まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

遺産争族①② 腹黒ムコ殿VS死神舅

2015-10-30 | 日本のドラマ(連続)
 向井理主演の「遺産争族」第1話と2話を観ました~。

☆イケメンドクター
 研修医の育生役、ムカイリー。爽やかで優しそうで、相変わらずカッコいいわ~白衣が似合う!背が高くてスタイルよくて顔が極小!「S 最後の警官」や「永遠のゼロ」の撮影で鍛えた名残か、駆け出しの頃に比べるとガッチリ男らしい体つきになってるのも、何か魅力倍増~さすがに肌ピチピチ感はもうないですが、若々しさを保ちつつもいい感じに年齢を重ねてるムカイリーです。
☆恋人の家族
 育生の恋人、楓役は榮倉奈々。以前はデカいモンチッチみたいで苦手だったけど、最近の彼女はちょっとフェミニンな感じも出てきてて、可愛い。バツイチのお嬢様を明るく可愛く演じていて好感。ムカイリーとはお似合いのカップル。二人とも顔ちっちゃくてスタイルよすぎ!

 楓の家族が、そろいもそろってアクが強すぎ。葬儀社の創業者である祖父の伊東四郎は、役も演技も小松政夫とのコントを彷彿とさせます。彼の長女、余貴美子とその婿で社長の岸部一徳が強烈!みんなから死神と陰で呼ばれてる岸部氏は、見るからに腹黒で陰険そうで怖い、けどやっぱ笑えるナイスな演技と存在感。開かない門にキーっと錯乱する姿が怖くて笑えた。

 大好きな余さんも今のところは、みんなから家政婦扱いされてオドオド従順に慎ましく振る舞ってますが…今に何かやらかすに違いない怪しさは漂わせています。他人の顔色をうかがう時の表情が、絶妙すぎで好き!
 次女の室井滋、三女の板谷由夏は、わかりやすい強欲系。葬儀社の社員で、社長の一徳と会長の四郎の両方にいい顔してる風見鶏社員、渡辺いっけいもセコくてズルい小物というオハコな役で今後も期待させる存在。育生の母、岸本加代子の誰にとっても鬱陶しい、めんどくさいキャラもウザさMAXで濃ゆいです。

☆ファッションも好き
 白衣姿も似合いますが、スーツやカジュアルな普段着もオサレなムカイリー。彼のドラマは、衣装も楽しみのひとつです。

☆お嬢さまって、いいなあ~
 室井滋は会社役員だけどろくに働かず浪費生活、板谷由夏も40すぎてプータロー。楓も、いちおう乗馬クラブで働いてるみたいですが、インストラクターじゃなくて客にしか見えんし。アクセクしてない金持ちのお嬢様たちが羨ましい…

☆ウェディングベル~♪
 結婚式、祭壇で誓いのキスをする育生と楓。ムカイリーみたいな花婿、羨ましすぎる!くたばっちまえ、アーメン♪ですよ。
☆老害
 娘たちに遺産をあげたくない伊東四朗は、女弁護士と謀議。まあ、あんな娘たちにあげたくない気持ちは解かるけど、あえて泥沼の家庭争議を引き起こすことはないじゃん、とも思う。冥途の土産に家族のゴタゴタ、亀裂だなんて、因業すぎる爺ですよね~。楽しそうで、しかも元気になってる伊東四郎が怖くて笑えます。

☆ムコいびり
 慇懃無礼でネチネチした一徳のイヤミや当てこすり、育生にだけピザをあげない室井滋、ベタすぎるイビリが笑えます。でも、イビるほうよりイビられる育生のほうが、何か一枚上手な冷酷さ、腹黒さが。優しそうだけど、何考えてるのか読めない掴めないところが不気味で、強欲一家だけでなく視聴者も胸がザワつく。何言ってもしても暖簾に腕押しなのらりくらりさは人を食ってるし、たまに見せる不敵な表情と冷笑が怖いです。バカどもが!と一家を冷たく嘲ったり、出ていきなさいよー!とキレた室井滋を、出ていきません!と一蹴する育生のふてぶてしさが素敵でした。

 優しく爽やかで、一見人畜無害だけど、実は腹黒くて裏表があって冷たい…育生はまさに、ムカイリーそのものじゃないですか!ピッタリすぎるハマリ役です。
☆ペット葬
 老婦人が、財産を強欲な子どもたちにやるくらいなら!と、1千万をかけて愛猫のポコちゃんの葬儀。アホらし!と思いつつ、そこまでして拒絶したい子どもをもってしまった親って、悲しいな~と暗澹となりました。

★総括
 面白いです!毒々しさと真っ黒さを笑いで包んでるところが楽しい。
 向井理がついにハマリ役を得た感じ。爽やかさと優しさの中にも、時おり見せる腹黒さ、冷ややかさがいいですね~。どんどんブラックになってほしい!
 今季のドラマの中では最高にレベルの高い脇役陣が秀逸&強烈!特に岸部一徳が際立ってます。ヘタしたら一徳主演のドラマになりかねない。余貴美子と渡辺いっけいにも期待感そそられます。彼らに食われないためにも、ムカイリーはますます腹黒にならないと!

 ↑ムカイリーも、もうパパなんですよね~…隔世…
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愛も解読できたなら

2015-10-29 | イギリス、アイルランド映画
 秋の英国男優祭⑤
 「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」
 第二次世界大戦時下のイギリス。ケンブリッジ大学の数学教授アラン・チューリングは、ナチスドイツ軍の暗号“エニグマ”を解読するチームの一員となるが…
 日本で今もっとも人気のある英国男優といえば、やっぱベネディクト・カンバーバッチでしょうか。そんなバッチさんが、今年のアカデミー賞で主演男優賞にノミネートされ、世界的なスターとしての名声を確立した話題作。
 まさに天才はつらいよ、な話でした。人間、頭が良すぎるというのも考えものです。いろんな映画で、さまざまな天才主人公を見てきましたが、みんな例外なく不幸で破滅的な人生。あまりにも突出した才能って、神さまからのギフトではなく悪魔からの呪い、とさえ思えてしまいます。悲劇的な天才たちに比べて、私の人生は何て平和で幸福なんだろう…と安堵しつつ、凡人には縁のない情熱的な破滅とか波乱万丈が目映くもあって、羨望も覚えずにはいられません。

