まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

危ない橋を渡ってみたい

2010-04-25 | 旅行、トレッキング
 先日、社内日帰り小旅行で山口の岩国に行ってまいりました。
 うららかな晩春、なはずが、どよよ~んと曇って肌寒い朝の出立。車中でも、テンションはイマイチ上がらない。爆睡したいのをグっとこらえ、若い子たちの話に一生けんめい合わせ続けることは、会社で仕事する以上の苦行でした。
 車内では、場を盛り上げようと後輩の男子がクイズを。アニメおたくな♂後輩の出す問題は、そんなん知るか!なマニアックさ。あるアニメキャラの死因は?という問題に、『腹上死?』と答えた私。ちょっとウケて、かなり引かれちゃいました
 2時間ほどで、岩国に到着。あ~錦帯橋だ~。久しぶりだなあ。何年ぶりだろ。あいつと来たんだよなあ。終わった恋のsweet memoriesに胸が切なくなるよりも、膀胱が破裂しそうな現在の切迫感のほうが深刻でした。錦帯橋の前に、まずはトイレへと突進する私。
 駐車場となっている川原は、ほとんど無車状態。錦帯橋を渡る観光客もまばら。ここはホントに観光名所?と目を疑いたくなるほどの寂しさ侘しさでした。
 錦帯橋を渡り、吉香公園へ。名物?の白蛇を見る。

 皮を剥いで財布に入れたら、さぞや金運が?なんてバチ当たりな想像をしながら見物。
 公園のベンチで、お弁当を。どうせなら、桜が満開の時に来たかったなあ。躑躅もまだ中途半端にしか咲いてないし、曇ってるので新緑も瑞々しくない。ほんと地味~な風景。しかも、さ、寒い...四月半ばとは信じがたいほど。噴水の水を含んだマイナスイオンな風も、夏なら心地よいかもしれないけど、その日は寒さを助長するだけ。見上げた空も、今にも泣き出しそう。震えながら、あんまし美味しくない支給弁当をモゾモゾと食べたのでした。
 食後は、ロープウェイに乗って岩国城へ。

 初めて訪れた岩国城。ショボい...お城というより、お蔵って感じ。中に入っても、これといって目を惹く展示物などはありませんでした。

 再び公園へ戻って、TVで紹介されるなどプチ有名なアイスクリーム店へ。
 
 100種類のアイスクリームが売られている店。納豆とかワサビとかもあります。何にしよっかな~。迷いつつも、冒険できない保守的な私は、やっぱ無難に北海道バニラを選択ぜんぜんアイス日和じゃなかったのが、ちょっと...後輩が買ったワサビアイス、ちょっとだけ舐めさせてもらいました。甘さとピリっと辛さがほどよく混じり合ってて、美味しかったです。
 隣の店で売ってた明太子天ぷらが美味しそうだったので、つい買い食い。

 はじめの一口はイケたけど、だんだんビミョーな味に。脂っぽすぎて、しかも真ん中あたりは固くて冷たい生焼き状態。こんなん犬も食わん!と思ったけど、あげたら後輩は喜んで食ってくれました
 お土産屋では、大河ドラマに便乗した龍馬グッズが。むりやり龍馬にこじつけた、かなり強引な商品もあって笑えました。ダミアンが好きなので、ふく茶漬けを買いました。老いた両親には、れんこんチップスを。

 再び錦帯橋を渡り、駐車場へ。早めに切り上げて、広島へと戻ることに。
 帰りの車内では爆睡しようと思ってたのですが、今度は♀後輩の愚痴や自慢話に付き合わされて辟易。彼女、岩井志麻子の小説に出てくるような、ちょっとイタい系の女の子で、なかなか興味深いキャラ&ルックス。折あらば、彼女のプロフィールと武勇伝を物語ってみたいと存じます。
 夕刻、広島に帰着。楽しかったね~また今度どっか行こうね~なんて、心にもないことを社交辞令として言い残し、2次会はパスして疲れた体を引きずり家路についたのでした♪家族や親しい友人、恋人とではない遠出は、いくつになっても苦手な私です。それと、疲れやすさに年齢を痛感して悲しい...
 何だか岩国ってしょーもない所!みたいな内容になってしまいましたが、決してそんなことはありません!風情ある名所です。行った日の天候が悪かっただけ。まだ行ったことがない方は、ぜひ♪
 
 
 
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善徳女王⑧~⑮ 毒の微笑!

2010-04-23 | 韓国のドラマ
 「善徳女王」第8話から15話まで観ました。

☆また男装ラブコメ?
 トンマン、天才的に演技が巧かった子役から、イ・ヨウォンにバトンタッチ。相変わらずともさかりえにしか見えないヨウォンさんです。
 トンマンを男だと思っている周囲。ありえねー!どー見ても女だもん。軍隊生活、風呂とか着替えとか便所とか生理とか、どーやってんの?!
☆オム・テウン登場!
 浅田マオ似の少年ユシンが、船越A一郎似のオム・テウンに成長。ブラマヨの吉田には負けるけど、相変わらず汚肌なテウン。「復活」や「魔王」もそうでしたが、普段はいい感じにブサイクだけど、たまにハっとするほど男前に見えるところが、テウンの魅力です。
 
☆チョンミョン王女が
 美少女が、いきなりおばさんに。「バリでの出来事」の性悪お嬢さま役が忘れ難いパク・イェジン。美人ですが、ギスギスした感じがしてうら若いプリンセスには見えないな~。首のシワとか気になる。
☆百済の将軍クベ
 敵将にしておくには惜しい男前!
☆戦場無残!
 百済との戦闘シーンが、残虐で悲惨!まさにサバイバルなトンマンたちの姿に、ハラハラさせられっぱなし。
☆肉斬骨断
 身内や味方を犠牲にして大義を貫くこと。座右の銘のひとつにしたいと思います...
☆男なんて犬同然!
 ユシンの父を仲間に引き込もうと企てるミシル。それを知ったソルォンは、ユシン父に敵愾心を。妻の愛人であるソルォンの焦燥に、セジョンはほくそ笑む。飼い犬は空腹にさせても満腹にさせてもダメっつーこと♪というミシルの意図を推察する父セジョンに、え?母上は犬なんか飼ってましたっけ?と大ボケなバカ息子ハジョンが笑えた。
☆花郎の面々
 ミセン自慢の息子テナムボ(確か86番目の子だっけ?)が、ミシルに仕えることに。
 
 たくさんいるので、なかなか顔と名前が一致しない花郎たち。ほんとなら、イケメン♂パラダイスなドラマの花になるはずなんだけど、うう~ん、ワタシ的にはイマイチなメンツなんだよなあ。おっさんのチュクパンが、ぶっちゃけ一番イケてるかも(笑)。テナムボはまあまあ可愛いので、今後も要チェキかな。
☆カレー騒動
 諸外国から交易のため外人商隊が王宮に。貴重な黄色い粉で料理を作るよう命令するミセン。この頃、すでにカレーライスが朝鮮に渡来してたんですね。
☆おとこ操縦法
 謎めく“サダハムの梅”の正体を探るため、セジョンとソルォンはそれぞれ息子たちを使ってミシルを尾行。
 セジョン&ハジョンソルォン&ポジョン。表向きは同志ですが、胸中ではミシルをめぐって猜疑や競争心、嫉妬が燻っているのが面白い。父親たちと違い、未熟な息子たちは嫌悪や軽蔑を隠せない。つかみ合いのケンカになりかけたハジョンとポジョンですが、恐母ミシルの一喝でヘナヘナ状態に。は、母上ごめんなちゃい~!!と、幼い子供のようにブルブルガクガクで土下座する息子たち。ベソかき怯え顔のハジョンが、アホ可愛かった。息子たちの失態に、父親たちもオロオロとミシルに謝罪。男たちをひざまずかせるミシル、カッチョE!
 
 ↑ミシル姐御の新しい忠犬テナムボ。いつも生真面目な無表情ですが、微笑みはあどけなくて可愛い
 でもミシルは、ただ男たちを尻に敷いて威張ってるだけじゃないのです。二人っきりの時には甘えたり弱いところを見せたりして、俺はこんなスゴい女に頼られている!と、セジョンとソルォンの自尊心をくすぐり男心を蕩かすなど、アフターケアも完璧!
★総括
 ミシルが不在だと、何か物足りないんだよなあ。それだけ存在感と魅力があるってことですよね。男たちを操り畏れさせるミシルがカッチョE!けど、そんなに悪いことしてないよなあ。もっと鬼女化してほしい。
 男キャラの中では、今のところアホなハジョンと可愛いテナムボがお気に。トンマン系より、ミシル系の男たちのほうが個性豊かで目立ってます。
 
 
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THE TUDORS 2 ⑧~⑩ 槿花一朝の女

2010-04-18 | 欧米のドラマ
 「THE TUDORS 背徳の王冠」シーズン2の第8話から最終話まで観ました。

☆女性は子供を産む機械じゃない!
 心が離れただけならまだしも、ヘンリーに忌み嫌われ始めて絶体絶命、崖っぷちなアンですが...その悲壮な色香が功を奏して(ランバダみたいなダンスと重なる、激しいエッチシーンが◎!)、再びヘンリーの胤を宿すことに成功。今度こそ男の子を産んでやる!産めなきゃ終わり!これほど切羽詰った妊娠があろうか。女ってやっぱ損な生き物だなあ、とアンを見てて痛感。美しく賢い彼女のような女が、某大臣の問題発言『女性は子供を産む機械』そのものにならざるを得ないなんて。
 せっかく起死回生、ラストチャンスの懐妊をしたというのに、ヘンリーとジェーン・シーモアの浮気現場に出くわしてショック、ああ~またまた流産。アン、命運が尽きた...
 よくも余の子を~!と怒るヘンリーですが、誰のせいだよ!自分が悪い、というフレーズは、ヘンリーの辞書にはないのです♪

 ↑↓少年っぽいチャーリーの笑顔が好き

☆讒言!
 ヘンリーに、アンとワイアットの浮名を蒸し返すチャーリー。ラブラブの時は効果なしでしたが、アンが疎ましくなってるヘンリーの耳には、甘い毒のように浸透...
 ヘンリーって、ほんと怖い男。ほんとに魔女にたぶらかされたと思ってるところが、計算高さとかズル賢さとかとは違う、生粋で天然な暴君気質。理由も理屈も要らない、通用しない男!
☆おんなにも五分の魂
 アンがヘンリーに性欲処理用として差し出したデブ娘。ジョージに蔑ろにされまくられた新妻。彼女たちの証言が、ブーリン兄妹を破滅させることに。無力な小物女とナメてた報い!
☆死に至る醜聞!
 ジョージ・ブーリン、マーク・スミートン、ヘンリー・ノリス、ウィリアム・ブレアトン。アンとのスキャンダラスな関係をデッチあげられ、次々と逮捕される男たち。足利事件も真っ青な冤罪!アンの元恋人トマス・ワイアットも入獄。非道い拷問を受けてヒー!ギャー!なスミートン、可哀相すぎる!

 ↑イケメンアサシン、ブレアトン。ヤバカッコよかった♪
☆暗殺成就
 すっぽんぽんで祈祷中、逮捕されるブレアトン。アンとヤったんだろ?と尋問され、はぁ?だったけど、はっと気づく。なかなか殺れなかったアンを、思わぬ形で葬る機会を得たことに。次の瞬間には、ヤりました♪と淡々と嘘をつくブレアトン、まさに狂信的自爆テロなヤバい男!でもイケメン♪
☆死刑祭り!
 ジョージ、ノリス、ブレアトン、スミートンが次々と処刑台に引っ立てられる。見物の民衆は、お祭り騒ぎで大興奮。トマス・モアの時は悲しみに沈んでいたのに、今回は裏切り者ー!死ねー!と、憎悪丸出しで野次怒号を飛ばしまくり。
 虚栄のせいで私は死にます、と言い残し斬首されるジョージ。それを牢の窓から見て号泣するアン。短すぎた兄妹の盛運と栄華。多くの人たちを死なせ悲しませてもぎ奪った権勢の脆さを痛感。
 呆然と抜け殻状態のノリス(ただの気のいいおっさんなのに、不運すぎる巻き添え!悲惨!)。落ち着き払ったまま、神の御許へ召されるブレアトン(彼だけはさぞや本望な最期でしょう)。拷問でズタボロ廃人状態、ズルズルと引きずられてくるスミートン。異様な熱気に包まれた血まみれの血祭り、かなり長くて怖かった処刑ステージの最前列で、返り血を浴びて大喜びしてるオバチャンたち、怖すぎ~
☆ヘビの生殺し
 ついに処刑されることになったアン。取り乱さず死を受け入れようとするアンですが、ヘンリーのコロコロ変わる気分で、中止になったり延期になったり。可哀相!それにしても。何も死刑にしなくても...流罪とか出家とかじゃダメなの?

☆チャーリーvsトマス・ブーリン
 囚人のトマス・ブーリンに、釈放を言い渡すチャーリー。助かった~!と嬉しそうなブーリンに、チャーリーぷっつん!アンとジョージを嫌っていた彼ですが、さすがに娘と息子を犠牲にして命拾いした父親の浅ましさには、人として許し難さを。人情のあるチャーリーが好き。
☆詩人の罪
 証拠不十分で釈放されるトマス・ワイアット。よかったね!でも、アンとの不義密通の濡れ衣を着せられ処刑された↑4人と違い、アンの元恋人だったワイアットだけが無罪放免なんて、皮肉すぎる。罪があるのは僕だけだー!と叫ぶワイアット、悲痛でした。

☆さよならアン
 ついに処刑の時を迎えるアン。血に飢えた民衆は『早く死ねー!』『いい気味だ!』『ふしだらな売女!』『バチあたり!くたばれー!』etc.老若男女、憎しみに燃える罵詈の嵐!でも、恨みも憎しみも見せず毅然と語りかけるアンに、興奮にたぎっていた民衆もシュンとなり、いつしかひざまずいて彼女の最期を見届けようとします。チャーリーも沈痛な様子でそれにならいます。
 斬られようとしているアンの首筋が、悲しくも美しい。フランスから招かれた処刑人が、結構イケメン♪
 こうして王妃アンは、断頭台の露と消えたのでした...アーメン。
 その頃、ヘンリーは...アンを彷彿とさせる白鳥の剥製に仕込まれた料理を、手づかみでムシャムシャ食ってます人々を食い散らかし、どんどん強く大きくなってゆくヘンリーの魔王っぷり、今後も期待♪
★総括
 シーズン2も濃激で面白かったです。ちょっと調味料と着色料をきかせすぎた料理っぽいが。
 アン役のナタリー・ドーマーが、なかなか秀逸でした。はじめはビョークにしか見えなかったけど、話が進むにつれ魅力的になっていって惹きつけられました。
 ヘンリー、非道すぎる!あんな滅茶苦茶な狂王なのに、みんなに愛されて崇拝されてるのが不思議。まあ、魅力的ではあるんだけど。ジョナサン・リース・マイアーズは今後、もうヘンリー8世にしか見えないかも
 チャールズ・ブランドンことヘンリー・カヴィルには、もっと活躍してほしいなあ。萌えセクシー担当なだけで、ぶっちゃけいてもいなくてもいい役だもん。シーズン3&4に期待!
 
 ↑この♂な男前さ!貧相な中学生みたいな某アイドルグループのメンバーと同い年とは、ほんと信じられん!新作映画“Immortals”でカヴィたんが演じるのは、ギリシア神話の若き英雄テセウス。ぴったりな役ですねセクシーでカッコいいカヴィたんに早く会いたい!
 
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スネに傷ある女だけれど

2010-04-15 | フランス、ベルギー映画
 何につけ流行に乗れない私ですが、先取りしなくていいものはしっかり最先端をイっちゃいます。まだ四月半ばだというのに、もう五月病に罹っちゃってるし...
 すご~く何もかもがしんどい、めんどいです...そんな自分に自己嫌悪で、ますます鬱々した気分に。来週、職場の小旅行があるのですが、無理してカラ元気を出してる自分の姿を想像しただけで、もう倒れそうなほど疲労感が...
 今年は例年以上に五月病がキツいなあ。何かパーっと明るくなれる秘訣があれば、乞御教示!

 「ずっとあなたを愛してる」
 ずっと前から観たかったフランス映画。作家のポール・クローデルの初監督作品。
 15年の刑期を終えて出所したジュリエットは、妹であるレアの家に身を寄せる。ジュリエットの閉ざされていた心は、レアとその家族、友人たちとのふれあいで、しだいに開かれてゆくが...
 なかなか心にしみる佳作でした。静かで淡々としているけど、緊張感や謎に満ちていて惹きこまれました。ジュリエットがどんな罪を犯したのか、なぜ犯したのかをなかなか明かさないところも、巧い演出と脚本でした。
 ヒロインのジュリエットが、興味深いキャラでした。日本だったら、大罪を犯した翳と苦悩を引きずった、重くて暗い女として描かれるんだろうけど、ジュリエットはクールというかドライというか、涙もほとんど見せないし、無表情で寡黙。周囲にも観客にも、同情や理解を求めるような言動など、いっさいしません。でも、深い井戸のような孤独と悲しみの中にいる女だということは、痛いほど感じさせてくれます。言葉や表情にも出せないほどの悲しい傷を背負った女。泣いたりわめいたり、他人や自分を責めたりするエネルギーさえ涸れ果ててしまったんだな~と、痛ましくなりました。
 愛を恐れ避けようとしながら、しだいに戸惑いつつも愛を受け入れ、愛によって生きる歓びを蘇らせるジュリエットの、悲しみの闇から希望と再生の光の中へ出てくる姿が、静かに温かく描かれています。ジュリエットの犯した罪は、ほんと悲惨で恐ろしいものなのですが、ベタベタお涙ちょうだいな悲劇ではなく、こんな悲しみや痛みでさえも耐えられる、癒してあげることができる、という人間の強さと優しさがテーマみたいだったのが良かったです。
 
 でも。ジュリエットは悲劇的だけど幸せでもあるな~とも思った。レアやその家族、刑事やレアの同僚男性など、優しい人たちに支えられ見守ってもらえて。それに、知的で美人、というところも得してるよな~と思った。ジュリエットがもし、親身な身寄りもないバカでブスな女だったら、岩井志麻子や桐野夏生の小説みたいな内容になってただろうし現実だと、再犯か野垂れ死にだよな~
 あと、懲役15年は重過ぎるのでは?とも。ジュリエットが完黙を貫いたとはいえ、よく調べれば動機は判明して、情状酌量になるはずの事件だもん。
 ジュリエット役は、英国人だけど最近はフランスで活躍しているクリスティン・スコット・トーマス。やつれて枯れて美人にした桜井よしこ?に見えた。代表作の「イングリッシュ・ペイシェント」より、今回の彼女のほうが秀逸だった。クールで知的なところがカッコいい。化粧っけのない顔が、リアルだけどナチュラルでした。
 献身的で慈愛に満ちたレア役のエルザ・ジルベルスタインが、好感度の高い好演。レアのキャラ同様、優しくて誠実そうなエルザさんの見た目も好き。おばさんなのに、今でも可愛い(ちょっと広末涼子、シアーシャ・ローナン似?)。彼女みたいなお姉さん、欲しいな~。それにしても、クリスティンおばさまとエルザさん、姉妹役なのに似てなさすぎ。
 はじめはジュリエットを胡散臭く思い警戒してたけど、だんだん家族として義姉を受け入れるようになるレアの夫も、おしゃまで賢いレアのベトナム人養女も、痴呆症で口がきけないけどニコニコしてるレアの舅も、ジュリエットに好意を寄せる刑事やレアの同僚男性など、脇役も印象的でした。
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男色王宮!“陛下、ソレだけは許して”

2010-04-09 | 韓国映画
 「霜花店 サンファジョム 運命、その愛」
 ついに観ましたよぉ~!待ちに待った話題作を♪
 14世紀、元の圧政下にあった高麗。武芸に秀でた美青年で構成された近衛部隊・乾龍衛の隊長ホンニムは、幼い頃からコンミン王の寵愛を受けていた。女を愛せない王は、後継者問題を解決するためホンニムに王妃と交わるよう命令するが...
 ひ~!思ってた以上の(良い意味で)トンデモ映画でした。もう、血と愛液でハチャメチャ&グチャグチャ!呆気にとられるか笑うかのどっちかだった。
 とにもかくにも、愛欲シーンが強烈で濃ゆい!ぶっちゃけ、この映画って文芸ロマンポルノといっても過言ではないかも。一般映画では、久々に本格的な18禁を観ちゃった感じ。
 最初は、王×ホンニム。男前の王さまと美青年のホンニムが夜の褥で、全裸になって組んずほぐれつ...

 グチュグチュ音を立ててのディープキス!男と男の、絡み合う舌!重なり合う肌!エクスタシー顔!うひょ~コレだよ~コレを見たかったんだよお~!と、よこしま破廉恥YAOIな私は大興奮!も束の間、あれ?!もう終わり!早っ!と、王さまとホンニムの濡れ合いは、あっという間に終了。短すぎる~!前戯だけで終わったみたい!

 その後、二人は一緒に褥を共にするシーンが何度かあるけど、服を着たままでHもなし。YAOI的には、期待しすぎだったせいもあって、ちょっと物足りなかったです。
 でも、ホンニム×王妃は、必要以上に盛りだくさん!まだヤるのかよ!どこでヤってんだよ!と、呆れるほど合体&濡れまくり!
 
 初めて知った男女の営みの悦びに、もうガマンできない~!状態な王妃&ホンニム。胤を仕込むだけの任務を逸脱し、王の目を盗んでヤリまくる。アクロバットな体位は、「ラスト、コーション」も真っ青!ズコバコ激しいだけでなく、ホンニムが王妃に挿入する時の手の動きとか、激しくピストンするホンニムのケツに食い込む王妃の指とか、口吸いの貪り具合など、演出が細かくてエロい。今こーいう濡れ場は、韓国映画でしか観られないですよね。オコチャマな邦画では、望むべくもない。
 まぐわいシーン同様、過激すぎて肝心のストーリーを吹っ飛ばしてしまってたのが、刺客襲来や逆臣淘汰などの殺戮シーン。韓国人ってホント野蛮で血の気が多いな~と、その殺し方の残虐さに戦慄。ほとんどスプラッターな血しぶきは、かなりキツいです。
 悲痛で壮絶なラブストーリーなはずなのに、これはコメディ?!と錯覚してしまったほど(私だけ?)、ラストに近づくにつれハチャメチャグチャグチャ度がヒートアップ&ノンストップ!ただの情欲だったんだよな?だったら許す♪な王さま、うっかり女色に溺れちゃいました!ごめんなさい♪なホンニム、元サヤでハッピーエンド...なはずもなく、もう会わないと王さまに約束したのに、セックス中毒?な王妃&ホンニムはよせばいいのに書庫で密会、久々の快楽に夢中でズコバコagain!ホンニムの丸出しケツの、一心不乱な動きが滑稽!

 ↑ハアハアアヘアヘの真っ最中に、おどれら何やっとんじゃ~!?!と王さまが乱入!ぴぎゃー(のだめ調)!!とビックラこきまろなホンニムの顔が、これまた滑稽!このシーン、ほんと笑えたわ。妻に愛人♂を寝盗られる夫という、世にも奇妙なトライアングル。
 んで、愛するホンニムの裏切りに大激怒の王さま。とってもとってもイタい非道いお仕置きをホンニムに!ぎゃー!!やめてー!!
 とまあ、傾国の愛とセックス物語、壮大なる情痴ドラマ、なかなか堪能できました♪欲を言えば、やっぱ男同士の愛欲をもっと描いてほしかったかな。ひたすら激しく凶暴なだけで、退廃の匂いが希薄だったのも惜しい。美青年部隊(つっても、大して美しくなかったような)の乾龍衛も、もっと妖しい耽美的な集団にしてほしかった。ホンニムをライバル視する副隊長スンギは結構イケメンだったので、愛憎バトルに加わってほしかったかも。スンギが王に夜伽志願するシーン、カットされたとか。もったいない!

 ホンニムの王への愛は、結局どういうものだったのか。それは観客の判断に任せる、なラストだったのは良かった。果たして、本当にあの最期の言葉通りだったのでしょうか。ホンニムが本当に愛し求めていたのは王さまで、あまりにも強く深い愛に不安と恐怖を覚え女に逃げようとしたけど、結局は王さまを破滅のパートナーに選んだ、それがホンニムの避けられない運命と真実の愛の証...というのが、私のYAOI的見解です。あと、ホンニムを裏切り者!とプッツン嫉妬する王さまですが、事の発端はあんたの無茶な計画のせいだよ~!ホンニムが女なんかよりやっぱ男がいい!と思うぐらい、しっかりセックス調教してなかったことも、王さまの非だぞ(笑)。国政そっちのけで愛に狂う王さま、あれじゃあ国も滅びるよ。
 激愛を激演したチュ・ジンモ&チョ・インソンの役者魂を、心から讃えたい!人気スター二人の、そこまでやるか?!な爆裂ぶりに度肝を抜かれました。
 
 コンミン王役のチュ・ジンモ、始めは優しく雄々しく、だんだんダークで狂気的に。最後のほうではブッコワレてたジンモでしたが、すご~く顔が素朴で可愛いので、ぜんぜん怖くないんだよなあ。フツーにしてるイザベル・ユペールのほうが100万倍怖い(ユペりん、いつもスンマセン)。護衛なんか要らないほど強いところも素敵だった。おおどかに歌う彼も微笑ましかった。それにしても。あの伝説の「ハッピーエンド」級のエロさ再び、しかも相手は男!と大期待だったのですが...ジンモはケツどころか、乳首さえあんまし見せてなかった。でもホント、ジンモって男前~もしリアルにあんな男が同性愛者だったら、萌えると当時に悲しい
 ホンニム役のチョ・インソン、いったいどうしちゃったの。すごすぎ...頑張ってたなあ。まさに役者生命を賭けた捨て身の、日本の若い俳優には絶対ぜったい不可能な演技でした。狂気的な演技が得意なインソンくんですが、今回は絶叫して涙・鼻水・よだれタラタラ系ではなく、ちょっと抑え気味だったところに、演技的な成長を見て取れました。インソンくん、確かに美男子なんだけど、たま~にロンドンブーツのブサイクなほうに見えて萎え~体もすごく筋肉質になってたけど、無理して痩身を鍛えた感があって痛々しかった。ケツ出しまくりに驚嘆!

 ↑真に迫りすぎた演技で、モノホン疑惑も浮上した二人。ジンモはさておき、インソンくんは...おっと、これ以上は♪
 
 霜花店、日本でリメイクされるとしたら、理想的なキャストは?
 ① ホンニム・・・妻夫木聡 王・・・竹野内豊 
 うう~ん。リアルにゲイゲイしすぎて、シャレになんないか
 ② ホンニム・・・向井理 王・・・小澤征悦 
 大ブレイクのチャンス、と本人たちも事務所も喜んで引き受けそう?


 
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THE TUDORS 2 ⑥~⑧ ブラッディパレス!

2010-04-04 | 欧米のドラマ
 「THE TUDORS 背徳の王冠」シーズン2の第6話から8話まで観ました。

☆全裸の悔恨
 トマス・モアの処刑を悔いるヘンリー、夢枕に現れたモアを切なく追慕。すっぽんぽんで。可愛いオケツでしたほんと、ジョナサン・リース・マイーズの裸祭りドラマですよねえ。
☆茶番ウェディング
 アンの兄ちゃん、ジョージ・ブーリンが結婚。相手は王の親戚の娘。ブスで頭も悪そうな彼女のことを、バカにして蔑ろにしまくるジョージ。式の最中、花嫁の目の前で、愛人(♂)のスミートンとイチャついたり。新婚初夜(パジャマを脱いだジョージ、めっちゃマッチョ!)は、処女を無理やりバックからガン突き、というレイプまがいなまぐわい。ひどい~!嫁さん可哀相すぎる!

 ↑ジョージ・ブーリン、トマス・ワイアット、マーク・スミートン。シーズン1のヘンリー・ボーイズに代わる、シーズン2でのアン・ボーイズもなかなかイケてます♪
 はじめの頃は、単なる軽薄でアホな兄ちゃんにしか見えなかったジョージですが(基本的には、キャラは不変)、見た目はだんだんイケてきてるような。演じてるアイルランド俳優ポードリック・ディレーニー、「麦の穂を揺らす風」にも出てましたね。
☆もちろんアダ名にきまってます~♪
 チャールズ・ブランドン『娼婦のくせに!』、スペイン大使『あの妾(めかけ)が』、ブレアトン『魔女!』etc.アン、陰でケチョンケチョンな言われよう(笑)。みんなが憎むほど悪女じゃないと思うけど。でもまあ、確かにアンのせいで死ななくてもいい人いっぱい死んだからなあ。ホントに悪いのはヘンリーなんだけどね。

↑アン『臣下のくせに陛下の友だちヅラして!あんたウザいんだよ!』
 チャーリー『チッこの売女が!ぜったい陛下と別れさせたる!今に見とれや!』
 気も強い、ヘンリー愛も強い者同士、まったくソリが合わないチャーリーアン。直接対決はしないけど、陰で悪口言い合ってるのが陰険で面白い
☆据え膳は食う主義
 フランスの将軍をもてなすチャーリー夫妻。客の連れである美女に秋波を送られ、馬小屋でヤっちゃうチャーリーって...ほんと先っぽが乾くことが絶対にない男なのね(笑)。
☆目をつぶって耐えろ!
 不平不満を口にするアンに、ヘンリーはプッツン。フツーの男が同じことを言ったら、ふざけんな!ですが、絶対君主ヘンリーのやることは、どんなに理不尽でも非情でも、みんな黙って耐えるしかないのです
 
☆美しい悪夢!
 森の中へと導かれるアン。恭しく彼女を迎える父トマス・ブーリン、兄ジョージ、スミートン、そして元恋人トマス・ワイアット。アンにリンゴを差し出すワイアットが可愛い♪
 取り巻きが消えると、白髪老婆姿のキャサリン王妃が。やがてアンは捕らえられ、無理やり籠の中に入れられ、そこに火をつけるメアリー王女。ギャー!火あぶりになるアン...後の悲劇の予知夢が、美しくも怖かった。
☆兄と妹が...
 ヘンリーのことで悩み嘆くアンを慰めるジョージ。単に仲の良い兄妹ですが、侍女たちの目には怪しい関係に映って...恐ろしい醜聞の予感!
 
☆君子豹変す
 トマス・モアが死んだのは、あの魔女のせいだ!と、アンを憎悪し始めるヘンリー。ついこないだまで、二人のため世界はあるの~♪な熱々バカップルだったのに。↑アンを見る目の冷たさときたら!都合の悪いことは何でも人のせいにするヘンリーの、天然な王さま気質が好き♪
☆次の女
 臣下の娘、清楚で慎ましいジェーン・シーモアを見初めるヘンリー。ヘンリーに愛されるって、まさに両刃の剣。栄耀栄華or破滅のどっちかだもんね。
 ジェーンの兄エドワードがイケメン♪ほんと、ブサメン厳禁ドラマですよねえ。
☆奥様に僕のことを話して!
 ジョージに訴える愛人(♂)スミートン。男めかけも切ないね(笑)。
 
 ↑甲冑姿のチャーリーも、カッチョよすぎ~
☆運命の馬上槍試合
 落馬し瀕死に陥るヘンリー。心から彼のことを心配してそばを離れない者(チャーリー、ジェーン・シーモア)、もしもの事態を想定して動き回る者(ブーリン一家、クロムウェル)。この違いが、運命の分かれ道になりそう。
 それにしても。チャーリーほどヘンリーに忠実で私心のない奴はいないよなあ。ヘンリー、チャーリーだけは大事にしないと、マジで地獄に堕ちるよ!
★総括
 あんなに賢かったアンが、崖っぷちすぎるあまり錯乱女に。何もかも裏目に出て、破滅道まっしぐら。何か可哀相。アンを追いつめるヘンリー、非道すぎる!でも、その非道さが彼の魅力なんですよね♪
 
 ↑実はワキアイアイな3人♪
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DREAM ⑥~⑫ 俺と運命を共にしろ!

2010-04-02 | 韓国のドラマ
 チュ・ジンモの「MY DREAM」第6話から12話まで観ました。

☆俺と運命を共にしろ!
 自分と別れようとするジェイルに、ジャンソクが言い放った台詞。うう~ん、いいですねえ。運命だけでなく、褥も共にしてほしい♪
☆家なき男子
 ソヨンに家から追い出され、玄関の前で座り込むジェイル&ジャンソク。雨が降る中、いつしかピッタリ寄り添って眠る二人。ジャンソクは、顔をジェイルの肩にチョコンと...
 くわ~!何このシーン?!萌え~!ジェイルがジャンソクの肩を抱いてくれたら、もっと萌えたんだけど!同じシーンでも男女なら寒イボなのに、男男だと興奮する私は筋金入りのYA・O・I
☆死んでくれたいいのに~♪
 ジャンソクの親父(直木賞作家の石田イラ似?)が嫌い!イライラする!子供にたかる親なんて、ほんと最低!コミカルな言動で、小悪党だけどホントはいい人な憎めないキャラを狙ってるんだろうけど、早く消えてほしくて仕方がないわ。どんな事情があったにせよ、幼い息子を学校にも行かせずスリに育てて、自分の罪をなすりつけて少年院に入れちゃうなんて鬼畜!ジェイルもジャンソクのエージェントなら、こんな害虫パラサイトさっさと排除しなさいよ!
 
☆ジャンソクCM出演
 ドビルとの熱戦で人気者となるジャンソク。CM出演のオファーも。初CMは、慢性便秘薬のCM(笑)!
☆年上女
 弟みたいに好きよ、とソヨンに振られ、落ち込むジャンソク。練習でイケメン格闘団にも負けてしまうフヌケ状態に。ジェイルに頼まれ、ジャンソクを励ますために彼をデートに誘うソヨン。ほうれん草を食べたポパイのように復活、イケメン格闘団もボッコボコにし、デートにキャッキャとはしゃぐウルトラ単純なジャンソクが可愛かった。キツネちゃんとかサムスンとか乾パン先生とか、年上女に男らしく無邪気に甘える男の子キャラ、韓ドラは描くのが上手ですよね。若い男子なのに、まったくエッチしたそうにないのが、すっごく不自然でもあるが。
☆ジェイル&ジャンソクって...
 チャンピオンになってバリバリ稼ぐぞ~!と張り切るジャンソク。おまえホントに金が好きだな!と苦笑するジェイル。あんただって好きだろ~♪このヤロー♪キャッキャッ♪とジャレ合う男ふたり。恋人同士じゃないのが惜しいほど、見た目もキャラもシチュエーションもYAOI向けなんだよなあ。ベタベタイチャイチャ仲良くしてるシーンなんか、ヘタな男女カップルよりlove loveっぽい。ぶっちゃけ、ソヨン不要&邪魔(笑)。
 
☆お父さん、お願いだから死んでくれ
 ジャンソクが少年院に入ったのは、親父が盗んだ金をこっそり返そうとしたところを捕まってしまったから。しかもその金は、障害をもつ少女の学費!さいあく~!こんな父親、ぜったいイヤー!
☆地獄の特訓アゲイン
 イケメン格闘団を鍛えることに。チャラい彼らも、本気モードで奮闘。でも、特訓中に海に入ってキャッキャとはしゃぐ姿は、彼ららしくて可愛かった。それにしてもホント、みんなスゴい肉体美。いちばんイケてるのは、ワタシ的にはやっぱポセイドン♪
☆ジャンソクwithイケメン格闘団
 カン会長に対抗して、新しい格闘団体を立ち上げるジェイル。ジャンソク&イケメン格闘団で、ミーハー路線を狙って大成功。実際にもあんなヴィジュアルの格闘家いたら、話題になるだろうなあ。
☆CM強奪
 攻勢を開始するジェイル。カン社長の会社の選手から、化粧品のCMを奪うことに成功。
 ジェイルもジャンソクも、格闘技に邁進、強くなりたい!という感じではなく、金と名誉が欲しい!なハングリーさ。純粋で熱血な格闘漫画が好きな私としては、ちょっと現実的すぎるかなあ、とも。
 
☆ひそかに気になる男
 ジェイルがクビになった後、カン社長にコキ使われてる青年社員。ちょっとイケてるかも♪カン社長の忠実な犬な彼ですが、飼い主に罵られたり叱責されたり可哀想。ストレスで胃潰瘍か円形脱毛症にならないか心配♪
☆親父を甘やかすな
 ジェイルに貯めてもらっていたギャラを、親父のための家購入に使うジャンソク。うう~ん、どこまで人がいいの。ジェイルがちゃんと私生活に気を配ってやらないと、そのうちジャンソクは騙されて大借金を抱えそう。
★総括
 ジェイルがエージェントとしてあんまし有能とは思えないところが、ちょっと。ほとんどジャンソクだのみだし。ジャンソク父にイライラさせられる!
 ジャケットの下に薄いシャツを着てるジェイル、胸板の厚さがよく分かってセクシイあのガッチリムッチリしたガタイは、やっぱジャンソクより格闘向けだよなあ。ジンモって顔だけじゃなく体も、ほんと私好みだわ
 
