まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

軋む家

2009-06-30 | フランス、ベルギー映画
 お嬢さんっ(みのもんた調)ちょっと聞いてヨ!
 春に買った宝くじ、1万円が当たった~!マンモスうれP~喜びも覚めやらぬ翌日、じゃ○んという雑誌のアンケート懸賞で、また1万円が~!マジかよ~?!二度あることは三度ある、今日はダミアンの名前で出した漫画雑誌の懸賞、i-podが当たった~!ひ~!嬉しいというより、何か怖くなってきた。残りの人生分の幸運を使い果たしてしまったような。合計約3万円が運のすべて、と思うとガクっとなりますが。小さい人間な私らしいといえばいえます。いや、こーなったらデカいの当てちゃる!いつか掴むぜbig money!野望と欲望に燃える夏になりそうです♪当たれサマージャンボ!あんまし欲深くなると、バチが当たるかな?

 「Nue propriété」
 イザベル・ユペール主演の日本未公開作。英題は“Private Property”日本語に訳すと“私有財産”?
 ベルギーの閑静な田舎町にある農家。離婚後、そこで双子の息子ティエリーとフランソワと3人で暮らしているパスカルは、人生をやり直すために事業を始めようと計画、家と土地を売却することに。大人になっても母親に依存しているティエリーとフランソワは猛反発し...
 いや~なかなか面白かったですよ、この作品。舞台はベルギー、音楽なし、淡々とした中で起こる緊迫した人間ドラマ。かなりダルデンヌ兄弟監督の作風っぽいです。ダルデンヌっ子のジェレミー・レニエも出てるし。でもこの映画は、悲惨な現実の中にも希望と救いが見えるところが感動的なダルデンヌ作と違って、崩壊する人間関係の歪みや軋みを冷徹に描いてます。静けさの中から、微かに聞こえてくるイヤな音、みたいな感じ。
 表向きは、仲良く平穏に暮らしてるパスカル&双子(実際は、生活にもバカ息子たちにもウンザリしてるパスカル。自分たちと父親を引き離したとパスカルに不満や恨みを抱いている双子。3人のブラックな本音のチラホラとした見せ方も巧み)。家を売るという事態が、3人の関係に亀裂を。母と息子の間、兄弟の間で保たれていた同盟のような絆が、家を売ることによって断ち切られてしまう。じわじわと、そして攻撃的に。破局へと向かってしまう展開に、思わず引き込まれてしまいます。
 パスカルも双子も、こんな母親いるだろうなあ、こんな息子いるいる、なキャラ。リアルすぎて、滑稽でもあり怖くもある。

 ↑双子『◎▲□※×∵⇔◆〒!!!!』ママ『...ウザ』
 パスカルがねえ。何だろう、言動や気持ちは理解できるんだけど、それが優しくないというか無神経というか。家を売るのか売らないのかハッキリしなかったり、新しい恋人と年甲斐もなく息子たちの前でイチャイチャしたり、彼氏に双子を説教させたり、息子たちを不安がらせ彼らの神経を逆なでするようなことばかりするんですよねえ。そこが面白くもあったんだけど。息子たちより自分の人生のほうが大事、息子たちは足枷、という不満を平気で見せるパスカル、そのダメ母ぶりにイライラしつつ、その閉塞感は痛ましくもあった。
 双子のティエリー&フランソワもねえ。おまえら何歳だよ?!と唖然となってしまう幼稚さ。たぶんハイティーン(18、19歳ぐらい)の設定だと思うけど、それにしてもガキすぎる(女とセックスはしてるくせに)。学校に行ってる様子もないし、働いてもいない。一日中、家でTVゲームや卓球、外でバイク乗り回したりetc.完全なるニート!こりゃあパスカルじゃなくてもウンザリするよ。いつも一緒(風呂まで!)ベタベタと仲が良すぎるのも、ちょっと気持ち悪かった。双子ってあんな感じなの?自分たちの気楽で平和な居場所を奪われそうになり、惑乱錯乱のあまり一心同体みたいだった仲も険悪化、刺々しくいがみ合うようになる姿が愚かで怖いです。パスカルがねえ、出て行け!とか、働け!なんてことは言わない、面倒くさいことはしたくない曖昧ママなのが、息子たちの自堕落さや依頼心の強さを助長してるんですよねえ。母と子のありかたってものを、いろいろ考えさせられました。 
 パスカル役はイザベル・ユペール。今回も、フツーに見えてビミョーに変&コワレてる女、という彼女の十八番です。いかにも演技してます!な力みがなく、いつもリアル&クール&何か怖い、のがユペりん独特の魅力です。こないだ観た「刑事一代」の渡辺謙や萩原聖人の熱演は素晴らしかったけど、イザベル・ユペールの演技のほうが高度で難しいんだろうな、と思う。凡百な女優なら、ただ苦悩してるだけ疲れてるだけ、なヒロインになってしまうだろうけど、さすがユペりん、おいおい~なバカっ母を堂々とドライに演じて笑わせてもくれちゃってます。
 双子のティエリー&フランソワ役は、実の兄弟であるジェレミー・レニエとヤニック・レニエ。
 
 ↑ラスト、とんでもない事態を引き起こし、メソメソするティエリー。「ある子供」とか、オトナコドモ役はジェレミーの十八番ですね
 ジェレミーは、前から思ってたけど、ガエル・ガルシア・ベルナルに似てる?金髪になったガエル、みたいな。顔だけでなく、小柄でガッチリしてるところも共通。勝気で攻撃的なティエリーを、可愛く時に憎々しく演じてました。ガールフレンドとエッチしてる時の、ハアハアアヘアヘ顔がアホ可愛かった。
 ジェレミーの実兄ヤニック、これが初見。ジェレミーとは似てないです。ちょっと濃いけど、優しそうで可愛かったです。キツい性格の弟と違って優しく内気なフランソワを、可愛く時に悲しげに演じてました。ママ、ボクを捨てないで、ボク良い子だよ、とアピールする姿がいじましかった。そーいう兄の態度が弟の怒りと憎悪をかりたてるところも、巧く描かれてました。
 母子の住む農家とその周辺が、とても牧歌的で美しいです。どんなに素敵な家でも、住むひとによっては羅刹の家になっちゃうんですね。怖い!
 
