御嶽山の噴火、怖いですね…
楽しい秋の山登りが、一転して地獄絵図になるなんて…広島の土砂災害もですが、フツーに暮らしてたら気づくすべもなく襲われてしまう自然の脅威に、ただもう打ちひしがれ無力感を覚えるだけです。私も山のふもとに住んでるので、今後ますます土砂や噴火に怯えながら暮らすことになるでしょう…
「危険なメソッド」
20世紀初頭のスイス。若き精神科医のユングは、高名な分析医フロイトの提唱する治療法を、新しい患者のサビーナに施す。ユングとフロイトは師弟のような深い絆で結ばれるが、やがてサビーナの存在が二人の友情に亀裂を生じさせるのだった…
特異な(平たく言えば変態)作風でファンも多い、デヴィッド・クローネンバーグ監督作品。
映画通、または私のようなイケメンマニアからはかなり前から注目され、今年「それでも夜は明ける」での怪演激演でオスカー候補となり、今やすっかりメジャーな人気スターとなったマイケル・ファスベンダー主演作(クレジットは3番目ですが)です。ファスベン、やっぱカッコいいですね~男らしいけど濃ゆくなく、クールだけど内面には静かな荒々しさを秘めてて。理知的で端正なマスクは、ただ整ってるだけでなく何か不穏と翳りが深く刻まれていて、暗く乾いた欲望と絶望が混濁している表情が、すごく生々しくエロくもあって。ゴツいけどスラ~っとした長身も素敵。
今回のファスベンは、実在の人物役、しかも超有名な心理学者ユング役。古風で優雅な紳士の衣装が似合ってて、相変わらず何着ても似合う男だな~と感嘆。そして、相変わらずフツーの役をやらない男だな~と苦笑い。その男前ぶりと高い演技力は、今回も遺憾なく発揮してるファスベンです。
ユングって、あんな人だったの?!と驚きました、いや、呆れました。行い澄ました学者然での、とんでない踏み外しっぷりに目がテン。患者兼助手のサビーナとの不適切すぎる異様な関係では、男の身勝手さや変態性欲丸出し。ファスベンが演じてなかったら、見るに堪えない醜悪な人物になってたかも。とことん踏み外して破滅するのなら、まだ惹かれるものを感じたかもしてません。でも、結局何も失わないままエラい学者ぶってるユングって、ズルくて卑小だな~と思った。晩年は、精神を病んで苦労はしたみたいですが。それにしても…頭が良すぎる人って、凡人よりも悩みや苦しみが重くて深くて大変だなと同情を禁じえません。凡人に生れてよかった…たくましく無骨な容貌と、悩ましげな精神的憂悶のアンバランスが、繊細で複雑なセクシーさを醸し出してるファスベンでした。変態な内容ですが、ファスベンは脱がないし、エロい濡れ場などは皆無だったのが残念。
サビーナ役のキーラ・ナイトレイの狂いっぷりが、めっちゃキモい&ヤバいです。もともと彼女が苦手な私なので、今回のシャクレをますますシャクレさせて惑乱錯乱する姿は、正視に耐えられないほど鬱陶しくて不気味でした。ギャーギャーキーキーー大騒ぎなヒステリックさが、かなり神経に障ります。あんな気持ち悪くてヤバすぎる女と寝るユング、いかもの食いというかチャレンジャーだわ~。き○がいシャクレ顔芸だけでなく、お尻ペンペンされてハアハア欲情する変態ぶりもキモいです。あれって、ひょっとしたら笑いを狙ってたのかしらん?とにかく、よーやるよ!なナイトレイの女優魂には、素直に拍手を送りたい。あんな一歩間違えればコントになりかねないスレスレ演技、キレイなだけの無能女優には絶対ムリでしょうから。でも、見てて不快になるよな生々しい狂気よりも、映画なので美しく魅惑的な狂気に酔いたいです。サビーナ役がもし若かりし頃のイザベル・アジャーニだったら、激ヤバなだけでなく、さぞや可憐で悲痛なヒロインになってたことでしょう。
↑終始こんな感じのキーラ・ナイトレイ、その顔芸は笑えるっちゃあ笑えるが、見ててかなり疲れもします
ユングと親しくなる高名な心理学者フロイト役は、LOTRのアラゴルンでおなじみ、クローネンバーグ監督の傑作「イースタン・プロミス」でオスカー候補になったヴィゴ・モーテンセン。シブい!
