなタイプかも。ナイスバディもナニゲに披露してます。
 私がこの映画を観たのは、言うまでもなくmy 韓流初恋男イ・ビョンホンが目当てさ♪

 コブラの一味、ストームシャドー役のビョン吉さん、カッコよかったです記念すべきハリウッド映画初出演、悪の忍者というキワモノな脇役ながら、さすが韓国の大スター、ファンを喜ばせる魅力は発揮していました。少なくとも、バットマンのケン・ワタナベよりは100倍マシ!出番も見せ場も、思ってたより多かったし。結構オイシイ役だったのでは?
 真っ白な衣装も爽やかにクールなビョン吉。彼だけはあまり兵器に頼らず、おのれの肉体を武器にしてたのが素敵でした。キックであんなに足が上がるのが、いつもスゴいなあと感嘆。ビョン吉だけでなく、韓国の男優はテコンドーができるから格闘シーンもサマになりますよね。

 クールだけど、ビョン吉の顔がいつもより可愛く見えた。目がキレイだよなあ。ラスト近く、幼なじみだったスネークシャドーとの死闘で、上半身裸になるビョン吉。おお~すげーカラダ!まさに鋼の肉体美。40歳であれはスゴいよ。そんなとこでケンカなんかしてないで、わしを抱いて~って感じでしたそれにしても最近のビョン吉さん、「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」とか、俺の肉体を見よー!な役が多いですね。若い頃より脱ぎ率が高くなってるし。あのカラダだけで、日頃のストイックな精進ぶりがうかがえます。日本の男優も、ちょっとは鍛えなさいよ!
 ストームシャドーとスネークシャドーの少年時代って、東京ってことになってたけど、ストームシャドーは韓国語?喋ってたし、スネークシャドーは西洋人だし、お坊様?は英語ペラペラだったし、わけがわからない状況だったのも笑えた。
 あと、GIジョーの司令官役がデニス・クエイド、悪の武器商人役がクリストファー・エクルストン、訓練の教官役でブレンダン・フレイザーもチョコっと顔を見せてて、ナニゲにシブい脇役陣でした。

 四十路を迎え、いっそう濃厚な男汁を出すようになったビョン吉さん。最近、むかし遊んだ女から訴えられるというスキャンダルが発覚。こんな男前に抱いてもらえただけでありがたく思えよ~
 
 
コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シゲルとエツコ

2009-12-14 | 日本のドラマ(単発)
 DVD化された土曜ワイド劇場の松本清張ドラマ2作を観ました。
 80年代の土ワイって、ほんと面白いですよね。ぶっちゃけ、キムタクのドラマやヘタなハリウッド映画よりも、役者は言わずもがな演出・脚本すべてにおいてクオリティが高いかも。何より、アダルティなテイストがexcellent!

①「松本清張の寒流 銀行を手玉にとった女」
 謹直な銀行の支店長・沖野は、融資先の料亭の女将・奈美と深い関係に。だが、大学時代の同級生で上司の桑山に彼女を奪われた挙句、左遷の憂き目に...
 太陽にほえろの山さんこと露口茂が、崖っぷちに追いやられる悲しきリーマンを熱演。知的で冷静沈着なイメージだった露口氏の、女の色香に溺れてボロボロになるダメダメな姿が意表を突いてて新鮮でした。濡れ場もあったりして頑張ってました。シブいんだけど、何となく可愛いかった露口さん。つぶらな目と天然パーマのせいかな。
 サスペンス、というよりも、サラリーマンの悲喜劇?組織の主流派から外れた流派=寒流、に追いやられた沖野が、足掻けば足掻くほど沈んでいく展開が面白かったです。悲惨なんだけど、同時に何か笑えるドラマでもあります。桑山と沖野と奈美の箱根旅行なんか、ほとんどオトナのエロコメディ。
 奈美役の梶芽衣子が、う、美しい!妖艶、というより、凄艶?したたかな悪女をクールに色っぽく演じてました。それにしても梶さん、マジでスゴい美人だ~!着物も似合ってて素敵。今の30代の女優なんて、ほんとフツーで地味だよなあ。
 桑山役の山口崇の、悪辣なパワーハラスメントとネチっこいスケベぶりも見事。それはそうと。露口さんも山口さんも、最近お見かけしないですよね。ご生存、確認したいです。
 
 
 ②「松本清張の熱い空気 家政婦は見た!夫婦の秘密“焦げた”」
 先ごろ惜しまれつつ終了した、市原悦子の家政婦シリーズの記念すべき第1作目。
 家政婦のテーマが流れてきただけで、ワクワクしちゃいます。後のシリーズは、義憤にかられた悦っちゃん扮する石塚秋子が、庶民を舐めきってるブルジョアやセレブの欺瞞と偽善を暴き、視聴者にスッキリと溜飲をさげさせる、という内容になってましたが、第1作目はちょっと違います。まず、名前が石塚秋子ではなく河野信子。のぞきやアラ探しも、歪んだ好奇心と妬み、他人を自分より不幸にしたい、という黒い願望にかられて。嬉々として家庭崩壊させる、陰湿で陰険な性悪女として描かれてます。ブラックな笑いも毒ガスのように充満。
 ほんと信子って、こんな家政婦には絶対に来てほしくない!な疫病神みたいな女なんだけど、ターゲットになる家族もイヤな連中なので、いい気味!もっと酷い目に!と彼女を応援してしまうんですよねえ。でもホント、信子が疑惑や怒りを煽って事態を悪化させる遣り口って巧妙すぎ!あれって、かなりの頭脳と演技力がないと不可能だよなあ。
 市原悦子が、さすがに若い!まだちょっとほっそりしてます。やっぱ彼女って名女優だなあと、その絶妙すぎる細かい動きや表情に感嘆。特にスゴい!と思ったのは、家の主人が隠してた愛人からのラブレターを盗み読みするシーン。一瞬ですが、何ともいえない侮蔑に満ちた冷笑を見せ、ゾっとさせられた。あの笑みは、生半可な女優にはできないよ。
 女主人役の吉行和子の、キモいカマトトぶり&若い男にハアハアアヘアヘ状態も、かなり笑えます。彼女の80年代マダムファッションも強烈。
 
 
 
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする