まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

君の瞳にコンベ

2021-01-29 | 韓国映画
 お松の韓流いい男映画祭②
 「ただ君だけ」
 駐車場で働く元ボクサーのチョルミンは、盲目の女性ジョンファと出会い恋に落ちる。ジョンファのため再びリングに立つチョルミンだったが、ジョンファが視力を失った事故に自分が関わっていたことに気づき…
 ご存じの通り私は冷血人間なので、こういう感動の涙狙い映画を観ても涙なんて一滴も出ない…むしろ冷めたり鼻白んでしまう。まったくもって損な性質ですよね~。不幸や障害で泣かせようとするあざとさが苦手です。この映画も、韓流といえばの運命と純愛がぶっこまれており、そのありえなさはSF映画以上にファンタジー。胸キュンとか感激どころか、寒イボすぎて全身が痒くなってしまいました
 チョルミンとジョンファの出会いからして、おいおい~ですよ。ジョンファ、いい歳して人なつっこすぎ、ていうか警戒心なさすぎでしょ。知的障害もあるのかと思った。ジョンファの言動や表情がピュアすぎてイラっとしました。でもまあ、韓流ヒロインはだいたいこんなんばっかですから、免疫はできでます。俺が守ってやらねば、と男に思わせるヒロインに魅力は感じません。

 それにしても。韓流では運命のイタズラがお約束ですが、この映画のそれも強引すぎて失笑。事故のこととか、後半の施設での再会とか、奇跡的な偶然が多すぎ。こんなに乱発されたら、運命も安っぽくなります。生き別れも韓流ではおなじみですが、時代劇や終戦直後ならいざ知らず、21世紀で生き別れとかありえんだろ、と思うのは日本に住んでる日本人だから?韓国では日常茶飯事なのかな?韓国だとありえるかも、とは思えてきます。

 文句ばっか言ってますが、韓流ならではの、韓流最大の魅力はちゃんと備えてる映画ではあります。それさえあればケンチャナヨ、それがあるからどんな甘甘な映画やドラマも観ることができるんですよね~その魅力とは、もちろんイケてる韓流男優です(^^♪私、韓流にはそれしか求めてませんこの映画のソ・ジソブもお気に入り韓流男優のひとりです。ジソブ、久々に見ましたが、相変わらず独特の顔、そして雰囲気の俳優ですね~。あの無表情とヌオオオ~っとした威圧感が怖いんだけど、あの世界の悲しみを一身に背負ってるような不幸オーラが愛しい男。孤独な男が全身全霊で満身創痍で一人の女を守り愛し抜く、という役も相変わらずで若い頃から進化ねえなと呆れはしますが、そんな非現実的な役がいまだに似合うところは驚異的です。そして、ジソブといえばやはりあの肉体美♡

 オットケー!すげーカラダ!肉体自慢の韓流男優の中でも屈指の肉体美を誇るジソブですが、アラフォーでこのカラダはお見事と言うしかない。トレーニングシーンと闇リングでのファイトシーンで脱いでます。次は濡れ場で脱いでください日本のイケメン俳優やタレントも鍛えたとか言って脱いだりするけど、ジソブとかと比べると貧相なコドモの裸です。骨格からしてもう違うのかな。肉厚な筋肉が素敵です。マッチョだけど長身でスタイル抜群なのもジソブの魅力です。ジソブは短髪よりも、この映画みたいなちょっとパーマがかかったような髪型のほうが似合います。イチャイチャシーンは寒イボだけど、ジソブにおんぶされたり肉布団になってもらえたらさぞや至福だろうな、とは心底思います。
 ジョンファ役のハン・ヒョジュは、いろんな映画やドラマで見てるはずなのに、顔も名前も覚えられない韓流女優ってみんなキレイ可愛いけど、同じ顔に見えて没個性的ですよね~。長いこと韓流ファンやってますが、顔と名前が一致する韓国女優って5人ぐらいしかいません。ちなみにこの映画はチャップリンの名作「街の灯」をモチーフにしていて、日本でも吉高由里子と横浜流星主演でリメイクされました。
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キム部長はいったい、なぜ?

2021-01-24 | 韓国映画
 お松の韓流いい男映画祭①
 「KCIA 南山の部長たち」
 軍事政権下の韓国。中央情報局(KCIA)の元部長パク・ヨンガクはアメリカに亡命し、聴聞会でパク・チョンヒ大統領の腐敗を訴える。激怒したパク大統領の命令で、ヨンガクの友人でもある新部長のキム・ギュピョンは渡米し、事態を収拾するため画策するが…