 ↑仲良しレニエブラザーズ、兄弟愛のポーズ
 
 ↑ジェレミーがガエルに似て見えるのって、私だけ?どっちも可愛い♪
 
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rainy days 待ちきれず・・・

2009-06-29 | 日本のドラマ(単発)
 雨雨降れ降れ母ちゃんが~男と駆け落ち悲しいな~♪
 梅雨まっただ中ですね!ジメジメと湿っぽくなりがちなmy heartを除菌乾燥してくれるのは、ブラウン管の中のイケメンたち♪rainy なデイオフは、まったりと録画してたドラマを消費しました。
 
 まずは月曜ゴールデン「緑川警部VS86人の容疑者」...
 検挙率100%を誇る名刑事・緑川警部が、警察署内で発生した殺人事件に挑む!
 うう~む。良い意味でも悪い意味でも、典型的な2時間サスペンスだった。出てきた瞬間に分かる犯人、いかにも何かありげなミエミエすぎる伏線、超ベタな犯行動機etc.名探偵コナンのほうが、はるかにクオリティが高いぞ!「刑事一代」観たばっかだったので、同じTVドラマなのにこの落差は何?!と唖然。でもまあ、2時間サスペンスは軽くてお気楽じゃないとね。刑事一代みたいなのを頻繁に観るのは、かなりしんどいだろうし。
 内容よりも、出演者のな存在&演技が笑えました。中でも特筆すべきなのが、緑川警部に反抗的な若い刑事役の魔裟斗。ギャグ?その超絶な大根ぶりは、製作者側がワザと笑いを狙ったとしか思えないほど。あんな棒読み、なかなか聞けませんよ。でもまあ、カッコカワイかったので許す!(男前には超甘い私)。今年いっぱいで格闘技を引退する魔裟斗、俳優を目指すつもりなのでしょうか?顔は可愛いし、さすが格闘家なムッチムチはちきれそうなスーツ姿もイケまくりでルックス的にはso niceですが、いかんせんあの演技では...格闘技以上の猛練習が必要です。
 女検事役の浅野温子が...魔女みたい。すごいファッション。こんなケバい検事いねえよ!と呆れた。それにしても。かつてのトレンディ女優も、すっかり2ドラの常連、しかも脇役。諸行無常だ。何年か先には、松嶋なな子とか竹内U子とかも、2ドラ落ちするのかな。
 あと、ザ・ロード夫婦こと高橋ジョージ&三船ミカとか(ジョージが神棚に向かってお祈りしてるシーン、いいのかなあと思った)。ワイドショーでエラそうにしてる大和田獏とか、異色というか意味不明なキャスティング。わけのわからん役だったし。主役の西岡徳馬が、いちばんまともだった。でもトクマン(とか蟹江敬三とか)は、味のある脇役のほうがbetterかも。
 
 
 つづいて、「西部警察スペシャル」が昼間に再放送♪
 西部警察といえば、私が中学生の頃に中間期末試験の時期になると、決まって夜中に再放送してたんですよねえ。大門団長with大門軍団の活躍を観ながら勉強してました。
 21世紀に入って待望の復活を果たした西部警察では、舘ひろしが新団長を襲名。渡哲也は後方サポートに。渡団長が、すっかり人の善さそうな好々爺になってます。渡団長といえば、グラサン&マシンガンぶっぱなし!なのに。最近また夜中に、昔の西部警察が再放送されてるのですが、当時の団長、激シブ~やっぱ男ざかり時代の渡哲也、めっちゃカッチョE~族あがり刑事だった舘ひろしもすっかりシブくなったけど、あぶない刑事と区別かつかない
 
 ↑渡団長は、やっぱこーでなきゃね~♪故・裕次郎ボスは、写真で特別出演。ゆうたろうを代役にしてほしかった
 んで、今回もド派手にやっちゃってます!宙を飛ぶパトカー、炎上するバス、銃撃戦にカーアクション、敵のアジト大爆破!ここはホントに日本?みたいな。某香港映画のパクリ?みたいなシーンもあることはあったが、まあそれはご愛嬌。このハチャメチャ感、無茶してる感が西部警察の醍醐味。でも、国際テロ組織とかスパイとか謀略とかスケールの大きい要素って、日本のTVドラマには何だか不釣合いですよねえ。
 当時話題だった宮崎シーガイアの全面協力、ていうか、シーガイアとタイアップ的な内容も笑えた。話に関係なくシーガイアのPRが挿入されてたり。
 新団長軍団のメンツ、そう、石原プロの若手男優たちが、みんなカッコカワイい~ルックスだけでなく、未熟で不器用だけど一生懸命な演技にも好感。特にイケてたのは、やっぱ21世紀の裕次郎こと徳重聡
 
 私、徳重くん大好きなんですよねえ。ぶっちゃけ、裕次郎よりイケてると思う!ちょっとバタくさいけど古風で凛々しい顔といい、長身でモデルみたいに抜群なスタイルといい、完璧に勝ち組なルックス。なのに、何で今もパッとしないままなのかなあ。いま人気を得るためには、チャラチャラした軽薄で貧相な男じゃないとダメなのかな。
 最近の徳重くんは、石原プロのイベントで若い秘書みたいに渡団長の後ろに控えてるのがメインな仕事?俳優としては、渡鬼とか水戸黄門...石原プロ、完全に育成放棄してますよねえ。もったいない。演技力がないのかもしれないけど、良い仕事させ続けなきゃ実力も培えないよなあ。ていうか、徳重くんレベルの演技力なんて、今の芸能界ではフツーにまかり通ってるじゃん。若手イケメンやジャニーズなんて、徳重くん以下なのも多いし。
 徳重くんにつっかかる刑事役、金児憲史もワイルドかわいかった。脳みそまで筋肉バカって感じなキャラもso good!聞き込み調査で、徳重&金児から交互に強引に、キスでもされるのかとドキっとするよな接近密着状態で職務質問される男性が、超羨ましかった!
 悪の兄弟役が、神田正輝&西岡徳馬(↑緑川警部じゃん)。神田さんは、とてもじゃないけどテロ組織のダークなカリスマボスには見えなかった。優しい小金持ちのおじさんって感じだった。緑川警部ことトクマンも、刑事一代にも出てた大杉連も、ほんと過労おじさんたちだよなあ。
 徳重くんたち、おしゃれなスポーツカーをパトカー代わりにしてたのが笑えた。
 連ドラは無理だろうけど、たまにでもいいのでまたスペシャルやってほしいです♪
  
 ↑徳重くん、スーツがすげー似合ってカッコいい!警官の制服も軍服も皮ジャン、ジーパン何着てもカッコいい!けど、デカい体と暑い顔は時代劇には不向きかも...彼もガエルやフランコ、リィウ・イエと同じ花の78年組。男30歳、そろそろアダルティな役に挑戦しよう!
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ウリチング!トンバンシンギ

2009-06-28 | 東方神起、SHINee
 フレッシュ!フレッシュ!フレッシュ!夏の扉を開けるのは、聖子ではなくて東方神起だ!彼らが出演した日本のTV番組、がっつり&まったり観たわいや~☆
 まず、フジテレビのミュージックフェア。日本では、トンバンシンギが出る確率が最も高い番組のひとつですね。
 過去の出演シーン紹介の後、懐かしい曲“Sky”を歌って踊ってくれたのが驚喜でした。ツアーや新曲プロモでお疲れのせいか、ちょと声にハリがなかったような気がしたが、当たり前のように口パクな嵐とかと違って、しんどくてもちゃんと歌うトンちゃんたちにますます股間、じゃない、好感♪

↑おとぼけ天使ジュンスに、みんな癒されます♪
 トークでは、メンバーがそれぞれメンバーにぶっちゃけ告白話。ジェジュンがユンホの貯金箱から300円くすねたとか、ジュンスの食べ方が汚いとか、他愛のない内容。『(ジェジュンに)料理つくってクレヨ~』by ジュンス が可愛かった。
 5人とも夏!若い!爽やかさ満点で、ほんと清々しいですよね。チャラくない、薄汚くない、男らしい。この3美点を備えてるだけで、今の芸能界では稀有な存在。麗人顔のまま体がゴツくなっていってるジェジュン(どんだけ鍛えてるんだよ)、あどけなさが消えて顔が大人っぽくなった?なチャンミン。ジュンスとユンホは不変ですね
 ユチョンは...ん?何か、かっこよくなった、というより、きれいになった?!恋でもしてるのユチョン?!ナニゲない目つきとか表情が相変わらず、ん・色っぽい♪ユチョンです。

↑髪型がいつも可愛いユチョン。たまに変すぎることもあるが...
 “My Destiny”や新曲“Stand by U”など、バラードもしっとりと熱唱。

 つづいて、TBSのフレンドパーク。
 元気いっぱい、ワイワイキャッキャとはしゃぐ5人が可愛かったです。若いよな~と、その俊敏な動きや肌の艶などに、つくづく感嘆。みんな背が高くてスタイルがいいよなあ。ユチョンの柳腰、ジュンスのムッチリしたケツが、ちょっと番組の内容にそぐわないほどセクシイだった♪
 合気道3段のユンホ、テコンドー2段のユチョンが、華麗なるフライング・キックを披露!いや~スゴいなあ。カッコいい~わしでもケンカしたら勝てそうなゴクセン&クローズな連中なんか、余裕でボコボコにできそうですね♪
 
 ↑有天『シアたん頑張って』俊秀『おう、まかせとケ~』デート中の二人みたいですね♪
 でも。この番組、初めて観たのですが...あまり面白くないなあ。ぶっちゃけ、くだらない。きゃわいいトンちゃんたちを観てるだけで満足満足♪とも思えないほど、幼稚すぎる内容。出演者だけが楽しい番組って感じ?関口ヒロシなんて、まだ生きてたんだ?的に久々に見たけど、お爺さんになったなあ。司会者なのにゲストに自分を敬うことを強いる年寄りタレントって感じで、何か不快だった。いいかげん、若い人に仕事を譲ればいいのにね。政界と芸能界って、ほんと老害が多いよなあ。もう一人の司会者、名前が出てこない。誰だっけ。二人も司会者、要らないような気がしたが。めぐみ&太った人のコンビも、ビジュアル的・芸的に何かサムいイタい。この二人の薄気味悪い着ぐるみ姿を見て喜んでる人っているのかなあ。
 とまあ、トンバンシンギが出る日本のTV番組の司会者って苦手なタレントが多いけん、結構キツいんよのおいっそのこと、スマップスマップみたいなトンバンシンギの冠番組を始めてくれんかのお。
 次は、やっと再出演のMステ、そしてMJをチェキラー☆

 ↑有天『今すぐ欲しい、おまえが欲しい』俊秀『ダメだヨー仕事終わってからにしろヨー』

 ↑ジュンスのボケは1万ボルト~地上に降りた最期の天使~♪
 
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刑事一代(後編)

2009-06-23 | 日本のドラマ(単発)
 「刑事一代 平塚八兵衛の昭和事件史」の後編...

ROUND 3 吉展ちゃん誘拐事件
 4歳の村越吉展ちゃんが、忽然と姿を消す。やがて身代金を要求する脅迫電話が。警察は、身代金を犯人に奪われるという失態を犯す。事件発生から2年が経っても、吉展ちゃんの行方と犯人は杳として分からぬまま。そんな捜査本部に、平塚と石崎が加わることに。容疑者の中から、刑務所に服役中の小原保という元時計修理工に平塚は目をつけるが...
 吉展ちゃんの前に現れる、不気味な男の影...事件の始まりから、何か異様な緊張感に満ち満ちていて、一瞬たりとも画面から目が離せません。吉展ちゃん役の幼児が、これまた超可愛いの。こんないたいけな子が...と思うと、何か観るのが辛くなりました。
 このドラマのメインイベントといえる、平塚八兵衛VS小原保の壮絶な闘いの火蓋が切って落とされます。まさに生命を削り合うかのような攻防!
 狭い取調室で繰り広げられる、緊迫した心理戦に圧倒されます。社会の最底辺で生きてきた小原は、怖い刑事の尋問にビビって素直にゲロるタマではありません。その一筋縄ではいかないフテブテしく荒んだ心に、平塚同様視聴者の背筋も凍ります。

 小原保役は萩原聖人。彼の演技が、このドラマのベストパフォーマンスかも。素晴らしいの一言です。もう目つきと雰囲気が、生きながらに腐ってるって感じ。あの暗い荒廃感&破滅感は、容易に出せるもんじゃないと思う。自供シーンは、神がかり的だった。視聴者同様、目の前にした共演者も息を呑んだのでは。自供後の、まさに悪い憑き物が落ちたって感じの彼も印象的でした。
 それにしてもハギー、若い頃から良い俳優だなあと思ってけど、これほどとは!それに彼、あんまし老けてないですよね。今も顔は可愛い。人を食ったノラリクラリ福島弁も、何か可愛かった。ギャンブル狂い、女泣かせ、暴力癖etc.ハギーご自身もヤバい男ですが、秀でた役者はどっか破綻してるもんなんですよね。今後も、犯罪者にならない程度にコワレて、それを芸の肥やしにしてねハギー!今回のような良い仕事をまたしてほしいけど...遊ぶ金を稼ぐために、つまんないドラマや映画にもジャンジャカ出てくれそうなところが、ファンとしては嬉しくも悲しいハギーです。
 小原の老母(名女優の岩崎加根子さん、わずかなシーンだけど胸えぐるインパクト!)が雨の中、保を産んだ私を許してください、と平塚に土下座して号泣するシーンが、悲痛すぎて...もし私が凶悪犯罪を犯したらmy motherも、と想像して胸が苦しくなりました。
 若い刑事役の山本耕史、ハギーには遠く及ばないまでも、抑制の効いた演技に好感。山本くんのオデコ、ピカーッいつ見ても電球みたいで眩しすぎる!
 小原保みたいな役って、演技に自信がある30代の男優なら、誰でも演じてみたい役なのでは?このドラマに出てた若手(池内博之、山本耕史、3億円事件のパートで出てくる長谷川朝晴とか)たち、俺がやりたかった!と思ったのではなかろうか。残念ながら、コータローには絶対×100無理ですが...
 福島の田舎の人々が、ナニゲに秀逸だった。重大な証言をする男の子とか、小原の兄嫁とか。チョイ役だけど、佐々木すみ江が流石の存在感。
 取調室のパートは、舞台化しても面白そうですよね。吉展ちゃん事件に絞った内容で映画化も良さそう?
 
 ↑本物の小原保。凶悪犯には見えないですよねえ。悲しい顔...
 小原保についていろいろ読んでみたのですが...彼のやったことは万死に値するけど...同情はできないけど、今の狂った凶悪犯罪者には感じない、何ともいえない切ない気持ちを抱いてしまうんですよねえ。あの時代のどうしようもない貧困とか、足の障害とか、あれほどの重い暗い宿業を背負わされて、まっすぐに生きられるほうが不思議。だからといって、幼児殺しなど許されるはずもない。何で吉展ちゃんを殺しちゃったの?殺さずにいてくれてたら...吉展ちゃんだけでなく、自分まで殺すことになるぐらいなら、後で捕まって刑務所に入るだけのほうが、どれだけ誰にとっても救いになったことか。
 拘置所で短歌の才能を見出され、すぐれた歌人になった小原保。死刑執行の前に平塚へ遺した、真人間になって生まれ変わります、という言葉も悲しかった。死ぬことによって、新しい自分になる。小原の最期に胸が締め付けられます。
 でも...忘れてはいけないのは、小原ではなく吉展ちゃんこそが最も可哀相な存在、ということです。ご遺族の方々は、このドラマをどう観たことでしょうか。
 それにしても。身代金受け渡しで犯人を取り逃がすなんて、信じがたい警察の失態ですよねえ。平塚が洗い直す前の小原のアリバイ捜査も、めちゃくちゃ杜撰で唖然となった。
 ROUND 4 三億円事件
 白バイ警官を装った男に、現金三億円が奪われる。平塚も捜査に加わるが、事件も時代とともに変化したことを痛感することに...
 平塚最後の事件。時代遅れの老害扱いされ、事件も解決できず、失意と無念のうちに退職するまでが描かれています。でもホント、三億円事件も闇に包まれたままですね。いろんな説はあるけど...せっかく盗んでも使えない大金ってのも、何だか虚しいですねえ。
 捜査陣の中に、長谷川朝晴の姿もあって吃驚!台詞があるかないかな超チョイ役でしたが、可愛かったです♪
 ラストは...
 小原の墓参りに来た平塚は、死後も小原が罰のような孤独を強いられていることを知り、涙を流さずにはいられない。彼岸と此岸、恩讐を越えた絆もまた痛切です。田舎の畦道を、足を引きずりながら歩く小原の姿が、ほんと悲しかった
 退職からわずか数年後に、平塚は永眠。仕事で燃え尽きちゃったんでしょうね...
 知名度よりも実力重視のキャスティングに喝采こーいうドラマ、たまにでもいいので作ってほしいです!謙さんも、おかしなハリウッド映画で変な役もらうより、日本で良い仕事してほしい!
 隅から隅まで素晴らしい俳優の布陣でしたが、個人的に助演賞をあげるとしたら...
 最優秀男優賞・・・萩原聖人 (次点は高橋克実)
 最優秀女優賞・・・余貴美子 (次点は岩崎加根子)
 かな?
 どうでもいいけど、このドラマのキャストってキムタコの「華麗なる一族」とカブり気味?アイブちゃん、原田美枝子、山本耕史、六平直政、平泉成、それにハギーも。同じ豪華キャストなのに、華麗にはちっとも重厚さや胸に迫るものがなかったのはWHY?
 
 ↑おハギ忘れかけてた昔の男への想いが再燃、みたいな♪
 
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刑事一代(前編)

2009-06-22 | 日本のドラマ(単発)
 渡辺謙主演の2夜連続スペシャルドラマ「刑事一代 平塚八兵衛の昭和事件史」を観ました。帝銀事件、吉展ちゃん誘拐事件、三億円事件etc.大事件の捜査に尽力した昭和の名刑事・平塚八兵衛の活躍を描いたドラマです。
 最近のTVドラマ界(邦画界もですが)は、若くてイケメンなだけ、きれいで可愛いだけで男優・女優だと名乗ってる“自称俳優”のチャラチャラしたスウィーツ学芸会ばかりで、大人の鑑賞に耐え得るドラマは絶滅状態。そのことを嘆かわしく思っていた中で観たためか、このドラマかなり強烈でした。
 内容よりも、豪華(ていうか超シブい)俳優たちの顔ぶれが素晴らしかった。自称俳優じゃない本物の役者たちの個性と演技の凌ぎを削る激突は、ヌルいユルいスウィートドラマでは決して堪能できない極上の味わい。超高級だけど油っぽすぎる中華料理、みたいでしたが。水道水やジュースばかり飲んでた喉に、いきなり強い濁酒を流しこんだ、みたいな衝撃。とにかく、普段はジャニーズやチャラいイケメン主演のドラマや映画に、おまんま食うため仕方なく出てるような役者たちが、好機!とばかりに我こそは!と本来の力量を発揮してる感じでした。男優も女優も、ハリウッドスターなケン・ワタナベが主演だろうと、そんなの関係ねぇ!と言わんばかり。演技力なら俺(私)のほうが上!あわよくば食ってやる!なギラギラぶりが、スリリングでワンダフルでした。私は、優等生的に整然としてるアンサンブル演技よりも、こーいう暑苦しいまでに激しいバトル演技のほうが好きです。重要な役だけでなく、チョイ役にまで名だたる役者を配してたところも、ほんと驚嘆感嘆!
 が。若干、トホホな出演者もいることはいた。そう、小泉孝太郎と相武紗希です。
 
 二人とも、可愛くてイヤミがないけど...何だろう?ショボいって感じ?出てきた瞬間、まだ喋ってない動いてもないのに、うわっ下手くそ!と知らしめるド大根オーラびんびん。あの出演者の中では、ほとんど素人が紛れ込んだって感じで、ちょっと可哀相だった。ショックだったのは、コータローがアイブちゃんよりヒドい?!と思えたこと。あのアイブちゃん以下だなんて、憂慮すべき深刻さだよコータロー。もう新人じゃないし30歳なのに、デビュー当時から演技的な成長がほとんどないのが、ファンとしては心配...あと、ジャーナリストの鳥越さんも、いかがなものかだった。
 やはり何と言っても、主演の渡辺謙の大熱演がドラマの白眉です。謙さん、やっぱスゴい俳優ですね。演技そのものよりも、発しているパワー&オーラが激烈。ギラギラした♂臭さも、日本の同世代の俳優にはない魅力。緒形拳の後継者は謙さん?とも思った。ただ謙さんはカッコよさを大事にしてるようなので、同じギラギラでも緒形拳のような捨て身なエロさ&生々しい業みたいなのはないけど。
 このドラマ、はっきり言って謙さんがオスカー候補になった「ラスト・サムライ」より、作品のクオリティも謙さんの演技も上だったような気がする...「バットマン・リターンズ」と「SAYURI」よりは、間違いなく上質。
 事件捜査に執念を燃やす平塚八兵衛with刑事軍団が、とにかくア・チ・チ・アチ~♪by ひろみGO 見てて胃もたれするほどギラギラ濃ゆいです。ほとんどヤーさんな迫力と凄み。まさに、血汗泥まみれの漢(おとこ)たちって感じ。荒ぶる野郎どもの男臭さ、たまりません♪
 ROUND 1 帝銀事件
 12人が毒殺された、戦後最凶事件のひとつ。横溝正史の「悪魔が来りて笛を吹く」のモデルにもなりました。毒を盛られ、うげげえ~!とバタバタ悶絶しながら絶命する被害者の姿が、悲惨陰惨非道い!ひどすぎる!まさに悪魔の仕業。平塚たちは犯人が残した名刺から、テンペラ画家の平沢貞通にたどり着く...
 平塚たち名刺班の、地道でハードな捜査が熱く描かれてます。容疑者・平沢役は、榎木孝明。台詞も出番も少ないけど、“上品な胡乱さ”をよく出してた。この事件も、謎が多くて不気味ですよねえ。平沢貞通は冤罪、という説が圧倒的だし。死刑執行もされず、100歳近くまで獄中で生きた平沢貞通の人生も悲劇的。某音楽プロデューサーは、平沢の息子だとか?確かに似てる...
 平沢の娘役で、ハリセンボンのはるか?かと思ったら、貞子こと木村多江だった。若い刑事役の池内博之、刑事にしてはエロすぎる♂フェロモン。ハンチング帽が可愛かった。捜査会議で平塚と衝突するベテラン刑事役、渡辺哲がド迫力で怖かった~!チョイ役の長門裕之、洋子も呆れそうな半ボケ老人役でした
 ROUND 2 警備員殺人事件
 有楽町そごうで、警備員が殺害される。平塚は相棒となった石崎とともに、容疑者・森川を追いつめてゆく...
 