 ↑短髪だけでなく長めの髪も素敵なジンモ
 
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恋する女帝

2010-04-01 | イギリス、アイルランド映画
 April!今日から4月ですね
 突然ですが、ここでご報告を...
 わたくし、結婚することになりました。
 相手は3歳年下で、ちょっぴり玉山鉄二似、福建省出身の中国人です。無職で前科があるので両親も周囲も大反対しているのですが、彼と比翼の鳥、連理の枝となって、真っ黒な雨空も極寒の冬も乗り越えようと思います。おなかには、彼のややもいますし...
 ...な~んちゃって♪エイプリルフールの大嘘だっちゅーのでも、何か虚しくなるぐらいバカバカしいウソだな...
 皆様、今日はsweet liesもうつきましたか?くれぐれも、シャレになんないウソだけはおつきになりませぬやう♪
 
 「ヴィクトリア女王 世紀の愛」
 19世紀のイギリス王室。国王の姪であるヴィクトリアは、自分を操ろうとする母や秘書コンロイを疎ましく思いながら、王位継承者として窮屈な日々を送っていた。そんな彼女の前に、ベルギー王の甥アルバートが現れ...
 大英帝国の黄金時代を築いたヴィクトリア女王の、若き日の姿を描いた歴史ロマン。イギリス王室ものが好きな私としては、見逃せなかった作品。華麗で高雅な宮廷で繰り広げられる、血まみれな権力闘争!渦巻く陰謀!ドロドロの愛憎!を期待してたのですが...そんなエキサイティングな血わき肉おどる内容ではありませんでした。ヴィクトリア&アルバートのスウィートでロマンチックなラブストーリーだったのが、ちょっと肩透かしで残念。
 ヴィクトリアとアルバートの恋愛に、賤の平民にはありえないから見ていて楽しい、王室ならではの障害とか問題とかがほとんどなく、わりとスムーズに結婚しちゃったのも何かつまんなかった。結婚してからは、そこらの新婚夫婦とあまり変わらないイチャイチャラブラブぶりも、ハッピーに庶民的で親近感というより、ごちそうさま!で?みたいな。アルバートがもっと政治にシャシャリ出て、ヴィクトリアや政治家と軋轢、とかもっと面白く描いてほしかったなあ。ご先祖様のヘンリー8世やエリザベス1世の野蛮な時代に比べると、王室も穏健化してるなあとガッカリ
 束縛され支配されるのを嫌うヴィクトリア。女王も大変!可哀想!とは、あまり思えない暮らしぶりだったのも、ちょっと。かなり自由にやりたい放題、言いたい放題だったし。日本の女帝や皇女のほうが、はるかに非人間的で苦しい身分だよなあ。ヴィクトリアの公私に悲劇や苦闘がなく、強烈な悪人も出てこないところが、何かアルコール抜きのワインみたいで物足りなかった。ハーレクインものが好きな人向けかも。「王妃マルゴ」とかTHE TUDORS、杉本苑子の小説「穢土荘厳」や「壇林皇后私譜」とかのドロドロ宮廷ドラマのほうが、私は好きかなあ。
 ヴィクトリア女王役は、「プラダを着た悪魔」や「ジェイン・オースティンの読書会」などの新鋭イギリス女優、エミリー・ブラント。
 
 美人でも上品でもないけど、気が強そうで賢そう。威張り方もクールで小気味よい。全然カワイコぶりっこじゃないところに好感。ちょっとギスギスしてるので、女王というより女官長レベルな威厳。
 アルバート役は、キーラ・ナイトレイの男として知られるルパート・フレンド。すごく可愛いです。ちょっとディエゴ・ルナ似?ルナちんには萌えるけど、フレンドくんはなぜか萌えないんだよなあ。オーランド・ブルームとかみたいに、フツーに可愛いだけだから?プラスαがない、♂フェロモンが薄い、というか。同じブリティッシュ・アイリッシュ若手なら、イケメンでもビミョーにブサイク入ってるところが個性的な魅力になってるヒュー・ダンシーとかジェームズ・マカヴォイとか、♂臭い野郎系のコリン・ファレルやヘンリー・カヴィルとかのほうが、断然タイプで萌えます。エミリー・ブラント同様、フレンドくんも高貴な王子さま役より侍従役のほうが似合いそう。
 ルパート・フレンドよりワタシ的にイケてたのは、女王の補佐メルバーン卿役のポール・ベタニー。
 
 アブない兄ちゃん役をオハコにしてたベタ公、すっかりシブくなりましたね。スラ~っとした長身にコスチュームが似合っててカッコよかった。せっかくベタ公を起用したんだから、メルバーン卿を複雑怪奇な陰謀家キャラにしてほしかったなあ。ただの善い人だったし。
 アルバートをイギリスに送り込み、姪のヴィクトリアを遠隔操作しようとするベルギー国王レオポルド役は、きゃ愛しのトーマス・クレッチマンちょっと(いや、かなり?)恰幅がよくなって、メタボ、じゃない、貫禄が出てきたトーマス。チョコチョコっとしか出てきませんが、相変わらずカッチョEです。軍服姿に萌え~ナチ将校以外の軍服もイケてます。やっぱ軍服が似合う俳優No.1かも。
 ヴィクトリアを支配しようとする秘書コンロイ役、マーク・ストロングも男前でした。彼ももうちょっとアクの強い悪役だったらなあ。
 ヴィクトリアの母役のミランダ・リチャードソンも、もったいない使われ方。せっかくの彼女の怪しさを、もっと活かすキャラにしてほしかった。病的に強欲とか淫乱とか。ただの頼りないママだったし。
 話より、オスカーを受賞した衣装とか(女より、男のファッションのほうがオサレに見えた)、庭園の美しさのほうが楽しめました。
 ストーリー的には、未亡人になった晩年のヴィクトリア女王を描いた「Queen Victoria 至上の恋」のほうが面白いかも...
 
 
コメント (13)
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