 今年初の映画館鑑賞映画。そういえば去年も映画始めは「パラサイト 半地下の家族」で韓国映画でした。大好きなイ・ビョンホン主演作ということで、ウキウキで観に行きました(^^♪ああ~ビョン吉さん、やっぱチョアチョア~チョンマルいい役者、いい男!彼みたいな俳優、日本にもいればな~と毎回思ってしまいます。今回の彼が演じた役、そして演技も、日本の俳優には無理です。自分がどんだけカッコイイか、演技が上手いかをアピールするだけの俳優とは違うんですよね~。今回のビョン吉さん、カリスマな雰囲気とか男の色気とかいったいつもの魅力を消していて、権力者に絶対服従な犬のような官僚を地味に冷徹に、かつ鬱屈が内面でマグマのように煮え立ってるような、静かなる熱演を披露してます。とにかくどんな理不尽で無茶な命令や超絶パワハラ、人権無視な屈辱侮辱にも、耐えて耐えて耐えまくるビョン吉さんのロボットのような無表情、なのに伝わってくる押し殺せない切羽詰まった感情に、見てるほうも胸がザワつき苦しくなります。ビョン吉史上最も抑圧された緊張感に満ちた演技かもしれません。

 いい男な風貌やオーラは消してるビョン吉さんですが、やっぱカッコよさは隠せません。スーツやトレンチコート、軍服がパリっとビシっと一分の隙もなく、元軍人という設定に適した強靭そうな体つきなど、コスプレにしか見えない日本人俳優による軍人とは大違いです。大統領のためだけに生きてる厳しいストイックさ、あれも生半可な俳優には出せません。心が乱れた時に前髪を触る仕草、あれも細やかで複雑な心情をさりげなく表しているようで印象的でした。決してオーバーなアクションはしないけど、一挙手一投足、表情に目がクギづけになってしまいます。最初から最後まで胃痛的な抑圧演技をしてるビョン吉さんですが、警護室長に激高するシーンの取り乱す彼も強烈でした。あの低い美声だと、罵りさえ甘美に聞こえます。

 イ・ビョンホンが稀有な俳優であることだけではなく、韓国という国のヤバさも再確認できる映画になってます。韓国って、今でこそ韓流人気で馴染み深い国だけど、ちょっと前までは隣国なのに誰も知らない、興味もない謎の国でしたよね。70年代まで軍事政権だったというのも異様。今でも民主主義国家とは思えぬほど不穏で混沌としてる韓国政府ですが、この映画で描かれた軍事政権下の青瓦台は、まさに血で血を洗う伏魔殿。権力をめぐる暗闘暗躍!渦巻く野心と私利私欲!生き残りを賭けた仁義なき抗争と陰謀!ダーティ&ダークなヤクザ映画みたいな面白さでした。拷問、暗殺、拉致監禁はまさに韓国のお家芸。すぐに戦車だの戒厳令だの、物騒でアナーキーすぎる。笑いとかチャラさ、スウィーツさなど微塵もない、重苦しくシビアで骨太な内容は、梨泰院クラスとか愛の不時着とかいった系統の韓流が好きな人向けではありません。エグいゲスい系韓流がチョアな私は、とっても楽しめました。パク・ヨンガクの生殺与奪をめぐってのパリでの大統領側とキム部長側との攻防とか、キム部長の盗聴とか、ラストの血みどろ修羅場とか、なかなかスリリングかつ意外性もあって、サスペンスとしても面白かったです。

 日本にかぎらずどこの国の政治も政治家も、決してきれいじゃないとは思うけど、韓国の場合は国民性もあってか格別に下劣で卑劣。大統領や警護室長の、人前でも非理性的で暴力的、自分より下の者は人間扱いしない言動は、野蛮で下卑てて怖いです。キム部長も普段は寡黙な紳士だけど、激したら相手を虫けら呼ばわりの口汚い罵詈雑言。韓国人の気性ってほんと荒いですよね。パク・チョンヒ大統領の非道で非情な暴君ぶりときたら。悪人というより狂人みたいだった。因果応報的に非業の死を遂げる閣下でしたが、年月を経て彼の娘もまた。獄中にいる彼女の、この映画の感想を聞いてみたい。大統領がこぞって悲惨な末路を迎えてしまう韓国、その病巣は深刻です。

 シブい韓流バイプレイヤーたちも、ビョン吉さんに勝るとも劣らぬ好演、怪演。パク・チョンヒ大統領役は、「華麗なるリベンジ」でも悪辣な鬼畜だったイ・ソンミン。ああいうドス黒い迫力が出せる役者も日本にはいないですよね~。警護室長役のイ・ジュンヒも、ほんま腹立つー!早う死ね!と本気で憎悪させるほどのゲス野郎っぷりが見事でした。「哭声 コクソン」などのクァク・ドウォンがパク・ヨンガク役で、流転の売国奴をひょうひょうと悲しく演じてました。パク大統領とキム部長がちょこっと日本語で会話したり、暴露記事を載せてたのがサンデー毎日だったり、薄く日本が登場してたけど、実際のパク大統領は日本とは縁の深い人だったみたいですね。
 それにしても。実際のキム・ギュピョンは絞首刑に処せられ、新たなる軍事政権が始まったりとか、虚しすぎる現実ですね。キム部長はこの映画のように憂国ゆえに暗殺を決行したのか、それとも失脚した不満や怒りにかられての暴走だったのか。真実は本人と神さまのみぞ知る、です。