 石崎役の高橋克実、こんなに素晴らしい役者だったとは!味のある野郎キャラが素敵だった。演技だけでなく、見た目もイケてて萌えまくりました。日本一男前なハゲ男かも♪
 森川役の杉本哲太も好演。犯人にされかける男、誰?!かと思ったら、宍戸開だった。若い頃と別人のように太ってて唖然。インパクトある見た目です。チョイ役の森次晃嗣と根岸季衣もいい味。
 
 瞠目させられたのは、森川の妻役の余貴美子。彼女、やっぱ卓越した女優ですよねえ。大げさな熱演なんかしないのに、視線クギづけにしちゃう。長まわしで映されるアップ、じわじわと現れる極限の感情が圧巻だった。「オリエント急行殺人事件」でオスカーを獲ったイングリッド・バーグマンを彷彿とさせた余さんです。
 後編は、平塚八兵衛最大のヤマ。そう、吉展ちゃん誘拐事件です。このスペシャルドラマにとっても、最大の見せ場となってます。あの俳優が、謙さんを凌ぐような名演を披露してます。
 そうそう。顔も演技も熱すぎて怖いけど、何かトボけた感じの訛り(栃木弁?)は、何か可愛い謙さんです。
 
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夜光の階段⑦~最終回 くらいむおぶらブ☆

2009-06-19 | 日本のドラマ(連続)
 「夜光の階段」第7話と最終話を観ただよ...

☆フジ子VS熟女検事!
 ミチヲを庇うフジ子から事情聴取する丸山検事。互いに攻防・牽制しつつ、不思議な共感を抱きあう女二人って感じで、なかなか妖しげなムードでした。フジッキーやネンジとより絵になってて、お似合いなカップル風だった。夏川結衣と余貴美子、ちょっと似た感じのする美女ですよね。
☆フジ子、狂気のボルテージUP
 自殺&心中願望が炸裂!一緒に死にましょおおお~と、やるせなさげにミチヲの首を絞めるフジ子が怖かったです。
☆女難の物語
 天拝山の小娘、波多野夫人、幸子、フジ子と、扱いにくすぎる女ばかり引っかかって、ミチヲも災難というか。おとなしく男の言いなりになる女なんて、世の中いっぱいいるのにねえ。
☆荻野目慶子、再登場
 村瀬の奥さん、いつの間にか美容界の女帝(池内淳子)のシモベになってて、ミチヲに接近。殺してぇとミチヲに迫るなど、いかがわしさ胡散臭さ満点で笑える。どうでもいいけど、旦那(いっけい)は?!
☆仮契約のKISS
 ミチヲ、老女帝に接吻!あわわ、まさか池内淳子のキスシーンが見られるとは想定外。キスした後、ミチヲ『貴女が欲しくなりました☆』も笑えた。
  
 ↑ミチヲの手下ふたり、ルックス&ファッションが可愛かった。雑魚役なので特に見せ場もなく台詞もほとんどなかったけど、ミチヲにコキ使われたり、幸子にイビられるシーンは、可哀相で可愛かった。最初の頃ミチヲにビンタされた柳田(左)は、ラストの法廷シーンでまたミチヲに怒鳴られてましたね。とんでもないご主人さまでも、逆らったりせず献身的に尽くした↑二人に拍手ミチヲに因縁をつけるトラックの運ちゃんも、わりとイケメンでしたね。彼も法廷に来てましたね♪
☆うるさいっ!
 執拗につきまとい犯人呼ばわりするネンジ&高知東生に。私死ぬ、失踪する、みたいなことばかり言うフジ子に。私も煩わしい連中に、ミチヲみたいに怒鳴ってみたいなあ。
☆DIVE!!
 山中湖、ボートから入水するフジ子。助けようと飛び込むミチヲ。あれは吹き替えじゃなくて、ホントにフジッキーがダイブしたの?すごくキレイな飛び込みフォームだった。
☆人情裁判
 死んだお母さんが泣いてるよ~なんてネンジ弁護士のベタすぎる情に訴え作戦なんか、冷酷なミチヲには通じやしないさ!と思ってたら、あらら。ミチヲ、涙ながらに犯行を自供!おいおい~証拠なんか何もないんだよ~!シラバっくれろよ~!バカじゃん!
★総括
 8話で終わったけど、ひょっとして打ち切り?かなり笑える下世話な喜劇って感じで、面白かったけどなあ。どうせなら、あの名作「羅刹の家」級に開き直った確信犯的な爆笑を狙ってほしかったけど。
 コロす=エッチする。今夜コロしてやるから、とか。いっぱいコロしてね、とか。恋人との間でぜひ使いたい隠語ですね♪
 ミチヲがなあ。ただのアホで終わってしまって残念。ドラマ用に改変されたキャラが不出来すぎ。とことん悪魔な男にしてほしかった。
 フジッキーは、女たちを魅了し破滅に導く魔性の男には、ぜんぜん見えなかった。節操と思慮のない安いホストっ感じだった(フジッキーが悪いというより、ミチヲのキャラが悪い)。けど、やっぱカッコよかったです。あのネットリした翳りが好き。10年前にやってたらなあ、とは毎回思ったが。エロシーンに頑張りが足りなかったなど、役者根性の欠如が心配。
 あのエンディング曲がもう聴けないのかと思うと、かなり寂しいなあ。今度カラオケ行ったら歌ってみよっと。きっとフジッキーよりは上手に歌えると思う!
 