 それにしてもアラン・チューリング…そのコミュ障っぷりときたら。彼って、いわゆるアスペルガー症候群だったのかな?症状にドンピシャ当てはまりますよね。何でも思ったことを口にしてしまう、遠まわしなオブラートな表現が理解できない、何でも額面通りに受け取ってしまい冗談や皮肉が通じないetc.彼自身には悪意など微塵もない、むしろ正直で純真なんだけど、周囲にとっては無神経でKYで無礼な迷惑人間以外のナニモノでもなく、怒りや憎しみえ買ってしまう。エニグマ解読チーム、軍の偉い人との円滑にコミュニケーションできない、噛み合わないやりとりを見てると、チューリングのように生きづらい人ってたくさんいるんだよな~と、暗澹とした気持ちにかられてしまいます。今でこそ、アスペルガーについては社会的に認知もされてきてるけど、昔はただの変な人、迷惑な人として疎まれ嫌われることが多かったんですよね…
 チューリングはアスペルガーなだけでなく、同性愛者という十字架まで背負ってたので、より深刻。今では考えられませんが、ひと昔前のイギリスって、同性愛行為は犯罪だったんですね。同性愛者は刑務所かホルモン注射打つか、なんて非道すぎる人権蹂躙。チューリング、生まれたのが早すぎましたね。今だったら、あんな重く苦しい人生を歩まずにすんだでしょうに…

 “人と違う”ということで迫害されたり嫌悪されたりする悲しさ、辛さ。でも、必要以上に人に媚びたり迎合したり、人の思惑や感情を気にしすぎるあまり、本当の自分を抑えたり隠したりして生きることのほうが、みじめで病んでいるようにも思えます。人と違っていい、人と違う自分を誇れる社会や人間関係の中で生きられたらいいですよね… 
 チューリング役を熱演し、オスカーにノミネートされたバッチさん。彼、ほんと変…じゃない、個性的な顔してますよね~。ワタシ的には男前でもイケメンでもないけど、ファンが多いのがすごく理解できる魅力の持ち主ではあります。チャラチャラしてない、誠実で真面目そうだけど、どっかフツーじゃない、私たちとは違う独自世界で生きてるような浮き世離れ感がユニーク。不幸そうな翳りがあっても、重苦しくない優しい悲哀があるところ、寂しげで傷ついた風情に胸キュン。コミュ障演技も、演技がヘタな俳優だとわざとらしくてイラっとなってたところですが、バッチはリアルで痛ましいけど時々クスっとさせるトボけた味わいもさりげなく出してて、上手だな~と感嘆。バッチって、他の英国俳優と違って、意外と小柄でずんぐりしてる?

 チューリングと親密になるジョーン役、キーラ・ナイトレイも好演しオスカー候補に。私、キーラのことがすごく苦手なのですが、今回の彼女は役のおかげで好感度が高かったです。常に毅然としていて、チューリングが同性愛者と知っても動じず、ありのままの彼を受け入れようとしてくれるジョーンのような人、なかなかいないですよね。男と女の範を超えた愛って、憧れます。いびつかもしれないけど気高い愛を、受け入れることができなかったチューリングが悲しかったです。
 MI6の諜報員役のマーク・ストロングが、シ、シブい!長身で恰幅がよく、スーツが似合うダンディな紳士だけど、一目でただ者じゃないと判る陰影、ミステリアスさが素敵。彼もフツーの男役ができない俳優ですよね。それにしてホント働き者なストロング氏です。バッチとは「裏切りのサーカス」でも共演してましたね。今さらな感想ですが…「裏切りのサーカス」って、バッチにトムハ、コリン・ファースにマーク・ストロング、ゲイリー・オールドマン。とんでもなく豪華キャストだよな~。
 主人公は同性愛者ですが、ゲイゲイしいシーンは皆無。アランの少年時代の初恋が、切なすぎて腐涙。

 ↑オスカー授賞式などでのバッチさん、気取らないノリがよすぎるおちゃっぴーな姿に好感を抱かずにいられません。バッチさんって、絶対いいひとですよね!
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サイレーン①② 刑事(デカ)ップル!

2015-10-28 | 日本のドラマ(連続)
 松坂桃李主演の「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」第1話と2話を観ました~♪

☆トーリ女装
 カラオケ店で酔っ払って廊下に座り込んでる刑事の偲。そこに通りかかるサイボーグみたいな美女…
 偲役の松坂桃李くん、スカートはいたマヌケな初登場シーンが可愛かった!足、細っ!
 謎のサイボーグ美女、橘カラ役は菜々緒。「ファーストクラス」の性悪女、レミ絵も強烈でしたが…今回の菜々緒も期待できそうです。もう見た目だけでも他者を圧してます。
☆刑事(デカ)ップル、バカップル
 同僚の夕貴は、仕事では息の合った相棒、私生活では甘い恋人同士な偲。夕貴役は、これまた大好きな女優、木村文乃ちゃん。トーリとはお似合いの可愛らしいカップル。二人のイチャイチャシーンも微笑ましい。キスとかもしてるのですが、まったく性的な匂いがない。セックスしてなさそう。二人とも、色気がないですよね~。

 特にトーリの♂フェロモンのなさときたら。顔と声は男らしいのに、雰囲気が草食すぎる。あと、痩せすぎ!シャワーシーンもあったのですが、ガリガリで全然セクシーじゃない。アクションとか格闘シーンも頑張ってたのですが、強そうに見えないんですよね~。ケンカ、私でも勝てそう
 バディを組んで捜査する偲と夕貴ですが…二人とも、刑事に見えない。二人の言動も、何だか大学生のサークルっぽいノリ。軽いな~。公私混同が壮絶で、酒のにおいプンプンさせながら運転、出勤とか…
 巡査時代のトーリ、可愛かったけどお巡りさんに見えん!警備員のバイト中の大学生にしか見えなかったぞ!

☆チビデカ
 偲と夕貴をライバル視しているイヤミ刑事。あだ名はチビデカ。その名の通り、ほんとちっちゃ!長身のトーリと並ぶと、まさに子ども。警察官採用試験での身体要件、ひっかからなかったのかな?不細工アイドル、キスマイの北山宏光くんがチビデカを好演。
☆2時間ドラマの帝王
 上司役の船越英一郎。2時間ドラマ臭ぷんぷんです。彼に任せておけば、2時間で解決してくれるのでは(笑)。
☆ルイルイ妻
 夕貴のママ役、藤吉久美子が可愛い!
☆オフィスラブ
 コソコソ隠れて付き合ってるはずの偲と夕貴ですが…そのわりには、けっこう堂々と外でも職場でもイチャイチャしてるのが気になる。あの二人を見てデキてると気づかないなんて、周囲の刑事たちの能力が疑われます。

☆白いソックス連続殺人!
 女の客に白いソックスをはかせて殺す変態タクシー運転手。カラにも襲い掛かりますが、返り討ちにあい無残な末路に。逆襲中の菜々緒が怖すぎて笑えた!特に首吊られた状態からグワっと両足で犯人を捕えるシーン。フツーの美人女優なら二の足を踏むようなVシネマちっくな演技!

☆もうちょっと肉つけようね…
 容疑者を尾行中の偲と夕貴。トイレでオタクに変装する偲ですが。着替えで上半身裸になるトーリ、ほんとガリガリ!もう脱がないほうがいいかも…
☆もうちょっとまともな女優いなかったの?
 サバサバ男っぽいキャラな生活安全課の女上司。演技もキャラもステレオタイプすぎ。山口さかや、老けたギャルみたいで男前女に見えん!
☆刑事に見えん
 チビデカらとカラの勤務するキャバクラに行く偲。ガタイのいい客、と店の人に言われるのですが、どこが!?トーリはガリガリだし、北山くんはチビだし。
 また酔っぱらって、トイレに座り込んでる偲。刑事なのに、大丈夫なの?!頼りなさすぎ。
☆47歳男、独身、デザイナー
 カラと同居中のデザイナーが、なかなか滑稽で笑えます。美女とのプラトニックな同棲にウキウキ、ネットで自慢すると嘲笑や罵詈雑言で炎上とか笑えた。

★総括
 美味しすぎる役を開き直って威風堂々と怪演してる菜々緒が、ぶっちぎりで独走!カラに退治される奴らは変態とか通り魔なので、何だか必殺仕事人みたいな爽快感があり、思わずカラを応援してしまうという珍妙さがいい感じ。もう菜々緒のドラマになってしまっています。
 トーリ&文乃ちゃん、すごく可愛いし演技も悪くないのですが、存在感薄すぎて脇役みたいです。トーリを筆頭に、刑事たちが刑事に見えないというのが気になるけど、菜々緒の非道に爽快な暴れっぷりに今後も期待(^^♪トーリくんの見せ場も、今後は増えるのかな。増えないと、ますます空気になってしまう恐れが…
 悲惨な殺人事件が頻発してる内容なのに、キャラも雰囲気も演技もすごく軽い。ほとんどコメディドラマ。重苦しいドラマはしんどいけど、軽すぎるのも年寄にはキツいんですよね~…
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運転に集中できない男!

2015-10-27 | イギリス、アイルランド映画
 秋の英国男優祭④
 「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」
 工事現場を指揮するアイヴァンは、一夜限りの関係で妊娠した女性が出産しようとしているロンドンの病院へと車を走らせる。車内での部下への仕事の指示、帰りを待つ妻子、そして不倫相手との会話は、アイヴァンを精神的に追い詰めてゆくが…
 今をときめくトム・ハーディ主演作。この映画、トムハファンにとってはまさに、盆と正月がいっぺんに来たような美味しい作品なんですよ。何せ、トムハしか出てこない、トムハしか映ってない、究極のトムハ映画なのですから!どこを切ってもトムハ金太郎アメ映画なのですから!

 トムハ、やっぱ男前ですね~。あらためて思った。眉目秀麗だな~って。トムハって普段は、素直にイケメンしてくれないじゃないですか。バットマンに襲いかかる凶悪な怪人とか(「ダークナイト ライジング」)、イカレポンチな懲役太郎とか(「ブロンソン」)、屈折した格闘家とか(「ウォーリーアー」)、近未来世界の逃亡者とか(「マッドマックス 怒りのデス・ロード」)、どれもフツーじゃない、暴力と狂気に満ちたアナーキーで矯激な役ばかり。しかも、プロレスラーみたなイカちーゴリマッチョで、ウホウホフンガー!な見た目と演技は、女子受けなど全然狙ってなさそう。ジョニー・デップとかブラッド・ピットみたいに、素の美しさを見せたがらない傾向にあるけど、どの作品でも油断してると突然のパンチラのように、あ!イケメン!とハっとしてキュンとさせる。その独特さ巧妙さこそ、トムハをワラワラいるイケメン俳優とは十把ひとからげにできぬ存在にしているのではないでしょうか。

 いつもは珍奇珍妙な設定の中で、イカレたゴリマッチョを怪演激演してるトムハですが、この映画ではただ車の中で運転、電話で話してるだけのフツーの30代の男性役。特別なメイクも衣装もなし、大暴れもなしなトムハは、すごく新鮮でした。とにかく、フツーの男性役のトムハ、すごく優しそうで可愛かった!ヒゲ生やしておっさんぽくしてたけど、二人も大きな息子がいる役には見えないほど若々しい。いつものようにイケメン崩し、イケメン隠ししてないのが嬉しい。真顔で運転してる顔は、ほんと端正。横顔など、惚れ惚れするほど美しい。いちばんキュンときたのは、フニャ~っとポワ~っとした眠そうな顔。めっちゃ可愛かった。運転、代わってあげたくなりました。あと、ポロっと涙を流した時の表情。イカレたゴリマッチョな時のトムハも、あんなに無敵な最強っぷりなのに何か母性本能をくすぐる可愛さを醸してますが、この映画でもそれは不変です。

 この映画のトムハ、先述した通り、運転しながら家族や不倫相手、会社関係者と会話してるだけなのですが、すご~くそれが面白いんですよ!どいつもこいつも、トムハをギャーギャーゴチャゴチャと責め立て追いつめてくるのが何か笑えます。ひっきりなしにかかってくる電話に、あ~もう勘弁してくれよ~とウンザリしたり疲れ果てたりプッツンしたりしながらも、ひとつひとつ誠実に真剣に対応し解決していこうとするトムハが、いじましくて可愛い。たまに危ない独り言(死んだロクデナシの父ちゃんへの恨みつらみ)が不穏で狂気じみてて、そこがいつものトムハっぽかった。狭い空間、あまり体を動かせない状況、しかも共演者なしで独りで観客を最初から最後まで引っ張らねばならない演技、これって並大抵の生半可な俳優では不可能。北島マヤと姫川亜弓にも匹敵するトムハの独り芝居です。男前ぶりだけでなく、演技力の高さも遺憾なく発揮してるトムハです。

 出演者はひとりだけ、舞台は車の中だけ、で約1時間半を面白く観させた演出、脚本も秀逸です。トムハのような見た目も演技力も最高レベルの俳優じゃないと、成り立たない映画ではありますが。イケメン、美男なだけの大根俳優には到底無理だし、だからといって演技は巧いけどフツメン、ブサメンだと10分が鑑賞の限界。なので、トムハって本当にスゴい役者なんだ!と、彼への敬服、感服を深めた私です。
 夜のハイウェイも美しく撮られていて、観終わった後ちょっと高速飛ばしたくなりました。

 ↑トムハ、第2子ご誕生おめでとうございます双子役の“Legend”、レオナルド・ディカプリオ共演の「レヴェナント 蘇えりし者」の日本公開が待ち遠しいですね♪
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君が輝ける星

2015-10-25 | イギリス、アイルランド映画
 秋の英国男優祭③
 「ブライト・スター いちばん美しい恋の詩」
 19世紀初頭のイギリス。若き詩人ジョン・キーツは、ロンドン郊外のハムテッドでの居候先で、隣家に住む快活な少女ファニーに心惹かれる。死の床にある弟や、評論家の酷評に苦しむキーツを、優しく支え励ますファニー。いつしか二人は恋に落ちるが…
 「ピアノ・レッスン」のジェーン・カンピオン監督作品。
 佳作「追憶と、踊りながら」での、繊細な演技とイケメンぶりが忘れがたいベン・ウィショーが、夭折した詩人ジョン・キーツをこれまたデリケートに耽美的に演じた悲恋映画。

 ウィショーくん、もう不幸な役しかできない、ていうか、不幸な役しかオファーされないのでは…薄幸を絵に描いたような見た目、雰囲気、そして演技。何やっても、どんなシーンでも不幸そうなんです。でも、それがまた似合うんだよな~。健康そうで豊かな生活を送ってるハリウッドのスターだと、嘘くさいな~と白けてしまうような不幸な役を、まるで地のように自然にリアルに演じてるウィショーくんです。病弱で貧乏、孤独という、世の薄幸薄命を一身に集めてるようなジョン・キーツは、まさにウィショーくんのためにあるような役です。

 不幸が男を美しくするのか、美しいから不幸なのか…ウィショーくん演じるジョン・キーツの、ガラス細工のような脆さ、はかなげな微笑み、悲しいまでの優しさが切なくて…顔色の悪さ、女よりも華奢な肢体なども、痛々しくも愛しくなる耽美的なムードを醸しています。いつも寂しげに悲しげに潤んでる、あの捨て犬のような瞳!周囲が彼を見捨てられず、優しく支えたり助けたりするのも解かる。ユーミンじゃないけど、守ってあげたい~♪と思わせる魔力を秘めています。フツーのイケメンが演じたら、このヘタレが!と嘲笑されかねないキャラなんですが、今にも死にそうなウィショーくんなので、ファニーのように大丈夫よ!私がついてるから!と抱きしめたくなります。

 ファニーと情熱的な恋に落ちるジョン・キーツですが、その深く強い想いが命を蝕み縮めていくところが、いかにも天才的な詩人って感じ。彼の清冽な愛に、男と女の肉体的な愛は似合わない。激しく互いを求め合いながらも、プラトニックな愛を貫くファニーとキーツが悲痛だけど美しかったです。ヤっちゃえばいいのに!と思わないでもなかったけどウィショーくんが女優とセックスシーンなんて、想像できんわ~。ファニーとのキスシーンでさえ、何か違和感を覚えたし…

 私、ぜんぜん詩心がないので、劇中で使われていたジョン・キーツの詩はチンプンカンプン。詩を解する人間に生まれたかったな~。でも、ジョン・キーツみたいな天才的な詩人に生まれてしまうのも、不幸なことだよな~と思います。感じなくていいことまで感じてしまう感性って、素敵だけど生きる上では邪魔になることが多そうだし…凡人な自分が悲しい、けど安心、みたいな。金にならない天才、というのも不幸。せっかくの才能も、生きるための糧にならず、結婚もできない不如意な生活もみじめで切なかった。
 ファニーとジョン・キーツの悲恋よりも、二人の仲を邪魔する?キーツの親友ブラウンの存在と言動が興味深かったです。キーツと自分の間に入ってきファニーに対する意地悪で冷たくて陰険な態度は、間違いなく嫉妬!ブラウンさん、キーツに友だち以上の感情を抱いてるし。男の嫉妬に怯まず臆せず、冷ややかに応戦するファニーが小気味よかった。キーツをめぐって、ヒロインとブラウンが散らす火花が、腐的には面白かったです。

 ファニー役のアビー・コーニッシュは、ナタリー・ポートマンを地味にして逞しくした感じ?静かだけど気性が強く毅然としてて、可哀想なヒロインをブリッコに演じてなかったので好感。ブラウンさん役のポール・シュナイダーも、なかなかイケメンでした。あと、ヒロインの弟と妹が可愛かった。特にあの幼い妹ちゃん、演技うまかったな~。可愛いけど、姉とジョン・キーツの恋をじっと見ている目が、何か冷徹で怖かった。ジェーン・カンピオン監督の代表作「ピアノ・レッスン」のアナ・パキンと彷彿とさせた女童でした。 
 この映画、映像と衣装も美しかった!どこでロケしたんだろ?な、季節おりおりの美しさが胸に沁みた風景。女性のドレスや帽子、装飾品も派手ではないけど優雅かつ個性的。特に、裁縫が得意なファニーのファッションセンスに感嘆。あと、ファニーの猫が可愛かった、いや、猫ちゃんを可愛がってるシーンのウィショーくんが可愛かった!

 ↑ウィショーくんには、もうすぐ公開の007最新作「スペクター」で会えますね♪

 ↑プラダの広告のウィショーくんも、可愛いですね~
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イケメンドクターの秘部触診!

2015-10-20 | イギリス、アイルランド映画
 秋の英国男優祭②
 「ヒステリア」
 19世紀末のロンドン。青年医師モーティマーは、婦人科の権威ダリンプルに雇われる。若くハンサムなモーティマーの、ヒステリー症と見なされていた女性たちへの局部マッサージは評判となるが…
 モーティマー先生役のヒュー・ダンシーめっちゃ可愛かった~最近ではドラマ「ハンニバル」とか、どよよ~んな暗い役がハマってしまってるヒュー。コメディは久々?欝々しい役の時も可愛いけど、コミカルな彼も超キュート!童顔な猿顔がたまりません。あんな可愛いイケメン先生がいる病院、仮病つかって通うわ~。でも、あんな恥ずかしい診察は、やっぱ躊躇するかな~。イケメンにアンなとこコンなとこ診られて触られてなんて、緊張と羞恥心でホントに病気になりそう

 イケメンだけど、笑ったらクチャっとなるヒューのチョイブサ顔も大好き。この映画でも思ったけど、ヒューってやっぱ何となく池松壮亮に似てる。寂しそうな暗い雰囲気とか、横顔とか笑顔とか壮亮くんとカブります。チャラチャラ軽薄なところがなく、いつも真面目で誠実そうなところもヒューの魅力です。すごく善い人なヒューasモーティマー先生に好感、でも、インパクトある演技とかシーンがなかったのが残念。せっかくのコメディ、しかも性的な題材を扱っていたので、軽くエロいこともしてほしかったです。脱ぐのが好きなヒューなのに、肌露出もいっさいなし。

 コメディも嬉しかったけど、時代劇のヒューにまた会いたかったので、Wで美味しい映画でした。ハリウッドのイケメン俳優だとコスプレになっちゃうけど、さすがは英国男優。時代劇の衣装も似合ってて、それでいてオシャレ。オレンジのコートとか、上品で小粋だった。さすがバーバリのモデルを務めたてたヒュー、着こなしもパーフェクトなのです。ハンニバルでの無精ひげ、くたびれた風貌&雰囲気に慣れていたので、きびきびと活発、こざっぱりと優雅なヒューが目に新鮮でした。ネクタイをササっときれいに結ぶところが、何かスゴくカッコよかった。

 女性用の大人の玩具、いわゆるバイブの誕生秘話が、愉快に描かれています。更年期とか女性特有の症状を、あんな風に診察・治療してたんですね~。でもあれって、診察でも治療でもなく、単なる手○ン…明るくノーテンキに描かなかったら、かなり卑猥になりかねない設定です。色魔の医者に指で弄ばれる欲求不満の熟女たち、みたいなエロ映画にも作り変えられそう。個人的には、ヒューにはそっちをお願いしたかったけど
 モーティマー先生を魅了する姉妹役、マギー・ギレンホールとフェリシティ・ジョーンズも好演。