 ↑ やっぱビョン吉さんがチェゴヤ!夏に「白頭山大噴火」が日本公開!その他にも、映画ではソン・ガンホやチョン・ドヨン共演作、パク・ソジュン共演作、ユ・アイン共演作、TVドラマではナム・ジュヒョク共演作と、馬車馬のように働いてるビョン吉さん。どれも楽しみすぎるけど、延期とか感染とかイヤなニュースが伝わってきませんように…
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モンクロ

2021-01-18 | 北米映画 80s~90s
 「モンスター・イン・ザ・クローゼット 暗闇の悪魔」
 カリフォルニアで謎の連続殺人事件が発生。新聞記者のクラークは、取材先で出会った大学教授ダイアンと共に犯人を突き止めようとする。犯人はクローゼットを転々とするモンスターだった…
 「悪魔の毒々モンスター」など、チープすぎるけど面白いB級ホラーコメディ映画で一世を風靡した(?)映画会社トロマの作品。この映画も、く、くっだらねー!けど好きです。あまりにもしょーもなさすぎ、でもそれを明らかに狙ってる確信犯的なバカバカしさからは、返って作り手の利口さが伝わってきます。もう全編、どーいうこと?!何でやねん?!の失笑&苦笑のオンパレード。メチャクチャすぎる話と展開に、もはやツッコミは無意味。そのトンデモおバカさを楽しめないと、最後まで観ることはできません。

 この頃はもうかなり映像技術は高度になってたはずなんだけど、この映画はかなり低予算なためか、大昔の円谷プロのウルトラマンよりレトロでチープ。壊される壁とか明らかにハリボテ。モンスターもほとんど着ぐるみです。そんなチープさがまた味わい深い。モンスターについても、誕生の経緯とか、なぜクローゼットに?とか、どうやって移動してんの?とか、何で人間を殺すの?とか、まったく説明がありません。モンスターはキモいというよりブサイクで笑えます。ホゲホゲホガホガうめいてるモンスターの声も変で笑える。

 まるでドリフのコントみたいなお笑いシーン、特にいろんな名作映画のパロディシーンがふざけてます。口の中から第二の口が出てくるモンスターの生態は、「エイリアン」へのオマージュ?アインシュタインそっくりな博士が、鉄琴を弾いてモンスターと交信を試みるのはスピルバーグの「未知との遭遇」。もちろん感動的な展開になんかならず、予想通りのおバカな顛末に。シャワーを浴びてる女にカーテン越しに忍び寄る影、はヒッチコックの「サイコ」。アホらしすぎて、ダメな人にとっては苦痛かも。軍隊に攻撃されても死なないモンスター、そしてそばで倒れてた博士も生きてるとか笑えた。いきなり電気が苦手!と何の前触れもなく断定されて、チープな電気ショックトラップに引っかかってビリビリなモンスターも、くだらなすぎる。最大の?!は、モンスターがクラークに惚れて(モンスター、♀だったの?!)、気絶した彼をお姫様だっこしながらクローゼットを探して歩くというワケワカメな展開。これは「キングコング」のパロディなのかな?クラーク役の俳優、モンスターにもダイアンにも惚れられるのも納得の、なかなかのイケメンでした。
 おバカすぎる話や、わけのわからないモンスターより衝撃的なのは、ダイアンの幼い息子役の子役!何と!これが映画デビューの故ポール・ウォーカー!

 当時13歳ぐらい?見えない!8歳ぐらいかと思った。美少年ではないけど、アメリカの名探偵コナンって風貌で可愛い!まだ声がわりしてないキンキン声もキュート。ポールがもともと子役だったとは知ってたけど、その時代の彼を見たのはこれが初です。大人の俳優顔負け、小賢しいほど演技が上手い子役ではないところにも好感。ワイスピなどのポールの面影はすごくあります。この可愛い男の子が後に爽やかセクシーなイケメンに成長、スターになった矢先に衝撃の事故死…モンスター相手に発明した秘密兵器で戦う幼いポールを見てると、おバカなシーンも何だかしんみりしてしまい笑えなくなりました。あらためて、ポール哀悼…
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惜別のブルース

2021-01-15 | 北米映画 15~21
 「マ・レイニーのブラックボトム」
 1927年のシカゴ。ブルースの母と称えられる人気歌手、マ・レイニーのレコード収録に参加したバンドメンバーの一人、トランペッターのレヴィーは、自分のバンドを結成して成功するという野心を抱いていた。マ・レイニーは白人のプロデューサーたちと衝突を繰り返し、レコーディングは暗礁に乗り上げて…
 チャドウィック・ボーズマンの遺作最後の演技はキャリアベスト、来たるオスカーの主演男優賞候補、いや受賞もありえると絶賛されているのが嬉しい、と同時に悲しい。彼が生きてたらどんなにかウキウキだったことでしょう。彼のラストパフォーマンス、惜別と哀悼の気持ちで胸がいっぱいになりながら観ました。チャドウィック、評判通り素晴らしかったです!