年かさなぶん、真面目で自分ワールドな住人ユングよりも、世知にたけてるというか俗っぽいところがあるフロイト先生の、悪意は全然ないけどKYで無神経なユングへの戸惑いやイラっ&ムカっな心境を、大げさでなくさりげなく分からせるヴィゴさんの演技、なかなかの絶妙さでした。老人役なんだけど、やっぱカッコよすぎというか無理があるというか、男ざかりの精気とか艶は隠せてません。ファスベンとの男前ツーショットや、ちょっと精神的BLな関係、雰囲気にちょっと萌え~。
「イースタン・プロミス」での怪演も忘れがたいヴァンサン・カッセルが、病んだ男の役でチョコっと顔を出してます。
数々の傑作変態映画を生み出してきたクローネンバーグ監督ですが、今回の変態は過激さがなく薄口。コアなファンには物足りないかもしれません。クローネンバーグ監督風の文芸映画って感じ?スイスやオーストリアの街や湖など、とても美しく撮られてました。
それにしても。心理学とか精神分析とか、人の心をのぞきこんだりいじくり回したりする学問や医療って、怖いですよね~。できれば人の心には立ち入りたくない、立ち入るべきではないと思ってしまいけど…おかしな言動が最近ひどい私も、ひょっとしたら欲求不満、性的に抑圧されてるのでしょうか?それならまだいいけど、私の場合は心じゃなくて脳みそのほうがイタんでる系っぽい
↑シブい!マイケル・ファスベンダー、大人の男って感じキムタクより年下だなんて、信じられません。
かぶりものをしたままで素顔を見せない男をファスベンが演じた「FRANK フランク」が、近日日本公開♪またフツーじゃない役ですねでも楽しみ!
楽しい秋の山登りが、一転して地獄絵図になるなんて…広島の土砂災害もですが、フツーに暮らしてたら気づくすべもなく襲われてしまう自然の脅威に、ただもう打ちひしがれ無力感を覚えるだけです。私も山のふもとに住んでるので、今後ますます土砂や噴火に怯えながら暮らすことになるでしょう…
「危険なメソッド」
20世紀初頭のスイス。若き精神科医のユングは、高名な分析医フロイトの提唱する治療法を、新しい患者のサビーナに施す。ユングとフロイトは師弟のような深い絆で結ばれるが、やがてサビーナの存在が二人の友情に亀裂を生じさせるのだった…
特異な(平たく言えば変態)作風でファンも多い、デヴィッド・クローネンバーグ監督作品。
映画通、または私のようなイケメンマニアからはかなり前から注目され、今年「それでも夜は明ける」での怪演激演でオスカー候補となり、今やすっかりメジャーな人気スターとなったマイケル・ファスベンダー主演作(クレジットは3番目ですが)です。ファスベン、やっぱカッコいいですね~男らしいけど濃ゆくなく、クールだけど内面には静かな荒々しさを秘めてて。理知的で端正なマスクは、ただ整ってるだけでなく何か不穏と翳りが深く刻まれていて、暗く乾いた欲望と絶望が混濁している表情が、すごく生々しくエロくもあって。ゴツいけどスラ~っとした長身も素敵。
今回のファスベンは、実在の人物役、しかも超有名な心理学者ユング役。古風で優雅な紳士の衣装が似合ってて、相変わらず何着ても似合う男だな~と感嘆。そして、相変わらずフツーの役をやらない男だな~と苦笑い。その男前ぶりと高い演技力は、今回も遺憾なく発揮してるファスベンです。