 姉シャーロット役のマギーは弟ジェイクにそっくりで、決して美女ではないのですが、愛嬌のある親しみやすいチョイブス顔(同じ顔でも、ジェイクはイケメンに見えるのが不思議)で、フツーに美人な女優よりもチャーミング。進歩的で情に厚いシャーロットを、生き生きと男前に演じています。でも長身でおばさんっぽいマギーと小柄で童顔のヒュー、ロマンスに違和感。姉弟にしか見えんかったし(マギーのほうが年下だけど)。実生活の嫁クレア・デーンズも、ヒューより年上に見えますよね~。
 妹エミリー役のフェリシティも美人ではないけど、オスカー候補になった「博士と彼女のセオリー」同様、聡明で思慮深そうなところに好感。彼女のファッションが、乙女らしい色合いと形で可愛かったです。あと、モーティマー先生の親友、金持ちの発明家エドモンド役の俳優がカッコよくて、誰?と思ったら、ルパート・エヴェレットだった!80年代に英国美青年ブームを巻き起こした「アナザー・カントリー」の美青年も、すっかり熟年男性…ではなく、すごく若く見えたのでビツクリ。ヒューとは世代が違うはずなのに、親友役に違和感なかったし。背が高くて恰幅がよくて、フォーマルな服をちょっと崩してるのが小粋で洗練されてて。彼もさすがの英国男優っぷりです。ダリンプル先生役は、「キャリントン」での名演も懐かしいジョナサン・プライス。シブくて冷厳そうな、枯れ専にはたまらん系おじさまかも。
 ラスト、女性たちに大人気となったバイブを、まさかの、でも英国といえばの御方もイギリス、やっぱスゴいわ~。日本じゃありえないシーンですし。

 ↑か、可愛い今や百花繚乱の英国イケメン俳優軍団ですが、ルックスだけならヒューがいちばんMYタイプかも
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別れましょう私から消えましょうあなたから

2015-10-18 | 北米映画 08~14
 おほかたの
 秋をば憂しと
 知りにしを
 ふり捨てがたき
 鈴虫の声

 秋ですね~…物欲も出世欲も性欲もない枯草な私ですが、食欲だけはかろうじてあります…。秋の夜長に聞こえてくるのは、いとあはれな鈴虫の声…ではなく、救急車やパトカーのけたたましいサイレンや暴走族の騒音なのが、眠りを妨げてストレスです。
 ぼっちな秋の夜更かしは、いま人気の英国男優のおかげで寂しさなんか感じない♪
  
 秋の英国男優祭①
 「ラブストーリーズ コナーの涙」「ラブストーリーズ エリナーの愛情」
 幼い息子を亡くした若い夫婦コナーとエリナーの間には、いつしか隔たりが生じていた。そんな中、エリナーが突然コナーの前から姿を消して…
 夫婦関係の破綻と愛の再生を、夫と妻それぞれの視点で描いた2部作です。
 うう~ん…ぶっちゃけ、私の口には合わない映画でしたエリナーがメンヘラすぎます。幼い子供を亡くすなんて、この世でいちばん悲しいこと。それは子どもがいない私にだってよく分かります。でも…エリナーの悲しみ方は、あまりにも自己中心的に見えて、同情や共感ができませんでした。悲劇と不幸を背負ってるからといって、何しても許されるわけではありません。周囲を翻弄したり傷つけたり狼狽させたり、甘えるのもいい加減にしろ!エリナーの言動には、イラっムカっとするだけでした。コナーの前からいきなり消えたりするエリナーですが。いったいコナーが何をしたの?めっちゃ優しくて愛情深い旦那さんなのに。エリナーが傷つくような何かをしたのならいざ知らず、そういう事実はなかったし…子どもを失って悲しんでるのは、コナーだって同じなのに。エリナー、自分のことばかりでコナーに対して思いやりがなさすぎる。女のほうが悲しみが強い深いのだろうけど、それにしてもコナーへの仕打ちが非道すぎる。

 突然コナーの前から姿を消すエリナーですが。別れましょう私から~消えましょうあなたから~♪大黒摩季もきっと、エリナーには開いた口がふさがりませんよ。蒸発とか失踪とかではなく、すぐ近くにいたりするのも思わせぶりというか、いったい何がしたいの?な理解不能なメンヘラぶり。コナーのことを自分から一方的に遠ざけ避けてたかと思うと、これまた一方的に彼に近づいてきたり。めんどくせぇ女~!実家に戻って、おしゃれな髪型、ファッションで大学に通ったりと、ずいぶん優雅だよな~。子どもを失っても、悲しみに暮れてばかりではいられず、生活のために気丈に働いてる女性が見たら、いいご身分すぎるエリナーです。優しい家族に支えられ援助してもらってる、それを当たり前みたいに享受し、悲しんでるから!傷ついてるから!を免罪符にして、迷惑なメンヘラ言動を繰り返すエリナーに、ほんと腹が立ちました。家族もお金もなく、孤軍奮闘してる女性って、いっぱいいるのに。傷ついても悲しんでも、優しさは失いたくない…と、エリナーを見ていて心底思いました。
 ヒロインにも共感できなかったけど、映画じたいも何だろう…うまく言い表せないけど…美しい映画気取り?というか。演出とか音楽とか、何か気取ってて鼻につくというか。傷つき悲しんでいる人たちが美しい、みたいな描き方にはあまり好感を抱けません。映画やドラマで、人が苦しんでる悩んでる姿とか見たくないし。ウジウジした話よりも、悲しくても辛くても強く生きる、頑張る人の明るい話のほうが、私は好きです。あと、2部作もしんどい。コナー編だけで十分かも。
 映画じたいはアレでしたが、キャストは豪華で素晴らしい!主役のカップル役は、ジェームズ・マカヴォイとジェシカ・チャステイン。

 マカぼん、か、可愛い!見た目といい雰囲気といい演技といい、彼ほんと素敵男子だわ~。優しく温かで、ちょっとヘタレで大人になりきれてない少年っぽさがあるコナーに、ぴったりな風貌。童顔で小柄で足が短いという、日本人には親近感が持てるルックスも彼の魅力。小柄だけど、ムチムチした体つきも好き。メンヘラなエリナーにオロオロする様子が、ほんと可愛かったです。車に轢かれるシーンが可愛すぎて何か笑えた。マカぼんって、昔は堺雅人とちょっとカブった感じがあったけど、今は何となく大森南朋に似て見えることが…