 「ブラックパンサー」を筆頭に、真面目で篤実で冷静沈着で寡黙な役がほとんどだったチャドウィックが、この遺作ではチャラくて口が悪くて女好きで傲慢な役だったのが新鮮、かつチャーミングでした。とにかくよく喋る!こんなに饒舌なチャドウィックは初めて。機関銃のように長い台詞をまくしたてる彼に圧倒されます。自信満々で俺様な言動で周囲をイラっとさせつつ、憎めない愛嬌もたっぷりなチャドウィックが可愛い!不変なのは、何を着ても似合ってるところ。ブラックパンサースーツもワカンダ国の王さま衣装も、野球選手のユニフォームも農夫姿だって、チャドウィックが着ると洗練されてるんですよね~。今回の20年代スーツも、すっごく小粋でした。黄色い靴がおしゃれ!

 トランペットを吹くチャドウィック、軽やかなステップで踊るチャドウィック、美声で歌うチャドウィック。きっとミュージカルもイケてたはず!と惚れ惚れしました。ひたすらカッコいいチャドウィックですが、それだけではもちろんありません。ちょっと生意気な才人の役なのかなと思いきや、そんなありきたりな役ではありませんでした。チャラ男だったチャドウィックが見せる真実の顔が衝撃的。壮絶すぎる過去と心身の癒えない傷、そして激情と狂気。チャドウィック渾身の、オスカー候補、いや、受賞もありえるとの評判にたがわぬ圧巻の熱演です。コワレてしまった心がヒリヒリと伝わってくるチャドウィクの、悲痛な表情と瞳から目が離せませんでした。ラスト、レヴィーが起こす事態に、え!?と唖然、呆然になってしまいました。

 チャラ演技だけでなく、マ・レイニーの愛人に色目を使って誘惑してエッチするチャドウィック。アメリカ映画でよくあるシーン、着衣のまま慌ただしくヤるのは、他の俳優だと珍しくもないけど、あの生真面目で清廉なチャドウィックが!そういえば彼が女優とエッチするシーンって見たことなかったような。この映画が最初で最後?肌露出はまったくありませんでしたが。
 ブラックパンサーに比べると、かなり痩せてるチャドウィック。撮影当時はもうガンと闘病中だったらしく、そう思って見ると痛々しく切なくなります。まさに命を削るような演技。病さえ演技に活かさずにはいられない、役者の業の深さを感じました。あらためて、チャドウィックがいかに素晴らしい俳優であったかを思い知りました。かえすがえすも惜しい。この悲しみと喪失感は、いつまでも消えることはないでしょう…

 マ・レイニー役は,、今や黒人女優のボス的存在となっているヴィオラ・デイヴィス。出オチ的な風貌!妖怪的な貫禄と恰幅、生半可な女優には出せない迫力のオーラです。言葉づかいといい大股開きな座り方といい、愛人は若い女だったり、ほとんどおっさんなワイルドキャラが怖いけど笑えます。白人を信用しないマ・レイニー、白人を憎むレヴィー、そうせざるを得ない当時の黒人差別が非道すぎて戦慄。特にレヴィーが悲憤の涙で語る彼の両親が受けた迫害は、怪談の百物語なんかよりはるかに身の毛もよだつ恐怖体験記でした。トランプさんみたいな差別主義者が堂々と国のトップになれるアメリカ、悪しきものは不変、不滅なんだな~と暗澹となります。

 ↑ 本当にいい役者、いい男だったな~春に日本公開の「21ブリッジ」でとうとうお別れか~…悲しい寂しい
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運命から瞳そらさないで