最優秀賞 津嘉山正種
優秀賞 該当者なし
悪くなかったで賞 藤木直人 夏川結衣 木村佳乃 室井滋 余貴美子 南野陽子 石井正則 渡辺いっけい 荻野目慶子 高知東生 赤座美代子 美容院の従業員たち トラックの運ちゃん
???賞 小林ネンジ 池内淳子
いかがなものかで賞 三浦恵理子 田丸まき

 今期、ラストまで観たのは結局これとゴッ輝だけでした。櫻井翔のクイズショウもリタイア。来期も、面白そうなドラマないですねえ。松嶋なな子なんて、今さらって感じだし。彼女のビールのCMがTVで流れるたびに、おばさんになったねえ~とmy motherが言ってます。とりあえず、小泉孝太郎の連ドラ初主演作をチェキってみる予定♪リタイアの予感濃厚ですが...
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朗読プレイ!咎のような愛

2009-06-17 | イギリス、アイルランド映画
 久々に試写会に行ってきました♪
 上映前に、中国放送の女子アナの朗読会が。和佐由紀子アナ、TV同様かわいかったです。いい年してちょっと乙女趣味な服だったが。
 朗読されたのは、「赤毛のアン」「星の王子様」「走れメロス」の一部。試写会応募のハガキに、“あなたの人生を変えた小説の文”というの必須要項があって、その中で最も多かった作品がこの3作だとか。どれも名作ですが(読んだことないけど)ありがちといえばありがち?朗読の内容も、仕事帰りで疲れてる心には睡眠誘導的。チャタレイ夫人とか団鬼六先生のSMものとかなら、笑いながら聞けたことでしょうに。ちなみに私はハガキに、三島由紀夫の「禁色」からの文を。とても朗読できる内容ではありません♪
 映画の最中、私の右隣のおじさんが...Lサイズのポップコーンを食ってて、うるさい&くさい。やっと食べ終えたかと思うと、今度は握り寿司みたいなのを取り出して、ムシャムシャ。よく食うなあ。帰って食えよ。
 左隣のおねえさんは、ず~っとオイオイ泣いてる。ここでなぜ?と思うような場面でさえ。この人、タイタニックでも号泣したクチだろうなあ。いいなあ、こんなに簡単に感動できて。冷血人間の私は、羨ましいかぎりでした。

「愛を読むひと」
 ケイト・ウィンスレットが今年のアカデミー賞で主演女優賞を獲得した、「リトル・ダンサー」「めぐりあう時間たち」などの名匠スティーブン・ダルドリー監督作品。原作は、ベストセラーとなったベルンハルト・シュリンクの「朗読者」。私も映画を観る前に読んでみました。あんまし感動しなかった。私って筋金入りの冷血人間...
 1958年のドイツ・ベルリン。15歳の少年マイケルは、路面電車の車掌をしている女性ハンナと出会い、恋に落ちる。ハンナには誰にも言えない秘密があった...
 「タイタニック」みたいなロマンチックでスウィートな感動を期待すると、ガーンとなるので要注意♪とってもヘヴィで救いようのない話で、観終えると欝な気分になります。
 ハンナとマイケルの関係を、愛とか恋とかいったsweetな言葉で言い表すと何となく違和感を覚えます。しっくりくるのは“悲しい悪縁”かなあ。いくら愛し合っても、年齢、時代、過去、価値観、すべてにおいて絶対しあわせになれない暗い壁と深い隔たりがあって、出逢わなかったらどんなに幸せだっただろうか、と思わせる二人だったし。
 
 あそこまで誰かに強い影響を与え、人生を変えてしまえるなんて、怖いです。ハンナとマイケルが互いに与え残したものは、もう誰も愛せなくする、前を向いて歩けなくする、死ぬまで消えないトラウマみたいだった。
 ハンナがあそこまで頑なで融通がきかない女じゃなかったら。マイケルがもうちょっと強かったら。とは思うけど、邦画や韓国ドラマみたいに愛のチカラで克服♪なんてスウィートな展開にさせない二人の性格と立場こそ、話を面白く深くしているのも事実です。スウィート思考で観ると、ハンナにどんな恐ろしい過去や秘密があろうと、マイケルは彼女を親身に支えて守ってほしかった!となるかもしれませんが、それはあの時代あの国のことを解かってなさすぎだからかも。私がマイケルでも、愛と同じぐらいのわだかまり、抵抗感をハンナに感じるだろうし。愛してるから!と全てを打っ棄ることができるほど、軽い問題じゃないもんね。愛があっても越えられないものって、あるよなあ。
 ハンナとマイケルの愛に暗く重い翳を落とす、ナチス戦犯への裁き。戦争の傷跡に暗澹とさせられます。今でも決して癒えない消えないシコリなんだろうなあ。
 ハンナにとどめをさしたのは、法律でも罪の意識でもなく、マイケルの優しさと弱さだったのも、ほんと悲劇的だったよなあ。マイケルこそ、ハンナにとっては犯した罪への神の与えし罰だったのでしょうか。愛が希望も救いも奪うなんて、悲しすぎますよねえ。
  
 ハンナ役を熱演、というより怪演?し、めでたくオスカー受賞となったケイト・ウィンスレット。いや~おケイさんって、ほんとスゴい女優だなあ~と今さらながらに感嘆。今回も、女優魂が爆裂してました。可哀相な女、悲しい女、というより、ちょっと病んだ女、グロテスクでさえある女、というキャラにしてしまっていて、強烈なインパクト。鬼みたいな厳めしい顔、のしのしガニ股歩き、そして一糸まとわぬスッポンポン!この全裸がまた、エロを通り越してグロいんですよ。肉の付き具合・崩れ具合や、乳首の色や腋毛など、生々しすぎ。とても女優とは思えぬリアリティが圧巻です。きれいに見せようなんて、ぜんぜん考えてなさそう(お顔じたいは、やっぱ美人ですが)。男優でもあそこまでできないぞ!
 ハンナさん、やっぱ危ない女だよなあ。出会ったばかりの15歳の少年と速攻で淫行だもんね。戦犯以前に、ショタコン性犯罪者です!もじもじしながら風呂に入るマイケルを視姦してる無表情とか、いきなり全裸でマイケルに迫る姿など、こ、怖い~マイケル早く逃げてー!みたいな。ともかくラブシーンには、イケメン男子とエッチなんて羨まし~!くはならない悲痛さがあります。それだけでも、CMで稼ぐために仕方なくドラマや映画に出てるような日本の自称女優には、死んでもできない果敢なチャレンジ。映画史に、人々の心に残るのは、おケイさんのような真の、そして偉大な女優だけ!