ユングって、あんな人だったの?!と驚きました、いや、呆れました。行い澄ました学者然での、とんでない踏み外しっぷりに目がテン。患者兼助手のサビーナとの不適切すぎる異様な関係では、男の身勝手さや変態性欲丸出し。ファスベンが演じてなかったら、見るに堪えない醜悪な人物になってたかも。とことん踏み外して破滅するのなら、まだ惹かれるものを感じたかもしてません。でも、結局何も失わないままエラい学者ぶってるユングって、ズルくて卑小だな~と思った。晩年は、精神を病んで苦労はしたみたいですが。それにしても…頭が良すぎる人って、凡人よりも悩みや苦しみが重くて深くて大変だなと同情を禁じえません。凡人に生れてよかった…たくましく無骨な容貌と、悩ましげな精神的憂悶のアンバランスが、繊細で複雑なセクシーさを醸し出してるファスベンでした。変態な内容ですが、ファスベンは脱がないし、エロい濡れ場などは皆無だったのが残念。
サビーナ役のキーラ・ナイトレイの狂いっぷりが、めっちゃキモい&ヤバいです。もともと彼女が苦手な私なので、今回のシャクレをますますシャクレさせて惑乱錯乱する姿は、正視に耐えられないほど鬱陶しくて不気味でした。ギャーギャーキーキーー大騒ぎなヒステリックさが、かなり神経に障ります。あんな気持ち悪くてヤバすぎる女と寝るユング、いかもの食いというかチャレンジャーだわ~。き○がいシャクレ顔芸だけでなく、お尻ペンペンされてハアハア欲情する変態ぶりもキモいです。あれって、ひょっとしたら笑いを狙ってたのかしらん?とにかく、よーやるよ!なナイトレイの女優魂には、素直に拍手を送りたい。あんな一歩間違えればコントになりかねないスレスレ演技、キレイなだけの無能女優には絶対ムリでしょうから。でも、見てて不快になるよな生々しい狂気よりも、映画なので美しく魅惑的な狂気に酔いたいです。サビーナ役がもし若かりし頃のイザベル・アジャーニだったら、激ヤバなだけでなく、さぞや可憐で悲痛なヒロインになってたことでしょう。
↑終始こんな感じのキーラ・ナイトレイ、その顔芸は笑えるっちゃあ笑えるが、見ててかなり疲れもします
ユングと親しくなる高名な心理学者フロイト役は、LOTRのアラゴルンでおなじみ、クローネンバーグ監督の傑作「イースタン・プロミス」でオスカー候補になったヴィゴ・モーテンセン。シブい!
年かさなぶん、真面目で自分ワールドな住人ユングよりも、世知にたけてるというか俗っぽいところがあるフロイト先生の、悪意は全然ないけどKYで無神経なユングへの戸惑いやイラっ&ムカっな心境を、大げさでなくさりげなく分からせるヴィゴさんの演技、なかなかの絶妙さでした。老人役なんだけど、やっぱカッコよすぎというか無理があるというか、男ざかりの精気とか艶は隠せてません。ファスベンとの男前ツーショットや、ちょっと精神的BLな関係、雰囲気にちょっと萌え~。
「イースタン・プロミス」での怪演も忘れがたいヴァンサン・カッセルが、病んだ男の役でチョコっと顔を出してます。
数々の傑作変態映画を生み出してきたクローネンバーグ監督ですが、今回の変態は過激さがなく薄口。コアなファンには物足りないかもしれません。クローネンバーグ監督風の文芸映画って感じ?スイスやオーストリアの街や湖など、とても美しく撮られてました。
それにしても。心理学とか精神分析とか、人の心をのぞきこんだりいじくり回したりする学問や医療って、怖いですよね~。できれば人の心には立ち入りたくない、立ち入るべきではないと思ってしまいけど…おかしな言動が最近ひどい私も、ひょっとしたら欲求不満、性的に抑圧されてるのでしょうか?それならまだいいけど、私の場合は心じゃなくて脳みそのほうがイタんでる系っぽい
↑シブい!マイケル・ファスベンダー、大人の男って感じキムタクより年下だなんて、信じられません。
かぶりものをしたままで素顔を見せない男をファスベンが演じた「FRANK フランク」が、近日日本公開♪またフツーじゃない役ですねでも楽しみ!