2021-01-12 | ドイツ、オーストリア映画
 「ある画家の数奇な運命」
 ナチス政権下のドイツ。少年クルトは美しい叔母の影響で芸術になじむが、精神を病んだ叔母はナチスの安楽死政策によってガス室送りとなる。戦後、クルトは美術学校で出会ったエリーと恋に落ちる。エリーの父は、クルトの叔母のガス室送りを決定した元ナチスの医師だった…
 「善き人のためのソナタ」のフローリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督作。数年前のアカデミー賞で、外国語映画賞と撮影賞にノミネートされたドイツ映画。ずっと気になって観たいと思ってたのですが、上映時間が3時間以上あると知り、ちょっと引いてしまいました。長い映画が苦手なんです私。迷った末に観に行ったのですが、観に行ってよかったです!3時間が全然苦痛じゃなかったです。それは、2時間でもキツい映画が多い中、この作品が稀有な佳作である証です。
 主人公が愛と芸術に生きるのが、ナチスと冷戦というドイツの暗黒時代。本当に起きたこと、同じ人間同士がやったこととは信じられない、信じたくない悲劇の数々に暗澹となってしまいましたが、この映画は不思議と暗くも重苦しくもなく、とにかく物語を進める演出と映像がめくるめく流麗さ。オスカー候補も納得の撮影の素晴らしさに感嘆。ヨーロッパの風景って本当にフォトジェニック。暗い時代を感じさせない美しさ、輝きに魅せられました。建物も趣深くて、病院とか大学も由緒と歴史を感じさせます。美しい演出も少なくなく、夜空から銀の神が降ってくる爆撃シーンが特に好き。死と恐怖が、あんなにも幻想的で神秘的に。青年クルトが初登場する草原を走るシーンも印象的でした。

 激動の時代を生き抜く人物たちも、それぞれ個性的で魅力的でした。主人公のクルトは、芸術家にありがちなエキセントリックすぎ、破滅的なキャラではなく、ほどよく情熱的でかなり常識的、現実的な若者だったのがよかったです。壮絶な時代で少年、青年期を送ったクルトですが、クルト自身にはそんなに不幸も悲劇も起こらず、愛にも芸術にもわりと順風満帆。大した辛酸もなめず、苦労といえば病院で掃除のアルバイトするぐらい。彼の代わりに周囲の人々が残酷な時代の生贄になってた、そのコントラストが悲しかったです。特にクルトの若く美しい叔母の末路ときたら、あまりにも無残でトラウマ級です。断種とか淘汰とか、おぞましすぎる狂気の沙汰。今の時代に生まれて本当によかった、と痛感しました。
 
 ナチス時代ほどの残虐さはないけど、冷戦時代もかなり非道。とにかく窮屈で不自由。西ドイツに亡命するシーンが、なかなかスリリングでした。意外とあっけなく成功したけど、あれはベルリンの壁ができて厳しくなる前のことだったからですね。その点でもクルトは幸運でした。クルトが学ぶ美術大学で行われてるアート活動や作品が、凡人には理解不可能だけど珍奇で面白かったです。
 クルトが光の主人公なら、ゼーバント教授は影の主役でしょうか。二人の因縁こそ数奇。とにかくゼーバントの生きざまと所業が罪深く忌まわしかった。本当に恐ろしい男。悪いと思ってないところが怖い。暗黒時代における彼なりのサバイバルでもあったんだろうけど、本性は真性ナチス。あんな人が戦後も社会的に高い地位を保ち権力を振るい、安らかに天寿をまっとうするなんて、ほんと不公平で理不尽。そんな自分たちの暗部を映画やドラマのネタにし続けるドイツ人、そのたくましいメンタルに畏怖。

 クルト役のトム・シリング、初めて知りましたがいい役者ですね!はじめは地味だな~ヤニス・ニーヴナーだったらよかったのに、なんて不満だったけど、見慣れてくるとすごくカッコカワいい♡たま~に、若い頃のブノワ・マジメル、ゴツくなった山崎賢人に見えたり。山崎賢人ほどイケメンではないけど、山崎賢人には絶対にできない役と演技でした。とにかく脱ぎっぷりがよかった。ラブシーンでのすっぽんぽんっぷりは、お見事の一言。恋人の部屋の窓から外の木に飛び移って逃げるシーンの、全裸猿っぷりが可愛かった。画家にしてはマッチョすぎ、でも私好みのガチムチ裸体は眼福。
 恋人役のパウラ・ベーアは、オゾン監督の「婚約者の友人」でヒロインを演じた女優ですね。すごい美女ではないけど、媚び媚なブリっこ女優にはない人間味と怜悧さ、そして大胆さに好感驚嘆。トム・シリングに勝るとも劣らない脱ぎっぷりで、ラブシーンだけでなく大学の階段で全裸モデルになるシーンには圧倒されました。何度かある全裸ラブシーンは、大胆だけどイヤらしさは全然なく、愛し合ってる感が温かく優しく伝わる素敵なメイクラブでした。ゼーバント役は「善き人のためのソナタ」にも出ていたセバスチャン・コッホ。鬼畜なのに立派な人物然としている複雑な演技もインパクトあり。ちょっとアントニオ・バンデラス似?クルトの子ども時代を演じてた子役が、か、可愛い!あと、クルトのアート仲間たちがみんなイケメン!その中で非イケメンな、芸術家には見えないゴツい野郎系男がいて、どっかで見たことあるな~と思ったら、「Freier Fall」で同性愛に溺れる刑事役を演じたハンノ・ホフラーでした。すごくイイ奴な役でした。