 おケイさんと同じぐらい讃えたいのが、少年期のマイケルを演じたドイツの若手俳優、デヴィッド・クロス。いわゆる美男子、イケメンではないけど、フツーっぽくて愛嬌があって可愛い。覚えたばかりのセックスに猿と化す姿が微笑ましかった。おケイさんに勝るとも劣らぬスッポンポンぶりも天晴れ!ほんと頑張ってたなあ。彼って実際には何歳なの?ホントに未成年だったら、性的虐待に近いと問題視されそうなほど脱がされてたし。顔だけでなく、背は高いけど体つきも未発達な少年なので、熟女との全裸セックスシーンはやっぱヤバヤバ感満点です。ドイツ人なのに文学を英語で朗読するシーンが多い、というところも賞賛に値するクロスくんです。
 大人になったマイケル役は、レイフ・ファインズ。彼も哀感ある好演を披露しています。収容所生存者役のレナ・オリン、大学教授役のブルーノ・ガンツなど、味のあるヨーロッパの名優の起用も映画に深みを。あと、ハンナひとりに罪をおっ被せる戦犯おばはんどもが、みんな憎々しい~
 戦争犯罪以上にハンナが発覚を恐れていた、あの秘密。クロード・シャブロル監督の傑作「沈黙の女 ロウフィールド館の惨劇」のサンドリーヌ・ボネールも、同じ強烈なコンプレックスを抱えてましたよね。深刻だとは思うけど、あそこまで頑強に隠さねばならないものなのでしょうか。
 
 ↑おケイさん、横綱昇進おめでと~どすこい女優魂、今後も見せまくってくださいね♪
 
 ↑劇中でも母と息子に間違えられた二人ですが。リアルでも母子ですねえ。年上のレオといても姉にしか見えないし、おケイさん30半ばで既に完熟トマトです
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これが私のセレブ道!

2009-06-15 | イギリス、アイルランド映画
 「エンジェル」
 フランソワ・オゾン監督初のコスチューム劇&全編英語作品。
 20世紀初頭のイギリス。食品店の娘エンジェルは、高貴で華やかな世界に憧れていた。出版社に送ったロマンス小説が大ヒットし、エンジェルは人気作家として富と名声を手に入れるが...
 エンジェルの作家として女としての生き様、サクセス&凋落が、なかなか興味深かったです。あれぐらい上昇志向が強くて空想(妄想?)癖があって自信満々で身勝手で傍若無人で意地悪じゃないと、面白い物語は創り出せないんだろうなあ。善い人は良い作家になれないって言われてますよね。私の大好きな女流作家の先生がたも、公私ともどもエンジェルっぽいし。
 人気作家になって女王さま化、調子ぶっこきまくるエンジェルが笑えます。ほんとヤな女なんです。才能と金にあかせて、何でも自分の意のままにしようとし、周囲に顰蹙と困惑を撒き散らしまくり。でも、見ててムカついたりイラついたりしないのが不思議。むしろ小気味良い。自分に正直なだけだから?他人を傷つけたり操りたいという邪まな欲望や悪意はなくて、あくまで自分世界でフワフワ夢のように生きていたいだけ、そのためにはいくらでも人もなげに自己チューになれるエンジェル。自分世界を死守しようとする人間(特に女)って、怖いな~と彼女を見てて思いました。
 それにしても。エンジェルの才能ってスゴいよなあ。本も読まない、人生経験もないのに空想だけで本を書いちゃうなんて。少女漫画家には、そーいう方々が多いとは聞くけど。羨ましいかぎりです。どんな経験をしても、それが何の肥やしにもならない人間からすると...
 いい男だけどダメ男に引っかかって、というのも女流作家の人生には必須条件?ですが。残念なのは、エンジェルの人生が男のせいで潰えちゃうところ。男とのドロドロも文学に昇華してしまう、現実的な強さを持ってほしかったなあ。
 オゾン監督の女性に対する皮肉な目線が、今回も心憎いです。女は性悪で愚か!と看破してるマドモワゼル・オゾンです。同じ天才ゲイ監督でも、アルモドバル姐さんは女性の強さを熱く賛美していて、マドモアゼル・オゾンは女性の性悪さを冷徹に高く評価してる、みたいな。二人とも、女を滑稽で悲しい化け物にしてるところは共通してますが、イヤな感じはしません。形は違えど、女性への敬愛が感じられるから?聖女のようなヒロインのほうが、何も分かってない!ウソくさい!と反感を覚えます。
 
 エンジェル役は、「つぐない」でブライオニーの成人期を演じてたロモーラ・ガライ。つぐないの時は、少女期のシアーシャ・ローナンが素晴らしすぎて、ちょっと印象が薄かったけど、今回はなかなかハジけちゃってるヒロインぶりでした。ラストはブっこわれちゃって(いや、始めっからビミョーにコワレてはいるけど)、「カミーユ・クローデル」のイザベル・アジャーニみたいに異様な風貌になってしまい怖かったです。
 エンジェルの夫で画家のエスメ役、マイケル・ファスベンダーが、なかなかイケメンでした。そりゃあまあ、マドモワゼル・オゾンのお眼鏡にかなうぐらいだから、ブサイクであるはずはないけど。ヴィゴ・モーテンセン+マシュー・マコノヒーを優しくした感じ?ベッドに入る時に見せる後姿のヌードが、すごくキレイだった。引き締まった美尻!それにしても彼、どっかで見たことあるなーと思ったら、ジェリーのマッスル映画「300」に出てたと判明!あの時もイケメンだな、と確か思ったはず。ブラピ&タランティーノ監督の新作「イングロリアス・バスターズ」にも出演してるらしいので、今後も要チェキな男!
 編集者役のサム・ニール、シブくて素敵なおぢさまになりましたね。若い頃よりイケてます。彼の妻役は、オゾン監督の女神シャーロット・ランプリング。出番は少ないけど、すべてを見透かしてるようなクール&ニヒルなキャラでカッコいいです。
 あと、「8人の女たち」を彷彿とさせる、衣装や屋敷の色彩の鮮やかさ、ムードとテンポの流麗さも印象的です。エンジェルが飼ってる犬&猫が可愛い!
 
 ↑ヘタな俳優より男前なオゾン監督。私生活ではムッシューにしか興味がないマドモアゼルなのが、嬉しいような残念なような
 
 
 
 
 
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グッバイソロ①~⑥ 彼女の恋人

2009-06-12 | 韓国のドラマ
 愛しのチョン・ジョンミョン主演のドラマ「グッバイ・ソロ」鑑賞スタート♪

☆チョン・ジョンミョンasミンホ
 「カクテル」のトム・クルーズばりなアトラクション披露のジョンミョン。あどけない猿顔+長身なデカいカラダが、相変わらず萌えるアンヴィバレント。こんなカッコカワイいバーテンダーがいるバー、毎晩通ってしまいアル中になってしまいそう♪
☆YAOIレーダー、ビビビ!!
 ミンホの親友ジアン。あ!「後悔なんてしない」のジェミンじゃん!
 ジアンの恋人スヒを愛しているミンホ。ジアンには友情に加えて、過去のことで罪悪感を抱いてるミンホなので、自分やスヒは傷つけてもジアンだけは守りたい、という想いに苦しんでる...うう~ん、これは面白いシチュエーションですね。ジアンとミンホの友情には複雑な事情と翳りがあって、憎み合わないように一生懸命互いを大事にしている、みたいな二人のやりとりが怪しい!同性愛?とスヒに揶揄されるのも当然!ジアンが元ジェミンなのも、男色ムードを醸す一因に。
 高校生の時、ミンホのあこぎな金持ち親父に、家族そろって酷い仕打ちを受けたジアン。ミンホを罠にハメて、高校退学に追いやったジアン。家出中のミンホに代わって、ミンホの実家に住み彼の親父の会社で働いているジアン。ミンホをいつも優しく気遣うジアン。うう~ん、ジアンってブラックなの?ホワイトなの?謎すぎるキャラ!
☆ハルモニ
 口のきけない食堂のおばあさん。ミンホと彼女のシーン、ほのぼのしてて好き。ハルモニを恋人扱いするミンホが超可愛い~!ミンホにキスされたり、味見アーンしたり、ハルモニが羨ましすぎるー!!
  
