まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

ロイヤルストレートフラッシュな男

2006-12-31 | イギリス、アイルランド映画
 早いもので、今日は大晦日。今年も、睾淫、じゃない、光陰矢のごとしな、あっちゅーまにthe endな一年でした。そして、大きな幸も不幸もなく変化もない、無事で無為な一年でした。
 大掃除も、サクサクと終了。元々、大して汚れてない、きれいなmy roomが、何だか私自身と重なって...何の蓄積もない、誰も入ってこない、汚されないガランとした小さい空間。来年こそは、グチャグチャに乱し、汚されて人間らしい部屋にできるでしょうか。
 皆様、どうぞ良いお年を~!来年も、どうぞ仲良くよろしくお願いします!
 May all your 2007 be happy and wonderful !

 「カジノ・ロワイヤル」
 賛否両論を醸した新ジェームズ・ボンド=ダニエル・クレイグ。
 ワタシ的には、全然OKです。ていうか、歴代007の中では、一番好きかも。ダンディーな濃いオヤヂは、そんなにタイプじゃないので、ぶっちゃけ今までのボンドは、苦手でした。ショーン・コネリーは、枯れた爺になってからのほうが好き。
 新ボンドのダニエル・クレイグは、おっさん顔ですが、さすがに歴代ボンドに比べると、若々しい。ねっとりした脂気がなく、薄い感じなのも、胸焼けせずに見られます。

 ダニエル・クレイグのボンドの良い点は、カラダを思いっきり張った武闘派なところ。今までのオヤヂボンドは、アクションも妙にスマートで、カラダよりも最新兵器頼りなところも多々あったけど、クレイグのアクションは、スマートじゃないけどシャープで、まさに血沸き肉踊るって感じ。これほど満身創痍、己の肉体を酷使してるボンドは、初めてなのでは。ランボーも真っ青。
 あと、ボンドにしてはニヤけておらず、真面目なのも好感。総じて、硬派なボンドだったのが、私にとってポイントが高い理由かも。
 薄くて硬派なクレイグですが、で、出たー!すげーよ!カ、カラダ、スゴすぎ!ウルトラナイスバディですが、こってり濃いフェロモンではなく、セクシーだけど鑑賞しやすい薄味なのが良い点。やたらと上半身裸になるだけでなく、敵の拷問シーンでは、全裸!すっぽんぽんなボンドも、007史上初?

 やたらと裸になるクレイグですが、女とのラブシーンより、拷問シーンのほうがセクシー。大事な部分を激痛攻めされ、絶叫悶絶する彼の顔がエロかった。
 世界各国を飛び回るボンドのおかげで、観光気分も楽しめる内容。モンテネグロのカジノが、派手で低俗っぽいラスヴェガスと違って、優雅でハイソな雰囲気で、憧れます。
 ボンドガール役は、エヴァ・グリーン。すごい美女ではないけど、ちょっとクラウディア・カルディナーレ似?でチャーミングです。濃いメイクをしてない時は、別人のように可愛い顔で驚きました。

 トンでるフレンチギャル、エヴァ・グリーン。インタビューでの、あっけらかんとしたぶっちゃけトークが面白い!今まで共演したアメリカやイギリスの若い俳優たちを、裸になるぐらいで世界の終わりみたな顔してんじゃねえよ!とか、一刀両断にタマなし坊や呼ばわりしたり。エヴァグリ、今後もイケイケGOGO!
 始めのほうの、ボンドから逃げる爆弾男が、何かスゴかったんだけど。まるで忍者か猿みたいな、人間離れした俊敏さに、驚嘆!あれ、誰!?
 

 
 
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帰ってきたスーパーマン

2006-12-28 | 北米映画 00~07
 航空費も振り込んで、いよいよプラハ行きも確定♪もう、引き返せない。
 こうなると、去年の韓国もそうだったけど、楽しみよりも、アレもしなきゃコレも準備しなきゃ、と落ち着かない気分になって、ああ~めんどい...と、だんだんテンションが低下しちゃうのが、私の悪い癖です。
 何着て行こう?靴はどんなのを履いて行こう?寝癖直し、持ってったほうがいいいのか。化粧水や乳液、小さい容器に移しとかないと。のど飴も買わなきゃ。美容院はギリギリになって行こうか。おっと、美肌用ダブレットもらいに皮膚科にも行かなきゃ。と、どーでもいいことばかりに気をとられてる。それよりも早く、プラハの宿&チェスキークルムロフ(世界遺産)ツアーの手配しろよ!なんですが...