 ↑ トム・シリング、1982年生まれの現在38歳。嵐とかと同世代ですね。松じゅんとか二宮とか、今後役者を自称するならトム・シリングぐらいの役者魂見せてほしいものです
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絶海に咲いた百合

2021-01-08 | フランス、ベルギー映画
 「燃ゆる女の肖像」
 18世紀のフランス。島にある屋敷に令嬢エロイーズの肖像画を描くためやって来たマリアンヌは、モデルになることを拒否し続けているエロイーズに画家であることを隠し、彼女の話し相手や散歩を共にしながらひそかに肖像画を描き進める。エロイーズとマリアンヌはしだいに惹かれ合うようになるが…
 昨年「パラサイト 半地下の家族」と並んで高く評価されたフランス映画。日本でもやたらと批評家や意識高い系映画ファンから賞賛されたので、そんなに秀作ならスルーはできんな、でも百合映画だしな~…と、映画館に行くに当たって揺れる想い~♪by ZARD だったのですが、この映画も観にいってよかったと心から思いました!今まで観た百合映画の中ではいちばん好きかも。ご存じの通り私は、三度のメシよりBL好きな腐。でも女性同士の恋愛ものは苦手。それも一種の性差別だよな~と、常々気になってました。でもどうしても、女性同士の恋愛には違和感や抵抗感を覚えてしまうのです。でも嫌悪感とか、絶対あり得ない!許せない!なんて狭量な気持ちは微塵もありません。

 女性同士の性愛シーンは見たくない…と観る前は気重でしたが、いざ観てみると評判通りの佳作でした。憂慮していた性愛シーンも、扇情的に激しくも生々しくもなく、何よりヒロイン二人が女にありがちなヒステリックさとか忍耐しすぎとかがなく、感情に流されることなく自分たちの想いに冷静に正直に従うところがカッコよかったです。親密だけど狎れ合わない関係。甘く切なくなりがちなBLと違って、理性的で現実的なヒロインたちでした。今まで観た百合映画の女たちは、どちらかといえば女性特有の病っぽいヤバいイカレ系が多かったので、暴走しないクールなエロイーズとマリアンヌは新鮮でした。

 肉体的にも結ばれるエロイーズとマリアンヌですが、なにげない会話や一緒にいる時の安らかな雰囲気が培う友愛、信頼が素敵でした。気のきいた台詞や愉快な軽口をたたくわけではなく、二人とも寡黙で内省的、でも正直で誠実。人間関係にもミニマリズムって必要。相手の顔色をうかがって忖度ばかり、心にもない追従やくだらない戯言ばかりな自分が嫌になりました。
 社会的、肉体的精神的な女性の生きづらさも、声高に訴えるのではなく、さりげないシーンで描いていたのもよかったです。生理痛には温めたさくらんぼの種をおなかに当てる、とか興味深い当時の治療法でした。母上の留守中はメイドのソフィーを加えた3人で、身分差のない交流を楽しむ姿も微笑ましかったです。それにしても。望まない結婚、生理、妊娠・中絶と、ほんと女性は大変。呪縛のような辛苦を抱えながらも、弱音を吐かず絶望もせず強く優しく生きることができたら…
 
 毅然と気高い二人のヒロインと、それらを演じた女優たちが魅力的でした。エロイーズ役のアデル・エネルは、今やフランス映画界屈指の実力派女優。まだ若いのに、すごい貫禄と風格。ケイト・ウィンスレット系?ニヒルな演技、たくましい風貌といい、男より男らしいです。媚び媚なぶりっこ女優とはまさに真逆な女優。ふれくされたような表情だけど、屈折してるのではなく超絶冷静沈着。要らんことは言わないしないので、誤解されやすいタイプだけどそんなことどうでもいい、みたいな孤高がカッコいいです。フテ顔だけど、笑ったらあどけなくて可愛い。マリアンヌ、ソフィーと3人でトランプしてるシーンの笑顔が無邪気で可愛かった。マリアンヌ役のノエミ・メルランは、ちょっとエマ・ワトソンに似てる?アデルもノエミも脱ぎっぷりがいい。ナチュラルな脱ぎに好感。アデルのワイルドな腋毛に圧倒されました

 絶海の孤島の風景が美しかったです。生きるために最低限度のものしかないけど、ああいうシンプルライフには憧れます。余計なものがない屋敷内もミニマリズムのお手本でした。衣装も派手さはないけど、やはりシンプルかつ清らかな色合いで素敵でした。でもドレスとかコルセットとか、しんどそう~。普段はジャージが、やっぱいちばん楽で幸せ
 佳い映画でしたが、でもやっぱ百合より薔薇のほうがいいなイギリスならハリス・ディキンソンとビリー・ハウル、フランスならグザヴィエ・ドランとピエール・ニネ、ドイツならルイス・ホフマンとヤニス・ニーヴナー、韓国ならキム・スヒョンとパク・ソジュン、が理想かな(^^♪条件は20代か30代前半の脱げる男優!日本は、うう~ん、山崎賢人と池松壮亮がいいかも(^^♪
 