☆ジョンミョン脱ぐ
 ミリの部屋と銭湯のシーンで裸になるジョンミョン。ちょっとユルめですが、いかにも鍛えてます!なバキバキ筋肉より、私は好きなカラダです。
☆ハイスクールデイズ
 有髪なミンホが可愛い!けど、ジョンミョンはやっぱ坊主に近いほうががしっくりくる。早々と薄毛への抵抗をやめ、潔く坊主にしてるミンホ=ジョンミョン、でしょうか。
☆共食い!
 ハルモニと焼き甘栗を食べるミンホ。キツネちゃんでも言われてたけど、ジョンミョンの顔と頭って栗みたい!
 
 ↑ジアン&ミンホ こんなにそばにいるのに~♪by ZARD
☆ジアン&ミンホ 愛の劇場その1
 こいつら、やっぱ怪しいよ!レスリングごっこでイチャイチャベタベタしたり。灯台で二人きり、静かに寄り添いながら片方ずつのイヤホンで同じ音楽を聞いたり。バーでジアンが、スヒはいなくてもおまえがいるからいい、なんてミンホと微笑み合ったり。ミンホ『この世に一人でも俺を理解してくれる人がいたら幸せだ』ジアン『俺がいるよ』ミンホ嬉しそうに微笑む、なんてのも単なる男の友情を逸脱してます。
☆男の友情を壊すな!
 ミンホが好きなの!とジアンに告白するスヒ。ウザいわ~!俺が好きだって言ったこと、ジアンの前で取り消せ!とスヒに命じるミンホに、ますますBL指数UP!
☆ジアン&ミンホ 愛の劇場その2
 謝るミンホに、ジアン『スヒと付き合えよ。それが俺の愛する二人を失わずにすむ方法だから』瞳ウルウルでジアンを見つめるミンホ。くわ~!切なくも怪しいわ~!スヒなんか、ただダシに使われてるだけでしょ!男ふたりが遠まわしに互いへの愛を確認するために。
★総括
 ジョンミョンが、かかかか可愛い~寂しそうな表情に胸キュウウ~ンしすぎて、心臓ヤバイです♪
 ままならぬ愛と人生。それぞれに苦悩と痛みを抱えた老若男女たちを、しみじみとしたペーソスで描いている佳作ですね。山田太一脚本的な昔の日本のドラマっぽい?
 ジアンとミンホの関係が気になって、他の要素がドーデモよし子状態!ジアンの真意は?!ミンホの愛は?!キャラも見た目も魅力がないヒロインのスヒは、ぶっちゃけジアン&ミンホのBLを妨害するオジャマ虫。スヒなんか大した女じゃないということにジアンもミンホも早く気づいて、二人で“後悔なんてしない”愛に奔ってくれ!なんて、腐女子な妄想をかきたてるドラマです(わしだけ?)ともあれ、想定外のBLテイストに驚喜。
 
 ↑北朝鮮がヘンなことをするたびに、ジョンミョンやコンたんが心配になる...早く無事に戻ってきてほしい!
 
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リンリー警部2③④ 女おとり捜査官ヘイ子

2009-06-11 | 欧米のドラマ
 「リンリー警部 捜査ファイル2」の第3話と4話を観ただよ...
 ※ネタばれ注意!

③「正義の声」
 モラグという女性が、自室で他殺死体で発見される。捜査を担当することになったリンリー警部とヘイバース。モラグが働いていた社交クラブに何か秘密があるとにらんだヘイバースは、リンリー警部の許可もとらずに潜入捜査を開始するが...
 お!今回はヘイバース(以後、略してヘイ子)が、松下由樹の北見志穂ばりに潜入おとり捜査か!北見みたいにコスプレ系じゃないのが、ちょっと物足りませんが。
 またまた逸るヘイ子に、勝手なことを!とプンプンなリンリー警部。上司の沽券は丸つぶれですね。
 腹ボテのヘレンは相変わらず、亭主を早く帰宅させない女です。プロファイリングを生業にしてる彼女なのに、刑事という仕事への理解がないのが不思議。身に危険が迫るヘイ子を家に連れてきたリンリー警部に、いつまでいるのよ?と聞こえよがしにブーたれるヘレンがヤな感じだった。ヘイ子、引越し祝いにヘレンにあげたあの可愛いマグカップ、返してもらいなよ!
 今回の事件もヒドいものでしたねえ。赤ちゃんは売り物じゃない!それはそうと毎回ですが、殺人起きすぎ?リンリー警部、犯人の魔手は早く阻止してください!
 新米刑事ビリーが、ちょっと可愛いキャラかも。ヘイ子、彼とつきあえば?
 
 リンリー警部『おやヘイバース、君もカメラに向かってお澄まし顔ができるようになったんだね♪』
 ヘイ子『労働階級のくせに、とでも言いたいんですか?!』
 リンリー警部『また始まった...』
 ヘイ子『す、すみません...』
 ってな感じだった二人が懐かしい

④「願うだけなら」
 犯罪心理学者のフィネガンが、車に仕掛けられた爆弾で爆殺される。捜査するリンリー警部とヘイバースは、精神鑑定や女性関係でフィネガンを恨む者が多いことを知る。リンリーの妻ヘレンも、フィネガンの元恋人だった...
 夫の病的なDV&歪んだレズビアン愛。またまたドロドロした人間の暗部が。でも今回は、事件の謎や真相じたいよりも、ヘレンが!ヘイバースが!とんでもない災厄に遭う展開に、ビツクリ&ガーン
 リンリー警部、いちだんとイライラ&カリカリしてて、ちょっと...前はこんなキャラじゃなかったよなあ。ヘイ子に当り散らす姿なんか、もう見てらんないほどカッコ悪い。生身の人間らしい苦悩と葛藤、とは思うけど、やっぱ優しくてスマートなリンリー警部のほうが好きです。それはそうと。難しい顔してうつむいてる警部が、ちょっと蟹江敬三に似て見えた。私だけ?
 ヘイ子は、惑乱気味な上司とは反対に、人間が丸くなって思いやり深くなってる。リンリー警部にギャーギャー理不尽な八つ当たりをされても、それで少しでも気がすむなら、みたいに黙ってるところなど、人間的に成長してるなあと感嘆。それに第2部に入ってからは、ほとんどヘイ子が事件を解決してるし。主役交代?!
 ヘイ子に謝った後、君しか信頼できないから、とションボリつぶやくリンリー警部。優しく警部を見守るヘイ子。上司と部下が、何だか弱い弟と強い姉に見えました。
 ヘレンは何かもう、事態をややこしくするだけの迷惑キャラ?
 
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