 「スーパーマン・リターンズ」
 リメイクじゃなくて、続編だったんですね。前作で、スーパーマンがどうなったかを知らないので、この帰還編、最初のほうは???
 恋人のロイス、スーパーマンの子供を産んでたんですね!つーことは、前作で二人はヤっちゃったってこと?スーパーマンとのエッチって、どんなんだろ?エッチもスーパーなのかなあ。エッチだけフツーってのも、ガッカリかも...
 とまあ、ヘンなコトばかり気にしながら観てしまいました。話じたいは、事故や災害から人々を救い、悪者と戦うスーパーマンの活躍を、凝ったCGや映像で楽しむ、それだけ。他愛もないけど、子供も安心して観られる映画です。スーパーマンが瀕死になって入院!って、何か笑えちゃったけど...
 新スーパーマン役のブランドン・ルースが、すごい美男!
          
 ちょっと男前すぎて、精巧なフィギアが動いてるみたいで非人間的。まあ、スーパーマンが妙に人間的でも変だけど。でも、最近では珍しいほどの美形です。体つきも立派!きれいな顔だなあ、と見惚れながらも、彼とナイナイ岡村どっちか取れと言われたら、迷わず後者を私は選ぶでしょう...
 ロイス役のケイト・ボスワースって、まあまあ可愛いけど、何か貧相で華がなくて、魅力が感じられない。ブーランドオロームの彼女だっけ?薄い軽いで、お似合いのカップルね!
 敵役レックス・ルーサーが、ケヴィン・スペイシー。スーパーマンへの復讐に燃え、世界崩壊を目論む悪人なんだけど、ぜんぜん極悪人に見えない、ていうか、そういうキャラじゃないんですね。悪巧みというより、度の過ぎた悪ふざけ、いたずらオヤヂなルーサー氏、まるでタイムボカンシリーズのアホな悪玉みたいで、笑えます。 
 ケヴィスペ、とっかえひっかえするのが、衣装じゃなくてヅラ!開き直った自虐ギャグに感嘆!おヅラ智明も見習え!二度のオスカーに輝くケヴィスペも、知る人ぞ知る演技派→メジャーな名優→お笑いキワモノ系...ジャック・ニコルソンやロバート・デ・ニーロと同じ道を進んでますね。
 この作品の監督って、ケヴィスペが最初のオスカーを獲った「ユージュアル・サスペクツ」のブライアン・シンガーだったんですね。マッチョ美男子の新人スーパーマンを巡って、ケヴィ子vsブラ美がゲイゲイしい小競り合い!なんてYAOIな想像が楽しい映画です。
 
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秘密⑨~⑭ すなのしろ

2006-12-26 | 韓国のドラマ
 「秘密」第9話から14話まで観ました...(約1ヵ月ががりで。息切れが...)

☆すべてを捨て、ヒジョンと逃避行を決意するヨンミン
 仕事も妹のことも打っ棄って、ウキウキと恋の駆け落ち準備する室長さん。お部屋も、あっちゅー間に片付いてる!私の貧乏部屋でも、引越しには手間隙かかったが...
☆元夫の入院先を訪ねるヤンミミ
 今頃になって...ヤンミミの気質を考えると、今まで彼のことを気にもかけず、どこの病院にいるのか知らなかったなんて、ありえないんだけど...
☆1%のハラボジ、再登場! 
 突然、物陰からジウンの前に現れるハラボジ。恐怖に固まるジウンにとっては、まさに幽霊より恐ろしい存在です。
 ハラボジも、今まで何してたの?!だいたい、彼がヤンミミに会いさえすれば、すべて解決する話だよなあ。まあ、そーなったらドラマが続かないけど...
 ハラボジが、秘密をネタにヒロインを脅迫し、金とカラダを求める土ワイちっくな悪い男なら、まだ話に辻褄が合うんだろうけど。真相が分かって、道理に背くことはイカン!と怒ったり説教したりするけど、そのわりには行動が鈍くて、ジウンが返って可哀想。まるでヘビの生殺し状態です。
 で、ハラボジったら、また突然、暴露もせずに消えちゃいました...
☆ヨンミン妹と、その彼氏
 すっかり兄から省みられなくなってしまってる妹。前と違って、今は全然気にしてなさそうだけど。ヨンミンも、あれほど妹と仲を修復しようとしてたのに、もうどーでもいいって感じだよなあ。妹の言い分が、やっぱ正しかったってことでしょう。
 イケメン彼氏(ヒョンスって名前があったと、初めて知った)は、何とジュノの店に就職!やっぱ彼、背が高くて声が低くて、イケてるわぁ~
☆ヒジョンからジュノへのバースデイプレゼント
 黄色いパーカー。ダ、ダサ!私の男なら、たぶん着てくれないでしょう。でもジュノは、超嬉しそうに寝る時まで着用してます。ヒジョンのファッションデザイナーとしての才能を、あらためて懐疑!
☆ヒジョンを連れ去るヨンミン
 互いの愛を確認するため...フツーなら、迷わずベッドでしょう。それが自然。ここまできて、結ばれないほうが変。でも、二人の行き着いた場所は...海辺。はぁ(ため息)...大の大人が...ここまできて...プラトニック純愛ですか?キモチワルイ...
☆ヒジョンという女
 彼女の存在が、みんなの不幸&苦悩になってます。ハヌルの演技&見た目で、そんなつもりは毛頭ない、単に運悪く幸薄い女になってるのが、面白くないんだよなあ。最後の最後になって、すべてを破壊&強奪して、みんなから責められても冷ややかに沈黙する女...そんな奥深い悪女のほうが、断然面白いんだけどなあ。
☆総括
 ジウン、もう悪女なんかじゃないです。一瞬も心休まることがない地獄な毎日。ヒジョンより、よっぽど不幸で大変そうで、可哀想。自分の築いた砂の城を、壊し崩そうとする波や風から、必死に守ろうとしてる姿が、虚しく悲しい。
 って、次の巻が最終と思ってたら、あわわ、まだあるやんけ!?ひ~いったい、どこまで引っ張るの~?!しんどい...

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ブリティッシュ☆コネクション

2006-12-24 | イギリス、アイルランド映画
 今夜は、クリスマスイヴですね。
 けっそれが何!?なイヴを、私は今年も迎えてしまいました...独り歩くキャンドルがいっぱいの華やぐ街。肩寄せ合う幸せそうな恋人たちに、merry Christmasと心の中でI wish...凍えそうな幻覚の中で私は、マッチならぬ、コンドーム売りの少女になって、カップルに避妊を呼びかけてる。少子化を防ぐため、針でつけた穴あきゴムを配りながら...
 コートの襟を立てて、メダカのチルチル&ミチルが待つ家へ帰る。金魚鉢をのぞくと、フランダースの犬のように、ミチルが天に召されていました...涙。

 「レイヤー・ケーキ」
 007の新ボンドとして賛否両論が話題の、ダニエル・クレイグ主演。
 引退を考えているクールな麻薬ブローカーの主人公(名前なし)が、とんでもないトラブルに巻き込まれ、否応なく命がけの闘いに身を投じるハメに...
 話と人物関係が複雑に入り組んでいて、頭の悪い私は???な内容の映画でした。が、構成やカメラワークがユニークで、面白かったです。ヴァイオレンス描写の中にある、イギリスらしい乾いたユーモアも好き。

 で、主役の新ボンドことダニエル・クレイグ。悪くないじゃん、いや、かなりイケてます。ちょっと老けた猿顔は、スティーヴ・マックイーン風?猿系が好きな私は、ぜんぜんOKです。きれいな優男より、断然better!濃いダンディーぞろいの歴代ボンド俳優の中では、確かにかなり異彩。でも、いちばん私の好みに近い。
 ダニクレ、顔は老けてるけど(1968年生まれ。ジョニーやブラピ、キアヌより年下)、ぎゃぼー(のだめ調)!カ、カラダ、すげっ!めちゃナイスバディです!吃驚!
 厚い胸板、硬そうな腹筋、でもムキムキじゃない、しなやかな肉体が美しい!タイム誌あたりで、世界で最も美しい肉体100人、とかあれば、絶対選ばれるでしょう。だからなのか、やたらと上半身裸に。あれじゃあ、さぞ見せたかろう。

 英国俳優は、顔はキレイだけど、カラダは生白いガリorフニャブニョが多いってのが定説(クリベーという例外もいるが)なのに。ダニエル・クレイグ、今後もその肉体から目が離せない!
 って、カラダだけじゃなく、演技も良かったです。クールだけど、ちょっとトボけた味わいもあって、可愛い。それに、彼ってナニゲにオシャレ!?フォーマル&カジュアル、どっちも自然に着こなしてて、カッコよかった。やっぱ男は、顔じゃないよ。カラダとセンスだよ。

 「コックと泥棒、その妻と愛人」の超危険な野獣ボスことマイケル・ガンボン。やっぱ一番の存在感&怪演で、また強烈。見た目も演技も、前と全く違うところが、スゴい。ガキどもや話じゃなく、ガンボン氏目当てでハリポタ、観たくなってきた。