 ジェシカ・チャステインとは、どー見ても姉弟なマカぼん。調べたら、ジェシカのほうがやっぱ2歳年上だった。共演の女優は、みんな年上に見えてしまう。「つぐない」のシアーシャ・ローナン(当時13歳)が、いちばんお似合いだったかも親父や親友とのやりとりとか、とても30過ぎの大人とは思えないコナーは、他のアラフォー男優が演じてたらイラっとする男になってたでしょうけど、マカぼんの可愛さのおかげで子どもっぽさが愛しい魅力になってました。

 ジェシカ・チャステインは、今のハリウッド屈指の名女優なんだけど…何かニューハーフみたい眉毛がない真っ白な馬面が怖いし。声は少女みたいで可愛い。彼女のファッションがオシャレでした。でも…コナー編ではエリナーの出番は多かったのに、エリナー編ではコナーはそんなに登場しないんですよ。W主演のはずなのに、ジェシカのほうが美味しい扱いです。
 エリナー編は、コナー編よりキャストが豪華なので、やっぱスキップはできません。

 エリナーのママ役は、何と!フランスの大女優イザベル・ユペール。クールでドライだけど、ひょうひょうとしててどこかトボけた感じのマダム、という役が最近のユペりんの十八番になってるみたいですね。娘を愛してるけど、ベタベタしい愛情を見せたり押し付けたりしない、いつもワイン飲んでるアル中?なママを、フワっとサバサバ演じてたユペりんが素敵でした。彼女の着てるシンプルなワンピースが、さすがフランス女優なエレガントさ、愛らしさ。華奢で小柄なので、遠くからだと少女みたいで可愛いんですよね~。見た目の若さ、美に執着する美魔女とか気持ち悪いけど、ユペりんみたいな女のドロドロしさを通り過ぎた、爽やかに軽やかに乾いた女性は私の理想です。

 インタビューによると、イザベル・ユペールはジェシカ・チャステインにとって憧れの女優だったらしく、この映画で共演がかなって大興奮したんだとか。ユペりんとのツーショット写真で、超嬉しそうなジェシカの表情がそれを物語ってます。ケイト・ブランシェットやノオミ・ラパスも、昔からユペりんに憧れてて共演を熱望した、とインタビューで読んだことあります。還暦を迎えても世界中から引く手あまたで、ナチュラルな美しさも保っているユペりんは、まさに女優の理想形なのでしょう。
 エリナーのパパ役は、これまた名優のウィリアム・ハート。優しそうで知的なイケメンだった彼も、すっかりお爺さんになったな~。今でも素敵ですが。エリナーが通う教室の先生役、ヴィオラ・デイヴィスも好演してました。劇中、ジェシカに恋してるとしか思えないヴィオラ先生でしたが

 ↑か、可愛い!マカぼんの新作は、ダニエル・ラドクリフ共演の「ヴィクター・フランケンシュタイン」です。楽しみ♪
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同情するなら抱いてくれ!

2015-10-14 | 日本映画
 落胆と傷心から、まだ立ち直れないカープファンもまだたくさんいます。かくいう私もそうです…でも、いつまでもウジウジしても仕方ない。選手と一緒に、前向きに明るくまた頑張ろう!と思い始めた矢先に…こんな非道い記事が…

 CS進出の夢が潰えてしまった、あの悪夢のゲーム…カープファンの誰もが期待と希望を抱いていただけに、筆舌に尽くしがたいショックとダメージに、ただもう茫然自失…そして、敗退を招いてしまった大瀬良くんの号泣には、私たちファンも複雑な思いにかられました。痛ましさにもらい泣きしそうになるけど、気にするな!よくやった!とも言えないやりきれなさも正直ありました。でも…いくらなんでも、この記事は…
 人間って、ここまで意地悪になれるんですね…エグいブラックジョークは私も大好きですが、これはジョークと軽く流せるものなのでしょうか…これって笑えるのでしょうか…皮肉や揶揄の域を超えてるのでは…私が広島県人のカープファン、とりわけ大瀬良くんのファンだから、衝撃も甚大なのでしょうけど…カープファンじゃない他球団のファンの方々でも、この非情な悪意にはドン引きするのではいないでしょうか…傷ついた人をムチ打って喜ぶような、残酷さ冷酷さ、人を傷つけることを目的にしているような悪意に、怒りや悲しみよりも恐怖を覚えます。いじめの助長につながるような恐ろしさに、戦慄を禁じ得ません。
 私もブログを続けるにあたって、今後ますます気を付けなければと肝に銘じます…

 「花宵道中」
 江戸末期の吉原。大火災の後、朝霧たち遊女は仮宅に移り商売を続けていた。そんな中、朝霧は京から来た染物職人半次郎と出会い、恋に落ちるが…
 安達祐実が脱いだ、ということで話題になった映画です。あの「家なき子」から、もう20年以上も経ったのですね~。天才子役として一世を風靡した祐実ちゃんも、すっかり大人の女に…と思いきや。祐実ちゃん、いや、もうお子さんもいるバツイチ、芸歴も長いベテラン女優の祐実さんですが、見た目も演技も家なき子の頃と変わってない…キャリアベストの時代から不変、というのは、いい意味でも悪い意味でも驚異的。若いまま、な女優はたくさんいますが、幼いまま、な女優はそんなにいない。祐実さん、とてもバツイチ、1児の母には見えません。見た目、子どものままだし。なので、せっかく大胆なヌードや濡れ場に挑戦してるのに、全然エロくないんですよ。少女が好きな変質者、じゃない、特殊な性癖の人たちは興奮するのでしょうけど、私からしたらただもう痛々しいだけでした。見てはいけないものを見てしまった感じ…

 祐実さんだって、もう酸いも甘いも噛みまくってる大人の女性、こういう役をするのも不足のない年齢の女優なんですけど…いかんせん、大人の女に見えないんですよ。見た目だけでなく、声も『同情するなら金をくれ!』と叫んでた頃のまんま。そんな彼女が、男たちにアンなことコンなことされて、悶え顔やヨガリ声…児童相談所か警察に通報ものな幼女虐待シーンにしか見えませんでした。大人の女優として認められたい!という祐実さんのガッツ、意欲は高く評価したいけど、ちょっと違った方向に暴走しちゃってましたね~。気の毒だけど、彼女はかなり役が限られてしまってる女優。色っぽい役は無理がありすぎますが、年齢不詳っぽい不気味さを活かした役とかだと、活路が開けるのではないでしょうか。子どもにしか見えない祐実さんですが、おっぱいは柔らかそうでキレイでした。
 この映画を観たのは、お気にのイケメンである淵上泰史くん目当てです♪

 フッチー、今までで一番の大役?「S 最後の警官」劇場版では、ほとんどエキストラだったので、準主役級の扱いはファンには嬉かったです。しかも、濡れ場もありときた
 フッチー、可愛かったんですけど…やっぱ、すごい大根何をかいわんや…な棒読み、学芸会演技なのですが、まあそれも愛嬌というか、勘違い俳優の演技派気取り演技よりも、私はフッチーみたいな一生懸命やってる大根演技のほうが好きです。時代劇なのに、お祭りで着物着てる現代青年にしか見えなかったのも、トホホだけど可愛かった。まあ、要するに好きなイケメンは何してもアバタにエクボってことですね