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梨泰院クラス⑪~⑯ 勝利の豆腐チゲ

2021-01-06 | 韓国のドラマ
 「梨泰院クラス」やっと観終えたニダ(^^♪

☆ヤクザがえり!
 セロイのため、カタギになっていたスングウォンがヤクザに復活!ヤクザ言葉や暴れっぷりが似合っててカッコいい。せっかく元ヤクザな設定なのに、ほとんどそれが活かされていなかったので、最後の最後になってやっと本領発揮といった感じでした。
☆獅子身中の虫
 結局、会長にトドメを刺したのはセロイではなくスアでした。最初からあれを狙ってたのなら、すごい深謀遠慮で怖い女。でもそうではなく、仕方なくこうなったのよみたいなお涙ちょうだいだったので残念。
☆アボジ再登場
 瀕死のセロイの夢枕に、亡きセロイ父が現れて息子を三途の川へと誘う。愛する父親への思慕が切ないけど、私はもし父が死んでも夢には出てこないでほしいですそんなに会いたくなるとは思えないし。やっぱわし、冷血人間

☆愛の土下座
 イソのため、会長に命じられどんなことがあっても頑なに拒んでいた土下座をするセロイ。誇り高いセロイがカッコいいんだけど、もっと早くプライド捨てて土下座しとけば、ひょっとしたらアボジも死なずにすんだのではないかと思った。
☆タイマン
 夜の田舎道で大乱闘するセロイとグンウォン。熱いシーンなんだろうけど、ヤンキー漫画じゃあるまいし、大の大人が何やってんのとも。
☆秘書の秘密!
 会長秘書、何かワケアリの人物かと期待してたけど、フツーに忠実な秘書だった。風貌が思わせぶりすぎなんだよ!
☆最後の豆腐チゲ
 セロイのオハコ、豆腐チゲも見納め。美味しそうなので、いつか食べたい!
☆勝利の土下座
 最後まで土下座にこだわってたセロイと会長。韓流ドラマや映画ではよく見る屈辱的な行為ですよね。日本人とは違う、韓国人ならではの他人への下卑た攻撃性が怖いです。
☆スウィート一件落着
 恋人同士になって、人目もはばからずいちゃいちゃするセロイとイソ。バカップル化に唖然。お幸せに

★総括
 うう~ん…すごい人気だったみたいだけど、私にはちょっと…韓流ドラマといえばのありえねー!!なトンデモが薄くて物足りなかった。かといって現実的なドラマかといえばそうでもなく、ご都合主義満載なスウィーツドラマだったし。子どもや女性、ジジババでも安心して観られるポリコレドラマだったので残念。
 セロイはカッコいいんだけど、何かロボットみたいで薄気味悪かった。もうちょっと生身の若い男の部分があってもよかったのでは。パク・ソジュン、無駄脱ぎいっさいなしで売れたらポリコレ俳優化かよ、と今後が心配。毒にも薬にもならん役や作品ばかり選びそう。イソの美人扱いがドラマ最大の謎。
 韓流ドラマ完観恒例、イルボン妄想理想リメイクはこうだ!
 
 セロイ ・・・   東出昌大
 グンウォン ・・・ 新田真剣佑
 スア  ・・・   波留
 イソ  ・・・   芦田愛菜
 グンス ・・・   岡田健史
 ホジン ・・・   染谷将太(特別出演)
 スングウォン ・・・松下洸平
 ヒョニ ・・・   剛力彩芽
 トニー ・・・   関口メンディ
 会長の秘書 ・・・ 三山たけし
 ヤクザの親分 ・・・ 丸山智己
        ・
 カン女史 ・・・  高島礼子
 セロイの父 ・・・ 光石研
 刑事 ・・・    内藤剛志         ・
        ・
 会長   ・・・ 千葉真一

 こんなん出ましたけどぉ~?
 セロイ役は背の高さとか無表情とかで、風貌的には杏の元夫が最適なのでは?いろいろあり過ぎて一皮剥けて、演技も大根じゃなくなってるはず!クソ野郎御曹司グンウォン役もマッケンユーがぴったりよ。実際の彼も性根の悪さがにじみ出てるし。マッケンユーvs岡田くんのイケメン対決も見もの。頭脳明晰で演技が上手なので、マナちゃんをイソ役に。イソ役の女優よりは可愛いし。マッケンユーとサニー千葉、初の父子共演も話題になりそう!会長役は渡辺謙でも面白くなりそう

 ↑ニセセロイのほうが好きかも
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AKEOME 2021☆彡