 
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極道の乙女たち

2006-12-19 | 中国・台湾・香港映画
 寒くなると、なぜかwanderlust!去年の韓国に続いて、またぞろ遠くへ行きたい病に。
 お正月明けに、一週間ほど休みが取れそうなので、思い切って旅に出ることに決めた!行き先は、そう、長年のmy 憧れの街、チェコのプラハだ!
 格安航空券、往復6万5千円!(つっても、ナンダカンダで10万円近くになるのだけど)で、中世の名残美しき東欧の古都へ、レッツラゴー♪真冬の厳寒さえ、さぞや風情があることでしょう。
 どなたか行かれたこと、ございますでしょうか。アドバイスや情報求ム♪
 早く正式に決定&準備できるよう、仕事以上に全力を尽くす所存です!
 あと、もうひとつの憧れの街、ニューヨークも捨てがたいんだよなあ。って、何だか柄にもなく、ぜいたくな悩みが嬉しい♪ボツったら、自害ものなショックだな。
 ついでに言うまでもなく、独り旅です...

 「姐御 ANEGO」
 夫を殺され、復讐を果たした女。彼女に両親を殺された幼い娘は、ヤクザの組長に引き取られ、組長や彼の弟分たちから溺愛され、優しく美しい娘に成長するが...
 血なまぐさい極道もの+乙女ちっく少女漫画?香港黒社会ものらなではのメチャクチャな抗争に、メルヘンなアニメが挿入されたり、かなり異色です。
 話そのものよりも、映像や構成に趣向を凝らせています。「ベルベット・レイン」の監督作と知って、納得。
 ストーリーの展開や登場人物に、???な点が多いけど、こまかいことを気にしてたら、香港極道ものは楽しめません。
 極道ものは、もうネタが出尽くしたので、よほどの斬新な設定&キャラがないかぎり、この系統はキャストの魅力で勝負するしかない。出演スターに関して言えば、この映画はかなり豪華です。
 もはや香港映画の顔とも言える、「インファナル・アフェア」シリーズのエリック・ツァン&アンソニー・ウォン。さらにサイモン・ヤムにアレックス・フォン。ヒロインを囲むコワモテおやぢ軍団が、それぞれ個性的でシブくて悲哀があって、チャーミング。ルックス的には、アレックス・フォンが一番好き。
 でも。この映画を観た最大の目的は、我が愛しの華流王子リィウ・イエなのさ
      
 ヒロインを守る用心棒役のリィウくん。↑こんな感じのイガグリ坊主が可愛い。やっぱ不幸のオーラびんびんで、たどる運命も予想通り。リィウくんは、こーならなきゃならない宿命なの!?ヤクザなんだからさあ、リィウくんにも拳銃もたせてやってよ!
 リィウくん、これが初の極道ものらしいです。「藍宇」DVDの特典インタビューでも、香港のマフィアもので暴れてみたい!と言ってたリィウくん。役の大小は関係なく、とにかくこーいう映画に出たかったんですね。新作の香港ノワール大作「天堂口」では、もっと出番も台詞も増えててほしいな。
 まさに不幸&悲運からは逃れられないリィウくんですが、ヒロインを見守るシャイで朴訥な様子は、いじらしく微笑ましい。リィウくんみたいなボディガードに、守られたいちょっと頼りないけど...
 カリーナ・ラムが、ヤクザの女親分役。意外なチャレンジですが、地味に可愛い顔の彼女は、「カルマ」や「カオマ」みたいな、き○がい女とかストーカー女役なら、ハマってて怖いんだけど。いくらスゴんでもドスを効かせても、迫力がないんだよなあ。姐御な役は、やっぱ志麻姐のような貫禄と、礼子姐のような色気がある女優じゃないと。同じカリーナでも、「インファナル・アフェアⅡ」のカリーナ・ラウなら、ピッタリかも。「恋の風景」で競演したリィウくんとは、今回は全く接点なしなカリーナちゃんでした。
 ヒロインの子が、常盤たか子似?純真無垢な乙女なのは分かるし、過酷な運命は可哀想だったけど、もうちょっとヒロインらしくカッコよくなれなかったの?メソメソ泣いて、おじさんたちケンカはヤメテ~!と懇願するだけだし。フツーの女の子がヤクザの親分にされてしまうという、同じような設定なら、「セーラー服と機関銃」の薬師丸ひろ子のほうが、はるかに魅力的です。
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ディエゴ Vamos a bailar !

2006-12-17 | 北米映画 00~07
 韓流専門掲示板“コマスニダ、サランハダ”が、今夜を限りに店じまいと相成りました。立ち寄ってくださった方々に、あらためて、そして心から御礼申し上げます。カムサハムニダ~!
 思えば、「冬のソナタ」で始まった空前の韓流ブーム。ヨンさまに群がるオバさまたちを、けっと嗤っていた私も、何の気なしに観始めたドラマ「オールイン」で、イ・ビョンホンにマジ惚れ。以来、すっかり韓流ミーハーと化してしまったとさ...
 韓流ファン=ミーハーで軽薄、という偏見は根強く、時にはバカにされたり蔑まれたりして、ムカついたり悲しい思いもしましたが...今では、聞いてもいないのにわざわざ、わたし韓流苦手~と言う人を、洋画しか観ないことが映画ファンとしてランクが上で高尚と思ってる、高慢で狭量な人だなあ、と可哀想に思えるようになっています。
 とはいえ、私も含めて、日本人は熱しやすく冷めやすい、浮ついたミーハーであることは真実。もはや韓流バブルがはじけて、ブームが終わったことは、誰の目から見ても明らか。
 でも、それが何?今や私にとって韓流は、ハリウッドやフランス、香港の映画やスターにときめくのと同じ。
 というわけで、今後は韓流を、異端視せずに、これまで以上に楽しんでいきたいと思います。
 でも、やっぱ寂しいなあ。交流の場は消えるけど、楽しかった思い出は消えない...

 「ダンシング・ハバナ」
 ガエルのマブダチ、ディエゴ・ルナ主演の青春ダンス映画。
 キューバ革命前のハバナ。父の赴任に伴って来たアメリカ娘は、チャーミングな地元の青年と仲良くなり、一緒にダンスコンテストに出場することに...
 裕福なアメリカ娘と、貧乏なキューバ青年という、いちおう身分や社会的立場の違いの恋、という形はとってるけど、二人を邪魔する者や事情がほとんど出てこない。あっさりしすぎだけど、ゴチャゴチャしてなくて良かったのかも。別に、当時のアメリカとキューバの政治的な問題を描く映画じゃないんだから。
 ハバナに行ったことがある友人によると...エキゾチックで開放的だけど、ゴミゴミしてて汚い!とか。この映画の、アメリカの植民地?状態なハバナは、きれいで文化的だったけど。大国に支配された秩序と豊さと、独立した混沌と貧しさ。どっちが良いかなんて、私などには分かりませんが...
 で、ヒロインとdance & fall in loveするキューバ青年役、ディエゴ・ルナ。か、かわいい!青年というより、少年です。この映画の時は、確か24、5にはなってたはず。見、見えねえ~!どー見ても、16、7!ガエルっちも童顔だけど、ルナちんはmuch more幼い!小柄だし(ひょとして、ヒロインのほうがデカい?!)ラテンボーイにしては薄いし。でも、脱いだら胸毛が!吃驚!
 ルナちんの演じる男の子も、ほんと良い子。アメリカ人が警戒したり嫌悪したりするような、危険なムードも毒気もない。それが、ちょっと物足りないかも。ヒロインと恋に落ちても、なかなかエッチしません。ガエルなら、出会って1時間後には合体しそうだが。
 ダンスも英語も上手なルナちん。ガエルに負けないぐらい、国際的な活躍を期待!
 By the way...この映画って、あの懐かしの「ダーティ・ダンシング」のパート2なんですね。1で主役だったパトリック・スウェイジが、ダンスの先生役でチョコっと顔を出していて、吃驚。さすがにオッサンになったけど、ダンスステップは加齢を感じさせない軽やかさで、さすがでした。
 ダンスって、特にこういうラテン情熱系ダンスは、もちろん恋人や夫婦同士でなくても巧く踊れるでしょうけど、やっぱパートナー間の性的な色っぽさが絡むのと絡まないのでは、かなり違うんだろうなあ。私も、セクシーな熱で忘我できるダンスがしてみたい...でも、サルサやランバダどころか、盆踊りさえ自信がない...
          
         ↑仲良しD&G 補導された子供ではありません
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猛き者の黎明

2006-12-14 | 日本映画
 続☆同居生活の難しさ...
 トイレが汚い!風呂の水が流しっぱなし!あちこちにゴミ投棄!牛乳瓶の蓋が閉まってない!アレモコレモ!!
 私って、やっぱ神経過敏でしょうか。キツいのは、それらのことで家族に腹を立てるのではなく、自分がやったと思われるのでは!?という不安と恐怖。なので、チマチマ&セカセカ&こっそりと、トイレを掃除したり、夜中に風呂や冷蔵庫を点検に行ったり、ゴミを拾って歩いたり...
 あ~人間が小さすぎ...もっと、大らかに暮らしたい...