 で、お楽しみだったフッチーの濡れ場ですが。うう~ん?期待してたほど大胆に濡れてなかった…いや、最近の若いイケメン俳優にしては、頑張ってたとは思います。濡れ場シーンは1回だけですが結構長く、祐実さんとは激しく執拗なディープキス、彼女の足を舐めたり乳首を口に含んだり、ヤることはヤっておりました。

 でもね~。何か残念というか…惜しげもなくおっぱい見せてた祐実さんに比べると、フッチーの裸はほとんど見えなかったからでしょうか。いいカラダなのかそうでないのかさえも判断できないほど。まあ、この映画は安達祐実の脱ぎが最大の売りなので、当然っちゃあ当然なのですが…でも、こういう映画をヒットさせたかったら、男のスケベ心だけを狙うだけじゃダメ。女性のスケベ心をソソることこそ、最も重要なのではないでしょうか。イケメンが肉体美をさらして、エロいことしてる!というのも売りにせんとね。韓国のこの手の映画のほとんどは、女優よりも男優の裸とエロ演技がメインですからね~。韓国イケメンスターの捨て身な全裸ズコバコを見慣れてるので、フッチーのラブシーンは稚技に等しかったです。ケツぐらい出してほしかったかも。
 吉原遊女の悲しさ、凄絶さも、あまり感じられませんでした。何だか少女漫画っぽいスウィーツさというか。邦画ファンの間では伝説となってる傑作(怪作?)「吉原炎上」のインパクトには遠く及びません。キャストのせいでもあるかも。

 祐実さんの遊女仲間たちが、まるで志村けんのバカ殿の腰元レベルの演技なんですよ。卑劣で変態な商人役の津田寛治、そのはっちゃけまくった外道っぷりが笑えた。ほとんどウッチャンのスカっとジャパンでのコントだし。ダメ押しで、遊女の元締め役の友近。彼女が出てるだけで、もう映画ではなくバラエティになってしまってました。友近の台詞『股開かざるもの食うべからず』が笑えた。

 ↑こないだ何の気なしにTVつけたら、NHKのドラマにフッチーと安達祐実が出ててビツクリしました!
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おとこの操

2015-10-12 | フランス、ベルギー映画
 「Hors les murs」
 パブで泥酔した青年パウロは、翌朝バーテンダーのイリールの部屋で目覚める。強く惹かれ合うものを感じた二人は、やがて友人以上の関係に。同棲中のガールフレンドと別れたパウロは、イリールの部屋に転がり込むが…
 フレンチなBL映画で~す英語タイトルは「Beyond the Walls」“壁の向こうに”という意味でしょうか。お国柄なのか、男同士で愛し合ってる、という関係やシチュエーションに、あまり禁断っぽさや隠微な気配はなく、かなり堂々としててフツーの男女の恋人みたいな感じです。人前だとちょっと気まずい程度で、同性愛に対する葛藤とか苦悩はほとんどない。スーパーのレジでのおふざけとか、駅のトイレ個室でのハレンチ行為とか、日本では絶対に見られないゲイのバカップルぶりです。

 イリールは元々ゲイなんですけど、パウロは彼女がいるストレートくん。なのに、イリールとすぐにBL関係になっちゃうのが驚きでした。男はみんな多かれ少なかれ、同性愛の気がある…とよく耳にはしますが。心と体のどこかに普段は埋没してるスイッチが、出会うべき相手に出会うと入っちゃうんですね。同性愛とは無縁そうなイケメンでも、ほんとはなんて、典型的な腐の妄想ですが(笑)。パウロは、でも始めから見た目もキャラもゲイっぽくて、女といるほうが何か違和感がある乙女男子。イリールと出会って本当の自分、ゲイに目覚めたって感じでした。いったん覚醒したら、もうゲイ道一直線なパウロ。ガールフレンドとはあっさり別れ、イリールにベッタリ。そこにはもう、ノーマル生活への未練など微塵もなく、ある意味潔いな~と感嘆。真性ゲイのイリール、軽い遊びのつもりだったのに、押しかけ女房?なパウロに困惑、でもだんだんほだされて、いつしかイリールのほうがマジになってしまう。いい男を完全攻略、首ったけにするパウロの可愛い甘えん坊ぶり、庇護したいと思わせる頼りなさは、女子も見習わねばなりません。

 男同士のラブシーンは、ふんだんにあるのですが、そんなに過激ではなくエロくもないです。駅のトイレでのシーンが、いちばんゲイゲイしかったかな。でも、笑えるシーンでもあるんですよ。ゲイショップで買った男の貞操帯(鍵付きペニスケース)を、自分の留守中パウロが浮気しないように、ハアハア言いながらイリールがパウロのアソコに装着するという、かなり滑稽なハレンチシーン。数日で帰って来るはずが、ヤク所持で捕まって刑務所に入れられてしまうイリール、鍵もったままなので貞操帯がとれない~!と、パウロが半泣きの日々…おバカコメディになるのかな?と懸念しましたが、引き裂かれて愛が揺らいでゆくシリアスな展開になってくれて安堵。

 ↑駅トイレでの貞操帯強要シーンが、なかなかエロかったです。イリールのハアハア言葉攻めがナイスでした(^^♪
 刑務所を出所し、パウロとやり直そうとするイリールですが、パウロは…男同士だからというより、イリールもパウロも未熟すぎるゆえに愛を守れなかったのでしょう。自分を守ってくれる誰かが傍にいないと生きられないパウロの弱さ、ヤク欲しさのあまりパウロに危険な行為を強制するイリールの身勝手さ…愛ってやっぱ、自分のこよとりも相手を大切に想うこと。未熟さ、弱さゆえに、自分のことしか考えられなくなった二人が、愚かで悲しかったです。意志と信頼、思いやりがあれば、試練を乗り越えて本当の恋人同士になれたはずなのに。

 イリール役は、「僕を探しに」など、フランス映画界期待の若手俳優ギョーム・グイ。ワイルドで精悍でカッコいいです。ちょっとヒュー・ジャックマンに似てる?おヒューさんを若くして、チョイブサ&不良っぽくした感じ?まだ30ぐらいなので、さすがに肌がピチピチ。パウロを甘やかしたり攻めたりするのも男らしくて、ゲイカップルにおける理想的なタチっぷりでした。パウロ役のマティラ・マリアラキスは、ブラッド・ピットをヘタレな優男にした感じのイケメンでした。地なのでは?!と疑ってしまうほどの、堂に入ったネコっぷりでした。でもほんと、俳優さんってスゴいと思います。男同士でディープキスとか裸で絡み合うのって、よほどの覚悟と役者魂が必要でしょうし。

 ↑ギヨーム・グイ、1983年生まれの32歳。嵐の二宮、松じゅんと同い年大人の男って感じですよね~
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ダーシーさんがこっち見てるし!