2021-01-03 | 無事是貴人
 明けましておめでとうございます!
 明るく楽しいお正月をお過ごしのことと存じます年が明けてもコロナという厄災の暗雲はたちこめたままですが、今年は平穏無事な毎日を送ることができますように!コロナよ、とっとといねやー!!
 私は例年通り、まったりのんびりぼっち正月ただ例年以上に食いすぎて、胃もたれで苦しいコロナより成人病のほうが怖い大晦日はもちろん、ぼっち年越しそばを食いながらぼっち紅白(^^♪司会者の俳優が苦手なので、今年は観ようか観まいか迷ったのですが、他に観る番組もないのでやっぱり観ることに。やっぱ調子がいい軽薄なおじさんキャラが受け付けんわ~と思いつつ、心配してたほどシャシャってこなかったし、毎年ウンザリしてたウッチャンの全然笑えないコントコーナーもなかったし、嵐だらけじゃなかったし、毎年紅組の司会者って気持ち悪いブリッコ女優なのに、今回の二階堂ふみはそんなことはなくソツない感じの安定感があったり、無観客のほうがいいじゃん?と思った今年の紅白でした。民放歌番組のいつも同じメンツと違うレアな出場者も紅白の魅力。今年はGeeeeNとYOASOBIのTV初歌唱が話題に。

 YOASOBIの「夜を駆ける」は、2020年最も耳にした曲のひとつ。図書館でのロケ中継、近未来的な演出がカッコよかった。ボーカルの人、あんな長い難しい歌を歌いきってスゴい!口パク歌手とは大違い。GeeeeNはシルエットとCG?本物かどうか分からないので、初めて公の前に!というありがたみは薄かったわ。いつもは中継だった福山雅治が、今年はNHKの会場に。特別扱い、とうとうなくなった感ハンパない。

 録画なら即早送りなメンツ同様、目に耳に楽しい歌手も多かったです。坂本冬美の「ブッダのように私は死んだ」は名曲。桑田佳祐は提供曲のほうが好き。フーリンのパプリカとか、もう懐かしい歌って感じでした。某事務所タレントが例年以上に出てたけど、最後の出演だった嵐同様、影が薄かったような。ヒット曲がなかったからかな。某事務所タレントの出番は基本トイレに行く時間なのですが、キスマイ、ていうか藤ヶ谷太輔だけはしっかり見ました(^^♪藤ヶ谷くん、やっぱいいですね~事務所がもうちょっと押してくれて、よい作品に恵まれたら、キムタク氏を超えられる逸材だと私は思うのだけど。

 お目当てのヒゲダンも登場(^^♪大ヒットした「I LOVE...」熱唱。でも藤原くんの声が、ちょっと調子悪そうで心配。いつも歌い終わったら深々とお辞儀するところが好きです。
 紅組が勝利したのだけど、明らかに女性歌手のほうが実力派ぞろいだったもんね。LiSAさん、レコード大賞おめでと!女暴走族みたいな見た目と違って、すごい優しくて謙虚そうな人柄も好感。圧巻だったのが、やはり大トリのMISIA!彼女一人だけで白組全員に勝ってましたよ。ケガが心配でしたが、今回も感動的なまでの歌唱力で他の出演者をみんな前座にしてしまいました。

 紅白を観終わった後は、近くの神社へぼっち初詣。途中すれちがった、けたたましく爆走する救急車とパトカー。新年早々すぎませんか…神社はやはり例年のような混雑はなく、ひっそりしてました。静かに一年間の平穏無事を祈願…
 広島のお正月恒例、カープ特番。去年も不甲斐ないカープだったので、お正月とはいえチャラチャラふざける姿はあまり見たくなかったけど、森下くん出演のTSSスポラバだけ観ました。

 森下くん、遅ればせながら新人王おめでと!👏和服姿、可愛い!けどあんまし似合ってないような見た目も人柄も、優しそうで穏やかな好青年。番組の目玉は、あの人気お笑いタレントの出演。そう、森下くんにそっくりと話題の、ぺこぱのシュウペイです。ついに共演!と、ファンにとってはかなりの笑撃の事態。残念ながら超売れっ子のシュウペイなので、広島でご対面はかなわず収録出演。全国区の人気タレントなのに、カープの選手なんかとお高くとまらず出演してくれて、シュウペイありがとう。好感度UPです。シュウペイポーズ指南に、苦笑いする森下くんが可愛かったです。でもほんと似てますね~。シュウペイの次も、大物ゲスト。かつての背番号18、メジャーリーガーのマエケン!マエケンの変わらぬ気さくで親しみやすい人柄も好き。そして芸能人も真っ青な真っ白な歯が美しい!

 気づけばもう正月休みも終わり…もっと引きこもっていたいけど、これ以上こうしてたら確実に成人病になるので、またワーキングプア生活に戻ります(^^♪皆様も用心怠りなく、楽しく健やかな一年を送れるよう今年も頑張りましょう!今年もよろしくお願いいたします!
コメント (2)
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