 「新・平家物語」
 吉川英治の原作は、my聖書の一つです。ちょうど、大学受験の時にハマってしまい、勉強も疎かに...
 壮大華麗な源平の興亡、そして上はやんごとない皇室や貴族、下は貧しい民衆まで、激動の時代に翻弄される人間の生きる姿を、スケールと哀歓こめて描いていている大長編小説の、この映画は物語の始まり、平清盛の青春に焦点が当てられています。
 藤原氏の専制政治は爛れ、乱れきった平安末期の世。貴族たちから番犬扱いされ、卑しめられ蔑まれていた武士たちの不満や鬱屈も、爆発寸前。そんな中、多感な青春時代を迎えていた平清盛は、自分の出生の秘密を知って、愕然となる...
 原作に、かなり忠実な作りなのが、嬉しい。特に、青年時代の平清盛のキャラが、原作通り魅力的に描かれていて、良かった!
 反骨的で激情家だけど、単細胞で楽天家でもある、とても人間的な清盛。ちまちまと枠にはまらない器の大きさが、彼の魅力です。今でも、日本で一番チャーミングな偉人は?と訊かれたら、私は迷わず平清盛!と答えます。一番チャーミングな英雄は、義経だけど。
 複雑な家庭の事情に悩みながらも、熱く逞しく青春を突っ走る清盛が、何だか可愛いです。愛や恋には、とても純情で、心がきれいなんだなあ、と好感。ふしだらな母への怒りや屈折、実の子として育ててくれた優しい父・忠盛への愛が、泣かせます。家族愛の形って、平安だろうが平成だろうが、いつの時代も不変...
 平清盛役は、市川雷蔵。彼の映画は、これが初体験。my motherが雷蔵の大ファンなので、前から興味はあったけど。男らしくて、良かったです。泣いたり怒ったり、笑ったりスネたり、すごく活き活きとエネルギッシュ。傍若無人な悪僧どもが担ぐ神輿を、命を賭して矢で射るシーンの勇ましさ、カッチョE!でも、あのゲジゲジ太眉、描きすぎでは!?
 市川雷蔵、39歳の若さで夭折したと知り、驚きました。今の織田ゆうじや江口ヨースケぐらい?若すぎる...
 清盛の母、祇園女御役の木暮実千代が、スゴい存在感!その淫らで妖しい雰囲気が、強烈かつ怖い!
 名匠・溝口健二監督の作品も、これが初めてです。映画解説で知った、妥協や手抜きを一切許さなかったという溝口監督の映画作りに、感嘆。ちなみに監督の作品中、この新・平家と「楊貴妃」だけが、カラー映画だとか。
 この映画の素晴らしさは何といっても、華麗で優美で典雅な衣装と、リアルなセット!それらに自然に溶け込んでいる名優たち。撮影スタジオだと丸わかりなショボいセットや、基本的な所作や発声が全然できてない、衣装も全然似合わない稚拙な役者やタレントなどが出てる今の時代劇が、ほんと安っぽいコントに思えます。
 ダイジェスト版DVDで観た、1972年NHK大河ドラマ新・平家は、スゴい豪華キャスト!
 清盛が仲代達也で、脇役には若き日の緒方拳、片岡孝夫、田村正和etc.子役時代の郷ひろみもいた!後白河院役の滝沢修が、大貫禄!いま、あんなオーラのある名優って、いないよなあ。
 ちなみに、新・平家といえば、やっぱコレじゃけん!広島ご来訪の際は、お土産に買って帰りんさいや~!
 
 
 
 
 
 
 
 
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セックス&キョロン

2006-12-13 | 韓国映画
 同居生活の難しさ...
 夜、帰宅すると、みんないないので、夕飯は作ってないとmy motherが。ご飯なんかどうでもいいので、ふーんで済ます私。あ~よかった!ごめんねえ~!と、必要以上に安堵&すまなさそうなmy motherに、私はカチン。それって、まるで何だか私が、普段から飯!飯!と煩く言ってるみたいじゃないですか!?
 と神経を逆撫でされても、やっぱ胸の内に蔵う私。
 そんなこと気にしてたら、一緒に暮らせないよ~!と言わんばかりに、my sister M子は、ご飯は!?ない?!ありえな~い!弁当代ちょうだい!とか、また今日も天ぷらかよ!もっと美味しいオカズ食いたい!とか、言いたい放題です...羨ましい。