2015-10-09 | 欧米のドラマ
 イギリスのTVドラマ「高慢と偏見」を観ました~。全6話。
 18世紀のイギリスの田舎。地主のベネット夫妻には、5人の若く独身の娘たちがいた。美しく優しい長女ジェーンは、近所に越して来た金持ちの青年ビングリーと恋に落ちる。一方、聡明で感受性の強い次女エリザベスは、ビグリーの友人で大富豪のダーシーの高慢な態度に反感を覚えるが…
 評判通り、面白かったです!映画版の「プライドと偏見」は、ヒロインのキーラ・ナイトレイが苦手だし、ベネット一家の浅ましさに不快感しか覚えなかったこともあり、あまり好きではないのですが、ドラマは映画ほどイヤな感じはしなかったです。イラッとする系人物も、ムカっとする系人物も、映画よりも笑えてチャーミングな人々になってたからでしょうか。個性的・魅力的なキャラたちの中でも、やはり突出してたのがミスター・ダーシー。演じてたコリン・ファースが、ちょっと若くて、やっぱカッコよくて、いい役者だな~いい男だな~と惚れ直しました。 
 表面的には傲慢で堅物で冷たいけど、ほんとは不器用で優しく誠実な紳士ダーシーさん。コミュ障?!と心配になるほどの他人とロングディスタンスな男ですが、仲良くなればこれほど素敵な殿方はいない。まあ、なかなか仲良くなれないのが難点ですが自尊心が高すぎ、性格が清廉すぎるのも、考えものだな~とダーシーさんを見ていて思いました。彼、エリザベスに出会えたのはラッキーでしたよ。彼女みたいな女性、なかなかいないですし。彼女がいなかったら、ダーシーさん孤独死間違いなしな老後でしょう。

 反感を感じながらも、だんだん相手の美徳や愛情に気づいて惹かれ合うダーシーさんとエリザベス。恋愛ものの基本パターンですね。ジェイン・オースティンの小説は、いろんなロマンス小説や映画、少女漫画に影響を与えてることが、このドラマを観るとよく分かります。でも…純愛ロマンスよりも、オースティン女史がストーリーテリングの才能を発揮してるのは、結婚とかお金に関するドメスティックな問題です。橋田スガコ先生のドラマを、上品に優雅にコーティングしてる感じがするのです。いつの時代も、どこの国でも、結婚とお金が絡むと人間は、特に女は面倒くさい、怖い、そして切実。結婚とお金のことで大騒ぎしてる人々が、浅ましくも滑稽に描かれています。特にママのミセス・ベネット。あんな母ちゃん絶対イヤだ~と、心底ゾっとしました。娘の幸せとか気持ちなんか全然考えず、お金と体裁と自分のことばかりギャーギャー(どっから声出してんの?!な甲高い声が、すごい美声。歌ってるみたいで笑える)言ってるママ、私なら耐えられない。首しめるか殴ってるかもまあ、悪い人じゃないんだけどね~。だから余計ハラ立つんですが。無神経なKY男コリンズさんとかも、むしろバカみたいに善人なんだけど、そこが返ってタチが悪い。そういう世の中にあふれてる、悪人よりも始末に負えない善人、の描写も巧みなオースティン女史です。あと、色男ウィッカムのクソ野郎っぷりも、ある意味お見事。あの詐欺師に近い嘘つきぶり、正体バレてんのに平然としてる厚顔無恥さって、一種の才能ですよ。水商売とか芸能界なら大成しそう。

 ダーシーさんが、カッコいいだけじゃなくて何か怖い、ヤバい魅力もあることが、さすがコリン・ファース。凡百のイケメン俳優とは役者の違いを見せつけています。常に怒ってるような顔が怖い。そして、エリザベスをじ~っと見てる時の目が、ヤバすぎる!あれはほとんどサイコの目ですよ。あまりにも鋭く熱い視線、伝説の韓国ドラマ「美しき日々」のイ・ビョンホンを思い出してしまいました。あのドラマで、チェ・ジウをじと~と遠くから見つめてるビョン吉のまなざしも、エリザベスをロックオンしてるダーシーさんのまなざしも、かなり病んでて笑える。あんな目で見られるのって、女としてはどうなの?嬉しいの?怖いの?まあ、ヤンデレもビョン吉やコリンなら前者ですが、同じことを田代まさしとか宅八郎氏にやられたら、戦慄すぎて通報ものでしょう…

 現代劇のスーツ同様、時代劇の衣装もエレガントに着こなしてるコリン・ファース。背が高くて恰幅がいいので、ほんと何着ても似合いますよね~。女性たちの衣装も優雅で軽やかで、目に楽しかった。私もローラ・アシュレイ風のドレスとか着てみたいわ~。結婚やお金のことで無駄に大騒ぎする以外は、特に何もやることがない人々の、優雅な有閑生活が羨ましすぎる。私もあんな風に、美しい田舎と屋敷で、きれいなドレス着て、召使にかしずかれた生活してみたいわ~。ダーシーさんの屋敷の、これまた壮麗なこと!あれを見たら、誰だってダーシー夫人になりたいと思うでしょう(笑)。でも、管理が大変そう!やっぱフツーの家でいいわなんて思う貧乏性な私…
 エリザベス役のジェニファー・イーリーも、なかなか好感度の高い演技と見た目でした。メリル・ストリープと渡辺えりを足して二で割って、若く美人にした感じ?優しそうで聡明そうな彼女のほうが、キツくてギスギスしてるキーラ・ナイトレイよりも、エリザベスに適してます。あまりにも落ち着いてるので、とても20歳前後の小娘には見えなかったけど。トラブルメーカーの末妹は、ヘレナ・ボナム・カーターの妹?
 日本でアレンジしてドラマ化されるとしたら…理想妄想キャストは、こうだ!
 
 エリザベス … 木村文乃
 ダーシー … 西島秀俊
 ジェーン … 沢尻エリカ
 ウィッカム … 坂口憲二
 ビングリー … 速水もこみち
 ビングリーの姉 … 田畑智子
 ビングリーの妹 … 菜々緒
 大佐(ダーシーのいとこ) … 小澤征悦
 ジョージアナ … 箕輪はるか(ハリセンボン) 
 コリンズ … 岩尾望(フットボールアワー)
 シャーロット … 平岩紙
 ベネット氏 … 塩見三省
 ベネット夫人 … 栗原小巻
 ダーシーの伯母 … 渡辺美佐子

 こんなん出ましたけど~? 
 いつも眉間にシワ寄せてて無口だけど優しい男といえば、今をときめく西島さんでしょうか。ダーシさんもMOZUっぽく演じます。
 エリカ様は、中身はアレかもしれないけど、見た目は清純で薄幸そうな美女なので、ジェーン役も巧く演じてくれるのでは。エリカ様をイビる小姑二人は、ファーストクラスの再現ちっくにして笑いを狙います。もっと適した俳優女優いるし!なご意見、大歓迎です♪
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