 「情愛」
 ブラインドデートで知り合った男女。セックスもフィーリングも相性が良いのに、結婚するには互いに不安と躊躇。女は別の男と結婚するが、二人の恋愛関係は続く...
 ポルノちっくな映画かと期待しましたが、そんなにエロくないです。
 女って、やっぱ男よりクールでドライだよなあ。稼ぎが良くない大学の講師じゃ、将来が不安なので、あんたとは結婚できない、でも恋人のままでいましょ♪みたいなヒロインの、ためらいも悪びれもない様子が、厚かましくて驚かされる。あまりにも彼女が、あっけらかんとしてるので、まあ可能なら、こんな関係もアリかな?なんて思えたり。フツーなら、ここまで自分の都合よくは、絶対いかないだろうけど。
 結局は女に逆らえず、いいなりになる“都合のいい男”が、みじめ。でも、一生のうち一度は、こんな女に引きずられてヘトヘトにさせられるのも、男として美味しい経験なのでは。
 かんじんのエッチシーン。二人とも、いっぱいヤルけど、あくまでソフト。参考になるような?特殊プレイなどは、ありません。思えばオ・ジホの「寵愛」は、体位や小道具の使い方が、観ていて面白かったよなあ。
     
 「王の男」のカム・ウソンが、すっぽんぽんの濡れ場シーンに挑戦!彼みたいな優しそうな男が、セックスに積極的なのって、いかにもスケベそうな男より、エッチな感じがします。カム・ウソンって顔はマイルドだけど、カラダは結構ムチムチしたマッチョです。ケツも丸出しで、腰ふって頑張ってた。でも、ぐわんぐわんな「ハッピーエンド」のチュ・ジンモや、ズコバコな「プライベートレッスン」のキム・レウォンに比べたら、おとなしい。演技よりも、彼ってお笑いタレントの誰かに似てるんだよなあ、誰だっけ?なんてことが、ずっと気になって...
 ヒロインのオム・ジョンファは、人気歌手だとか。顔は濃いダッチワイフみたいです。中盤の民宿シーンで、やっとおっぱいポロンします。巨乳!
 
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想い出だけが心に重くて

2006-12-12 | 韓国のドラマ
 韓国の単発ドラマ2本、観ました...

 ①「あなたを忘れられない」
 チョン・ドヨン&ソ・ジソブ主演作。
 緑豊かな農村。茶畑で働く聾唖の娘が、都会から来たカメラマンの青年に心動かされるが...
 舞台となった田舎の風景と自然が、本当に美しい!目を洗うような、森の新緑や茶畑の緑。清々しい山水の、せせらぎと透明さ。優しい音楽のような、小鳥や虫の声。原始的ともいえる、シンプルな村人の生活。ああ、こんなところで暮らす...のは無理だとしても、逗留してみたい!
 ヒロイン役のチョン・ドヨンが、また素晴らしい演技を見せてくれて、女優だなあと感嘆!この素朴で清らかな田舎娘が、「スキャンダル」や「ハッピーエンド」のヒロインと同一人物とは。同じ田舎娘役でも、「我が心のオルガン」とは、全然違うキャラ&見た目。やっぱ韓国No.1女優は、チェジウでもヨン江でもなく、チョン・ドヨンだよなあ。
 ヒロインと青年の恋は、恋と呼ぶには余りにも清く儚い。汚れた世俗とは縁のない、無菌のような空間で生きてきたヒロインが、恋という俗塵に触れてしまったため、あんな悲しいことになったのでしょうか。誰かを好きになることを知らず長生きするのと、一瞬でも恋心というものを抱けて短い命を終えるのと、どっちが幸せなのでしょうか。
 ソ・ジソブ、若いなあ。やっぱ彼、変な顔です。図体がヌオ~とデカいので、初対面だと怖いかも。彼って、女に一目惚れされる役が多いけど、惚れるのは時間が経ってからなルックスだよなあ。
 チョン・ドヨンが、森の川辺でジソブをこっそり見るシーンがあるのですが、ひょっとしたらジソブのことなので、裸で行水でもしてるのかな?と期待したけど、単に写真を撮ってるだけだった。
     
  ↑ちょっと懐かしいバリ出来の、イヌクvsジェミン

 ②「アイリスの花の咲く頃」
 チャングムなど日本でも人気の、チ・ジニ出演作。
 つっても、1時間で前・後編の作品、ジニは前半の30分だけなので、すげー物足りません。
 ジニは、主人公の少女が淡い恋を抱く、美術講師の役。ほんとに淡~い!ので、濁酒のようなスキャンダラスでハレンチな禁断ものを飲み慣れてる口には、まるで無味な白湯のような内容。
 ジニは、くりーむしちゅーの上田似!?上田から卑しくて小狡い感じを抜き去って、爽やかに優しい男前にしたら、ジニの出来上がり?私の家にも、あんな好青年が訪ねてこないかなあ。私が主人公の乙女だったら、もちろんプラトニックで終わらせない!
 後編は、何と!あのヤンミミことイ・フィヒャンが、田舎の未亡人役!ゴージャスなヤンミミやテ・ミラとは全然違う、地味で素朴な感じ&控え目で内気な演技が、新鮮でした。でもやっぱ、フィヒャン女史には、華やかな陰謀や暴虐の継子いぢめが似合う!
 前・後編とも、田舎の風景が清爽で、心が洗われます。でも二つの物語は、メインキャラが画家&舞台が田舎、という共通点はあるけど、全くの別もの?何か繋がりがあるのでしょうか?時が経って、前半のジニが後半の中年画家に、少女がヤンミミに、かと最初思ってしまったけど、違うみたいだし。
     
   ↑ヤンミミForever...
 
 
     
 
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貴方をきっと虜にしてみます

2006-12-11 | スペイン映画
 ついに始まった、家族との同居生活。快適さと安全に、ほっと胸を撫で下ろした途端、恐れていたことが...
 早くも、些細なことで精神的疲労&軋轢が...神経質で小心者な私は、イライラもムカつきも、独り胸の中に蔵いこんでしまうので、ストレスは山のごとく...
 ストレスが鬱積しても、爆発できればまだいい。暑いマグマのない死火山のような私は、この先いったいどうなるのか、すごく不安です...

 「カルメン」
 ♪私の名前はカルメンです 
  もちろんアダ名に決まってます
 幼心に強烈なインパクトを与えた、ピンクレディーの歌。スゴい歌詞です。有名な歌劇よりも、カルメンといえば私、ピンクレディーを真っ先に思い出しちゃいます。
 余談はサテオキ。カルメンが本来どんな話なのかを、この映画で初めて知ることができました。
 純真で真面目な将校ホセが、魔性の女カルメンの虜になって、破滅へと堕ちてゆく...
 悪い女にハマって、道を踏み外してしまう男。古今東西・今も昔も、痴情犯罪の典型であります。女ごときで人生終わらせちゃって、バカだなあ!と嗤う反面、そこまでさせる激しい愛や情熱が、羨ましくもなります。
 この映画の主人公ホセも、最後の述懐で、カルメンを愛したことは、まったく悔いていない、カルメンのない人生をやり直したいとも思わない、と言い切ってるし。死と隣り合わせの恋、怖いけど憧れます。
 いい女との破滅願望が男にあるなら、いい男との堕落願望が女にはあります。カルメンみたいに、素敵な男をメロメロにして引っ張りまわして、怒らせて泣かせて、ひざまずかせてみたい~♪みたいな。
 ラテンの恋&セックスって、やっぱ激しく熱く濃い!
 ホセとカルメンの交歓シーンも、オスとメスって感じ。動物的でエロい。エッチも、常にカルメンが主導権を握っていて、たいていホセに馬乗り騎上位なのが、スゴすぎます。
 カルメン役パス・ヴェガの、淫らな毒婦っぷりが圧巻。脱ぎっぷりもスゴすぎ。エロすぎる裸体です。
 ホセ役レオナルド・スバラグリアが、かなりイケメン!
       
 ガエル・ガルシア・ベルナルを、大きくワイルドにした感じ?ガエル、ロドリゴ・サントロに続く、ラテンの貴公子だ!ラテン男だけど、濃さが適度なのが3人の共通点かな。スバもパス・ヴェガほどじゃないけど、すっぽんぽんに。ナイスバディです。ラテン男にしては、胸毛があんまりないのも、高得点。

 でも。純粋一途な役にしては、スバの見た目が男前すぎて、ちょっと違和感。どー見ても、逆に女をゾッコンにさせる色男だし。女をたぶらかす役のほうが、断然似合いそうだ。
 ハリウッド映画や韓国ドラマの、コーラや水道水みたいな恋愛ものに狎れた口に、こーいうアルコール特濃な洋酒を流し込むと、悪酔いしちゃいます。
 
コメント (2)
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